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DDD 2 (講談社BOX) 単行本(ソフトカバー) – 2007/8/9

4.5 5つ星のうち4.5 82個の評価

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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2007/8/9)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/8/9
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 424ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062836335
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062836333
  • 寸法 ‏ : ‎ 13.2 x 2.5 x 18.6 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 82個の評価

著者について

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奈須 きのこ
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1973年生まれ。シナリオライター、小説家。ゲームメーカーTYPE‐MOON所属(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 劇場版 空の境界 第五章「矛盾螺旋」 画コンテ集 (ISBN-13: 978-4062836937 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.5つ
5つのうち4.5つ
82グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2022年1月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前購入して久々に閲覧しました。
さすがの文章力から繰り広げられる表現力は見事です。オススメの本です。
2007年8月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
はっきりと言います。
奈須きのこさんの作品に一つでも苦手なものがあるならオススメ出来ないかもしれません。
ですが、逆に氏の文章ならどんなものでも、という方には掛け値なしにオススメです。

語りつくされているとおり、野球の話ですが、それを通した友情と(人生においての)戦いの話です。
FateでのUnlimitedBladeWorksとHeavensFeelを思わせる雰囲気がありました。
私は泣けましたね。完膚なきまでに。

この人は「やるなら徹底的に」がモットーのようです。
野球も凝りまくるから賛否両論分かれるんだと。
「新伝綺」とかいって野球って…。
だがそれがいい。
この人はとことんテキトー感とは無縁な人で、
「……ああ。そりゃあ、文筆に青春を賭けてたけど。
 おまえみたいに、命まで賭けてたワケじゃない」
奈須きのこさんは私にとって永遠のヒーローです。

”だから、そこまで壊れる事もなく。
 彼はどうあっても、愛したもので命のやりとりをするような、痛烈な(いたい)主人公(ヒーロー)には、なれなかった”

「ああ―――その夢は、もう終わっていたんだな」

繰り返しますが、「きのこ好き」にオススメです。
買ってよかった、と胸を張って言えました。
25人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年2月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中古感はありましたが、承知の上で購入したので問題なし。良い買い物できました。
2007年8月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
正直、「まずは読んでみないとわからない」という作品です。

読み手を選ぶ作品というのが、DDDの大方の評価のようですが。
本としては、読みやすいと思います。表現も非常に端的です(簡単という意味では無く)。

ストーリーは、よく練りこまれていると思いますし。別に野球は甲子園と話題性掛け合わせているわけではないでしょう。出版の時期がたまたま同じだっただけでは?

ここで話題にすべきは、DDDにおける筆者の主題ではないかと。
そもそも、この作品はそんなに特殊な世界を描いているわけではないように感じています。
奈須氏の作品でよく出てくる「日常と非日常の融合」のような主題。
このDDDという作品もそれに沿っているので、あまり違和感はないと思います。

読んでいくと感じますが、各症状や行為は、僕らの現実では起こらない(起きない)とは言え、同じようなことを日常の自分の心の中で私達も行っている時間があるはずです。
故に、思わず「うっ」と思ってしまう生々しい感触が読み手に残り、それを不快、憂鬱、という感情に捉えている結果、読み手の感触が全く違うような評価が並んでいくのではないかと。
要は派手な症状名やキャラも無視するなとは言いませんが、本の主題を捉えたほうがこのDDDは面白いのではと思う次第です。
日常(現実)を生きるうえでの「負荷」とそれに対する「折り合いの付け方」。その負荷の大きさが極大化し、それに対する「逃避もしくは抵抗」が「等価交換」に則って「具現化」する世界。
それが「日常(私達の現実)を描く、非日常(DDD)」なのでは。

精神の弱さを描くのではなく、「元々人は弱い」という現実を前提にしているので、人が弱いことを非難しているわけではないと思います。あくまで人が弱いという立場で現実を描くので、生々しくもあり無機質のようにも感じると。

設定やキャラでなく、あくまで本という読み物として捉えることで、本当に面白い作品だと思います。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年2月15日に日本でレビュー済み
異能ファンタジーであるのは、他と変わりませんが、野球であったり主人公の思考が割りと(奈須作品のなかで)まともて、やっていることも現実との解離が小さくそれがかえってぞくぞくします。ddd3巻はやくかけよ。笑。書いてください。お願いします。なんでもしますから。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年6月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ファイヤースターターが出てきて、主人公の妹が施設から脱走して3巻まだかなーと思っても永遠に出なさそう。
ちゃんと完結させろ。
19人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年8月24日に日本でレビュー済み
 楽しんで読んだ。
 『S.VS.S』という青春真っ盛り野球小説も、
 『/FORMALHAUT.』という表紙の人、日守秋星の決め台詞決定&彼の変態的な性格と能力が明かされる小説も、
 『/Vt. in day dream. 』という妹さんの破壊力を思い知らされる小説も、
 読んでいる内には大変面白く、一気に読み終えてしまった。
 あくまで、私的な感想として言うならば、『DDD 2』は大変面白い小説だった。
 ただ、難を言うなら、バランス配分が微妙。全体として見ると、『S.VS.S』が長過ぎる。
 『DDD 2』の三分の二は、この二話構成の野球小説で占められている。
 それで、『/FORMALHAUT.』は中編程度、『/Vt. in day dream. 』は掌編程度といった具合だから、ブーイングも起こるのだと思う。
 『S.VS.S』はちょっと冗長の気味はあるけども、『少年時代約束した再びの対決』を題材として、殺人鬼『シンカー』や、謎のお兄さん日守秋星や、
 支倉の天才バッターなどをスパイスとして効かせ、飽きさせないで最後まで読ませてくれる小説だ。
 だから、それがブーイングを受けるのはあくまでそれによって、『/FORMALHAUT.』『/Vt. in day dream. 』が削られているような感じを受けるからであると思う。
 作者は、『/FORMALHAUT.』『/Vt. in day dream. 』をきちんとしたボリュームで書けばよかったのだし、
 それが『DDD 2』に収まりきらないのであれば、次の巻に入れればよかった。
 DDDは三巻で終わることを公言しているけど、それは不可能で、何せ『S.VS.S』クラスの小説があと四話もあるのだ。
 作者はすべての話を満足なボリュームで書くべきだと思うし、それでページが足らないのなら、DDDは四巻でも五巻にでもすればいいのだと思う。
 ちゃんとした分量で各話を書ききればもっとちゃんと評価を得られる。それが現時点でのDDDへの僕の評価だ。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年2月17日に日本でレビュー済み
なんというか、ため息が出ちゃいますね。
ホントにこういう物を書く人がいて、なおかつここまでのレベルで仕上げられる人がいるんだと思うと、ため息しか出ません。
ホントに凄いですね。伊達に激動の00年台を生き抜いてきたライターさんではないワケです。

シンカーと霧栖の対決も圧巻の一言。意外性はないし、ありふれた話のありふれた結末だけれど、だからこそ面白い。
そんなありふれた一風景をここまで面白くできるなんて思わなかった。傍から見ればただ投げて打ってるだけなのにね。

そして出ました厨二病。
この人の厨ニはほんとに見ていて清々しい。なんかこう、巷にあふれる「イタい人」が書く(鎌池とか川原とか)半端な厨二じゃなくて、もっと濃厚で味がある厨二。他の厨二とは一線を画してるなぁといつも思いますよ。ええ。
セリフ回しに造語、ルビ、地の文。やっぱり奈須好きには手に取ってほしい一冊。

Fateや月姫のイメージが強い彼ですが、物書きとしても一級線です。
興味を持ったなら是非読んでみるといいと思います。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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