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カラ売り屋 (講談社BIZ) 単行本 – 2007/2/21
黒木 亮
(著)
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購入オプションとあわせ買い
日本経済の闇に蠢く怪しい奴ら
カラ売り専業ファンド、村おこし詐欺師、途上国専門屋、破綻企業サルベージ屋……道を踏み外した男たちが起死回生の大勝負に出た!
ベストセラー『巨大投資銀行』の作者が切り開いた新境地。
社畜野郎が……。
北川はどぶ鼠色のスーツを着た男のがっしりした背中を睨みつけた。
ああいう知性も、志も、道徳観もない奴らが、コーポレート・ガバナンスを破壊するんだ。
カラ売り専業ファンド、村おこし詐欺師、途上国専門屋、破綻企業サルベージ屋……道を踏み外した男たちが起死回生の大勝負に出た!
ベストセラー『巨大投資銀行』の作者が切り開いた新境地。
社畜野郎が……。
北川はどぶ鼠色のスーツを着た男のがっしりした背中を睨みつけた。
ああいう知性も、志も、道徳観もない奴らが、コーポレート・ガバナンスを破壊するんだ。
- 本の長さ374ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2007/2/21
- 寸法13.5 x 2.7 x 19.4 cm
- ISBN-104062820374
- ISBN-13978-4062820370
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2007/2/21)
- 発売日 : 2007/2/21
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 374ページ
- ISBN-10 : 4062820374
- ISBN-13 : 978-4062820370
- 寸法 : 13.5 x 2.7 x 19.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 310,127位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 7,547位日本文学
- - 59,043位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1957年、北海道生まれ。
早稲田大学法学部卒、カイロ・アメリカン大学大学院(中東研究科)修士。
銀行、証券会社、総合商社に23年あまり勤務し、国際協調融資、プロジェクト・ファイナンス、貿易金融、航空機ファイナンスなどを手がける。
2000年、『トップ・レフト』でデビュー。主な作品に『巨大投資銀行』、『排出権商人』、『エネルギー』など。大学時代は競走部に所属し、箱根駅伝に2度出場、20kmで道路北海道記録を塗り替えた。ランナーとしての半生は自伝的長編『冬の喝采』にほぼノンフィクションで綴られている。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年4月12日に日本でレビュー済み
短編集なのですがそれぞれキャラクター設定がしっかりしてて引き込まれます。カラ売り屋については続編も出てます。『ザ・コストカッター』こちらも推奨です。
2021年3月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本のタイトルである『カラ売り屋』に興味があり、読みました。本書は短編4つで構成されており、『カラ売り屋』のほか、もと銀行員と詐欺まがいの事業を展開する親友の話、ロンドンの銀行を舞台に大型の融資をまとめる話、そして最後は和歌山の老舗ホテルの事業再生の話である。
短編とはいえ、金融業界の様々な業務を違う視点から描かれており読みごたえがある内容であった。
金融業界に興味があるが、全く違う仕事をしているのはじめて知る内容が多くあった。半○直樹のようなドラマチックな展開はない。銀行の業務や金融についての入門書として良いのではないでしょうか。
短編とはいえ、金融業界の様々な業務を違う視点から描かれており読みごたえがある内容であった。
金融業界に興味があるが、全く違う仕事をしているのはじめて知る内容が多くあった。半○直樹のようなドラマチックな展開はない。銀行の業務や金融についての入門書として良いのではないでしょうか。
2012年1月2日に日本でレビュー済み
国際金融とクロスボーダープロジェクトの経験が長い作家の経験に基くビジネス小説。カラ売り専門の証券会社の活躍「カラ売り屋」、地方のホテルの民事再生を描いた「再生屋」、エマージングマーケットのプロジェクトファイナンスを手掛けるバンカー「エマージング屋」、村おこしにからんだ補助金からみの詐欺「村起こし屋」の4つのストーリーから金融実務とそれに絡んだ人間模様が面白い。
2007年5月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
経済小説であるため、経済知識があったほうが楽しめる小説ではあるが、専門用語などできる限り解説を加えているので、十二分に楽しめる。実経済などの知識などあったほうがより楽しめることに違いはない。
ただ数字のみのビジネス本というよりも、経済界に生きる人間を描いている。
そこが面白い。
ただ数字のみのビジネス本というよりも、経済界に生きる人間を描いている。
そこが面白い。
2007年4月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作者はとにかく『巨大投資銀行』の内容の濃さがとてつもなく凄い。
と思って読んでみたら、短編と言うだけあって内容的に薄いものを感じた。
中学生が読んで、世間にはこういう仕事(問題?犯罪方法?)があるんだな、等と表と裏を知る上では良いと思うが、大人がしっかりした内容を読みたいと思うとちょっと。。。
なので、作者には申し訳ないが2点にしました。
と思って読んでみたら、短編と言うだけあって内容的に薄いものを感じた。
中学生が読んで、世間にはこういう仕事(問題?犯罪方法?)があるんだな、等と表と裏を知る上では良いと思うが、大人がしっかりした内容を読みたいと思うとちょっと。。。
なので、作者には申し訳ないが2点にしました。
2021年12月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
短編集なので、玉石混合です。
複雑でわかりにくいと思ったら、その短編は飛ばしてしまいましょう。
複雑でわかりにくいと思ったら、その短編は飛ばしてしまいましょう。
2008年1月11日に日本でレビュー済み
特殊な職業でプロとして生きる男達を描いた短編集だ。
タイトルの「カラ売り屋」の主人公はタイトル通りカラ売り専門の小規模の投資会社に勤務している。このような投資会社があるとは知らなかったが、カラ売りの手法は業績悪化など問題を隠している会社を探し出して、カラ売りを仕掛けた上で自らその会社の問題を暴いたレポートを発表して株価が下がるのを待つというやり方だ。今回のターゲットは大赤字の海外案件を抱える中堅土木工事会社で、カラ売りに対して反撃を仕掛ける会社との市場における攻防や赤字案件を暴き出す過程が迫力たっぷりに描かれており面白かった。
残りの3篇は「村おこし屋」「エマージング屋」「再生屋」とタイトルだけでは何をやっているのかわからないが、何れも通常とは異なるマニアックな世界で生きるプロフェッショナルの生き様が描かれており興味深くかつ面白かった。特に「エマージング屋」については、著者の実体験が含まれているのかも知れないが日系大手銀行の海外支店で勤務していた主人公の新興国宛への融資業務や現地採用行員との軋轢が生々しく描かれており、とても興味深いと同時に、同じ金融マンとしてはこのように自力で案件を発掘する主人公の実力に頭が下がる思いがした。
タイトルの「カラ売り屋」の主人公はタイトル通りカラ売り専門の小規模の投資会社に勤務している。このような投資会社があるとは知らなかったが、カラ売りの手法は業績悪化など問題を隠している会社を探し出して、カラ売りを仕掛けた上で自らその会社の問題を暴いたレポートを発表して株価が下がるのを待つというやり方だ。今回のターゲットは大赤字の海外案件を抱える中堅土木工事会社で、カラ売りに対して反撃を仕掛ける会社との市場における攻防や赤字案件を暴き出す過程が迫力たっぷりに描かれており面白かった。
残りの3篇は「村おこし屋」「エマージング屋」「再生屋」とタイトルだけでは何をやっているのかわからないが、何れも通常とは異なるマニアックな世界で生きるプロフェッショナルの生き様が描かれており興味深くかつ面白かった。特に「エマージング屋」については、著者の実体験が含まれているのかも知れないが日系大手銀行の海外支店で勤務していた主人公の新興国宛への融資業務や現地採用行員との軋轢が生々しく描かれており、とても興味深いと同時に、同じ金融マンとしてはこのように自力で案件を発掘する主人公の実力に頭が下がる思いがした。
2009年2月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作家と言えば国際金融小説ですが、どれも結構ボリュームのあ
る作品となっており、初めて経済小説を読んでみようって思われた
方には、ちょっと手に取りにくいのではないでしょうか。
そんな「経済小説に興味はあるが…」という方にはこの短編集がオ
ススメです。
さて、本書「カラ売り屋」は4つの短編が収められており、その中
のひとつがタイトルでもある「カラ売り屋」です。
この「カラ売り屋」では攻撃を仕掛ける投資会社、攻撃こそ最大の
防御とばかりに応戦する企業、この攻防が面白いです。
他の作品と比べ、短編なので当たり前ですが決着が早いです。
その分いつもの読み応えはありませんが、他の作品に通じる緊迫感
やテンポのよい展開はあります。
この短編「カラ売り屋」を楽しめれたなら、他のボリュームのある
作品も同じように楽しめるはずです。
る作品となっており、初めて経済小説を読んでみようって思われた
方には、ちょっと手に取りにくいのではないでしょうか。
そんな「経済小説に興味はあるが…」という方にはこの短編集がオ
ススメです。
さて、本書「カラ売り屋」は4つの短編が収められており、その中
のひとつがタイトルでもある「カラ売り屋」です。
この「カラ売り屋」では攻撃を仕掛ける投資会社、攻撃こそ最大の
防御とばかりに応戦する企業、この攻防が面白いです。
他の作品と比べ、短編なので当たり前ですが決着が早いです。
その分いつもの読み応えはありませんが、他の作品に通じる緊迫感
やテンポのよい展開はあります。
この短編「カラ売り屋」を楽しめれたなら、他のボリュームのある
作品も同じように楽しめるはずです。