朝ドラのカーネーションが大好きで原作を読んでみたいと思い購入しました。
朝ドラが忠実に再現されている事ももちろんですが、
ドラマで描かれなかったディープな部分もわかり
よりカーネーションが好きになりました。
コシノ母は、経営者としても女性としても素敵な人だと思いました。
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コシノ洋装店ものがたり (講談社+アルファ文庫 A 133-1) 単行本 – 2011/9/20
小篠 綾子
(著)
コシノ三姉妹「お母ちゃん」の自叙伝――国際的なファッションデザイナーとして活躍を続けるコシノ三姉妹、ヒロコ、ジュンコ、ミチコを、女手ひとつで育て上げた母親は、自身も強烈な個性を持つデザイナーだった。戦前の洋服黎明期に洋裁と商いの修業をし、結婚後はときに子を顧みず仕事に没頭し、夫との死別後は道ならぬ愛を貫き、コシノ洋装店を繁盛させた。父親から受け継いだ自由な生きざまを、娘たちに背中で見せることで昇華させた、小篠家ゴッド・マザーの物語。
●女学校を中退して、パッチ屋で奉公
●父の差し金で修業先を転々
●独立して、百貨店や病院の制服を受注
●婿養子をもらうも、死別後は妻子もちと恋に
●三姉妹の養育は自由奔放に、ときには援助を
※本作品は2001年10月、小社より刊行された『やんちゃくれ――コシノのお母ちゃんと三姉妹の奮闘記』を、文庫収録にあたり改題、再編集したものです。
●女学校を中退して、パッチ屋で奉公
●父の差し金で修業先を転々
●独立して、百貨店や病院の制服を受注
●婿養子をもらうも、死別後は妻子もちと恋に
●三姉妹の養育は自由奔放に、ときには援助を
※本作品は2001年10月、小社より刊行された『やんちゃくれ――コシノのお母ちゃんと三姉妹の奮闘記』を、文庫収録にあたり改題、再編集したものです。
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2011/9/20
- 寸法10.8 x 1.3 x 15.2 cm
- ISBN-104062814439
- ISBN-13978-4062814430
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2011/9/20)
- 発売日 : 2011/9/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 272ページ
- ISBN-10 : 4062814439
- ISBN-13 : 978-4062814430
- 寸法 : 10.8 x 1.3 x 15.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 423,331位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
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2022年4月8日に日本でレビュー済み
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2022年3月7日に日本でレビュー済み
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普段の寂聴さんがわかり、身近にかんじました
2022年2月19日に日本でレビュー済み
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引き込まれるように読んだ。何が元気ややる気がおこる。人生がんばりたくなた
2014年7月28日に日本でレビュー済み
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再放送のカーネーションを観ているので購入。
戦前戦後を生き抜いた人,コシノさんのエネルギッシュさが分かります。
戦前戦後を生き抜いた人,コシノさんのエネルギッシュさが分かります。
2015年9月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
カーネーションのドラマが大好きなので購入しました。とっても興味深く読ませてもらいました。
2016年9月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こんにちは、古舘 健です。
本書は、「やんちゃくれ‐コシノのお母ちゃんと三姉妹の奮闘記」の文庫版です。2011年に著者をモデルにしたNHKの連続ドラマ小説「カーネーション」が放映されています。
著者の故、小篠綾子氏は周囲からの反発を受けながらも、自らの信条に従う生き方を貫きました。自分にしかできないことで勝たなくてはいけない。著者がそのことに気づいた象徴的なエピソードが本書で紹介されています。
「父と私が玄関先から家の中に入った途端、父は私の方を振り返り、
『綾子!お前は男やない、女なんやぞ!』
と言うが早いか、すさまじい勢いで平手が私の頬に飛んできました。私は訳がわからず吹っ飛んでいました。(中略)
『これが男の力や。お前に出せるか。男と同じようになりたかったら、女子にしか出来んことして勝ってみい!』」
この出来事の後、著者は洋服が好きだと気づき、女学校を中退、修行の道に入りました。それから様々な苦悩に向き合う中、著者を陰ながら支える父親の姿に泣きました。子どもを思う気持ちに感動しました。世界的なファッションデザイナーの3姉妹を育てた著者は言います。
「無条件に子供のすることを認めるというのは、親から見れば勇気がいりますが、認めたほうも認められたほうも、どちらも責任を持つ覚悟がなければできないことです。それにお互いを信頼していないとだめでしょう。(P264)」
先日、アドラー心理学の第一人者、岸見一郎氏の講演会に参加しました。
その中で岸見氏は、子供を叱ったり誉めたりして親の仕事をした気になってはいけない。親と子は役割の違う対等な「横の関係」にある岸見氏はおっしゃっていました。著者の教育方針は、子供を信頼する「横の関係」そのものです。
著者は男社会に飛び込み、馬鹿にされながらも仕事を覚え、結果を出しました。女性が仕事を持つことが困難だった時代、自らの信条を貫く中で幾多の苦労を経験しています。苦難の中にあっても自分の生き方を曲げない、その起業家マインドは起業を目指す方に必見です。ぜひチェックしてみてください。
以下はメモのために抜粋します。
------------------------------------------------
P31
「『自分の子どもやろ、他人の話より我が子を信じられんのか!』
と母を叱っていたそうです。」
P78
「父も私のために勇気ある覚悟をしたのだと思います。よく父が
『自分の人生は自分自身にしか切り拓けへんぞ!』
と、言っていたのを思いだし、私は寂しいながらもその言葉を噛み締めていました。」
P79
「何の力もない私が仕事を手にするには、誰よりも辛くて手を出さないものを誰よりも安く、誰よりも早く仕上げるしかないのです。それを一つ一つ乗り越えてこそ自分の仕事として認めてもらえる、私はこの時、体で思い知らされました。」
P166
「今の時代なら、様々な知識や情報は簡単に手に入れることができますが、この当時はそれぞれの家の経験者からしか知識や情報は得られません。今にして思えば、やはり母や祖母の存在がどれだけ大切か、身をもってわかります。物理的にも精神的にも核家族化が進んだ今の母親たちが、子育てに苦労しているのを見たり聞いたりすると、やはり子育てはその家の環境を一番知っている女性たちの支えがないとダメなのだと思います。」
P190
「ヒロコはハッキリとした口調で、
『お母ちゃんのすることは、どんなことでも一番ええことや。お母ちゃんは悪いことはせえへんもん。そやから悪いことはない。』
この言葉は親戚連中を圧倒しました。」
P214
「今の親たちは子どもに何もかも与えてやれるし、子供たちもそれを何の感謝もなく当たり前と思っているようです。でも、本当に欲しいものを手に入れるというのは大変なことなのです。大変だからこそ、手に入れられた時の喜びは格別なものになるのです。そうした経験をすれば子供たちにも、その物への感謝の気持ちが生まれるのではないでしょうか。」
P264
「何かをやらなくては結果は出ません。その結果がいいほうに出るか、悪いほうに出るか、そんなことは誰にも判りません。しかしそれを、自分の責任としてやることが大切なのだと思います。」
さいごまで読んでくださり、ありがとうございます!
ぜひチェックしてみてください。
本書は、「やんちゃくれ‐コシノのお母ちゃんと三姉妹の奮闘記」の文庫版です。2011年に著者をモデルにしたNHKの連続ドラマ小説「カーネーション」が放映されています。
著者の故、小篠綾子氏は周囲からの反発を受けながらも、自らの信条に従う生き方を貫きました。自分にしかできないことで勝たなくてはいけない。著者がそのことに気づいた象徴的なエピソードが本書で紹介されています。
「父と私が玄関先から家の中に入った途端、父は私の方を振り返り、
『綾子!お前は男やない、女なんやぞ!』
と言うが早いか、すさまじい勢いで平手が私の頬に飛んできました。私は訳がわからず吹っ飛んでいました。(中略)
『これが男の力や。お前に出せるか。男と同じようになりたかったら、女子にしか出来んことして勝ってみい!』」
この出来事の後、著者は洋服が好きだと気づき、女学校を中退、修行の道に入りました。それから様々な苦悩に向き合う中、著者を陰ながら支える父親の姿に泣きました。子どもを思う気持ちに感動しました。世界的なファッションデザイナーの3姉妹を育てた著者は言います。
「無条件に子供のすることを認めるというのは、親から見れば勇気がいりますが、認めたほうも認められたほうも、どちらも責任を持つ覚悟がなければできないことです。それにお互いを信頼していないとだめでしょう。(P264)」
先日、アドラー心理学の第一人者、岸見一郎氏の講演会に参加しました。
その中で岸見氏は、子供を叱ったり誉めたりして親の仕事をした気になってはいけない。親と子は役割の違う対等な「横の関係」にある岸見氏はおっしゃっていました。著者の教育方針は、子供を信頼する「横の関係」そのものです。
著者は男社会に飛び込み、馬鹿にされながらも仕事を覚え、結果を出しました。女性が仕事を持つことが困難だった時代、自らの信条を貫く中で幾多の苦労を経験しています。苦難の中にあっても自分の生き方を曲げない、その起業家マインドは起業を目指す方に必見です。ぜひチェックしてみてください。
以下はメモのために抜粋します。
------------------------------------------------
P31
「『自分の子どもやろ、他人の話より我が子を信じられんのか!』
と母を叱っていたそうです。」
P78
「父も私のために勇気ある覚悟をしたのだと思います。よく父が
『自分の人生は自分自身にしか切り拓けへんぞ!』
と、言っていたのを思いだし、私は寂しいながらもその言葉を噛み締めていました。」
P79
「何の力もない私が仕事を手にするには、誰よりも辛くて手を出さないものを誰よりも安く、誰よりも早く仕上げるしかないのです。それを一つ一つ乗り越えてこそ自分の仕事として認めてもらえる、私はこの時、体で思い知らされました。」
P166
「今の時代なら、様々な知識や情報は簡単に手に入れることができますが、この当時はそれぞれの家の経験者からしか知識や情報は得られません。今にして思えば、やはり母や祖母の存在がどれだけ大切か、身をもってわかります。物理的にも精神的にも核家族化が進んだ今の母親たちが、子育てに苦労しているのを見たり聞いたりすると、やはり子育てはその家の環境を一番知っている女性たちの支えがないとダメなのだと思います。」
P190
「ヒロコはハッキリとした口調で、
『お母ちゃんのすることは、どんなことでも一番ええことや。お母ちゃんは悪いことはせえへんもん。そやから悪いことはない。』
この言葉は親戚連中を圧倒しました。」
P214
「今の親たちは子どもに何もかも与えてやれるし、子供たちもそれを何の感謝もなく当たり前と思っているようです。でも、本当に欲しいものを手に入れるというのは大変なことなのです。大変だからこそ、手に入れられた時の喜びは格別なものになるのです。そうした経験をすれば子供たちにも、その物への感謝の気持ちが生まれるのではないでしょうか。」
P264
「何かをやらなくては結果は出ません。その結果がいいほうに出るか、悪いほうに出るか、そんなことは誰にも判りません。しかしそれを、自分の責任としてやることが大切なのだと思います。」
さいごまで読んでくださり、ありがとうございます!
ぜひチェックしてみてください。
2012年9月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『カーネーション』の最終回を観て、朝の連ドラの最高傑作だ!との確信を持ったので、原作のひとつであるこの『コシノ洋装店ものがたり』を読んでみたのですが、読んでいる時にビックリする感覚に包まれました。
その感覚が、黒沢 明監督の大傑作『赤ひげ』を観た後に、その原作である山本周五郎の『赤ひげ診療譚』を読んだ時に感じたものと同じ感覚だったからです。
『赤ひげ』も『カーネーション』も、けっこう忠実に原作をなぞっていくのですが、映画的にあるいは朝の連ドラ的に変えるべき所は変えており、しかも、その変更点については、いずれも、原作との間にかなり濃密な対話というかコミュニケーションが成立していて、必ずその濃密な手続きを経たうえで変更しているという印象を受けました。
この対話の手続きを経ているゆえに、『赤ひげ』も『カーネーション』も、原作の本質を、より一層輝やかせることができた!のではないかと思います。 『カーネーション』が朝の連ドラの最高傑作となったゆえんです。
山本周五郎は、映画館で『赤ひげ』を観終わった後に「原作よりもいい!」という最大の賛辞を黒沢監督に送ったそうですが、小篠綾子さんも、天国から毎朝『カーネーション』を観ていて、その出来栄えに対して「わが意を得たり!」と大変ご満悦だったのではないか?と確信します。
その感覚が、黒沢 明監督の大傑作『赤ひげ』を観た後に、その原作である山本周五郎の『赤ひげ診療譚』を読んだ時に感じたものと同じ感覚だったからです。
『赤ひげ』も『カーネーション』も、けっこう忠実に原作をなぞっていくのですが、映画的にあるいは朝の連ドラ的に変えるべき所は変えており、しかも、その変更点については、いずれも、原作との間にかなり濃密な対話というかコミュニケーションが成立していて、必ずその濃密な手続きを経たうえで変更しているという印象を受けました。
この対話の手続きを経ているゆえに、『赤ひげ』も『カーネーション』も、原作の本質を、より一層輝やかせることができた!のではないかと思います。 『カーネーション』が朝の連ドラの最高傑作となったゆえんです。
山本周五郎は、映画館で『赤ひげ』を観終わった後に「原作よりもいい!」という最大の賛辞を黒沢監督に送ったそうですが、小篠綾子さんも、天国から毎朝『カーネーション』を観ていて、その出来栄えに対して「わが意を得たり!」と大変ご満悦だったのではないか?と確信します。
2011年11月10日に日本でレビュー済み
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朝ドラ「カーネーション」が始まったので、原作を読んでみました。
ドラマでは脚色も多いですが、原作で書かれている事件(?)は割と忠実に描かれれいます。
小篠さんは作家ではないので、回想が重複していたり、つじつまが合わなかったりすることもありますが、なかなかおもしろいです。
昭和の時代にたくましく生きた女性に拍手です。
ドラマでは脚色も多いですが、原作で書かれている事件(?)は割と忠実に描かれれいます。
小篠さんは作家ではないので、回想が重複していたり、つじつまが合わなかったりすることもありますが、なかなかおもしろいです。
昭和の時代にたくましく生きた女性に拍手です。