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新装版 46番目の密室 (講談社文庫 あ 58-16) 文庫 – 2009/8/12
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作家デビュー20周年新装化
密室の巨匠が殺された 自らのトリックで――!? 日本のディクスン・カーと称され、45に及ぶ密室トリックを発表してきた推理小説の大家、真壁聖一。クリスマス、北軽井沢にある彼の別荘に招待された客たちは、作家の無残な姿を目の当たりにする。彼は自らの46番目のトリックで殺されたのか――。火村&有栖川のコンビがはじめて世に出た、シリーズ第1作! 本格ミステリの金字塔! TVドラマ「臨床犯罪学者 火村英生の推理」でも話題の傑作シリーズ。
- 本の長さ434ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2009/8/12
- 寸法10.8 x 1.6 x 14.8 cm
- ISBN-10406276427X
- ISBN-13978-4062764278
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2009/8/12)
- 発売日 : 2009/8/12
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 434ページ
- ISBN-10 : 406276427X
- ISBN-13 : 978-4062764278
- 寸法 : 10.8 x 1.6 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 177,397位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1959年、大阪生まれ。1989年、『月光ゲーム』で鮮烈なデビューを飾る。以後、精力的に作品を発表し、2003年『マレー鉄道の謎』で第56回日本 推理作家協会賞を受賞。2008年には『女王国の城』で第8回本格ミステリ大賞を受賞した。精緻なロジックを積み重ね、構築した世界そのものをひっくり返 してみせる鮮やかな手腕と、物語性豊かなその作品は、世代を問わず常に読み手を魅了しつづけている(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 闇の喇叭 (ISBN-13: 978-4652086353 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
あっという間に読み終えてしまいました。
称される大家が白一面に覆われた軽井沢の邸宅で惨殺された。密室と化す地下の書庫において上半身を暖炉に突っ込み黒こげになって、、
そして時を同じくして階上の書斎においても同じシチュエーション同じポーズで転がっていた身元不明の遺体、、これら二つの異形に共通点は
あるのか(?)。それには果たして《46番目の密室》なるアイディアが使われたのか(!?)。
この作品、馬鹿正直ともいえる(褒め言葉)著者の信念にしっかり基づいてプロットが練られており、舞台設定こそおなじみにして平素だが
読み応えあります。またこのシリーズの顔となる犯罪学者・火村英生の存在も魅力的。作中のアリスがそう呼ぶとおりの枠に捉われないこの
臨床犯罪学者は実に変り種。作中の随所で行われる犯罪談義・推理談義がとてもおもしろい。
だが、だああが、この一作はなんといっても密室、密室、密室に限る。。献辞からして、この作品で著者が表現したかった世界観は判るが、
とかく《密室浪漫》なるものが詰まっていると個人的には感じる。密室の定義・概念とは一体なんなのか。愛して愛してやまないのに
偏屈で不条理な苦しみが湧いてくる。可愛さあまって憎さ百倍と喩えればちょっと変かもしれないが、そんなどうしようもないものなのだ。
そんなこんなも踏まえて挑戦してみてください。きっと....もっと....密室に追われるようになるはず。
元ネタのテリー・ライリーが出たところで、そう言えば聴いたことなかったと思い
某tubeで探して、BGMにしながら続きを読みました・・・。
が、真犯人と対峙して追い詰める間もなく、勝手に白状するしであっけない印象大。
その供述には「うそだろ?」という内容もあり、ちと驚きはしたのですが、
”それ”をパーティのあの場面で読み解いた人はいるのでしょうか・・・。
ざっくり言って、私的には「物足りない」の一言。「ダリの繭」の方が好き。
若かりし頃の二人と思って読んでいたら、途中でアリスが皇太子さまと同年齢とあっておやっと思った。当時32才(火村も)、そして確認したら2015年に発表された「鍵の掛かった男」でも34才。
作品内のワープロがパソコンになり、ネットの動画サイトが登場するようになって、皇太子さまは56才になっても、彼らは永遠に30代なのか、そうなのか。
いや、別にサザエさん方式でもいいんですけどね(今のサザエさんにスマホや携帯が登場しているのかどうかは知らないが)。
ただ、江神シリーズは2007年に書かれた「女王国の城」でもちゃんと登場人物は20世紀に生きているので、
隙のないロジックを組み立て、犯人を示して見せる所が魅力だと思っています。
ただし、今回は説得力が若干弱いように感じました。
(あの方法で石灰の粉が完全に落ちるかという所)
また、導入部である犯罪学の話を始め、全体的に読み進めやすく書かれていました。