私は郷土のことが知りたくてマイコミ平について書かれたこの本を読みました。ここは古事記に登場する高志の沼河比売(ヌナカハヒメ)の郷。太古の造山活動で生まれた沼河の底なる異世界が、現代のケイバーたちの活動とミステリーで描かれます。私はここにマイ込むこととなり、小説カタコンベに水没してしまいました。
ジオパークに指定されるフォッサマグナパークは有名ですが、ここにこんなカルストの秘境があったとは。日本最深の洞窟を有するマイコミ平は日本の神秘を包括する特異地点のひとつです。でも、簡単に入山できないし地元でもここを知る人は多くありません。
これはミステリー小説としてはムリヤリな展開が少し気になります。そもそもペットの犬は、雨が降れば水没するという光なき洞窟内で、コウモリを食らいながら10年も生きられるものなのか謎ですが、それでも冒険小説としては、とても楽しむことができました。ケイビング経験ナシで資料や想像力と才能だけで書かれたとは驚きです。
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カタコンベ (講談社文庫) 文庫 – 2007/8/11
神山 裕右
(著)
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あの事件から5年、ひとつの決意が闇に眠った殺人事件を呼び覚ます! ーー水没するまでのタイムリミットは、約5時間。それまでに、洞窟に閉じこめられた調査隊を助け出さなければ……。「もう同じ過ちは繰り返さない」。強い決意を秘めたケイブダイバー・東馬亮は、単身救助に向かう。大きな闇に包まれた洞窟には、5年前の事件の真相と、殺人犯が潜んでいた。第50回江戸川乱歩賞受賞作。
◎「作家にはまことしやかに嘘をつく能力が必要とされるが、その意味で、神山裕右は稀代の嘘つきである」<「解説」より>
◎「作家にはまことしやかに嘘をつく能力が必要とされるが、その意味で、神山裕右は稀代の嘘つきである」<「解説」より>
- 本の長さ384ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2007/8/11
- 寸法10.8 x 1.5 x 14.8 cm
- ISBN-104062758121
- ISBN-13978-4062758123
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2007/8/11)
- 発売日 : 2007/8/11
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 384ページ
- ISBN-10 : 4062758121
- ISBN-13 : 978-4062758123
- 寸法 : 10.8 x 1.5 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 412,888位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2023年7月30日に日本でレビュー済み
はるか昔の技術を使っていたかと思えば、新しい道具が出てきたりとチグハグすぎる。
舞台設定と言えばそれまでだが、リアリティーを売りにした作品でこれは酷い。本当にケイビング関係者に取材したのか疑うレベル。
以下、一部ネタバレにも繋がるかと思います。
肩がらみで竪穴に降りるとか、SRTの技術があるのにラダーを使うとか、1本の確保ロープに何人もが繋がるなど、冒頭からケイビングでは考えられない場面だらけ。
また、頻繁に全体が水没するような洞くつに当時のままのものが残っているなどあり得ない。
そもそも、雨が数日間続いたのならともかく、たった一日の雨で大規模な洞窟全体が水没するということも考えにくい。
そして、大地震でも続いていたのならともかくも、これほど頻繁に大規模な崩落が起きるということも普通はない。
肝心の登場人物の動機なども、あまりにご都合主義的すぎると感じた。ミステリーの世界はこんな程度で賞が取れるものなんですね。
舞台設定と言えばそれまでだが、リアリティーを売りにした作品でこれは酷い。本当にケイビング関係者に取材したのか疑うレベル。
以下、一部ネタバレにも繋がるかと思います。
肩がらみで竪穴に降りるとか、SRTの技術があるのにラダーを使うとか、1本の確保ロープに何人もが繋がるなど、冒頭からケイビングでは考えられない場面だらけ。
また、頻繁に全体が水没するような洞くつに当時のままのものが残っているなどあり得ない。
そもそも、雨が数日間続いたのならともかく、たった一日の雨で大規模な洞窟全体が水没するということも考えにくい。
そして、大地震でも続いていたのならともかくも、これほど頻繁に大規模な崩落が起きるということも普通はない。
肝心の登場人物の動機なども、あまりにご都合主義的すぎると感じた。ミステリーの世界はこんな程度で賞が取れるものなんですね。
2013年11月24日に日本でレビュー済み
洞窟、潜水、2つの事件の関係者が、調査隊に加わっている。初めのうちは、前振りが切れ切れにあり、誰が主人公か分からなかった。壮大な裏の裏、二人の殺意をもった人間と、一人の生き残ったことを背負った人間。洞窟を探索することが、命がけであることは分かる。物語の著者は未経験という。構想力と助言者の力に敬服。江戸川乱歩賞。著者は愛知県出身。
2023年11月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
青海洞や現に遭難事故が起こった白蓮洞のような竪穴石灰洞がある新潟県西部にある架空の石灰洞が舞台の探検小説である。
過去に起こった別の地域の石灰洞での事故が、今探検中の石灰洞での事故や殺人?に絡んで、ストーリーが進んでいく。
ストーリー展開はスリリングで素晴らしいように見える。
しかし、しばしば水没する鍾乳洞に、犬が10年も生存していたり、過去の遭難者の遺体や遺品が残っていたり、到底ありそうにない。
中でもわたしは、主要主人公の一人の、大学院理学研究科で古生物学専攻の助教授のもとで研究している女性院生が、「放射性同位体」という言葉を聞いたこともない、という設定に大きな違和感を覚えた。
過去に起こった別の地域の石灰洞での事故が、今探検中の石灰洞での事故や殺人?に絡んで、ストーリーが進んでいく。
ストーリー展開はスリリングで素晴らしいように見える。
しかし、しばしば水没する鍾乳洞に、犬が10年も生存していたり、過去の遭難者の遺体や遺品が残っていたり、到底ありそうにない。
中でもわたしは、主要主人公の一人の、大学院理学研究科で古生物学専攻の助教授のもとで研究している女性院生が、「放射性同位体」という言葉を聞いたこともない、という設定に大きな違和感を覚えた。
2010年7月31日に日本でレビュー済み
普段聞きなれないケイビングというものに着目したのが良かったと思います。ケイビングの小説はこの作品以前は恐らく未踏破だったのではないでしょうか。
アタック隊が未知の洞窟の中に閉じ込められ、しかも浸水の危機まである。それをたった一人の男が助けに行く。何だか映画のアクションスター的なものは否めませんが、犯人を一人でやっつけたり格闘したりなどが無いのでギリギリセーフな感じでした。ミステリー小説と言うよりはケイビング、洞窟探検という特性から冒険小説に近いと思います。
私も幼い頃に鍾乳洞に入った事があるので、洞窟内の臭い、質感、空気などをいつの間にか思い出しながら主人公と自分を重ね合わせて読み入っていました。この作品は鍾乳洞に入ったことのある人には特に楽しめる作品だと思います。現に知っているが故に、作品に書かれている以上のものを感じ取れる。そんな気がしました。
なおこの作品は
【第50回(2004年)江戸川乱歩賞】受賞作
アタック隊が未知の洞窟の中に閉じ込められ、しかも浸水の危機まである。それをたった一人の男が助けに行く。何だか映画のアクションスター的なものは否めませんが、犯人を一人でやっつけたり格闘したりなどが無いのでギリギリセーフな感じでした。ミステリー小説と言うよりはケイビング、洞窟探検という特性から冒険小説に近いと思います。
私も幼い頃に鍾乳洞に入った事があるので、洞窟内の臭い、質感、空気などをいつの間にか思い出しながら主人公と自分を重ね合わせて読み入っていました。この作品は鍾乳洞に入ったことのある人には特に楽しめる作品だと思います。現に知っているが故に、作品に書かれている以上のものを感じ取れる。そんな気がしました。
なおこの作品は
【第50回(2004年)江戸川乱歩賞】受賞作
2007年7月9日に日本でレビュー済み
ある意味、乱歩賞の歴史に残る作品です。
もちろん悪い意味での、ですが。
とにかくストーリーが無理やりで、
納得のいかないことばかりでした。
もちろん悪い意味での、ですが。
とにかくストーリーが無理やりで、
納得のいかないことばかりでした。
2007年12月16日に日本でレビュー済み
ネット評を見ると、厳しい評価が多いようですが、私は大変楽しめました。
一般に絶賛されている巷で流行したタイプの小説が苦手なのと、往年の田中光二や稲見一良が好きなので、その流れを感じるこの話は、私にはツボだったのかもしれません。
作為的な演出がほとんどなく、あくまでもオーソドックスで骨太な小説だと思います。
ミステリーというよりは、冒険小説、あるいはサバイバル小説として読んだほうが違和感ないかもしれません。洞窟描写や、どうやって彼らが生き延びるかなど、読み応えありました。
久しぶりに「読み終わるのが惜しい」と思った本です。
正直言えば、もうちょっと長くし、登場人物それぞれをもっと細かく描写してもよかったかなとは思いましたが、無駄を限りなく削ぎ落としたという見方も出来るかもしれません。
ご都合主義的になりそうでぎりぎりにならなかった部分が、最後に主人公が到達する域の描写になっていて、とても感動しました。
今後も追って読んでいきたい作家です。
一般に絶賛されている巷で流行したタイプの小説が苦手なのと、往年の田中光二や稲見一良が好きなので、その流れを感じるこの話は、私にはツボだったのかもしれません。
作為的な演出がほとんどなく、あくまでもオーソドックスで骨太な小説だと思います。
ミステリーというよりは、冒険小説、あるいはサバイバル小説として読んだほうが違和感ないかもしれません。洞窟描写や、どうやって彼らが生き延びるかなど、読み応えありました。
久しぶりに「読み終わるのが惜しい」と思った本です。
正直言えば、もうちょっと長くし、登場人物それぞれをもっと細かく描写してもよかったかなとは思いましたが、無駄を限りなく削ぎ落としたという見方も出来るかもしれません。
ご都合主義的になりそうでぎりぎりにならなかった部分が、最後に主人公が到達する域の描写になっていて、とても感動しました。
今後も追って読んでいきたい作家です。
2008年9月29日に日本でレビュー済み
私は高得点でした。
引っかかる点は多々あるのはわかります。
特にミステリーを読み込んでいる人ほどそうでしょうね。
多分、この作者は映画よりもゲーム理論を小説にあてはめたような気がします。
文章も受賞が決定してから、相当書き直したのがわかります。
ひょっとしたら、編集者が直接手をいれた部分もあった?
でも、乱歩賞受賞作としては、かなり異質で挑戦的。
細かい部分に目をつぶれば、かなり楽しめる作品です。
引っかかる点は多々あるのはわかります。
特にミステリーを読み込んでいる人ほどそうでしょうね。
多分、この作者は映画よりもゲーム理論を小説にあてはめたような気がします。
文章も受賞が決定してから、相当書き直したのがわかります。
ひょっとしたら、編集者が直接手をいれた部分もあった?
でも、乱歩賞受賞作としては、かなり異質で挑戦的。
細かい部分に目をつぶれば、かなり楽しめる作品です。