何もかも投げ捨て一心不乱に目標へ向かって行く。頂きは果てしなく成功する保証もなにもない。こんな熱い生き方が自分にできるのか?
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火のみち 下 (講談社文庫 の 9-6) 文庫 – 2008/9/12
乃南 アサ
(著)
兄妹を名乗れない陶芸家と女優。幻の汝窯(じょよう)との出会いは運命なのか。「雨上がりの空の色」を蘇らせる。妹は女優として成長し、刑期を終えた次郎も独立して窯を開く。暗い過去ゆえに兄妹を名乗れないながらも家族の絆が深まる中、次郎は中国宋代の青磁・汝窯に魅入られる。「雨上がりの空の色」と称される幻の器を自らの手で蘇らせたいという激情はどこへ向かうのか。戦後昭和という時代を描ききった意欲的長編。
- 本の長さ409ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2008/9/12
- ISBN-104062761564
- ISBN-13978-4062761567
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2008/9/12)
- 発売日 : 2008/9/12
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 409ページ
- ISBN-10 : 4062761564
- ISBN-13 : 978-4062761567
- Amazon 売れ筋ランキング: - 384,804位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1960(昭和35)年、東京生れ。早稲田大学中退後、広告代理店勤務などを経て、作家活動に入る。1988年『幸福な朝食』が日本推理サスペンス大賞優秀作になる。1996(平成8)年『凍える牙』で直木賞受賞。他に『ボクの町』『団欒』『風紋』『晩鐘』『鎖』『嗤う闇』『しゃぼん玉』『ウツボカズラの夢』『風の墓碑銘(エピタフ)』『ニサッタ、ニサッタ』『犯意』(共著)、エッセイ集『いのちの王国』『ミャンマー』など著書多数。巧みな人物造形、心理描写が高く評価されている。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年5月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一気に読み始め面白くのめり込んでしまいましたが途中だれてしまい最後の方はまた面白くなりましたが終わりがちょつと不満
2009年1月31日に日本でレビュー済み
兄は刑期を終え独立をして窯を開き、妹は女優として成功をする。
家族の絆が深まる中、兄は備前焼から「雨上がりの空の色」を蘇らせたいと、中国宋代の青磁、汝窯に魅せられる。
この「雨上がりの空の色」こそが、この兄妹の家族の思い出の色。
兄はすべて捨て、すべてを賭け、幻の器を蘇らせる事に一生をかけていく。
ハッピーエンドなのか?どうなのか?
妹のために殺人まで犯した兄だったけれど、ただの殺人犯では終わらず、陶芸家としてドキュメンタリーにまでなったのだから、ハッピーエンドと言う事になるのかな・・。
ちょっと専門的な部分が多かったので、なんとか最後までいけた・・という感じ。
家族の絆が深まる中、兄は備前焼から「雨上がりの空の色」を蘇らせたいと、中国宋代の青磁、汝窯に魅せられる。
この「雨上がりの空の色」こそが、この兄妹の家族の思い出の色。
兄はすべて捨て、すべてを賭け、幻の器を蘇らせる事に一生をかけていく。
ハッピーエンドなのか?どうなのか?
妹のために殺人まで犯した兄だったけれど、ただの殺人犯では終わらず、陶芸家としてドキュメンタリーにまでなったのだから、ハッピーエンドと言う事になるのかな・・。
ちょっと専門的な部分が多かったので、なんとか最後までいけた・・という感じ。
2014年7月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
上巻を古本屋で買って読んでしまうと、古本屋で探す手間より早く読みたい気持ちが抑えられずにすぐにAmazonで購入。
期待をほぼ裏切らない内容でした。
少し、期待が過剰かな?で、マイナス1.
期待をほぼ裏切らない内容でした。
少し、期待が過剰かな?で、マイナス1.
2020年2月14日に日本でレビュー済み
満州で終戦を迎えた家族が、帰国。
苦しい人生を生き、這い上がろうとする。
這い上がれる人、這い上がれない人。
彼らがどうなるのか、はらはらしながら読みました。
途中まで。
著者は、汝窯(青磁)、に強い思い入れを感じたのでしょうか?
その話になって、”贋作”のショックに陥ってから、退屈で、ありきたりな話になってしまったと思いました。
残念な終盤だと思いました。
苦しい人生を生き、這い上がろうとする。
這い上がれる人、這い上がれない人。
彼らがどうなるのか、はらはらしながら読みました。
途中まで。
著者は、汝窯(青磁)、に強い思い入れを感じたのでしょうか?
その話になって、”贋作”のショックに陥ってから、退屈で、ありきたりな話になってしまったと思いました。
残念な終盤だと思いました。
2015年6月5日に日本でレビュー済み
前半が、罪と罰の物語だったとしたら、後半は焼き物に取りつかれていく男の破滅とロマンの物語。
骨太な空気が包み込む。上とはまた一味違う。
しかし、焼き物の世界をこんなに綿密にかつ、無知なものでもその場にいるような想像をさせるのは、
作家の力量として相当なものがある。量産作家なのに凄いなー。
骨太な空気が包み込む。上とはまた一味違う。
しかし、焼き物の世界をこんなに綿密にかつ、無知なものでもその場にいるような想像をさせるのは、
作家の力量として相当なものがある。量産作家なのに凄いなー。
2004年9月27日に日本でレビュー済み
上巻とは一変し陶芸家の苦悩に下巻は占められる
生活のめどがやっと出てきた南部次郎は、中国の焼物の再現に心を奪われる
誰も実現出来なかったその道は
次郎の奥に秘めていた凶気を表出させる道となる
やがて、妻子を失い、身体の自由も失う次郎
昭和の時代の流れは、平成を迎えようとしていた
次郎が挑んだ道は、タイトル通りの火のみち
ー何が間違ってたんだろうか。
次郎は不自由になった体で自分を返りみる
この道以外に無かったのか・・・
その次郎の戸惑う感情は何を持って報われるのか
生活のめどがやっと出てきた南部次郎は、中国の焼物の再現に心を奪われる
誰も実現出来なかったその道は
次郎の奥に秘めていた凶気を表出させる道となる
やがて、妻子を失い、身体の自由も失う次郎
昭和の時代の流れは、平成を迎えようとしていた
次郎が挑んだ道は、タイトル通りの火のみち
ー何が間違ってたんだろうか。
次郎は不自由になった体で自分を返りみる
この道以外に無かったのか・・・
その次郎の戸惑う感情は何を持って報われるのか