数年ぶりに伊集院シリーズまとめ読みしました。
主人公と、それをとりまくストーリーを主軸に
脈絡もなく大介が絡んでくる一種のスピンオフ風な作品。
別に大介が絡まなくてもいいような、みもふたもない
ひねりもない事件だが、主人公の心の移ろいや、
目線で語られているから、彼にとっての「大事件」って
いう事で解釈しています。
ただ、いまいちこの主人公自体に感情移入できない
のがなぁ…。
もう少しアトム君が活躍するプロットだったら
楽しめたのかもしれませんが。
ラストの暖かい雰囲気が伊集院シリーズらしくて
ファンとしては多少溜飲が下がります。
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逃げ出した死体<伊集院大介と少年探偵> (講談社文庫) 文庫 – 2009/2/13
栗本 薫
(著)
14歳の少年探偵は、伊集院を超えられるか! 14歳の秋本元気が家に帰ってきた時、玄関に見ず知らずの死体が転がっていた。ところが5分後、警察を伴って家に戻ってみると死体は消えていた。翌朝になっても母親は帰ってこない。当惑し、1人母親の帰りを待つ元気は何者かに襲われる。伊集院に憧れる少年がたどり着いた結末とは……。シリーズ第16弾。(講談社文庫)
- 本の長さ336ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2009/2/13
- ISBN-104062762749
- ISBN-13978-4062762748
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2009/2/13)
- 発売日 : 2009/2/13
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 336ページ
- ISBN-10 : 4062762749
- ISBN-13 : 978-4062762748
- Amazon 売れ筋ランキング: - 842,904位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 10,896位講談社文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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別名に中島梓。東京生まれ。
早稲田大学文学部卒。1977年中島梓名義の「文学の輪郭」で群像新人賞評論部門を受賞。
1978年『ぼくらの時代』で江戸川乱歩賞受賞。以後、作家・栗本薫、評論家・中島梓を使い分けて多彩な文筆活動を展開する。
小説作品は、ミステリ、SF、時代小説、耽美小説と多岐にわたる。1979年よりスタートした、ライフワークともいうべき一大長篇ロマン「グイン・サーガ」は、2005年に100巻を達成したが、2009年著者病没により130巻が最終巻となった。著書は『弦の聖域』、『魔界水滸伝』、『真夜中の天使』など、400冊を超える。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年8月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2012年1月9日に日本でレビュー済み
伊集院大介の助手の通称アトムくんこと、滝田稔が前半に現れる。
主人公は伊集院大介を尊敬する14歳の少年。
どの3人も、栗本薫のあこがれ、または栗本薫そのものだろうと思われる。内省的で、自分が考えることを記録できる人。
三重構造とは別に、事件は展開する。
最期は幸せ終わり。
主人公は伊集院大介を尊敬する14歳の少年。
どの3人も、栗本薫のあこがれ、または栗本薫そのものだろうと思われる。内省的で、自分が考えることを記録できる人。
三重構造とは別に、事件は展開する。
最期は幸せ終わり。
2013年6月7日に日本でレビュー済み
晩年の伊集院シリーズは、読後感の悪いものが多いですけど、この作品は良し。
主人公 アトム君 伊集院大介、この3人は栗本さんの理想の少年たちなのですね。
主人公 アトム君 伊集院大介、この3人は栗本さんの理想の少年たちなのですね。
2007年3月31日に日本でレビュー済み
往年の栗本薫を読み続けてきたファンとしては、寂しさを禁じえません。ミステリーのキレが薄く、14才の少年の「ああでもないこうでもないという」モノローグが延々と続きます。最後にちょっとだけ出てくる伊集院大介の謎解きも・・・寂しいですね。前作もそうでしたが筆力の衰えを感じます。2009年7月、合掌。
2006年12月24日に日本でレビュー済み
副題のように、元気と言う14歳の少年が活躍します。この少年は、伊集院大介の大ファンということで、この本もほとんど彼が一生懸命事件を推理しながら行動すると言う話になっています。従って、伊集院大介は、最後に出てきて纏めるだけと言うような存在になっています。
話の内容は、帰宅して見ると死体が転がっており、あわてて警察を呼びに行くが、死体がなくなっていたという話です。行方不明の母親、家に火をつけようとしている男女、殺されかけながら逃げ惑う主人公と、大都会のはずれで起こった奇妙な事件を少年がどこまで解き明かすかです。
ただ、その中で主人公の少年が、次第に大人への一歩を踏み出し、逞しくなってゆきます。この少年の可愛い動きが、読んでいて心を温めてくれる作品です。
話の内容は、帰宅して見ると死体が転がっており、あわてて警察を呼びに行くが、死体がなくなっていたという話です。行方不明の母親、家に火をつけようとしている男女、殺されかけながら逃げ惑う主人公と、大都会のはずれで起こった奇妙な事件を少年がどこまで解き明かすかです。
ただ、その中で主人公の少年が、次第に大人への一歩を踏み出し、逞しくなってゆきます。この少年の可愛い動きが、読んでいて心を温めてくれる作品です。