すげえ。
この異常事態に対する現実感の高さがいいよね。
これが小説であり、これが空想科学であり、これが文学であると思う。
最後に登場する犬について、深く解釈することができるだろうが、
それはネタバレになるだろうから、書かない。
この本を読まないのは人生の損失だ。
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SPEEDBOY! (講談社BOX) 単行本(ソフトカバー) – 2006/11/1
舞城 王太郎
(著)
この速さは舞城王太郎にしか描けない! 成雄は走る。独りで走る。走り続けて、加速して、限界を超えて、誰も到達し得ない場所に辿り着いてしまった。限界の向こう側へ行ってしまった成雄を巡る物語。
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2006/11/1
- ISBN-104062836033
- ISBN-13978-4062836036
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2006/11/1)
- 発売日 : 2006/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 208ページ
- ISBN-10 : 4062836033
- ISBN-13 : 978-4062836036
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,109,713位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 144位講談社BOX (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年11月17日に日本でレビュー済み
背中に鬣が生えた少年 成雄(なるお)が主役の短編集。短編それぞれは関連性がなく、登場人物が同じであってもシチュエーションが違うという、パラレルワールドのような変わった構成になっている。
成雄は、音速を超えて走ることができるわけだが、疾走感の極みに達した表現は秀逸。(走りにおいては)人を超えた存在のみが体感できる世界。その中で、ライバルとの音速競走あり、バトルありと盛り上げてくれる。ファンタジーが入り混じったマイジョーらしい作品集だ(そもそも現実感は甚だしく乏しいのだが)。
ちなみに、長編『山ん中の獅見朋成雄』の主人公 成雄も同じ背中に鬣がある設定だが、特につながりはないんだね。
成雄は、音速を超えて走ることができるわけだが、疾走感の極みに達した表現は秀逸。(走りにおいては)人を超えた存在のみが体感できる世界。その中で、ライバルとの音速競走あり、バトルありと盛り上げてくれる。ファンタジーが入り混じったマイジョーらしい作品集だ(そもそも現実感は甚だしく乏しいのだが)。
ちなみに、長編『山ん中の獅見朋成雄』の主人公 成雄も同じ背中に鬣がある設定だが、特につながりはないんだね。
2007年2月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「山ん中の獅見朋成男」の続編??と思いきや、共通しているのは背中にたて髪をもった最速のスプリンターという点のみ。ナルオはナルオでもあくまでパラレルワールドのようですね。山ん中〜が擬音爆発で舞城的エロチシズム溢れる快作だっただけに、なんか物足りない感がある気が…ストーリーもプロットもメチャクチャなのはいつも通り。だけどいつもより中途半端に感じられる。「ピコーン!」や「九十九十九」などの破天荒さ、奈津川家サーガでのじょ〜舌な舞城節は何処へ??多少イマイチな作品が出ようとも、新刊が出る度つい買ってしまう舞城ファンは多い筈。それは彼の内に秘める凄い力を、持て余したる才能がどう昇華されていくのか期待しているからだと思うのだけど…このままだと飽きられるって!ガンバレ王太郎!作家業以外に精だす前に書け!奈津川家サーガ早く完結させろーー!と叫びたくなる私です。
2008年7月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
賛否両論あるようですが、これは、すごい作品ではないかなと思います。
理由1)設定がおもしろい
とにかく早く走れる主人公は、「戦闘機より」早く、海上も走れるようになります。男の子なら確実にわくわくしてしまう?設定です。
理由2)ストーリーがおもしろい
パラレルワールドをジャンプするお話は、一話ごとにぶった切られているようでいて、確実に、つながっていて、そのつながり方がわかりにくいけれども、通読後に激しく目が覚めるような感覚があります。それは、目に見えない世界をきれいにする挑戦を目の当たりにしたような感覚です。
理由3)言葉がおもしろい
選んでいる言葉に著者なりの必然性が感じられますし、表現のチャレンジにも成功していると思います。音楽が好きな人ならきっと気に入るリズムがあります。
お勧めできます!
理由1)設定がおもしろい
とにかく早く走れる主人公は、「戦闘機より」早く、海上も走れるようになります。男の子なら確実にわくわくしてしまう?設定です。
理由2)ストーリーがおもしろい
パラレルワールドをジャンプするお話は、一話ごとにぶった切られているようでいて、確実に、つながっていて、そのつながり方がわかりにくいけれども、通読後に激しく目が覚めるような感覚があります。それは、目に見えない世界をきれいにする挑戦を目の当たりにしたような感覚です。
理由3)言葉がおもしろい
選んでいる言葉に著者なりの必然性が感じられますし、表現のチャレンジにも成功していると思います。音楽が好きな人ならきっと気に入るリズムがあります。
お勧めできます!
2014年8月19日に日本でレビュー済み
とても疾走感がある小説です。
走り続け、走り抜けていく爽快感が非常に心地よい。
夏の暑い日におすすめの一冊です。
走り続け、走り抜けていく爽快感が非常に心地よい。
夏の暑い日におすすめの一冊です。
2009年5月30日に日本でレビュー済み
舞城王太郎の独特な世界観で構築された、走りまくる小説。走る速さが、その擬音語が、作者独特の言い回しで表されているが、その音がちゃんと頭の中で聞こえるから不思議なものである。でも、これまでの舞城節があまり発揮されていない気がした。なんというか、話の中のキャラクターは疾走しているのに、文章自体に疾走感がないのである。「
煙か土か食い物
」や「
阿修羅ガール
」と比べると文章の疾走感はイマイチだった。
あるとき成雄は、自分の走る速さの限界は周りの意識や、自分自身の意識が決めている、と気づく。百メートル1秒を切り、音速に達し、ついには海の上を疾走する。謎の光の玉を追いかけ、走る成雄の行く先にはいったい何があるのだろうか、といった内容から始まる本作は、舞城作品らしく、いつものよーに読者をおいていき、伏線も構成もなにもない。今回は逆にそれがあだとなった。
数多くの謎が放置されすぎで、さらに構成がなく、久々の舞城作品だったおいらは、「最後まで読めば、すべての話がつながるんだろうなぁ、、」と思ってしまったのが運のつき。なにもわからないまま終わってしまい、恩田陸の「 Q&A 」以来、読んだ後に「えっ?」と一人部屋で声を出してしまい、「あ、独り言いっちゃったよ」と一人暮らし独特の寂しさを味わってしまった(ちなみに後の言葉も実際に声に出ている、という寂しさもある)。短編集との見方もできるけど、それはそれでひとつひとつの話は完結してほしい。
あるとき成雄は、自分の走る速さの限界は周りの意識や、自分自身の意識が決めている、と気づく。百メートル1秒を切り、音速に達し、ついには海の上を疾走する。謎の光の玉を追いかけ、走る成雄の行く先にはいったい何があるのだろうか、といった内容から始まる本作は、舞城作品らしく、いつものよーに読者をおいていき、伏線も構成もなにもない。今回は逆にそれがあだとなった。
数多くの謎が放置されすぎで、さらに構成がなく、久々の舞城作品だったおいらは、「最後まで読めば、すべての話がつながるんだろうなぁ、、」と思ってしまったのが運のつき。なにもわからないまま終わってしまい、恩田陸の「 Q&A 」以来、読んだ後に「えっ?」と一人部屋で声を出してしまい、「あ、独り言いっちゃったよ」と一人暮らし独特の寂しさを味わってしまった(ちなみに後の言葉も実際に声に出ている、という寂しさもある)。短編集との見方もできるけど、それはそれでひとつひとつの話は完結してほしい。
2007年4月28日に日本でレビュー済み
久々に読んだ舞城王太郎作品です。しかも大傑作だと思いました。個人的に。読めばとりあえず感動できるんだから読んだらいいんです。おもしろいんですから。
難点なのは高いことです。あとレジに持っていくのが恥ずかしいことです。普通のノベルスサイズならあと300円は安くなったことでしょう。講談社ボックスというよくわからないレーベルで出すのはやめてほしいと思います。
編集者の太田さんの功績は評価しています。舞城王太郎や佐藤友哉を世の中に送り出したのはよかったですから。ファウストだっていいですよ。本ごとにフォントを変えるものいいですよ。ただ、無駄に箱にいれてだして値段をつりあげるのはやめてください。どうしてもやりたいのなら、普通版と箱版でだしてください……。お願い……。ついてこれないやつはついてこれなくていい!という思想の方でしょうが、べつに無理して読者を蹴り落とすことはないでしょう……。
難点なのは高いことです。あとレジに持っていくのが恥ずかしいことです。普通のノベルスサイズならあと300円は安くなったことでしょう。講談社ボックスというよくわからないレーベルで出すのはやめてほしいと思います。
編集者の太田さんの功績は評価しています。舞城王太郎や佐藤友哉を世の中に送り出したのはよかったですから。ファウストだっていいですよ。本ごとにフォントを変えるものいいですよ。ただ、無駄に箱にいれてだして値段をつりあげるのはやめてください。どうしてもやりたいのなら、普通版と箱版でだしてください……。お願い……。ついてこれないやつはついてこれなくていい!という思想の方でしょうが、べつに無理して読者を蹴り落とすことはないでしょう……。
2008年7月5日に日本でレビュー済み
自分はこの作品が初舞城 王太郎だったのですが、はっきり言って、全く面白くありませんでした。
一言で言うならあまりにも意味不明です。
最初は割りと読み易く、それほど難解でもなかったのですが、次話に進行するにつれ、謎が深まり、結局放置のまま終了です。自分は読み終わった後、「んん!?」と限界まで首を傾げてしまいました。
自分のように精神世界の話が苦手は方は購入を控えた方がよろしいかと・・・。
著者の『文圧がある』という定評に期待していたのですが、擬音が凶悪なだけではないでしょうか。
奇抜な設定を評価して☆二つ。
一言で言うならあまりにも意味不明です。
最初は割りと読み易く、それほど難解でもなかったのですが、次話に進行するにつれ、謎が深まり、結局放置のまま終了です。自分は読み終わった後、「んん!?」と限界まで首を傾げてしまいました。
自分のように精神世界の話が苦手は方は購入を控えた方がよろしいかと・・・。
著者の『文圧がある』という定評に期待していたのですが、擬音が凶悪なだけではないでしょうか。
奇抜な設定を評価して☆二つ。