戦争の残酷さは肉体だけではなく、人生そのものまでも支配されてしまう事を再確認させられました。
レイプ表現があるので難しいかもしれませんが、学校の推薦図書になれば良いのではと思いました。
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ヨシアキは戦争で生まれ戦争で死んだ (講談社文庫 お 108-1) 文庫 – 2010/7/15
面髙 直子
(著)
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- 本の長さ260ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2010/7/15
- 寸法10.8 x 1.1 x 14.8 cm
- ISBN-104062766930
- ISBN-13978-4062766937
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2010/7/15)
- 発売日 : 2010/7/15
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 260ページ
- ISBN-10 : 4062766930
- ISBN-13 : 978-4062766937
- 寸法 : 10.8 x 1.1 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 240,182位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2019年7月15日に日本でレビュー済み
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2019年5月30日に日本でレビュー済み
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本を読んでこんなに泣いたのは久しぶりです。ヨシアキさんを始め登場してくる人々の人生を思った時にこんなにも頑張って与えられた人生を精一杯生きた人々がいた事にただただ圧倒されました。戦争がなければ決して生を受けなかったであろうヨシアキさんですが、苦労の連続の中で心の葛藤がどんなにか多かったことでしょう。人生を歩む上で、彼から見習う点は大きいです。願わくば、次の世でお母様とお会いになり心底からの平安を感じていただきたいものです。
2011年4月29日に日本でレビュー済み
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米兵のレイプによって生まれた日米の混血児が歩んだ幸福だが悲劇な人生をドキュメントタッチで描いたノンフィクション。最後にベトナム戦争で戦死し、わずか22歳と数カ月でなくなったスティーブの物語は、涙なくして読めなかった。そして、ドキュメンタリストが、生みの親を探し出し、その母親が死んだ息子の墓に出向くことになる。こんなことがあったのか。そして、若者を犠牲にする戦争の大義名分の愚かさ。さらには、差別を乗り越え、軍人になることで米国民になろうとしたヨシアキの心を思うと、再び涙が出てくる。
2019年5月18日に日本でレビュー済み
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ヨシアキという戦争孤児の生涯を綴った本と思いきや、彼を取り巻く人々や、彼らの生涯を後世に伝えたいという思いが奇跡を呼び起こした様がひしひしと迫る素敵な作品でした。
2017年6月30日に日本でレビュー済み
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戦争によって生まれる命。生まれてきた人に何の罪もないのに、勝手に虐げられたり、つらい思いや悲しい思いをしなくちゃいけないって本当に可哀相。残酷すぎます。
2014年5月21日に日本でレビュー済み
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442戦闘連隊など「米国に忠誠を誓った日系人が大活躍した事は今ではかなり有名なエピソード」です。
それを知った上で、ベトナム戦争などにも日系人が志願し戦死したと言う事実を知りたく本書を読みました。
本作品は本人の意思とは関係なく意訳にて移民の権利や参政権などに配慮する様に偏った感じの編集がなされており、
そう言う恣意的な移民の権利推奨な部分を除けば、実際に日系人達が苦労した話として読む価値が高いと思います。
最後まで読んだ感想は「移民は悲劇しか産まない」のだなぁとつくづく思いました。
それを知った上で、ベトナム戦争などにも日系人が志願し戦死したと言う事実を知りたく本書を読みました。
本作品は本人の意思とは関係なく意訳にて移民の権利や参政権などに配慮する様に偏った感じの編集がなされており、
そう言う恣意的な移民の権利推奨な部分を除けば、実際に日系人達が苦労した話として読む価値が高いと思います。
最後まで読んだ感想は「移民は悲劇しか産まない」のだなぁとつくづく思いました。
2022年9月25日に日本でレビュー済み
彼を通し、て彼に関わってきた人々の描写が、心を打ちます。号泣しました。
一人でも多くの人に、この本を読んでもらいたいです。
一人でも多くの人に、この本を読んでもらいたいです。
2008年3月31日に日本でレビュー済み
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ストーリーは「内容紹介」の通り。終戦直後、アメリカ兵にレイプされた
日本人女性の子供がヨシアキ。その後、あのエリザベスサンダーホームにはいる。
米国に帰った彼は、やっと祖国に受け入れられたと思う。しかしまるで
アメリカ人であることを証明するかのようにベトナムに行き、戦死する。
これだけ聞くと悲劇のドラマなのだが、ヨシアキはあくまで明るい。
周囲の人々も暖かで優しい。だがそれが逆にやりきれなさを誘う。
安手のヒューマニズムを感じさせることなく、
「悲しみ」と「涙」のほかに、
むしろかすかな清々しさ(戦死してよかったというわけではない)を読後に感じたのは
筆者の筆力と、対象に注がれる暖かい視線ゆえだろうか。
もちろん、やりきれない物語ではあるのだ。日本では「あいのこ」として扱われ
アメリカでも例えば恋人との交際を、相手の親に止められる。
ヨシアキは、アメリカ人である証拠を示すためにベトナムに行った……。
わけのわからない感情もこみ上げる。戦争で犠牲になるのは、いつも子供だ。
戦争と戦死いうやりきれないテーマを扱ったノンフィクションだが、
人間の尊厳とは何かというところまで考えさせられる。
戦争の空しさと不条理さを考えさせられる。
ほとんど処女作とも言えるにもかかわらず、この説得力。
筆者の底力を感じた。
日本人女性の子供がヨシアキ。その後、あのエリザベスサンダーホームにはいる。
米国に帰った彼は、やっと祖国に受け入れられたと思う。しかしまるで
アメリカ人であることを証明するかのようにベトナムに行き、戦死する。
これだけ聞くと悲劇のドラマなのだが、ヨシアキはあくまで明るい。
周囲の人々も暖かで優しい。だがそれが逆にやりきれなさを誘う。
安手のヒューマニズムを感じさせることなく、
「悲しみ」と「涙」のほかに、
むしろかすかな清々しさ(戦死してよかったというわけではない)を読後に感じたのは
筆者の筆力と、対象に注がれる暖かい視線ゆえだろうか。
もちろん、やりきれない物語ではあるのだ。日本では「あいのこ」として扱われ
アメリカでも例えば恋人との交際を、相手の親に止められる。
ヨシアキは、アメリカ人である証拠を示すためにベトナムに行った……。
わけのわからない感情もこみ上げる。戦争で犠牲になるのは、いつも子供だ。
戦争と戦死いうやりきれないテーマを扱ったノンフィクションだが、
人間の尊厳とは何かというところまで考えさせられる。
戦争の空しさと不条理さを考えさせられる。
ほとんど処女作とも言えるにもかかわらず、この説得力。
筆者の底力を感じた。