酷評のレビューが多いのですが、私も同感です。
評論の体になっていないし、主義主張がよくわからない。それに、落語ファンなら疑問に思う記述が多くある。
例を挙げれば、「談春は落語をひとつのテーマで語っていない。志の輔はひとつのテーマを見いだして演じていく」とは本当でしょうか。また、たい平師匠について、「ネタ出しをしての勉強会を行うか、(中略)今のうちに財産を残しておくべきではないだろうか」とあるのですが、先日もネタおろしで「らくだ」を演じていましたし(私も聴きに行きました)、昇太師匠との二人会を始め、積極的に活動をなさっています。
吉川潮先生や堀井憲一郎さんぐらいに入れ込むのは難しいかも知れませんが、もう少し精進をしてから評論していただきたいと思います。
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平成落語論-12人の笑える男 (講談社現代新書) 新書 – 2009/2/19
瀧口 雅仁
(著)
落語はとにかく聴けばいい。それは事実だ。しかし、知っておいた方がいいことだって沢山ある。 今後注目すべき噺家はいったい誰なのか? 平成落語の現状を論じ、その本質を掴みだす!
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2009/2/19
- ISBN-104062879808
- ISBN-13978-4062879804
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2009/2/19)
- 発売日 : 2009/2/19
- 言語 : 日本語
- 新書 : 256ページ
- ISBN-10 : 4062879808
- ISBN-13 : 978-4062879804
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,870,064位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,241位落語・寄席・演芸 (本)
- - 3,356位講談社現代新書
- - 13,503位演劇 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年4月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2009年4月4日に日本でレビュー済み
まるで意味のわからなかった「はじめに」の項を読んでの予想を裏切られることのない本でした。落語家間の比較はしないとはじめに書いていますが、実際には比較していますし、さらに困ったことに自分の落語観と比較してあれこれと要望をつづっています。それを読んで私たちに何をしてほしいのでしょうか?
この手の芸術の語り手に、この手の人物が多く含まれていることはよく知られているところですが、この著者も理屈を持ち出しては自爆しています。この分だけただの感想文より始末に追えません。もちろん、ネット掲示板に名言が埋もれているように、この本にも傾聴に値する感想がないわけではありません。貪欲な落語通の方は読んでみるといいかもしれません。内容だけでなく文章も「ブログ」レベルで読みにくいですけど。
「最後まで読み進めてくださった皆様に感謝の意を表したい」という締めの言葉には失笑を禁じえなかったが、はじめの20ページほどを読んでそのまま読み進めてきたのだから、「私の自業自得ですからお構いなく」とお返事申し上げたい。
この手の芸術の語り手に、この手の人物が多く含まれていることはよく知られているところですが、この著者も理屈を持ち出しては自爆しています。この分だけただの感想文より始末に追えません。もちろん、ネット掲示板に名言が埋もれているように、この本にも傾聴に値する感想がないわけではありません。貪欲な落語通の方は読んでみるといいかもしれません。内容だけでなく文章も「ブログ」レベルで読みにくいですけど。
「最後まで読み進めてくださった皆様に感謝の意を表したい」という締めの言葉には失笑を禁じえなかったが、はじめの20ページほどを読んでそのまま読み進めてきたのだから、「私の自業自得ですからお構いなく」とお返事申し上げたい。
2012年8月24日に日本でレビュー済み
瀧口雅仁「平成落語論-12人の笑える男」を読了。2009年2月出版の書です。大御所までいかない中堅落語家11人+二世落語家について作者の主観満載で記述されている落語家論。amazonのレビューでは酷評されています。その酷評については同意する部分も多いです。作者の意見に流されることなく、実際に彼らの落語を聞いて考えなくてはなりませんね。
2009年10月12日に日本でレビュー済み
私も、この本に対して様々な評価を見て読んだ者の一人です。
評判の良い談春を批判したり、白鳥を圓朝や圓生を襲名させたら、などとかなり冒険的な評論に満ちあふれています。
文章は読みづらく、初心者向きでは決してありません。
ただ、著者の若さでこれだけのことを書いたということについては評価されるべきでしょう。
情報が多く、音源も発掘され多様化している今の世の中では主観的評価も面白いと思います。
これから、著者がどのように変化するのか、注目しようと考えた一冊です。
評判の良い談春を批判したり、白鳥を圓朝や圓生を襲名させたら、などとかなり冒険的な評論に満ちあふれています。
文章は読みづらく、初心者向きでは決してありません。
ただ、著者の若さでこれだけのことを書いたということについては評価されるべきでしょう。
情報が多く、音源も発掘され多様化している今の世の中では主観的評価も面白いと思います。
これから、著者がどのように変化するのか、注目しようと考えた一冊です。
2009年2月24日に日本でレビュー済み
落語をこれから聴いてみようという人は絶対に手にとって欲しくない本。
手に取ったとしても内容を間に受けないように・・・
落語に対する愛はこの本には一切ありません。
そして悪意に満ちた文章も端々に見受けられます。
正直、これだけ読んでイライラした本はありません。
落語が嫌いな人、もしくは落語に詳しい方がギャグで読むのにはオススメです。
手に取ったとしても内容を間に受けないように・・・
落語に対する愛はこの本には一切ありません。
そして悪意に満ちた文章も端々に見受けられます。
正直、これだけ読んでイライラした本はありません。
落語が嫌いな人、もしくは落語に詳しい方がギャグで読むのにはオススメです。
2009年2月23日に日本でレビュー済み
よくもまあ、天下の講談社がこんな質の低い本を出版できたものだ。
繰り返しの記述が多く、非常に読みづらい。また、落語家に対する評論も一貫しておらず、場当たり的な論評ばかりである。
また、最近出版された某メタル雑誌編集長の著書に対する当てこすりとも取れる記述があるが、落語に対する情熱、知識では某メタル雑誌編集長の足元にも及ばないことは明白である。
人並みの羞恥心があるなら、こんな劣悪な本は出せないと思うのだが。
繰り返しの記述が多く、非常に読みづらい。また、落語家に対する評論も一貫しておらず、場当たり的な論評ばかりである。
また、最近出版された某メタル雑誌編集長の著書に対する当てこすりとも取れる記述があるが、落語に対する情熱、知識では某メタル雑誌編集長の足元にも及ばないことは明白である。
人並みの羞恥心があるなら、こんな劣悪な本は出せないと思うのだが。
2009年3月27日に日本でレビュー済み
皆様の評価が厳しいので、びびりました。私には、こんな意見もあるのだなと思って読めました。偉そうに自己陶酔している感が、皆様には生意気に感じたり、鼻についたのでしょうか。さん喬の評価を彼に語らせたら、私も厳しい評価になったかもしれません。所詮、素人が書いた本ですし、あんまり頭も良くなさそうですし、腹も立たず、私は3つ星評価です。
2009年2月22日に日本でレビュー済み
本書を読んで私は、落語評論の難しさを改めて痛感した。
筆者の議論は、若手、中堅の落語家を取り上げて、それについて論じるというものだが、思いつきをただ並べ立てているに過ぎない。筆者が考える「落語の本質」が明確に述べられていないために、自分の気に入った落語家を褒めているだけである。一言で言えば、議論が転倒している。 本来的には、「落語の本質」とはこういうもので、それを体現しているのは誰彼だという形で話は進むべきだろう。つまり筆者は、褒め方が一貫していないのであり、批判の仕方も一貫していない。
また、議論は繰り返しが多く、論述が十分練られていないという印象を読み手に与える。筆者がこのような形で一書を纏めるには早すぎたように思われる。端的に言えば、拙速の愚を犯したと言うことだ。
筆者の議論は、若手、中堅の落語家を取り上げて、それについて論じるというものだが、思いつきをただ並べ立てているに過ぎない。筆者が考える「落語の本質」が明確に述べられていないために、自分の気に入った落語家を褒めているだけである。一言で言えば、議論が転倒している。 本来的には、「落語の本質」とはこういうもので、それを体現しているのは誰彼だという形で話は進むべきだろう。つまり筆者は、褒め方が一貫していないのであり、批判の仕方も一貫していない。
また、議論は繰り返しが多く、論述が十分練られていないという印象を読み手に与える。筆者がこのような形で一書を纏めるには早すぎたように思われる。端的に言えば、拙速の愚を犯したと言うことだ。