タイトルに「パワポ」が入ってますが、パワポの使い方ではありません。
企画という仕事の本質はもっともっと泥臭く頭脳体力を日常的に鍛えてなければ
出来ないものだという本書の主張、少しは判るつもりです。
以下、レビュワーが解読できた要所ですが、
1. 企画を考えるのはパワポ(もっと云えばPC)に向かってするものではない。
2. SWOTを抽出する。その前に100のアイディアを実際に手書きで挙げてみる。
その殆どは捨てることになるが気にしない。当たりが2つ、3つあれば良し。
(ここは知財・特許と似ている)
3. 企画「書」を書き始めるのはWordを使え。それも最初はシンプルな項目を
埋める方法から始める、確度の高い提案について詳細を詰めること。
4. 提案が煮詰まったところでパワポを使って見せ所を考えるべし。
5. 企画書の本当の役割は、各人の分担を明らかにすること。
パワポを使いこなせる人がこういう本を書くから説得力があるんでしょう。
プログラミングに熟達してプログラミングの限界を語るのと一緒。
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パワポ使いへの警告 (講談社BIZ) 単行本 – 2006/6/20
榊原 廣
(著)
「信じられるストーリー」が企画力の原泉だ
企画・プレゼンソフトの定番パワーポイントが企画力を低下させる!?企画書作りのプロが企画の"規画"作りから徹底コーチ。「採案される」企画が誰でも作れます
企画・プレゼンソフトの定番パワーポイントが企画力を低下させる!?企画書作りのプロが企画の"規画"作りから徹底コーチ。「採案される」企画が誰でも作れます
- 本の長さ237ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2006/6/20
- ISBN-104062820161
- ISBN-13978-4062820165
商品の説明
メディア掲載レビューほか
パワポ使いへの警告
PowerPoint(通称パワポ)を使って企画書を作ることは、今や当たり前。だが、パワポで以前作った企画書をカット&ペーストで使いまわすなど、「企画を練る」という最も重要な作業を疎かにしている人が多いと筆者は指摘する。本書は、こうした人たちに「企画がまとまらないうちにパワポを使うな」と警鐘を鳴らし、良い企画書を作るためのノウハウを解説する。特性列挙法や候補アイデア修正法といった発想の仕方や、KJ法などによるアイデアのまとめ方も分かりやすく紹介する。
PowerPoint(通称パワポ)を使って企画書を作ることは、今や当たり前。だが、パワポで以前作った企画書をカット&ペーストで使いまわすなど、「企画を練る」という最も重要な作業を疎かにしている人が多いと筆者は指摘する。本書は、こうした人たちに「企画がまとまらないうちにパワポを使うな」と警鐘を鳴らし、良い企画書を作るためのノウハウを解説する。特性列挙法や候補アイデア修正法といった発想の仕方や、KJ法などによるアイデアのまとめ方も分かりやすく紹介する。
(日経コンピュータ 2006/07/24 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
著者について
1961年生まれ。筑波大学第2学群生物学類卒業。博報堂DYメディアパートナーズ・メディアマーケティング局マーケティング部長などを経て、現在、同社メディア環境研究所主席研究員。企業が顧客と永続的な関係を築くためのコミュニケーション手法であるCRMをはじめ、インターネットマーケティング、メディアマーケティングの現場で活躍中。豊富なプランニング現場での経験に基づく、企画力開発指導に定評がある。
著書に『企画力の教科書』(日本実業出版社刊)などがある。
著書に『企画力の教科書』(日本実業出版社刊)などがある。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2006/6/20)
- 発売日 : 2006/6/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 237ページ
- ISBN-10 : 4062820161
- ISBN-13 : 978-4062820165
- Amazon 売れ筋ランキング: - 78,084位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 70位Word・Excel・PowerPoint
- - 115位プレゼンテーションソフト (本)
- - 258位ビジネス企画
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年8月16日に日本でレビュー済み
表紙にTips for Power Point users ってあるのは違うんじゃないでしょうかね。
パワーポイントでうまく企画書を作りたい、っていう人が間違って手に取ることを
計算したタイトルと装丁。
内容はパワポの「Tips」とは全然関係ない内容。
パワポはあくまでツールでそれだけに頼っていたらいい企画は書けない、という主旨はわかるけど、それだったらそういう内容を表したタイトルにすべき。
パワーポイントでうまく企画書を作りたい、っていう人が間違って手に取ることを
計算したタイトルと装丁。
内容はパワポの「Tips」とは全然関係ない内容。
パワポはあくまでツールでそれだけに頼っていたらいい企画は書けない、という主旨はわかるけど、それだったらそういう内容を表したタイトルにすべき。
2010年2月7日に日本でレビュー済み
パワポ(マイクロソフト社のプレゼン資料作成ツール;パワーポイント)を使う人以外でも、問題なく役に立つ本だ。
企画書を書く人へ贈るノウハウ本だ。
そこそこ企画が書けるが、面白い企画やいい企画が出せない人に、役立つ本だ。
そのノウハウをここで書きたくなるような、本だ。
でも書いてしまってはいけないと思うので我慢しておく。
結論を言うと、ロジカルにものを考えられない人は、アイデアも発掘できやしないということなのだった。
実にわかりやすい!
企画書を書く人へ贈るノウハウ本だ。
そこそこ企画が書けるが、面白い企画やいい企画が出せない人に、役立つ本だ。
そのノウハウをここで書きたくなるような、本だ。
でも書いてしまってはいけないと思うので我慢しておく。
結論を言うと、ロジカルにものを考えられない人は、アイデアも発掘できやしないということなのだった。
実にわかりやすい!
2011年8月20日に日本でレビュー済み
「パワポ」という言葉遣いが、いただけない。
広告業界の浅はかさを奇しくも露呈しているような印象を受ける。
後半では、企画作りはワードプロセッサを使えというありがたい指摘をしているのに、「ワードを使え」という。
マイクロソフトの回し者ですか?
まあ現状ほぼ寡占状態にある点に目を背けるわけにもいかないので、百歩譲って特定の商品名で説明するのは致し方ないとして、「パワポ」は、ないでしょう。
内容は良いこと書いてあるのに、残念です。
広告業界の浅はかさを奇しくも露呈しているような印象を受ける。
後半では、企画作りはワードプロセッサを使えというありがたい指摘をしているのに、「ワードを使え」という。
マイクロソフトの回し者ですか?
まあ現状ほぼ寡占状態にある点に目を背けるわけにもいかないので、百歩譲って特定の商品名で説明するのは致し方ないとして、「パワポ」は、ないでしょう。
内容は良いこと書いてあるのに、残念です。
2006年11月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
パワーポイント(プレゼンテーションソフト)は企画を見せるためのツールであって、企画を練り上げるためのツールではない。
ワープロを使えば誰でも名文を書けるわけではない、のと同じ。
個人的には「企画の規格」が役に立ちました。
下手に「ロジックツリー」とか駆使するよりもこちらの方がしっくりくる。
ワープロを使えば誰でも名文を書けるわけではない、のと同じ。
個人的には「企画の規格」が役に立ちました。
下手に「ロジックツリー」とか駆使するよりもこちらの方がしっくりくる。
2006年6月30日に日本でレビュー済み
私も普段からよくパワポのお世話になっている,と言うか,パワポに使われていますので,シニカルなお話で苦笑いでもさせてもらおうと思って本書を読みましたが,予想に反して硬派な本でした.一昔前であれば「うける企画の作り方」とか「これであなたもプランナー」という本があったとすると,そこに書かれていそうな内容です.
ブレーンストーミングやKJ法といった発想法など,遙か昔,新入社員研修の頃に聞いたような話やSWOT分析の話を交えて,「企画」というものを作っていくステップや各ステップでの考え方が述べられています.なかなか使えそうな一冊です.
ブレーンストーミングやKJ法といった発想法など,遙か昔,新入社員研修の頃に聞いたような話やSWOT分析の話を交えて,「企画」というものを作っていくステップや各ステップでの考え方が述べられています.なかなか使えそうな一冊です.
2012年5月5日に日本でレビュー済み
いうまでもないけれど、パワポとはマイクロソフト社のプレゼンテーション資料作成ソフトです。
見栄えの良いテンプレートやアニメーションが数多く用意されているし、グラフも簡単に貼り付けられるし、
スライドを追加していって、最後に順番を並べ替えたりするだけでそれらしい見栄えの資料が作成できてしまいます。
このため、会社の中で「企画」を担当する部署の社員には、企画書作成ツールとして定番となっています。
しかし、構成などで頭を使わずパワポでいきなり作られてしまった資料は
無駄に見栄えが良いだけで、何を言いたいのか全く伝えられない「ひどい」ものになりがちです。
本書のタイトルにある「パワポ使い」とは、そういった見栄えが良いだけで他人に何も伝えられない企画書を作る人を評した名称です。
つまり、企画を考えたり企画書を作っているのではなく、(中身のない)パワポ資料をただ作っているだけの人ということです。
そう考えてみると、本書のタイトルは問題の本質を的確に言い当てた素晴らしいタイトルだと気付かされます。
「パワポ使い」に対して、著者は本書で「いきなりパワポを使うな、まずはワードで構成を考えろ」と警告しています。
ここで、パワポやワードといった具体的なマイクロソフトの製品名は、著者のメッセージとは直接には関係ありません。
ですから、プレゼンテーション資料を作るのが仕事のメインになっている人には、
そのツールがパワーポイントであるか、Keynoteであるかを問わず本書を読むべきでしょう。
見栄えの良いテンプレートやアニメーションが数多く用意されているし、グラフも簡単に貼り付けられるし、
スライドを追加していって、最後に順番を並べ替えたりするだけでそれらしい見栄えの資料が作成できてしまいます。
このため、会社の中で「企画」を担当する部署の社員には、企画書作成ツールとして定番となっています。
しかし、構成などで頭を使わずパワポでいきなり作られてしまった資料は
無駄に見栄えが良いだけで、何を言いたいのか全く伝えられない「ひどい」ものになりがちです。
本書のタイトルにある「パワポ使い」とは、そういった見栄えが良いだけで他人に何も伝えられない企画書を作る人を評した名称です。
つまり、企画を考えたり企画書を作っているのではなく、(中身のない)パワポ資料をただ作っているだけの人ということです。
そう考えてみると、本書のタイトルは問題の本質を的確に言い当てた素晴らしいタイトルだと気付かされます。
「パワポ使い」に対して、著者は本書で「いきなりパワポを使うな、まずはワードで構成を考えろ」と警告しています。
ここで、パワポやワードといった具体的なマイクロソフトの製品名は、著者のメッセージとは直接には関係ありません。
ですから、プレゼンテーション資料を作るのが仕事のメインになっている人には、
そのツールがパワーポイントであるか、Keynoteであるかを問わず本書を読むべきでしょう。
2007年4月7日に日本でレビュー済み
社内教育の中で、経営陣への事業提言を行う研修を担当していますが、本書を読むと
その時の受講者の取り組み方が、いかに結論ありきの考察の浅いものであるかが
浮き彫りになります。本書は企画全般について、どのように考えるべきかその作法を
説く書であり、「説明できるのは所詮一次元」「アイデアを考える、それぞれを論理的に
まとめる、ベストのものを選択する、の3つは全く別の脳の使い方が必要」「正しい
ストーリーではなく信じるに足るストーリーを」などわかりやすい言葉で丁寧に説明されて
います。
早速活用したいと思います。タイトルが「パワポ使いへの警告」となっているので色物と
見られがちですが、きちんと書かれた良書です。
その時の受講者の取り組み方が、いかに結論ありきの考察の浅いものであるかが
浮き彫りになります。本書は企画全般について、どのように考えるべきかその作法を
説く書であり、「説明できるのは所詮一次元」「アイデアを考える、それぞれを論理的に
まとめる、ベストのものを選択する、の3つは全く別の脳の使い方が必要」「正しい
ストーリーではなく信じるに足るストーリーを」などわかりやすい言葉で丁寧に説明されて
います。
早速活用したいと思います。タイトルが「パワポ使いへの警告」となっているので色物と
見られがちですが、きちんと書かれた良書です。