無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
異人伝 中島らものやり口 (講談社文庫) 文庫 – 2007/6/15
中島 らも
(著)
寝言は寝てから言え! 生き続ける魂の言葉
52歳は「失っていく」年。けれど逆に一種のすがすがしさがある。2004年7月に52歳で亡くなった著者が、死の直前に人生をふり返り、酒とクスリ、社会と家族、娯楽作家の業、そして自らの「死」と「生きること」を直感的に語る。死ぬのも怖くない。貧乏も怖くない。ただ愛が怖い。中島らも最後のメッセージ。
52歳は「失っていく」年。けれど逆に一種のすがすがしさがある。2004年7月に52歳で亡くなった著者が、死の直前に人生をふり返り、酒とクスリ、社会と家族、娯楽作家の業、そして自らの「死」と「生きること」を直感的に語る。死ぬのも怖くない。貧乏も怖くない。ただ愛が怖い。中島らも最後のメッセージ。
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2007/6/15
- ISBN-104062757621
- ISBN-13978-4062757621
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2007/6/15)
- 発売日 : 2007/6/15
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 272ページ
- ISBN-10 : 4062757621
- ISBN-13 : 978-4062757621
- Amazon 売れ筋ランキング: - 594,728位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 8,304位講談社文庫
- - 17,827位エッセー・随筆 (本)
- - 57,780位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
1952年、兵庫県生まれ。大阪芸術大学放送学科卒。コピーライターを経て小説家デビュー。作家活動のほかに、劇団「リリパットアーミー」主宰、俳優、ミュージシャンなど意欲的に活動。享年52(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『クマと闘ったヒト』(ISBN-10:4840135010)が刊行された当時に掲載されていたものです)
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2013年5月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とある番組の取材で「どうしてお酒を飲まれるんですか?」という質問に対し、らもさんは「気持ちいいから」と答えていた。
彼の破天荒な生き様を追ってみると、クスリもタバコもお酒も、生きる糧、生活の一部に自然となっている。
彼の破天荒な生き様を追ってみると、クスリもタバコもお酒も、生きる糧、生活の一部に自然となっている。
2008年4月26日に日本でレビュー済み
鮫肌文殊が死後に、この本について、自分で何かを予感したのではないか、と言っていますが、これまでになくストレートに自分を語っています。酒と薬のせいか、この時期の中島らもはハズレも多くなってきたのですが、この本は感慨深く面白かった。将来の構想を語るところなども、果たせなかった夢だけど、前向きでらもらしくて好感を得ました。
中島らもが、「元広告屋としていつもタイトルには拘っている」と言っていたように、中島らものやり口というタイトルも内容をうまく表しており読後もう一度タイトルで楽しめて秀逸です。
中島らもが、「元広告屋としていつもタイトルには拘っている」と言っていたように、中島らものやり口というタイトルも内容をうまく表しており読後もう一度タイトルで楽しめて秀逸です。
2007年10月28日に日本でレビュー済み
作家中島らもがその来し方と未来展望を語りの形式で記録した本です。
思えば中島らもがこの本のように彼の人生がまとまってかかれている本はありませんでした。
学生時代、好きだった作家、鬱病、アル中…とコンパクトにまとまっています。
当然得意技の「同じネタ」が沢山ですし、微妙に話が違っていたりしますが、やはり面白い。
こうして読んでみるとどうしても中島らもが亡くなったのが悔やまれてなりませんが、だからこそ光っていたのかも知れませんね。
思えば中島らもがこの本のように彼の人生がまとまってかかれている本はありませんでした。
学生時代、好きだった作家、鬱病、アル中…とコンパクトにまとまっています。
当然得意技の「同じネタ」が沢山ですし、微妙に話が違っていたりしますが、やはり面白い。
こうして読んでみるとどうしても中島らもが亡くなったのが悔やまれてなりませんが、だからこそ光っていたのかも知れませんね。
2005年2月4日に日本でレビュー済み
2004年7月に亡くなった中島らも氏が、死のわずか二ヶ月前に出した自伝。
生まれた頃から少年・中高時代、サラリーマン、コピーライター時代を経て今までのこと、家族、自作小説について、芝居・音楽活動、躁鬱病、アルコール・薬物中毒、友人、逮捕、ペット、そして死の直前の「現在」のことについてを短く端的な言葉であますところなく語りきった回想録であり、付録として巻末に年表がついている。
多くの人にすでに言われていることだが、僕にもこれは「中島らもの遺言」に見える。あるいはまるで死後に書かれたかのような回想録に。実際、本書巻末の年表に欠けているのは2004年7月の「DECO-CHIN」上梓と突然の転落死、そして10月の盛大な「らもREAL PARTY」だけであるからだ。そしてどこかに自らの死の予兆を確実に感じ取っていたと受け取れる語り口。だからこそシンプルさの中に強い言霊を孕むこの手記は、正に不世出の異才・中島らもの軌跡そのものであり、読者の心を強く打ち付けて止まない。最後に無意識下の予兆と暗示に満ち満ちた、帯裏のコピーを引用しておきたい。
52歳は
「失っていく」年。
けれど逆に一種の
すがすがしさがある。
この本は野卑にして
聖なるものを抱いた
――おっさんの
手記である。
生まれた頃から少年・中高時代、サラリーマン、コピーライター時代を経て今までのこと、家族、自作小説について、芝居・音楽活動、躁鬱病、アルコール・薬物中毒、友人、逮捕、ペット、そして死の直前の「現在」のことについてを短く端的な言葉であますところなく語りきった回想録であり、付録として巻末に年表がついている。
多くの人にすでに言われていることだが、僕にもこれは「中島らもの遺言」に見える。あるいはまるで死後に書かれたかのような回想録に。実際、本書巻末の年表に欠けているのは2004年7月の「DECO-CHIN」上梓と突然の転落死、そして10月の盛大な「らもREAL PARTY」だけであるからだ。そしてどこかに自らの死の予兆を確実に感じ取っていたと受け取れる語り口。だからこそシンプルさの中に強い言霊を孕むこの手記は、正に不世出の異才・中島らもの軌跡そのものであり、読者の心を強く打ち付けて止まない。最後に無意識下の予兆と暗示に満ち満ちた、帯裏のコピーを引用しておきたい。
52歳は
「失っていく」年。
けれど逆に一種の
すがすがしさがある。
この本は野卑にして
聖なるものを抱いた
――おっさんの
手記である。
2007年6月30日に日本でレビュー済み
著者の作家として人間としての素を垣間見れたような気がしてとても面白かったです。
生い立ちから亡くなるまでの経歴を細かくまとめられていて価値のある本になっていると思います。
生い立ちから亡くなるまでの経歴を細かくまとめられていて価値のある本になっていると思います。
2004年6月6日に日本でレビュー済み
中島らも氏が自らの過去を振り返りこれからのプランを語る、ファンにはたまらない内容。しかし何故か読めば読むほど、中島氏の遺言を聞いているような気になってきます。
決して「更正」しないのが、この作家の持ち味だとは思いますが(笑)、少しでも長生きして面白い作品を読ませて欲しいと願わずにはいられません。
決して「更正」しないのが、この作家の持ち味だとは思いますが(笑)、少しでも長生きして面白い作品を読ませて欲しいと願わずにはいられません。
2022年3月14日に日本でレビュー済み
自分のことばかり語っていて、随分と自己顕示欲やら劣等感
やらある人だなーと思った次第。
「今夜、すべてのバーで」はかなり面白く、飲酒癖の末に崩壊
する様は、「氷河が来るまでに」の次にいい小説(というか自
伝)であろう。それがこの本では全く想像できないほど、内容
がうすく酷い。文章を読めば分かるのだが、口述筆記をしてそ
のまま書籍化した様子。関東弁やら関西弁が入り混じって、読
み苦しい。まあ元々内容のない文章だから、かえって口調が気
にならずに、すぐ読み終わるのだが。自分の思春期の頃を、汚
い挿話で埋めてそれを書籍化している。そのお金ほしさが目立
つ筆者(口述だからこれもおかしいか?)。後半ではエッセイの
書き方のような、誰もあなたに期待していないことを、くどく
どと書く。何を文筆家ぶっているのか、不快なだけ。売れると
文の質が低くなる典型的な書物。いやきちんと書いたものです
らないと、思えるほど低レベル。
多分、酔ったまま口述したのでしょう。
内容も重複しているものがあり、文章化されたものをご本人
自体が満足に読んでいない模様。これも酷い。
呆れるのが、昔は中高一貫の灘に入学していて、IQ185と公
言していること。昔の話とはいえ、あまりにも自分を持ち上げ
すぎ。模試で全国2位になったらしいが、その模試が何だった
のかも分からず、ただ自慢したいだけのよう。灘校の自慢が少
しあり(灘出身の人ではよくありがち)、しかしご本人はと言う
と…です。学歴はひけらかすものではないでしょう。そんなに
賢くて何故浪人したのかも不明。つまり、成績が出来過ぎくら
いなのに、何故大学入試で失敗したのかも不可思議です。
最初の四分の一ほど読んでいたが、たまらず放り出そうになっ
が、なんとか読み終えた。
誰にもお勧めできない出来栄え。捨ててしまう人が多いだろ
うから、絶対に購入しないようにして下さい。購入すれば、必
ず後悔します。
中島らもの晩年はこうだったんですね。このシリーズは
二度と読みません。亡くなった方ですが、そう言わせて
もらいます。
私のような犠牲者(暇潰しにもならなかった)が、もう
出ませんように。
☆なんぞありません。 マイナス☆☆☆☆☆くらいです。
やらある人だなーと思った次第。
「今夜、すべてのバーで」はかなり面白く、飲酒癖の末に崩壊
する様は、「氷河が来るまでに」の次にいい小説(というか自
伝)であろう。それがこの本では全く想像できないほど、内容
がうすく酷い。文章を読めば分かるのだが、口述筆記をしてそ
のまま書籍化した様子。関東弁やら関西弁が入り混じって、読
み苦しい。まあ元々内容のない文章だから、かえって口調が気
にならずに、すぐ読み終わるのだが。自分の思春期の頃を、汚
い挿話で埋めてそれを書籍化している。そのお金ほしさが目立
つ筆者(口述だからこれもおかしいか?)。後半ではエッセイの
書き方のような、誰もあなたに期待していないことを、くどく
どと書く。何を文筆家ぶっているのか、不快なだけ。売れると
文の質が低くなる典型的な書物。いやきちんと書いたものです
らないと、思えるほど低レベル。
多分、酔ったまま口述したのでしょう。
内容も重複しているものがあり、文章化されたものをご本人
自体が満足に読んでいない模様。これも酷い。
呆れるのが、昔は中高一貫の灘に入学していて、IQ185と公
言していること。昔の話とはいえ、あまりにも自分を持ち上げ
すぎ。模試で全国2位になったらしいが、その模試が何だった
のかも分からず、ただ自慢したいだけのよう。灘校の自慢が少
しあり(灘出身の人ではよくありがち)、しかしご本人はと言う
と…です。学歴はひけらかすものではないでしょう。そんなに
賢くて何故浪人したのかも不明。つまり、成績が出来過ぎくら
いなのに、何故大学入試で失敗したのかも不可思議です。
最初の四分の一ほど読んでいたが、たまらず放り出そうになっ
が、なんとか読み終えた。
誰にもお勧めできない出来栄え。捨ててしまう人が多いだろ
うから、絶対に購入しないようにして下さい。購入すれば、必
ず後悔します。
中島らもの晩年はこうだったんですね。このシリーズは
二度と読みません。亡くなった方ですが、そう言わせて
もらいます。
私のような犠牲者(暇潰しにもならなかった)が、もう
出ませんように。
☆なんぞありません。 マイナス☆☆☆☆☆くらいです。