10年も経てば、きっと周りの状況も、気持ちのあり方だって、色々に変わるはずだとは思うけれど、結局10年間変わらずに相手を想い続けていた詠も、忘れたことにして日々の忙しさに気持ちを埋め込んでいた明宏にしても、騙されているとは知りながら、それでも自分の気持ちに忠実に行動することを良しとした守にしても、「薄情な男」はどこにもいなかった。
想いが強すぎるがためにある者は離れようとし、ある者は忘れようとし、またある者はその思いの強さのままに行動しようとする、3者3様のあり方が興味深かった。
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薄情な男 (講談社X文庫) 文庫 – 2011/11/2
幼馴染みで親友。そんなふたりの恋は!?
親友ではいられない!? 幼馴染みだった男との十年ぶりの再会は……
高校教師の新山明宏の部屋に、ある夜、一人の男が訪れた。幼馴染みであり親友だった棚橋詠だ。高校を卒業して十年。それは、詠が明宏と連絡を絶った年月でもあった。自分たちは特別だ――、明宏のそんな思いは、詠の行為によって打ち砕かれた。それなのに、詠はなにごともなかったように現れ、一緒に住むことになってしまい……。
親友ではいられない!? 幼馴染みだった男との十年ぶりの再会は……
高校教師の新山明宏の部屋に、ある夜、一人の男が訪れた。幼馴染みであり親友だった棚橋詠だ。高校を卒業して十年。それは、詠が明宏と連絡を絶った年月でもあった。自分たちは特別だ――、明宏のそんな思いは、詠の行為によって打ち砕かれた。それなのに、詠はなにごともなかったように現れ、一緒に住むことになってしまい……。
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2011/11/2
- ISBN-104062867044
- ISBN-13978-4062867047
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2011/11/2)
- 発売日 : 2011/11/2
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 256ページ
- ISBN-10 : 4062867044
- ISBN-13 : 978-4062867047
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,413,342位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 55,635位ライトノベル (本)
- - 258,404位文庫
- - 341,282位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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9月26日生まれ。山口県出身。静岡県在住 (「BOOK著者紹介情報」より:本データは『夜ごとの花』(ISBN-10:4344820568) が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年10月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あらすじは紹介の通り。
10年ぶりに現れ同居する事になった詠に振り回される明宏が、初めは気の毒に思えましたが。。。
男の1人暮らしの侘しさ・不便さからか、面倒な家事をこなしてくれて、おいしい料理を作ってくれる「嫁」のような詠の存在に、居心地が良くなっていくのは当たり前でしょうね。
ましてや、それが気心知れた幼馴染みで親友とあれば、多くを語らなくても分かり合えるし、共通の思い出話は山ほどあるし、楽しくてしょうがないよね。。。
そして何と言っても、詠が明宏の前に戻ってきた理由が、いいです。
一途過ぎて切なくなりました。
いつも飄々としている詠なのに、明宏の事で怒らすと手に負えなくなるというのも、ギャップ萌えがあって良かったですし。
鈍感で意地っ張りな明宏が、自分の気持ちの複雑さに戸惑いながら、少しずつ詠の気持ちに寄り添っていくのが自然で良かったです。
やっぱり、幼馴染みはいいなぁ。。。
また、友達思いな明宏が、真剣に同級生の守の為になんとかしようとする姿も熱かったです。(さすが、現役の教師)
脇役で出てくる守達や近所の人達も、みんな下町の雰囲気があって温かいし。
木下先生のイラストが、また柔らかくて・・・この話にとても合っていました。
幼馴染み、再会もの、一途な攻がお好きな方向きのお話です。
10年ぶりに現れ同居する事になった詠に振り回される明宏が、初めは気の毒に思えましたが。。。
男の1人暮らしの侘しさ・不便さからか、面倒な家事をこなしてくれて、おいしい料理を作ってくれる「嫁」のような詠の存在に、居心地が良くなっていくのは当たり前でしょうね。
ましてや、それが気心知れた幼馴染みで親友とあれば、多くを語らなくても分かり合えるし、共通の思い出話は山ほどあるし、楽しくてしょうがないよね。。。
そして何と言っても、詠が明宏の前に戻ってきた理由が、いいです。
一途過ぎて切なくなりました。
いつも飄々としている詠なのに、明宏の事で怒らすと手に負えなくなるというのも、ギャップ萌えがあって良かったですし。
鈍感で意地っ張りな明宏が、自分の気持ちの複雑さに戸惑いながら、少しずつ詠の気持ちに寄り添っていくのが自然で良かったです。
やっぱり、幼馴染みはいいなぁ。。。
また、友達思いな明宏が、真剣に同級生の守の為になんとかしようとする姿も熱かったです。(さすが、現役の教師)
脇役で出てくる守達や近所の人達も、みんな下町の雰囲気があって温かいし。
木下先生のイラストが、また柔らかくて・・・この話にとても合っていました。
幼馴染み、再会もの、一途な攻がお好きな方向きのお話です。