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サゴケヒ族民謡の主題による変奏曲 (講談社BOX) 単行本(ソフトカバー) – 2010/10/2

4.0 5つ星のうち4.0 3個の評価

とびきりの怪奇、目一杯の残虐そして純愛!若く理想に燃えるトランペット奏者が志願して入ったオーケストラはまったく理解不能の「音」で溢れていた(表題作)。才能の限りをつくして描いたエンタメ曼荼羅

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2010/10/2)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2010/10/2
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 260ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062837560
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062837569
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 3個の評価

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田中 哲弥
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2014年4月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『猿駅/初恋』以上の問題作ではないでしょうか…。
たまたま私の部屋でこの本を見つけた友人が、最初の物語でもう「気分が悪い…」と言った思いも、分からなくもない…。
田中哲弥さんの文体や視点が好きな人にしか受け入れられないかも…。
まずは他の本から入られた方がと思います。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年11月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ハヤカワのミッションスクールに近いです。

あれの、最もカオスな話をダークに振って、集めて短編集にした感じ。

田中哲弥好きでも好き嫌い分かれると思うけれども、
何も考えずに手を出せば失敗したと感じるかも。

また、田中哲弥の長編が読みたいな。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年10月10日に日本でレビュー済み
既刊に未収録の作品と、未発表作品・書き下ろし作品で構成された短編集。

詳細についての言及は避けますが、本作は多くのファンが期待するであろう作風とは真逆の内容になっているのではないでしょうか。
初めて田中哲弥作品を買ってみようと考えている方は、吉本で台本を書いていたとかアベノ橋でギャグの監修をやっていたというような著者の経歴、またはネット上で目にする大久保町シリーズや既刊短編集の評判から連想される「田中哲弥作品=楽しい」という先入観を捨てて挑んでください。
そう、本策はまさに読むというよりは「挑む」という表現が適切ではないかと思える作品ばかりが集められています。
田中哲弥のホラー作品が時系列の混乱を招くような手法を常用する事も相まって、その有様はまさに「悪夢の迷宮」だと思えました。
牧野修や田中啓文の盟友が、ただの面白いオッちゃんな訳が無い……といった所でしょうか。
救いが無く、絶望的で、おぞましい程にグロテスク。
多くの人に愛される作家田中哲弥の、暗黒面を凝縮した「B面ベスト」とでも言えるような内容になっていると感じます。

話は変わりますが、全くの主観ですが講談社BOXはそのラインナップから主に若い人が手に取るレーベルのように思えます。
しかしながら、本作の収録作品の多くは、少年少女が主役の物語ではありません。
だから手に取るなという訳では決してありません。多様性を呑まなければ、世界は広がりようもないのですから。
敷居は少々跨ぎ辛いかもしれませんが、是非、手にとってみて下さい。

……等と書いていてふと思ったのだが、角川ホラー文庫あたりで出とけばそれなりの注目を得たであろう本作を、全く関連性の無い講談社BOXが編纂して刊行したという事は、田中哲弥が「高校生が活躍する愉快で楽しいお話」の世界に戻ってくるフラグなのではなかろうか?
レーベル編集部が「田中哲弥、イケる!」と思えるように、我々ファンは艱難辛苦を乗り越えてでも購入すべきなのである。

■2011年2月6日追記■以下の内容は、11人の方からレビュー評価を頂いた後に追記いたしました■

発売から時間が経過したので、内容について少しだけ触れます。

収録作品のほぼ全てが救いの無い内容となっておりますが、唯一「夜なのに」だけは爽やかな青春コメディとなっております。
個人的に、田中哲弥の短編の中で一番好きな作品です。
「明るく楽しい田中哲弥」が好きで、そういう作品しか読みたくない!という人でも、未読ならばこの作品のためだけにこの本を買っても損はしません。

唯一毛色の違う作品を猛烈に推すのは少し違うかなと思ったし、物語に明確な筋や結末が有るわけでは無い為多くの人に薦められる内容とは言い難いので、当初は言及を避けておりましたが、我慢できなくなったので言わせて頂きました。
二番目という掲載順序と、直後にショートショートを配置してリズムをリセットするという巧みな編集のおかげで、全体を通しての読書体験が悪夢のようだという感想に偽りはありません。
(むしろ、「夜なのに」のような作品が有り救われるのでは…という希望を抱いたまま引きずり回されるので、余計に絶望します。意図的ならば、良い編集者だと思います)

ただ、繰り返しになりますが、「夜なのに」は、面白おかしく笑えて楽しく、美しくて愛しくて誰かに抱きついてキスしたくなるくらい爽やかで嬉しい!
ぜひ読んでみてください。
18人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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