教室の机と椅子が全てなくなり。
しかも密室で。
人が死んでいる。
なぜ?どうして?
今回はノーカット版であるということで
ノベルズと比べるのも
いいかと。
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ノーカット版 密閉教室 (講談社BOX) 単行本 – 2007/2/2
法月 綸太郎
(著)
あの法月綸太郎の原点中の原点! 新本格ミステリの父と謳われる編集者・宇山日出臣がこよなく愛した、法月綸太郎の原点中の原点! ミステリと青春小説の美しく哀切なキメラ。
- 本の長さ384ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2007/2/2
- ISBN-104062836157
- ISBN-13978-4062836159
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2007/2/2)
- 発売日 : 2007/2/2
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 384ページ
- ISBN-10 : 4062836157
- ISBN-13 : 978-4062836159
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,226,634位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 167位講談社BOX (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年3月23日に日本でレビュー済み
新本格最強のパズラー作家、法月綸太郎のデビュー作にして最大の異色作。そしてそのノーカット版。
新本格を語るとき、デビューが先となった綾辻の十角館の殺人が必ずあげられるが、新本格の無限の可能性を秘めたこの密閉教室も忘れてはならない。
本作のたたえる、荒削りだが、端正さを失わない瑞々しい感性を読み取れないしたり顔の大人にはけして分かりはしないだろう。新本格の本質を。
型破りと伝統が華麗にクロスオーヴァーする青春ミステリ。ぜひ、己の感性を試すように読んでほしい。
新本格を語るとき、デビューが先となった綾辻の十角館の殺人が必ずあげられるが、新本格の無限の可能性を秘めたこの密閉教室も忘れてはならない。
本作のたたえる、荒削りだが、端正さを失わない瑞々しい感性を読み取れないしたり顔の大人にはけして分かりはしないだろう。新本格の本質を。
型破りと伝統が華麗にクロスオーヴァーする青春ミステリ。ぜひ、己の感性を試すように読んでほしい。
2008年1月3日に日本でレビュー済み
▼あらすじ
早朝の教室に少年の死体が横たわっている。
しかも、教室に在るべきはずの机と椅子が、ひとつ残らず消えていた。
そして、そこにはなぜかコピーされた遺書が残されていて……。
死者の級友にして、ミステリーマニアである工藤順也は、
この事件の真相を暴くことができるのか!!
▼感想
作中、探偵役の工藤は試行錯誤しながら推理を重ねていきますが、
ことごとくその考えは覆されていきます。
彼の信奉するロジックの力は決して現実には届かない――
ということが繰り返し強調されるわけです。
のちに、苦悩する探偵・法月綸太郎を生み出した著者が、
処女作の時点で推理小説の無底性という主題を追究していた
ことを証す記念碑的作品。
早朝の教室に少年の死体が横たわっている。
しかも、教室に在るべきはずの机と椅子が、ひとつ残らず消えていた。
そして、そこにはなぜかコピーされた遺書が残されていて……。
死者の級友にして、ミステリーマニアである工藤順也は、
この事件の真相を暴くことができるのか!!
▼感想
作中、探偵役の工藤は試行錯誤しながら推理を重ねていきますが、
ことごとくその考えは覆されていきます。
彼の信奉するロジックの力は決して現実には届かない――
ということが繰り返し強調されるわけです。
のちに、苦悩する探偵・法月綸太郎を生み出した著者が、
処女作の時点で推理小説の無底性という主題を追究していた
ことを証す記念碑的作品。
2008年6月19日に日本でレビュー済み
教室にあった48の机と椅子がすべて消え、代わりに
コピーされた遺書と男子高校生の死体が残されていた。
しかも、窓は施錠され、ドアは内側から、
ガムテープが貼られているという密室状態だった……。
本作は、探偵役が「世界」から徹底的に拒絶される物語
であるのですが、それはじつは他の登場人物も同様です。
彼ら一人ひとりが、不条理で理不尽な「世界」に翻弄され、
裏切られていった果てに「密閉教室」が現前したのです。
「密閉教室」とは、いわば「世界」の矛盾と歪みの結節点であり、
なお且つ、混沌とした「世界」をなだめる供犠でもあるのでしょう。
コピーされた遺書と男子高校生の死体が残されていた。
しかも、窓は施錠され、ドアは内側から、
ガムテープが貼られているという密室状態だった……。
本作は、探偵役が「世界」から徹底的に拒絶される物語
であるのですが、それはじつは他の登場人物も同様です。
彼ら一人ひとりが、不条理で理不尽な「世界」に翻弄され、
裏切られていった果てに「密閉教室」が現前したのです。
「密閉教室」とは、いわば「世界」の矛盾と歪みの結節点であり、
なお且つ、混沌とした「世界」をなだめる供犠でもあるのでしょう。