この手の事にはとんと疎かったので、本当にエクソシストが存在すること自体が驚きでした。カンディド神父は、何となくイメージしていた見るからにこわそうなエクソシストとは全然違いました。写真で見るカンディド神父は、悪魔と対峙するようなかたにはとても見えない、恥ずかしがり屋っぽい穏やかそうで素敵なイケメンでした。
実際にこういう事もあるのかと勉強させて頂いた一冊です。
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エクソシストとの対話 (講談社文庫) 文庫 – 2012/2/15
島村 菜津
(著)
「エクソシストとは超一流のセラピストである」
彼らが戦うのは、グローバリズムの嵐がもたらした、悪魔をしのぐ恐怖――それは心の闇――
オカルト的な興味本位の対象として認識されてきた“エクソシスト”。だが、現在イタリアでは、ヴァチカン公認のエクソシストが人々の精神的な闇を癒す存在として、にわかに見直されている。実際に悪魔祓いの儀式にも参列し、数々の“現代のエクソシスト”たる神父を取材。その真実の姿に迫ったノンフィクション!
※本書は、1999年、小学館・21世紀国際ノンフィクション大賞(現在は「小学館ノンフィクション大賞」に改称)優秀賞を受賞した『エクソシストとの対話』に加筆し、文庫化したものです。
彼らが戦うのは、グローバリズムの嵐がもたらした、悪魔をしのぐ恐怖――それは心の闇――
オカルト的な興味本位の対象として認識されてきた“エクソシスト”。だが、現在イタリアでは、ヴァチカン公認のエクソシストが人々の精神的な闇を癒す存在として、にわかに見直されている。実際に悪魔祓いの儀式にも参列し、数々の“現代のエクソシスト”たる神父を取材。その真実の姿に迫ったノンフィクション!
※本書は、1999年、小学館・21世紀国際ノンフィクション大賞(現在は「小学館ノンフィクション大賞」に改称)優秀賞を受賞した『エクソシストとの対話』に加筆し、文庫化したものです。
- 本の長さ360ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2012/2/15
- ISBN-104062771594
- ISBN-13978-4062771597
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2012/2/15)
- 発売日 : 2012/2/15
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 360ページ
- ISBN-10 : 4062771594
- ISBN-13 : 978-4062771597
- Amazon 売れ筋ランキング: - 239,114位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,552位講談社文庫
- - 47,873位ノンフィクション (本)
- - 66,899位文学・評論 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年2月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
想像していたおどろおどろしい描写はなく、伝説の愛に満ちた聖人といっても良いエクソシストの話であって、ラテン語の祈りで悪魔が体から出て行くという悪魔祓いを客観的な視点で書かれている。
4000件の悪魔付きが疑われる症例でも殆どが精神病院で治ること、それでもその中で48件は他に説明のつけようのない、悪魔の存在が疑われるものであること。。。48件が多いか少ないかはわからないが、やはりあることは事実らしい。口から出てくる釘でも現代の大手の釘屋のものであり、もし16世紀の釘というなら信じようと、エクソシストが言っているのも冷静で良かった。結局作者も傍から見ている立場でよくわからないという結論であった。本当のエクソシスト本人が書いた本が読んでみたい。でもいたずらに怖がらせるのではなく、あくまで冷静さを保った視点が評価できると思った。
4000件の悪魔付きが疑われる症例でも殆どが精神病院で治ること、それでもその中で48件は他に説明のつけようのない、悪魔の存在が疑われるものであること。。。48件が多いか少ないかはわからないが、やはりあることは事実らしい。口から出てくる釘でも現代の大手の釘屋のものであり、もし16世紀の釘というなら信じようと、エクソシストが言っているのも冷静で良かった。結局作者も傍から見ている立場でよくわからないという結論であった。本当のエクソシスト本人が書いた本が読んでみたい。でもいたずらに怖がらせるのではなく、あくまで冷静さを保った視点が評価できると思った。
2016年6月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
実に面白く読みました。1ヶ月も経たないのに、また読み直した本も珍しい。
大事にします。
大事にします。
2023年5月6日に日本でレビュー済み
よく本書の内容を取材されたなと感じました。
著者の熱意を感じました。
著者の熱意を感じました。
2003年2月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
エクソシストというとやはり映画を思い浮かべるでしょうか。しかしながら本作は安易にそういった現象をオカルティックに扇情するのではなく、現代人の精神の闇といったものに焦点を当ててます。宗教、精神医学、心理学などあらゆる面からアプローチし、”人間の心”の謎を問いかけてきます。考えさせられる一冊です。
2015年3月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これのハードカバーを読み、また久しぶりに読み返したくなり購入しました。丁寧な取材と不思議な透明感のある筆致が、イタリアの空気感を運んでくれます。エクソシスト自体はお読みになれば納得できるように思いますが、すべての文章に通低する筆者の暖かい視線が心地よい一冊です。
2012年12月8日に日本でレビュー済み
エクソシストと言う言葉をフリードキン監督の同名映画で知ったという人が多いのではなかろうか?
私は原作となったピーター・ブラッティの小説の方で知った。
初めはキワモノかと思ったが、どうしてなかなか読み応えがある。
気になる頁に付箋を貼りながら読み、読了後に数えてみると前半部に集中していた。
著者が取材を始める4カ月前に死んだ高名なエクソシスト・カンディド神父の友人関係者を巡る様に話は進む。
証言を通し沈黙と瞑想の生涯を送った老神父の姿がゆっくりと浮かび上がってくる。
もはや叶わぬ思いなれど一度お会いしたかった…と思う。
私は原作となったピーター・ブラッティの小説の方で知った。
初めはキワモノかと思ったが、どうしてなかなか読み応えがある。
気になる頁に付箋を貼りながら読み、読了後に数えてみると前半部に集中していた。
著者が取材を始める4カ月前に死んだ高名なエクソシスト・カンディド神父の友人関係者を巡る様に話は進む。
証言を通し沈黙と瞑想の生涯を送った老神父の姿がゆっくりと浮かび上がってくる。
もはや叶わぬ思いなれど一度お会いしたかった…と思う。
2013年3月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なにも疑うことなく医療機関に通う、または医者や薬を信じられなくなっているひとたちと、子どもの苦しみを見かねる親たち、医療機関で働く人などすべてのひとに一度は読んで貰いたい本だと思う。
読みやすい文章と専門用語についている、わかりやすい説明のおかげで、聖職者・心理学者・患者・不良少年などへのインタビューが専門家でないひとにも読みやすく簡単にまとめられていて、あっというまに読みきれるし、何度でも知りたい部分をすぐに探して読み返すことができる。
『アメリカでは90年代、多重人格という病例が恐ろしく増えた。北米だけで六千人という数が報告されている。ところが、幸いイタリアには二重人格にしても病例が極めて少ないんだ。』
というイタリアの心理学者の話や、中傷からヴァチカンに呼び出されミサを行う事が困難になった黒人神父に癒されて、現代医学では直らなかった病気から立ち直った人々の話は、精神や体に不具合を感じる人の多くは最初、心の中の小さな不具合をうまく吐き出すことができなかったからかと思わせる。
一度の祈りで長く苦しめられた体の痛みが治まり不眠からも開放された女性が神父に病名を尋ねたときの答え
『病気だって?あなたは、夜、ちっとも眠れないでしょう』
は多くの人の病の原因に対する答えだと思う。
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『アメリカでは90年代、多重人格という病例が恐ろしく増えた。北米だけで六千人という数が報告されている。ところが、幸いイタリアには二重人格にしても病例が極めて少ないんだ。』
というイタリアの心理学者の話や、中傷からヴァチカンに呼び出されミサを行う事が困難になった黒人神父に癒されて、現代医学では直らなかった病気から立ち直った人々の話は、精神や体に不具合を感じる人の多くは最初、心の中の小さな不具合をうまく吐き出すことができなかったからかと思わせる。
一度の祈りで長く苦しめられた体の痛みが治まり不眠からも開放された女性が神父に病名を尋ねたときの答え
『病気だって?あなたは、夜、ちっとも眠れないでしょう』
は多くの人の病の原因に対する答えだと思う。