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ロマン派の交響曲―『未完成』から『悲愴』まで (講談社現代新書) 新書 – 2009/5/19
第1章 シューベルトの交響曲 夭折の天才が遺した全8曲 / 第2章 ベルリオーズの交響曲 永遠の青年が描くリアルな《幻想》 / 第3章 メンデルスゾーンの交響曲 音の風景画家にして近代指揮者の祖 / 第4章 シューマンの交響曲 楽譜にこめた柔らかな「響き」 / 第5章 ブラームスの交響曲 知性と品格をたたえた絶対音楽の極み / 第6章 チャイコフスキーの交響曲 哀しみが昇華した「快感」の音楽
シューベルト、ベルリオーズ、メンデルスゾーン、シューマン、ブラームス、チャイコフスキー……。 激動の19世紀欧州が生んだ天才・奇才作曲家の魅力を、実力指揮者が語りおろす。
シューベルト、ベルリオーズ、メンデルスゾーン、シューマン、ブラームス、チャイコフスキー……。 激動の19世紀欧州が生んだ天才・奇才作曲家の魅力を、実力指揮者が語りおろす。
- 本の長さ288ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2009/5/19
- 寸法10.6 x 1.4 x 17.4 cm
- ISBN-104062879905
- ISBN-13978-4062879903
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2009/5/19)
- 発売日 : 2009/5/19
- 言語 : 日本語
- 新書 : 288ページ
- ISBN-10 : 4062879905
- ISBN-13 : 978-4062879903
- 寸法 : 10.6 x 1.4 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 486,134位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 812位ワールドミュージック
- - 896位ワールド楽譜・スコア・音楽書
- - 1,953位講談社現代新書
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年10月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ロマン派のシューベルト、ベルリオーズ、メンデルスゾーン、シューマン、ブラームス、チャイコフスキーの交響曲について分かりやすく解説しています。この本を読み、ロマン派の交響曲がさらに好きになりました。特にブラームスの交響曲が大好きで、読み終えた後、ブラームス全4曲のDVDを観て、聴きいりました。
2015年12月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ここには前期~中期の所謂ロマン派の作曲家6人の交響曲について、指揮者 金聖響さんが軽妙な関西弁で、その魅力を熱く語っておられる・・・
金さん曰く「100年の歳月の試練に耐えて残った名曲は、必ず胸に響くはず・・・」!
指揮者目線の語りも印象的で、シューベルトの『未完成』は実は指揮者泣かせの作品であったり、チャイコフスキーの『悲愴』は多くの音楽家たちの“手垢”にまみれている等々・・・
あとウィーンと京都の類似性に触れられているのも興味深い!!
次は『ブルックナーの交響曲』か『ロマン派~近代の交響曲(先の6人から洩れたドヴォルザーク、サン=サーンス、シベリウス、R.シュトラウス、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチ等々)』を出してほしいな~
金さん曰く「100年の歳月の試練に耐えて残った名曲は、必ず胸に響くはず・・・」!
指揮者目線の語りも印象的で、シューベルトの『未完成』は実は指揮者泣かせの作品であったり、チャイコフスキーの『悲愴』は多くの音楽家たちの“手垢”にまみれている等々・・・
あとウィーンと京都の類似性に触れられているのも興味深い!!
次は『ブルックナーの交響曲』か『ロマン派~近代の交響曲(先の6人から洩れたドヴォルザーク、サン=サーンス、シベリウス、R.シュトラウス、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチ等々)』を出してほしいな~
2013年4月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最初に、金聖響さんと玉木正之共著の「マーラーの交響曲」を読んだ。指揮者がどのような考えで曲と向き合っているのか知りたくて買ったが、金聖響さんのうん蓄の深さに脱帽。読み物としても充分に読ませる内容であったので、つられて前著の表題の本を読んだ。ベートーヴェン以降の作曲家がベートーヴェンを超えようとして、越えられなかった作品という位置づけが面白く頷ける。
2016年12月3日に日本でレビュー済み
中身濃く、いまどき珍しい読み甲斐のある新書。しかし年上というだけの玉木に気を使う記述の部分があり、そこで気が抜ける。
続巻は玉木抜きにしてお願いしたい。
続巻は玉木抜きにしてお願いしたい。
2012年6月15日に日本でレビュー済み
確かに、あんまり聞かないなぁ、ロマン派の交響曲。っていうか交響曲というと、ベートーベン、モーツァルト・・・そのあと誰かな、って気がしてくる。
私自身もiPodにはシューマンの交響曲も、ベルリオーズの幻想交響曲も入れてはいるが、聴く頻度は低いし、以前モーツァルトの40番を聴きに行ったら、指揮者が体調不良で、別の指揮者でシューマンの交響曲を演奏することになって、会場中が何とも納得いかない雰囲気になったことをよく覚えている。
この本を読むと、ベートーベンまでの作曲家に交響曲の可能性のかなりの部分を追求され、さあ、どうしようかと戸惑って(?)いたロマン派の悲哀がよくわかってくる。
バッハ、ベートーベンと並んで3Bと称されるブラームスもかなりの悩んでいたようだ。
しかし、それぞれの作曲家の偉大さがこの一冊には描かれている。例えばベルリオーズがこれほど才能に恵まれた作曲家とは知らなかったし、シューベルトの功績にも改めて驚いた。
タイトルや本の序盤からは、ロマン派の作曲家が交響曲に分野においては古典派と、マーラー、ブルックナーまでの間の過渡期のような印象を抱いてしまったが、やはりそれぞれ優れた功績を残していたのだ。
書中では一週間なら一週間と期限を区切って、シューマンならシューマン、チャイコフスキーならチャイコフスキーの交響曲を集中的に聴くことを薦めている。
早速実行だ。
私自身もiPodにはシューマンの交響曲も、ベルリオーズの幻想交響曲も入れてはいるが、聴く頻度は低いし、以前モーツァルトの40番を聴きに行ったら、指揮者が体調不良で、別の指揮者でシューマンの交響曲を演奏することになって、会場中が何とも納得いかない雰囲気になったことをよく覚えている。
この本を読むと、ベートーベンまでの作曲家に交響曲の可能性のかなりの部分を追求され、さあ、どうしようかと戸惑って(?)いたロマン派の悲哀がよくわかってくる。
バッハ、ベートーベンと並んで3Bと称されるブラームスもかなりの悩んでいたようだ。
しかし、それぞれの作曲家の偉大さがこの一冊には描かれている。例えばベルリオーズがこれほど才能に恵まれた作曲家とは知らなかったし、シューベルトの功績にも改めて驚いた。
タイトルや本の序盤からは、ロマン派の作曲家が交響曲に分野においては古典派と、マーラー、ブルックナーまでの間の過渡期のような印象を抱いてしまったが、やはりそれぞれ優れた功績を残していたのだ。
書中では一週間なら一週間と期限を区切って、シューマンならシューマン、チャイコフスキーならチャイコフスキーの交響曲を集中的に聴くことを薦めている。
早速実行だ。
2012年2月27日に日本でレビュー済み
指揮者の金聖響氏が評論家の玉木正之氏と交響曲について語り合い、解説するシリーズ(?)の2作目。19世紀ロマン派を代表するシューベルト、ベルリオーズ、メンデルスゾーン、シューマン、ブラームス、チャイコフスキーの六名の交響曲を取り上げている。
前著の『ベートーヴェンの交響曲』がベートーヴェン一人の一曲一曲に多くの紙数を費やして解説していたのに比べると、取りあげた作曲家の数が多いだけにどうしても個々の曲の解説の分量や踏み込みが今一歩なのは否めないが、前著と同じく、指揮者ならではの視点からの指摘はなかなかに興味深い。
金氏がちょうどオーケストラ・アンサンブル金沢とブラームスの交響曲全集を録音したばかりだったせいもあってか、ブラームスの部分が最も充実しており、思い入れも感じられた。3Bの一人として揺るぎない位置を保ちながらも「暗い」「退屈」などと敬遠されることも多いブラームスではあるが、金氏はブラームスの楽曲の考え抜かれた構成の美しさや一見古風な外観のもとでの新しさなどについて熱をこめて語っており、この作曲家への深い敬愛の念が窺える。
ただ面白かったのが、それにも関わらず、金氏が玉木氏との対談部分で、ブラームスが何を言いたくてこれらの交響曲を作曲したのかわからない、との本音を思わず漏らしていることで、ここにはブラームスの芸術の本質的な部分が期せずして表れている気がした。
この本を読んで、「未完成」や「グレイト」以外のシューベルトの交響曲、メンデルスゾーンの「イタリア」「スコットランド」以外の交響曲、チャイコフスキーの第1〜3番など、日頃あまり聴かない曲もあらためて聴いてみたい気にさせられた。
前著の『ベートーヴェンの交響曲』がベートーヴェン一人の一曲一曲に多くの紙数を費やして解説していたのに比べると、取りあげた作曲家の数が多いだけにどうしても個々の曲の解説の分量や踏み込みが今一歩なのは否めないが、前著と同じく、指揮者ならではの視点からの指摘はなかなかに興味深い。
金氏がちょうどオーケストラ・アンサンブル金沢とブラームスの交響曲全集を録音したばかりだったせいもあってか、ブラームスの部分が最も充実しており、思い入れも感じられた。3Bの一人として揺るぎない位置を保ちながらも「暗い」「退屈」などと敬遠されることも多いブラームスではあるが、金氏はブラームスの楽曲の考え抜かれた構成の美しさや一見古風な外観のもとでの新しさなどについて熱をこめて語っており、この作曲家への深い敬愛の念が窺える。
ただ面白かったのが、それにも関わらず、金氏が玉木氏との対談部分で、ブラームスが何を言いたくてこれらの交響曲を作曲したのかわからない、との本音を思わず漏らしていることで、ここにはブラームスの芸術の本質的な部分が期せずして表れている気がした。
この本を読んで、「未完成」や「グレイト」以外のシューベルトの交響曲、メンデルスゾーンの「イタリア」「スコットランド」以外の交響曲、チャイコフスキーの第1〜3番など、日頃あまり聴かない曲もあらためて聴いてみたい気にさせられた。
2013年8月14日に日本でレビュー済み
この中にブルックナーは紹介されていない。なぜなら筆者は、ブルックナーとマーラーは交響曲の2つの頂点であり、別の機会に解説したいと言っている。解説の切り口が面白く、魅力的な本であると思う。ぜひ御二人のブルックナーの解説本を読んでみたい。
2009年10月9日に日本でレビュー済み
6人のロマン派の作曲家の交響曲についての新書です。登場するのはシューベルト、ベルリオーズ、メンデルスゾーン、シューマン、ブラームス、チャイコフスキーです。全ての交響曲の概説であり、作品の細部までは踏み込んでいません。しかし、演奏される機会の少ない作品の存在と良さを知ることができます。
ただ、一つ問題があります。96頁でメンデルスゾーンが『マタイ受難曲』の楽譜を「クリスマス・プレゼント」として贈られたとありますが、近年の研究によると「クリスマス・プレゼント」ではないそうです。
それでもブラームスの中声部の魅力の言及があるなど、演奏機会の多い交響曲でも新たな聞き所を発見できました。
ただ、一つ問題があります。96頁でメンデルスゾーンが『マタイ受難曲』の楽譜を「クリスマス・プレゼント」として贈られたとありますが、近年の研究によると「クリスマス・プレゼント」ではないそうです。
それでもブラームスの中声部の魅力の言及があるなど、演奏機会の多い交響曲でも新たな聞き所を発見できました。