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源氏物語 巻五 (講談社文庫) 文庫 – 2007/5/15
瀬戸内 寂聴
(翻訳)
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源氏の道ならぬ恋慕に悩んでいた玉鬘は、意想外の求婚者・鬚黒の大将の手に落ちる。長男・夕霧は長い試練の果てに雲居の雁と結ばれ、娘の明石の姫君は東宮に入内し、生母と再会。四十の賀を控え、准太上天皇に上った源氏の半生はひときわ輝きを増す。
源氏物語千年紀
みやびな現代語で読める!わかる!最高のラブストーリー
栄華のかげでかなわぬ想いに迷い惑う第五巻
源氏の道ならぬ恋慕に悩んでいた玉鬘は、意想外の求婚者・鬚黒の大将の手に落ちる。長男・夕霧は長い試練の果てに雲居の雁と結ばれ、娘の明石の姫君は東宮に入内し、生母と再会。四十の賀を控え、准太上天皇に上った源氏の半生はひときわ輝きを増す。
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源氏の道ならぬ恋慕に悩んでいた玉鬘は、意想外の求婚者・鬚黒の大将の手に落ちる。長男・夕霧は長い試練の果てに雲居の雁と結ばれ、娘の明石の姫君は東宮に入内し、生母と再会。四十の賀を控え、准太上天皇に上った源氏の半生はひときわ輝きを増す。
- 本の長さ384ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2007/5/15
- 寸法10.8 x 1.5 x 14.8 cm
- ISBN-104062757370
- ISBN-13978-4062757379
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2007/5/15)
- 発売日 : 2007/5/15
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 384ページ
- ISBN-10 : 4062757370
- ISBN-13 : 978-4062757379
- 寸法 : 10.8 x 1.5 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 25,449位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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978?~1014?。平安時代中期の女流作家、歌人。本名は不明。生没年に多数の説がある。藤原為時の娘で幼い頃より漢文を読みこなすなど、才女として の逸話が残されている。藤原道長の長女で一条天皇の中宮である彰子に、女房兼家庭教師として奉仕。「桐壺」に始まり「夢浮橋」で終わる54帖にもおよぶ世 界最古の長編小説『源氏物語』などを著す(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 源氏物語 (名著をマンガで!) (ISBN-13: 978-4059006145)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年9月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1000年以上に書かれた物語とは思えないほど心理描写、構成が見事でこの本を日本語で読める日本人は幸せだと思います。日本人必読の物語でしょう。
2011年9月12日に日本でレビュー済み
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第五巻はthe education of 玉蔓といっていいでしょう。源氏の玉蔓に対する不思議な感情がさまざまな角度から描かれていきます。それは教育といってもいいものですが、さてこの教育は何のためになされていくのでしょうか。それは予定された結末を迎えるのか、それとも偶然により教育の成果が無駄になっていくのか?その解釈はすっきりとした割り切りを許すものではありません。「行幸」ではとうとう玉蔓の生い立ちが他の参加者にも明らかにされます。「藤袴」ではその後の展開が示唆されますが、「真木柱」では急転直下の展開となります。「藤裏葉」ではとうとう明石の姫君の入内という長期プロジェクトの完遂にたどり着きますが、すべてがこのために仕組まれていたような印象さえ与えるほどです。政治的な布石が見事に芸術としての昇華と一致したわけです。これは作品としての頂点ということになります。しかし頂点に達すれば後は落ちていくだけです。玉蔓も離れていく中で、源氏の周りに残った女性はすべてがもはや女性としての役割は限りなく極小化されてしまったようです。瀬戸内源氏では、ここまででちょうど半分です。
2015年6月10日に日本でレビュー済み
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短歌の原文・現代文訳併記で平安時代を十分に堪能出来ます。人間の本質って、昔から変わりませんね。
2013年9月20日に日本でレビュー済み
巻五は、蛍・常夏・篝火・野分・行幸・藤袴・真木柱・梅枝・藤裏葉の9帖を収録しています。
巻一から読んでいる方は、飽きずに読み続けて下さい。
源氏物語に興味はあるが、全十巻を読み切る自信のない方には「瀬戸内寂聴の源氏物語」をお薦めします。
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2012年8月27日に日本でレビュー済み
淡々な巻である。源氏は、要は、だれか好きになるとコレクションしたくなるタイプである。ただし、集めた愛人の面倒はちゃんとみる。
そんな源氏が新たなターゲットである玉鬘のまわりをうろうろしているうちに、髭黒の大将が弁のおもとという女房の手引きで玉鬘を手に入れて(=強姦)しまう。玉鬘は、源氏とその子の夕霧の両方から迫られたあげく、最も関心のなかった髭黒の大将に手折られてしまう、という髭黒以外だれもハッピーでない着地点で決着。一方、源氏と明石の子(明石の姫君)は、朱雀院の子(東宮)に嫁入り成功。夕霧は、雲居の雁の姫君と結婚する。
源氏も40歳、「もう長くはないと思われる自分の存命中」にいろいろ落ち着いたので、念願の出家を遂げたいと思います・・・ってあれほど好き放題やってて、一番やりたいことが出家というのもなんだか。
とにもかくにも、こうして源氏の半生は大団円に至る。
そんな源氏が新たなターゲットである玉鬘のまわりをうろうろしているうちに、髭黒の大将が弁のおもとという女房の手引きで玉鬘を手に入れて(=強姦)しまう。玉鬘は、源氏とその子の夕霧の両方から迫られたあげく、最も関心のなかった髭黒の大将に手折られてしまう、という髭黒以外だれもハッピーでない着地点で決着。一方、源氏と明石の子(明石の姫君)は、朱雀院の子(東宮)に嫁入り成功。夕霧は、雲居の雁の姫君と結婚する。
源氏も40歳、「もう長くはないと思われる自分の存命中」にいろいろ落ち着いたので、念願の出家を遂げたいと思います・・・ってあれほど好き放題やってて、一番やりたいことが出家というのもなんだか。
とにもかくにも、こうして源氏の半生は大団円に至る。