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モダンタイムス(上) (講談社文庫) 文庫 – 2011/10/14

4.2 5つ星のうち4.2 399個の評価

恐妻家のシステムエンジニア・渡辺拓海が請け負った仕事は、ある出会い系サイトの仕様変更だった。けれどもそのプログラムには不明な点が多く、発注元すら分からない。そんな中、プロジェクトメンバーの上司や同僚のもとを次々に不幸が襲う。彼らは皆、ある複数のキーワードを同時に検索していたのだった。
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商品の説明

著者について

伊坂 幸太郎
1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、デビュー。2004年、『アヒルと鴨のコインロッカー』で吉川英治文学新人賞、短編「死神の精度」で日本推理作家協会賞短編部門を受賞。2008年、『ゴールデンスランバー』で本屋大賞、山本周五郎賞を受賞。ほかの著書に、『あるキング』『SOSの猿』『オー!ファーザー』『バイバイ、ブラックバード』『マリアビートル』などがある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2011/10/14)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2011/10/14
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 352ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062770784
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062770781
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.8 x 1.4 x 14.8 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 399個の評価

著者について

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伊坂 幸太郎
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1971(昭和46)年千葉県生れ。

1995(平成7)年東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、デビュー。

2002年刊行の『ラッシュライフ』が各紙誌で絶賛され、好評を博す。2003年に発表した『重力ピエロ』は、ミステリファン以外の読者からも喝采をもって迎えられ、一気に読者層を広げた。また『重力ピエロ』で、1970年代生れとしては、初の直木賞の候補となる。

2004年『チルドレン』、2005年『グラスホッパー』、2006年『死神の精度』が直木賞候補に。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で吉川英治文学新人賞受賞。洒脱なユーモアと緻密な構成で読む者を唸らせ、近年稀にみる資質の持ち主として注目を浴びている。

2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞と山本周五郎賞を受賞した。

カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
399グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年1月30日に日本でレビュー済み
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ありがとうございました。
2024年2月21日に日本でレビュー済み
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主人公のSE(システムエンジニア)・渡辺が、わけ分からんうちに何か〝大きな仕組み〟に巻き込まれ、不穏な空気が醸成されていく展開にぞくぞくしますね。殊に、《「ある特定の言葉で検索した人間を、調べようとしているようにしか思えないんですよ」》p.160 という某登場人物の台詞によって、それまでのヤバい空気が、一気に輪郭を持って実体化するところが怖かったっす。ぞわっとなりました。

名前の読みは同じでも、著者とは別人格だろう(そうであると思いたい!)登場人物・井坂好太郎のユニークな言動からも、目が離せません。

「その扉を開けて覗き見ると、ろくなことにはなんないよ」と言われれば、いよいよもって見てみたくなるのが人間の性(さが)ではないだろうか。
てなことをふと思いながら、文庫本下巻へと向かうでござる。
2018年9月25日に日本でレビュー済み
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舞台は前作の『魔王』から50年後。全体主義を思わせた犬養元首相、ジャンケンで部類の強さを誇った『魔王』の主人公の弟の安藤潤也が財をなした老人として登場、何らかのつながりがあることが示唆されます。
上巻のあらすじは、特定のキーワードを検索した周りの人に次々に不幸や不遇が襲いかかり、何らかの大きな力で監視されているのではないか、と疑った主人公の渡辺たちが謎の解明に動き出すまで。
主人公の友人の作家である井坂好太郎が、物語の核心に近づくヒントを散りばめているのが示唆的です。
「アリ(個人)は賢くないけど、コロニー(仕組みや枠組み)は賢い」
繰り返し語られるこの言葉に、作品で訴えたいことが隠れていそうな気がします。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年7月19日に日本でレビュー済み
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上は、下に対する期待を感じました、今、下を読んでいる途中です。
2023年4月21日に日本でレビュー済み
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魔王が面白かったので読んでみました。続編読まないと中途半端ですし。まあそれなりに楽しめます。
2016年9月19日に日本でレビュー済み
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システムエンジニア兼プロの恐妻家、渡辺拓海は、ある日上司からとあるウェブサイトのプログラム修正を任される。
一見すると易しい内容の仕事にしか見えなかったが、問題は前の担当者が突然失踪したということ。
謎の失踪を追ううちに、渡辺はウェブサイトの検索キーワードが、ある特定のテーマに沿っていることに気が付く。
そしてそれは前の担当者と同様に、仕組みの深みにハマっていくきっかけでもあった。

この作品のテーマは「国家システムの成り立ち」と「分業による良心の欠如」ではないかと思います。
国家存続という大きな目的のために、多くの国民が無数に細分化された仕事を担い、一人一人が責任をもって作業をこなす世界。
しかしその手段が、常識から外れているものだとしたら?
巨大な権力を敵に回すことができるか。一人で立ち向かってどうにかできる問題なのか。
分業による良心の欠如は「社会の仕組みはそういう風にできている」という諦めを与えているのかもしれません。

内容は前作「魔王」の未来という設定であるため、先に「魔王」を読了することをおすすめします。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2022年6月25日に日本でレビュー済み
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本作は伊坂幸太郎が得意とする伏線の回収を回避し、敢えてハッキリとした結末を示さない、それでもしっかり読ませることができるのか、自分のこれまでの作風から脱却し、作家として一段階シフトアップすることができるのか、ということにチャレンジした意欲作と言えるかもしれません。
 つまり結末や真相がどうかということは、本作において格別問題ではなく、そこに至る過程において、読者にどう感じさせるかという点にポイントを置いた作品で、伊坂幸太郎が新たな段階へ踏み出した最初の作品ではないかと思います。
 組織やシステムの不穏さを感じさせる作品は、伊坂幸太郎にはいくつかあります(例えば長編作品だと『ゴールデンスランバー』『火星に住むつもりかい?』『キャプテンサンダーボルト』など)が、本作はそういった系列の作品の最初の駆け出しではないかと思います(実際には『ゴールデンスランバー』と同時期)。

 本作には、私が超傑作と思っている『魔王』(安藤兄視点の『魔王』、弟である安藤潤也視点の『呼吸』の2作品を含む)の世界から繋がる50年後(2050年代か)の日本が舞台となっており、2007年に発表された本作は、近未来小説となっていますが、ここに書かれていることがすでに現実となっている部分(例えばパソコンでの検索結果を組織がチェックしているとか、パソコンデータを消すぞと脅迫して金銭を求める、といったこと)もあり、ある意味予言的な作品とも感じられ、そこに怖さを感じさせられます。
 一方、『呼吸』以降の安藤潤也がその後どうなったのかを知ることができ、『魔王』のファンとして、その点とても楽しみでした。
 また、私の大好きな映画『クロウ』(ブルース・リーの息子ブランドン・リー主演)や、これまた私の好きな南極探検隊を描くノンフィクション『エンデュアランス(アルフレッド・ランシング著)』のシャクルトンに触れられる場面などもあり、なかなか興味深いです。

 本作に込められた伊坂幸太郎の思いは、登場人物らによる次のような言葉からも推測できます。
「人はな、他人が何を正しいと考えているか、それをもとに判断する、ってことだ。今その状況でどうするのが正しいのか、他人の行動を参考にするんだよ。他人に合わせた方がうまくいく場合が多いからな。ただ、それを利用すれば、人の判断を、誘導できる」
「人ってのは毎日毎日、必至に生きているわけだ。つまらない仕事をしたり、誰かと言い合いしたり、そういう取るに足らない出来事の積み重ねで、生活が、人生が、出来上がっている。ただ、もしそいつの一生を要約するとしたら、そういった日々の変わらない日常は省かれる。結婚だとか離婚だとか、出産とか転勤とか、そういったトピックは残るにしても、日々の生活は削られる。でもな、本当にそいつにとって大事なのは、要約して消えた日々の出来事だよ。つまり人生は要約できねえんだよ」
「人は知らないものにぶつかったとき、まず何をするか。検索するんだよ」
「人生を楽しむには、勇気と想像力とちょっぴりのお金があればいい」
 こうやって、引用していると、引用したくなる言葉が無数にあることに気づきました。
 それだけ、伊坂幸太郎、本作に込めた思いは大きいのだろう、と感じさせられます。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年4月16日に日本でレビュー済み
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面白かったのですが風呂敷を広げすぎて畳めていないようで少し残念でした
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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