ネタバレ含む感想。
前半の受け視点には叙述トリックぽさを感じ、受けの家族の事実には、騙された!ってなりました。
読んでいて全く気づかず、攻め視点での真相編も相まって、読み終わったときの余韻と満足感が大きいです。
受け視点だと攻めは年下でワンコ?っぽい一途な青年だったのが、攻めの視点だと、攻めの中のどろどろとした執着心とか、受けを繋ぎとめるために行ったこととが語られていて、がらりと印象が変わりました。
最初、受けは攻めを拒否しますが、受けの雄介はあることに対し自分に罪があると思っていて、そんな自分を受け入れてくれる水谷に最後すがりつくしかなくなってしまいます。
攻めの水谷は水谷で、実は雄介に罪がないことを知っていていました。
雄介がそれを知れば罪を受け入れてくれる水谷の存在が不要となってしまうかもしれず、そんなことを許せない水谷は、別の人物にこそ罪があったことを示す決定的な証拠を消滅させていました(攻めのえげつないダークさが良い!)
何も知らず水谷にすがりつくしかない雄介は可哀想だけれど、雄介は本当のことは知らないし、水谷は満足しているし、二人が幸せだからハッピーエンドだと思います。
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罪の蜜 (講談社X文庫) 文庫 – 2011/10/4
丸木文華 ホワイトハート初登場!
平凡な雄介は、天才的才能を持つ水谷に嫉妬心を抱くが……。
もっともっと、俺を欲しがってくれ。
予備校で講師のバイトをしている美大生の嘉藤雄介(かとう ゆうすけ)は、天才的な芸術の才能を持つ高校生・水谷宏司に出会い、羨望と仄暗い嫉妬心を抱く。高名な芸術一家に育ちながら落ちこぼれの雄介は、人知れず深いコンプレックスに苦しんでいた。しかし、そんな雄介に水谷は好きだと告白する。雄介は天才である彼に欲されていることに優越感と歪んだ快感を抱きつつも、自分の過去の罪を水谷に隠していることに怯えていて……。
平凡な雄介は、天才的才能を持つ水谷に嫉妬心を抱くが……。
もっともっと、俺を欲しがってくれ。
予備校で講師のバイトをしている美大生の嘉藤雄介(かとう ゆうすけ)は、天才的な芸術の才能を持つ高校生・水谷宏司に出会い、羨望と仄暗い嫉妬心を抱く。高名な芸術一家に育ちながら落ちこぼれの雄介は、人知れず深いコンプレックスに苦しんでいた。しかし、そんな雄介に水谷は好きだと告白する。雄介は天才である彼に欲されていることに優越感と歪んだ快感を抱きつつも、自分の過去の罪を水谷に隠していることに怯えていて……。
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2011/10/4
- ISBN-104062867001
- ISBN-13978-4062867009
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2011/10/4)
- 発売日 : 2011/10/4
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 256ページ
- ISBN-10 : 4062867001
- ISBN-13 : 978-4062867009
- Amazon 売れ筋ランキング: - 849,044位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 8,109位ボーイズラブノベルス (本)
- - 38,082位ライトノベル (本)
- - 176,291位文庫
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上位レビュー、対象国: 日本
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2020年11月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2017年3月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
シリアス?くらい?ダークな内容のお話しで、おもしろいというか、昼メロみたい(°▽°)
最後は、どろっとした感じでした。
ネタバレあり
受けさんも攻めさんも、闇を抱えていてお互い似ている気がします( ' ▽ ` )影があるぶん惹かれあうのではないかと思います。二人で補って幸せになってほしいな、二人の行く末がきになるところです。続きがみてみたいです。愛子さん現れたらどうするのとか?気になっちゃいました。攻めさんがかなりしっかり(執着)してるので大丈夫だと思いますけど('ω`)
最後は、どろっとした感じでした。
ネタバレあり
受けさんも攻めさんも、闇を抱えていてお互い似ている気がします( ' ▽ ` )影があるぶん惹かれあうのではないかと思います。二人で補って幸せになってほしいな、二人の行く末がきになるところです。続きがみてみたいです。愛子さん現れたらどうするのとか?気になっちゃいました。攻めさんがかなりしっかり(執着)してるので大丈夫だと思いますけど('ω`)
2011年10月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
丸木さんの作品はいずれも暗さや闇を含んでいて、そこが大変魅力と思います。
この作品は劣等感やら執着やら主人公の彼女にいたるまで、とにかくみんなして闇を抱えていて全てが暗いのですが、一気にむさぼり読めました。
読後感も自分にとってはよかったです。
丸木さんのBADテイストが好きならおすすめです。★5つ。
この作品は劣等感やら執着やら主人公の彼女にいたるまで、とにかくみんなして闇を抱えていて全てが暗いのですが、一気にむさぼり読めました。
読後感も自分にとってはよかったです。
丸木さんのBADテイストが好きならおすすめです。★5つ。
2014年6月3日に日本でレビュー済み
丸木先生はこれで4冊目の読了ですが、これは大好きなお話でした!
執着攻が好物なので受に一目惚れする執着大型わんこってだけでわくわく感満載でした。
しかも、丸木先生、笠井先生のゴールデンコンビですし。
正直ホワイトハート文庫だったので丸木先生のエロスを堪能できるのか心配でしたが杞憂でした。
大型わんこが美人受にがっついてる様がなんとも微笑ましい(?)限りで垂涎ものでした。
受もノンケだったのですがすっかり開発されておりました。
攻視点の『世界』ってお話がさすが丸木先生でした。
受の秘密を自分の都合で闇へ葬るダークわんこ・・・最高です。
でも、攻の愛情は本物で受を一生守り、愛して行くのは解りきっているのでとってもハッピーエンドです。
例え受が自発的に「好き」って言葉を吐けない呪いにかかってても・・・。
執着攻が好物なので受に一目惚れする執着大型わんこってだけでわくわく感満載でした。
しかも、丸木先生、笠井先生のゴールデンコンビですし。
正直ホワイトハート文庫だったので丸木先生のエロスを堪能できるのか心配でしたが杞憂でした。
大型わんこが美人受にがっついてる様がなんとも微笑ましい(?)限りで垂涎ものでした。
受もノンケだったのですがすっかり開発されておりました。
攻視点の『世界』ってお話がさすが丸木先生でした。
受の秘密を自分の都合で闇へ葬るダークわんこ・・・最高です。
でも、攻の愛情は本物で受を一生守り、愛して行くのは解りきっているのでとってもハッピーエンドです。
例え受が自発的に「好き」って言葉を吐けない呪いにかかってても・・・。
2019年1月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
丸木作品デビューです。
受けが卑屈で、優しくてあたたかいという感じでは一切なく、いくらか攻撃的でしんどそう、そこはすごく共感できて嫌いになれないというか感情移入できる子でした。
年下のわんこ?みたいな、でも裏ではとても執着してる、といった攻めが好きな方は楽しめるんじゃないでしょうか
受けが卑屈で、優しくてあたたかいという感じでは一切なく、いくらか攻撃的でしんどそう、そこはすごく共感できて嫌いになれないというか感情移入できる子でした。
年下のわんこ?みたいな、でも裏ではとても執着してる、といった攻めが好きな方は楽しめるんじゃないでしょうか
2015年6月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白かったです。誰かに必要とされたい
願望が強い方にはすごく楽しめる作品なのではー
自分はそうでもないですけど。
あと主人公が羨ましいくらいきもちよさそうです。
願望が強い方にはすごく楽しめる作品なのではー
自分はそうでもないですけど。
あと主人公が羨ましいくらいきもちよさそうです。
2011年11月4日に日本でレビュー済み
漸く読んだので、遅ればせながらレビューを。
丸木先生の良さと言うか。
受、攻、周り、のドロドロな心理描写が、
巧みに織り込まれていて、
読み始めたら止まらなくなりました。
最近エロガッツリな作品が多かっただけに、
素直に面白かったです。
最後の怒涛な伏線回収も、本編で語られなかった、
水谷(攻)目線で面白さ倍増でした。
ドロドロですが、読後感が良く、
そこまで暗い印象でもなかったです。
(ただ、私が暗めな小説スキーなので、
普段甘い系の小説を好んで読まれている方は、
違う印象かも知れません)
一般的なスッキリHappyEndではないのかも?
ですが、
私的には文句なしのHappyEndだと思ってます。
丸木先生の良さと言うか。
受、攻、周り、のドロドロな心理描写が、
巧みに織り込まれていて、
読み始めたら止まらなくなりました。
最近エロガッツリな作品が多かっただけに、
素直に面白かったです。
最後の怒涛な伏線回収も、本編で語られなかった、
水谷(攻)目線で面白さ倍増でした。
ドロドロですが、読後感が良く、
そこまで暗い印象でもなかったです。
(ただ、私が暗めな小説スキーなので、
普段甘い系の小説を好んで読まれている方は、
違う印象かも知れません)
一般的なスッキリHappyEndではないのかも?
ですが、
私的には文句なしのHappyEndだと思ってます。
2012年3月2日に日本でレビュー済み
最初は単なる天才×平凡っていいな!という軽い気持ちで買ったのですが、全然軽い話ではありませんでした。
主人公が葛藤するんですが、その葛藤がとても重苦しいですし、わんこ攻めだと思った責めもどこか何か影がある感じです。
私は引き込まれて一気に読みましたが、読み終わって全然幸せな気分になれませんでした(褒め言葉です)。
衝動的に買った作品ですが忘れられない一作品になりました。この著者の本は全部欲しいとさえ思いました。
もし、王道的な明るい話を所望されるのであれば、この作品は絶対お勧めできません。
逆に、何か一枚うらがありそうな、王道の道を逸れるような何かが欲しい方、ただのハッピーエンドではない感覚を求めている方には絶対おすすめします!
主人公が葛藤するんですが、その葛藤がとても重苦しいですし、わんこ攻めだと思った責めもどこか何か影がある感じです。
私は引き込まれて一気に読みましたが、読み終わって全然幸せな気分になれませんでした(褒め言葉です)。
衝動的に買った作品ですが忘れられない一作品になりました。この著者の本は全部欲しいとさえ思いました。
もし、王道的な明るい話を所望されるのであれば、この作品は絶対お勧めできません。
逆に、何か一枚うらがありそうな、王道の道を逸れるような何かが欲しい方、ただのハッピーエンドではない感覚を求めている方には絶対おすすめします!