やくざのお金の稼ぎ方。
やくざと出世。
やくざと女。
実はわれわれとあんまり変わりませんね。われわれのやり方を極端にしているだけ。
昔、高校生の頃、親友のWが町田のヤンキーを揶揄して「彼らの考え方って単純でさ、『なめられたら終わり』ってそんだけなんだよね」と言っていた。聞いたときはおかしかったけど、Wはやはり慧眼を持っていたようで、社会人になって考えるとこれって結構世の中全体に通じる気もする。社会人のぎらぎらしたおっさんたちも考えていることって実はあんまり変わらない。ちょっと表現形が違うだけ。やくざも然り。
かといってやくざに親近感を覚えたりしないが。
---
本書は、いろいろなところに書かれた文章を集めたもので本としてのまとまりには乏しいが、溝口さんはなかなか刺激的な文章を書くので好きです。週刊現代の細木和子ルポもおもしろかったね。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
新版・現代ヤクザのウラ知識 (講談社+α文庫) 文庫 – 2006/11/21
溝口 敦
(著)
激変し、それでも生きつなぐアウトローたちの最新の実像を迫力の生々しさで暴き出す!
暴力、カネ、女、シャブ……闇社会の住人の真実がわかる!!
ヤクザはどのようにして「誕生」したのか?「シノギ」とは何か、その実態とは?政治との本当の関係は?ヤクザ社会の男と女の「愛」とは?「首領(ドン)」と呼ばれた男たちの素顔は?暴対法、組織犯罪処罰法施行で取り締まりが強化された結果、何が起きたのか?――戦後の混乱から日本経済のバブル期、バブル崩壊などを経てなお生き続けるヤクザ集団。闇社会を支配する彼らの知られざる実態を、関係者のナマ証言と、綿密な取材を基にすべて解き明かす!
※本書は、1998年11月に宝島社文庫より刊行された『現代ヤクザのウラ知識』を改題のうえ、大幅に加筆・修正したものです。
暴力、カネ、女、シャブ……闇社会の住人の真実がわかる!!
ヤクザはどのようにして「誕生」したのか?「シノギ」とは何か、その実態とは?政治との本当の関係は?ヤクザ社会の男と女の「愛」とは?「首領(ドン)」と呼ばれた男たちの素顔は?暴対法、組織犯罪処罰法施行で取り締まりが強化された結果、何が起きたのか?――戦後の混乱から日本経済のバブル期、バブル崩壊などを経てなお生き続けるヤクザ集団。闇社会を支配する彼らの知られざる実態を、関係者のナマ証言と、綿密な取材を基にすべて解き明かす!
※本書は、1998年11月に宝島社文庫より刊行された『現代ヤクザのウラ知識』を改題のうえ、大幅に加筆・修正したものです。
- 本の長さ392ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2006/11/21
- 寸法10.8 x 1.9 x 15.2 cm
- ISBN-104062810654
- ISBN-13978-4062810654
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2006/11/21)
- 発売日 : 2006/11/21
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 392ページ
- ISBN-10 : 4062810654
- ISBN-13 : 978-4062810654
- 寸法 : 10.8 x 1.9 x 15.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 900,019位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
1942年、東京生まれ。早稲田大学政経学部卒業後、出版社、広告代理店勤務を経て作家に。2003年には『食肉の帝王―巨富をつかんだ男 浅田満』(講談社)で第25回講談社ノンフィクション賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 山口組 五代目帝国の内なる敵 (ISBN-13:978-4812441763)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2011年12月26日に日本でレビュー済み
本書は、1998年11月に刊行された『現代ヤクザのウラ知識』(宝島社)を
改題のうえ、加筆・修正を加えたものである。
本書の内容と構成しては、ヤクザという名称の由縁、ヤクザのなり方、一日
の過ごし方、盃事、刺青と断指、除籍や破門処分、抗争といった、ヤクザに
関する基礎知識とでもいうものが、第1章に覚え書き風にまとめられている。
そして第2章では、ヤクザたちの資金集め、いわゆる「シノギ」について、
第3章では、黒幕としてのヤクザの存在として東京佐川・日本皇民党事件を
中心にまとめている。第4章では、ヤクザの女性関係について、第5章では
ヤクザと宗教について、第6章では、稲川会元会長の石井進氏、山口組五代目
組長の渡辺芳則氏のインタビューを通して、裏社会の「首領」たちの考えに
迫る。そして最後には、暴力団対策法施行とそれに伴うヤクザ社会の変化等が
まとめられている。
裏社会のルポルタージュとしてよくまとめられ、闇に包まれた社会を、私た
ち一般の人に明かしてくれる本として、価値があるし、全部で400ページ弱
ある分量もあり、読みごたえもある一冊である。
ただ、一点を挙げるならば、他のレビューでもあったように、この文庫の初版
は2006年であるが、書かれている内容は1992年以前のものになっている
ことである。バブル経済が崩壊し、この1992年に施行された暴力団対策法の
頃から20年ほど経ち、暴力団排除条例も施行され、「反社会組織」として
位置づけられている暴力団と関係を持つことは悪とされるようになってきた
現在とでは、やはり状況が異なる部分も多い。
しかし、総じていえば、情報の古さは気になるにしても、ヤクザの組織や行動
様式などはこの20年ほどで大きく変わるものではなく、現在も「ヤクザの
ウラ知識」としては十分読みごたえがある。
また、情報の古さについては、例えば暴力団の行く末について予測も込めて
書かれた個所も多いため、その点を現在の視点から読み直してみるならば
興味深いかもしれない。
改題のうえ、加筆・修正を加えたものである。
本書の内容と構成しては、ヤクザという名称の由縁、ヤクザのなり方、一日
の過ごし方、盃事、刺青と断指、除籍や破門処分、抗争といった、ヤクザに
関する基礎知識とでもいうものが、第1章に覚え書き風にまとめられている。
そして第2章では、ヤクザたちの資金集め、いわゆる「シノギ」について、
第3章では、黒幕としてのヤクザの存在として東京佐川・日本皇民党事件を
中心にまとめている。第4章では、ヤクザの女性関係について、第5章では
ヤクザと宗教について、第6章では、稲川会元会長の石井進氏、山口組五代目
組長の渡辺芳則氏のインタビューを通して、裏社会の「首領」たちの考えに
迫る。そして最後には、暴力団対策法施行とそれに伴うヤクザ社会の変化等が
まとめられている。
裏社会のルポルタージュとしてよくまとめられ、闇に包まれた社会を、私た
ち一般の人に明かしてくれる本として、価値があるし、全部で400ページ弱
ある分量もあり、読みごたえもある一冊である。
ただ、一点を挙げるならば、他のレビューでもあったように、この文庫の初版
は2006年であるが、書かれている内容は1992年以前のものになっている
ことである。バブル経済が崩壊し、この1992年に施行された暴力団対策法の
頃から20年ほど経ち、暴力団排除条例も施行され、「反社会組織」として
位置づけられている暴力団と関係を持つことは悪とされるようになってきた
現在とでは、やはり状況が異なる部分も多い。
しかし、総じていえば、情報の古さは気になるにしても、ヤクザの組織や行動
様式などはこの20年ほどで大きく変わるものではなく、現在も「ヤクザの
ウラ知識」としては十分読みごたえがある。
また、情報の古さについては、例えば暴力団の行く末について予測も込めて
書かれた個所も多いため、その点を現在の視点から読み直してみるならば
興味深いかもしれない。
2007年2月9日に日本でレビュー済み
一般人では窺い知る事のできない世界を、筆者自身が足を運び、暴力団員と直に対面し
見たままに、あるいは聞いたまま、直接感じたままを明瞭簡潔かつ骨太な文章で書き上げた
素晴らしいドキュメンタリーです。ここに描かれている当時の空気まで伝わるようです。
暴力団と創価学会の繋がり等、今現在でも通じる危険な関係など注目な点も多々あります。
ただし、タイトルにも書きましたが、いかんせん扱われている年代が10年以上は古い。
暴力団を取り巻く状況は確かに当時からあまり変わらないかも知れませんが、
例えば民事介入暴力は扱われていますが、その後に出てきた行政対象暴力は出てきません。
文庫本としての再販なので(原本は1993年連載されたものを単行本化)酷なのですが、
その点だけが残念で、星一つ引かせていただきました。
ですが、逆に言えば、当時そのままの内容でも上記の創価学会との関係、あるいは
その後顕在化する外国人犯罪との関連性がこの時点で既に論じられているのは大変興味深く、
現在と過去との繋がりを確かめられるという意味でも必読の書と言えます。
見たままに、あるいは聞いたまま、直接感じたままを明瞭簡潔かつ骨太な文章で書き上げた
素晴らしいドキュメンタリーです。ここに描かれている当時の空気まで伝わるようです。
暴力団と創価学会の繋がり等、今現在でも通じる危険な関係など注目な点も多々あります。
ただし、タイトルにも書きましたが、いかんせん扱われている年代が10年以上は古い。
暴力団を取り巻く状況は確かに当時からあまり変わらないかも知れませんが、
例えば民事介入暴力は扱われていますが、その後に出てきた行政対象暴力は出てきません。
文庫本としての再販なので(原本は1993年連載されたものを単行本化)酷なのですが、
その点だけが残念で、星一つ引かせていただきました。
ですが、逆に言えば、当時そのままの内容でも上記の創価学会との関係、あるいは
その後顕在化する外国人犯罪との関連性がこの時点で既に論じられているのは大変興味深く、
現在と過去との繋がりを確かめられるという意味でも必読の書と言えます。
2007年11月22日に日本でレビュー済み
文庫とはいえ、400ページ近い量です。気が重くて、なかなかとりかかれませんでした。しかし、読み始めると、止まりません!勉強になります。ちょっと値段が高いのが、玉にキズ。