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世界デフレは三度来る 下 (講談社BIZ) 単行本 – 2006/4/21
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国を挙げて熱病に罹った如くバブルつぶしに狂奔した日本。待っていたのは悲惨なデフレだった。用意周到にバブルとデフレを制御したアメリカとの好対照は、日本銀行とアメリカ連銀の違いだけなのか。ポピュリズム政治に撹乱される中央銀行家たちの苦悩の半世紀。
われわれは、「非合理な熱狂」が資産価格を押し上げ、それがやがて、日本において過去10年にわたって起こっているような、長期にわたる予想外の景気後退の原因となることを、どのようにしたら早期に予測することができるのでしょうか。またそれが予測できたとしても、その予測をどのように金融政策に織り込んだらよいのでしょうか。われわれは、中央銀行家として、金融資産価格の暴落が、実体経済や、生産、雇用、物価安定に影響を与えなければ、そのことに注意を払わなくてよいのでしょうか。――<1999年12月5日、アラン・グリーンスパン講演>
- ISBN-104062820072
- ISBN-13978-4062820073
- 出版社講談社
- 発売日2006/4/21
- 言語日本語
- 寸法13.5 x 3.8 x 19.5 cm
- 本の長さ602ページ
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
19世紀後半から現代までの経済政策の歴史を振り返る。インフレ、デフレの変動に焦点を当て、財政、金融政策でその変動を管理するという思想がどのように深まったのかを考察する。
19世紀末、世界の主要国は金本位制に転換した。その過程で「金の分捕り合戦」が生じ、世界的なデフレに陥る。このデフレは南アフリカで金鉱が見つかり、マネーサプライ(通貨供給量)が増加したことで解消された。著者は、マネーがデフレ不況を解決するカギになった明確な例だと指摘する。
一方、日本は西南戦争の戦費調達のために、不換紙幣の大量増発に追い込まれ、戦争後にはインフレに悩まされた。著者は高インフレ解消のため、緊縮財政で支出を大幅削減することを目指した松方正義と、外国からの借金で財の供給不足を補うことを目指した福沢諭吉、大隈重信らの経済論戦を解説。明治時代のリーダーが先端の経済認識を持っていたことを評価する。
21世紀初頭に「来る」と喧伝された3回目の世界デフレはどうやら回避されそうだ。米政府と連銀が提携して強力な景気刺激策を実行したのがその要因。本書は構造改革か、景気対策かと思い悩み、どちらも中途半端にしか実施しなかった日本との差異はどこにあるのか、分析を試みる。
(日経ビジネス 2006/06/05 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
出版社からのコメント
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2006/4/21)
- 発売日 : 2006/4/21
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 602ページ
- ISBN-10 : 4062820072
- ISBN-13 : 978-4062820073
- 寸法 : 13.5 x 3.8 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 498,630位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 272位経済・社会小説 (本)
- - 31,945位投資・金融・会社経営 (本)
- - 49,415位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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政治家は評価がわかれるが日銀総裁はすべてバカ
「金本位制」が主要国経済を通貨面で緊密に結び付けており、ひとたびデフレが国際経済の中心地で起これば、
それを世界的な規模のものにする原因となった過去の二つのデフレ(ヴィクトリア朝デフレ、大恐慌)。
「失われた10年」・・・。
「バブルを見込んでしゃにむに投資に走った企業家に「退路」を与えることが、金融システムの安定のためにも、
「不良債権問題」の早期解決のためにも必要であったのに、政策当局は退路を与える代わりに、それを断ったのである」
「これまでの政策にどこにも間違いがなかったと言って責任を放棄する政府と日銀の態度が、問題の解決を遅らせているという、
1992年における宮尾の指摘(宮尾尊弘「週間東洋経済」(1992年12月12日号))は、いかに正しかったことであろうか」
「供給量を自由に変えられる不換紙幣による貨幣制度の下で、しかも主要国が変動相場制を採用し、
他国からの衝撃を通貨面で遮断できる状況」にあったにも関わらず、
「世界デフレの発生が現実の可能性として浮上した」21世紀初頭・・・
「東アジアの貯蓄超過(「貸し渋り」)」・・・
「東アジアの国々において貯蓄意欲だけが依然高いまま、投資意欲が減退したという状況」が、
世界不況を引き起こす・・・
「調整のための主たるイニシアティブを債権国から引き出す(ケインズ)」しかない。
グリーンスパンをカバーにした下巻は、宮沢、三重野の回想録から始まる。
二人は、失われた十年の中で、能力は認められながらも、反面教師としての役回りである。
日本は、ドッジライン、所得倍増論、為替変動相場制、列島改造論、狂乱物価、バブル崩壊、デフレ突入、と様々な経済変動を体験する。そこでの金融、政治に関わった人達の賞賛と批判が、当時の証言を基に、筆者の意見として曖昧さを排除して語れる。これは、痛快であるとともに、経済の舵取りには、専門性、慧眼、そして何より毅然とした実行力が必要とされることを思い知らされた。
対比として、米国における舵取りは、ニクソンショック、FOMCの独立性の確保、グリーンスパン役割発揮など、その機能発揮までの道のりが比較的的好意的な口調で記されていく。たぶんこれは、日本のバブル崩壊に対する取り組み方が、あまりに情けなく、筆者の忸怩たる思いを反映した結果であろう。
振り返れば、バブル崩壊の時には、確かに、有効な経済政策を模索すると言うよりは、その責任を地価高騰や、銀行、証券会社の責任とし、それを懲らしめれば、経済は良くなる的な単細胞的発想が横行していたのは確かである。このような、大衆受けする内容と、経済を適正にするというプロセスは峻別さるべきであり、かつ、その施策の意味を的確に説明していくことが、日銀を含めた財政担当者に求められることを筆者は切々と訴える。
本書は、経済史が、どのような道筋を通って、現在につながって来たのかを見事に描ききってくれた。上巻の序によれば、3度目の世界デフレは未遂に終わりそうであるとのことである。それは喜ばしいことであるが、政策機構が過去の教訓を真摯に受け止め、その決定プロセスを見直し、より効果的に機能していくことを期待する。
さて、大河小説たる本巻の主人公は表紙の写真の通り、グリーンスパンであるし、これは上巻の表紙の高橋是清とパラレルになっている趣向です。しかし、実は裏の主人公は宮澤喜一であることが読めばわかるようになっています。
ずばり、宮澤喜一はバブルから「失われた10年」にいたるこの大事な局面でどうして、「昭和恐慌」における高橋是清になれなかったのか?あるいは、グリーンスパンとどこが違うのかが、下巻のテーマとなっていると思います。
経済的センスにおいてはまったく遜色のない彼が(それが証拠にアジア経済危機に関してはIMFはだめだめで、彼の決断によって乗り切ったことが書かれています。)どうして、こんなことになってしまったのかが、彼個人に足りなかった資質=政治家としての能力(辛辣に批判されています。)と、それにもまして、海外の危機救済はOKなのに、国内の銀行救済は許さなかった日本というシステムの問題が指摘され、この本が深い問題を提起するものとなっています。
それにしても、上巻でみた、高橋是清の骨太の指導力と比較して、現代の政治家の線の細さは、何とかならないのだろうか。
ただ、回復に長い時間はかかったが、高橋是清後には、太平洋戦争が待っていたが、宮沢喜一後にその予兆ない。平和は、維持されている。それでよしと考えたい。