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黙契 交代寄合伊那衆異聞 (講談社文庫) 文庫 – 2008/11/14

3.5 5つ星のうち3.5 6個の評価

この勁(つよ)さ、座光寺藤之助!
先の見えぬ時代にこそ光り輝く男がいる。因縁の敵との決着、つけるべき時は来た!
『黙契』『御暇』 シリーズ初の2冊同時刊行

二月の謹慎中にひそかに玲奈と渡った清国で、剣豪旗本座光寺藤之助は幕府存亡の危機を自覚する。蟄居あけを総出で祝福してくれた長崎への藤之助なりの答礼は、町じゅうを敵に廻す大目付大久保純友との対決! そして江戸帰還を前に、玲奈と交わす二人きりの儀式とは!?疾風シリーズ第8弾。〈文庫書下ろし〉

講談社創業100周年記念出版

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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2008/11/14)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/11/14
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 352ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062762102
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062762106
  • カスタマーレビュー:
    3.5 5つ星のうち3.5 6個の評価

著者について

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佐伯 泰英
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佐伯泰英(さえき・やすひで)

1942年、北九州市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒。

闘牛カメラマンとして海外で活躍後、国際的スケールの小説・ノンフィクション作品を手がける。99年、初の時代小説『密命―見参! 寒月霞斬り』を発表、迫力ある剣戟シーンと人情味あふれる庶民を描き、時代小説の旗手として高い評価を得る。以降、数々の人気シリーズを抱えるベストセラー作家に。

主な著書に、「密命」「居眠り磐音 江戸双紙」「吉原裏同心」「鎌倉河岸捕物帖」「古着屋総兵衛影始末」「酔いどれ小籐次留書」「交代寄合伊那衆異聞」シリーズなど多数。

カスタマーレビュー

星5つ中3.5つ
5つのうち3.5つ
6グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2009年5月31日に日本でレビュー済み
伊那谷の下級武士藤之助(とうのすけ)が、幕末の激動の中であろう事か藩主となってしまうと言う、破天荒でかつスピーディな展開がおもしろく、第8巻までで読み進んだ。
まさに天下がひっくり返るような世の中で、その時代の先端とも言える長崎で活躍する藤之助が、玲奈という時代を超えた女性と繰り広げる活劇は実におもしろい。
前巻では、とうとう禁を破って上海に行くことになるなど、まさに破天荒そのもので、その短い上海渡航から帰った二人がまたまた長崎で巻き起こす事件が、いつも通りスピーディに進む。。。

と、こうしてばくっとまとめてみたが、正直本巻のできには余り感心しなかった。
歴史的な背景、時代の描写が書誌事項的に述べられる部分が相当あり、これがまるで単なるうんちく本のようで、物語の流れと微妙に浮いている。
まさかページ数を稼ぐよう亡いとはあるまいが、せっかくの物語のスピーディーな進行がそがれる。いや、実はスピードは減じられないだけに、本編の物語はそれ以上に早く進むような感じで、要するに余りに展開がはしょられすぎ、の感がある。
独特の魅力であるはずの、剣劇シーンも、ますます描写が抽象、絵画的で、刀による戦いの臨場感が余りにも希薄と思える。
もちろん余りにリアルでもつまらないし、そのようなまるで舞を表現するような剣劇シーンが新鮮な感じであったが、それも過ぎると、「結局主人公は死なないのね」としらける気分がなくもない。

藤之助と玲奈という魅力ある人物が、これからまさに本編を迎える幕末の激動の中でどうなっていくのか。それを見たくって、同時に出版された次巻も手に取るものの、量産めいたこの頃の作出ぶりに、若干危惧する気持ちがある。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年12月16日に日本でレビュー済み
 ネットで仕事の資料調べがけっこう進んだので、ちょっと一服一休み。
 この本、しばらく前に「黙契」と「御暇」の二冊同時発行で出ていたので、紹介も同時に行こうと思っていたのですが読むのがちょっと先になっちゃいそうなので、先にこちらから。
 幕末の激動の時代に生きる溌剌とした主人公を描いたこの「交代寄合集」座光寺藤之助シリーズも、この「黙契」で長きにわたって繰り広げられていた長崎・上海篇が終わり、舞台は江戸へと戻ることになります。その為には最後の難関として、藤之助や隠れキリシタンを目の敵にしていた邪宗改めとの戦いもクライマックスを迎え、それがこの巻でのハイライトとなっています。
 当然、それにあたっては藤之助と玲奈の恋にも一つの決着がつけられるわけですが、そちらは読んでのお楽しみ。
 このシリーズは、舞台の背景が幕末の明治維新に向けて疾風怒濤の激動の時代ということで、このあとも主人公の藤之助はあちらへこちらへと奔走することになるのでしょう。同じ著者の「居眠り磐音シリーズ」の主人公と比べると、泰然自若というよりもあまりにも自然体で奔放過ぎるような気がするこの主人公においては、ここまで読んでもこのあと果たしてどんな物語を紡いでいくのかまったく先が読めなくて、でもそれが楽しみなシリーズです。
 首切り安堵という特殊な密約を彼が実行することがあるのかないのかも含めて先が楽しみです。