国語の「話す」「聞く」「読む」「書く」をサッカーになぞらえて解説するあたりはわかりやすく要を得ている。
標題が読者を限定してしまいそうで心配だが、プレゼンテーション技術のヒントが簡潔に書かれている。
章ごとのまとめあたりは、著者に「さすがビジネス書の編集経験者!」といいたくなる。
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22歳からの国語力 (講談社現代新書) 新書 – 2010/1/19
川辺 秀美
(著)
社会で必要なのは、学校で学ぶ「教養としての国語力」ではなく、「読む」「書く」「聴く・話す」「編集する」という「実践的な国語力」。就活から新社会人まで、効果抜群の学習法! 学校で学ぶ国語と、社会人の国語は違います。あなたはちゃんと自己紹介ができますか? (講談社現代新書)
学校で教えない「使える国語力」習得法
社会で必要なのは、教養としての国語力ではなく、「読む」「書く」「聴く・話す」「編集する」という実践的な国語力。就活から新社会人まで、効果抜群の学習法!
学校で教えない「使える国語力」習得法
社会で必要なのは、教養としての国語力ではなく、「読む」「書く」「聴く・話す」「編集する」という実践的な国語力。就活から新社会人まで、効果抜群の学習法!
- ISBN-104062880350
- ISBN-13978-4062880350
- 出版社講談社
- 発売日2010/1/19
- 言語日本語
- 寸法10.6 x 1 x 17.4 cm
- 本の長さ208ページ
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2010/1/19)
- 発売日 : 2010/1/19
- 言語 : 日本語
- 新書 : 208ページ
- ISBN-10 : 4062880350
- ISBN-13 : 978-4062880350
- 寸法 : 10.6 x 1 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 994,386位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,666位講談社現代新書
- - 64,808位教育・学参・受験 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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川辺秀美(かわべ・ひでみ)
編集者・作家。新聞社勤務
1968年横浜市生まれ。立教大学文学部ドイツ文学科卒業。
高野山大学大学院修士課程密教学中途退学。
就職情報会社を経て、出版社へ転職。書籍編集長を経て独立。
書籍編集に従事するなかでビジネス書から音楽書、科学書、
写真集など幅広いジャンルを手がけ、
10万部を超える異色の作品を数々送り出した。
専門は、国語力と仏教。
https://twitter.com/kawabee
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年12月8日に日本でレビュー済み
この本は社会人版国語の教科書です。読み方だけでなく書き方や聴き方も載っています。今までは読み方の本、書き方の本というように、一つの方法で一冊という形態が多かったと思います。この本は国語に関する方法を幅広く網羅してます。高校までの国語は何か役に立たないなと思っている方は(特に若い社会人)是非読んでみてください。
2014年8月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本文中にも書かれているが、日経に連載したコラムをベースにしているらしく、前後の項目どうしの繋がりが薄い。そのため、基本的に各項目ごとの単発のコラムだと思って読むと良い。国語力というタイトルから、ロジカルライティング・書き方の統一・MECE等がされているものだろうという先入観のもとで読んだのだが、それらは不十分で、感覚的な文章や根拠なく述べており説明不足だと感じる部分が多くあった。
全体的に、内容的には役立ちそうなことが書いてあるが、自分で要点を抜き出し、言い換え、再編集しないと理解できなかった。わかりやすく書こうとしている配慮は感じられたが、不適切な例を使うことでかえってわかりにくくなっている。
全体的に、内容的には役立ちそうなことが書いてあるが、自分で要点を抜き出し、言い換え、再編集しないと理解できなかった。わかりやすく書こうとしている配慮は感じられたが、不適切な例を使うことでかえってわかりにくくなっている。
2013年2月14日に日本でレビュー済み
タイトルを『国語力』と銘打ってはいるが、
内容としては『仕事のための文章術(読む+書く)とコミュニケーション術(聴く+話す)』とでも言う方が相応しく、
国語の理解を深めるために重要な、国文法の解説や他の言語と日本語との対比などは、一切出てこない。
その上、読み方として目ぼしいものは、編集・校正担当者の技術である『定規を使った速読術』程度が、
書き方として目ぼしいものは『7つの鍵(5W1Hの改良版)』と『起承転結』程度が、
各々紹介されているだけでしかない。
特に違和感を感じたのは、読む力・書く力を伸ばす方法として
「数を読め(=読書量を増やせ)」「手で(=文章を書くことで)考えろ」と説いている点である。
慣れが全く不要・無意味であることは勿論ないが、
草野球・草サッカーからプロ選手が輩出されることがないのと同様に、
「習うより慣れろ」的な発想によって素人の癖や弱点が解消されることはまずない。
そうした『慣れ』『場数』では解決できない弱点の解消につながる具体策が書かれていないと
この類の書籍としての存在意義は乏しいのではないか。
多数のミリオンセラーを世に出した編集者の手による本だけあって、
ビジネススキルの基本(としての『言葉』の活用法)を説いた教科書としては確かに有意義な本ではあるが、
国語の力(読解力や記述力)そのものを向上させたい人・日本語の特色に関心があるような人が読む場合には
得られるものは少ないと思う。
内容としては『仕事のための文章術(読む+書く)とコミュニケーション術(聴く+話す)』とでも言う方が相応しく、
国語の理解を深めるために重要な、国文法の解説や他の言語と日本語との対比などは、一切出てこない。
その上、読み方として目ぼしいものは、編集・校正担当者の技術である『定規を使った速読術』程度が、
書き方として目ぼしいものは『7つの鍵(5W1Hの改良版)』と『起承転結』程度が、
各々紹介されているだけでしかない。
特に違和感を感じたのは、読む力・書く力を伸ばす方法として
「数を読め(=読書量を増やせ)」「手で(=文章を書くことで)考えろ」と説いている点である。
慣れが全く不要・無意味であることは勿論ないが、
草野球・草サッカーからプロ選手が輩出されることがないのと同様に、
「習うより慣れろ」的な発想によって素人の癖や弱点が解消されることはまずない。
そうした『慣れ』『場数』では解決できない弱点の解消につながる具体策が書かれていないと
この類の書籍としての存在意義は乏しいのではないか。
多数のミリオンセラーを世に出した編集者の手による本だけあって、
ビジネススキルの基本(としての『言葉』の活用法)を説いた教科書としては確かに有意義な本ではあるが、
国語の力(読解力や記述力)そのものを向上させたい人・日本語の特色に関心があるような人が読む場合には
得られるものは少ないと思う。
2010年2月18日に日本でレビュー済み
1WHO'2WHOM'3WHAT'4HOW'5WHEN'6CONTEXT'7RESULT
この「七つの鍵」が本書における大きなメッセージになっています。
これを適宜駆使することにより、文章作成能力を向上させ、
延いては仕事の基礎技術が身につくものだとされています。
読書法などについては目新しい話もありませんが、編集者である著者が
世の中に還元したいとされている「編集力」に関する記述は、ESや自己PR文を
書く際に一つの助けとなると思います。就活生は一読の価値ありだと思います。
この「七つの鍵」が本書における大きなメッセージになっています。
これを適宜駆使することにより、文章作成能力を向上させ、
延いては仕事の基礎技術が身につくものだとされています。
読書法などについては目新しい話もありませんが、編集者である著者が
世の中に還元したいとされている「編集力」に関する記述は、ESや自己PR文を
書く際に一つの助けとなると思います。就活生は一読の価値ありだと思います。
2010年1月23日に日本でレビュー済み
14歳からの・・・ 16歳からの・・・ こういうネーミングが流行です。そうしたなかにあって22歳からは意外な気がしました。
22歳から、の意味は大学を出てから国語力を発揮すべき場面が急に増えるから、そういう位置づけのようです。帯には「就活から新社会人まで・・・」というフレーズがあります。
著者の提案はいつも具体的です。司馬遼太郎の本を読むと他人と共有できる話題が増えるとも書いています。体験に基づく提案です。レビュアーの実感でもこれはその通りだと納得できます。
22歳から、の意味は大学を出てから国語力を発揮すべき場面が急に増えるから、そういう位置づけのようです。帯には「就活から新社会人まで・・・」というフレーズがあります。
著者の提案はいつも具体的です。司馬遼太郎の本を読むと他人と共有できる話題が増えるとも書いています。体験に基づく提案です。レビュアーの実感でもこれはその通りだと納得できます。
2013年5月30日に日本でレビュー済み
著者は、立教大学文学部卒、書籍編集者の川辺秀美(カワベヒデミ)。
(2010/1/20 第1刷発行)
題名に魅かれて購入したけれど、自分が期待したものとは違った。
国語のテクニカルなハウツーを期待したんだけれど、本書は「国語力」というより、社会人基礎人間力というか、もっと普遍的なものだった。
題名の「22歳」とは、就活生から社会人へなる年齢を念頭に置いたところが本書のミソらしいけれど、それも別に普通なんじゃないかな…。
そんな中で「読む力」に関する第2章は、とても合点が行く内容だった。
───「読むと言うことは受け身ではありません。その行為を動的に捉えて、「技術」であると考えると、他人と差がつくポイントになるのです。」(p.66)
(2010/1/20 第1刷発行)
題名に魅かれて購入したけれど、自分が期待したものとは違った。
国語のテクニカルなハウツーを期待したんだけれど、本書は「国語力」というより、社会人基礎人間力というか、もっと普遍的なものだった。
題名の「22歳」とは、就活生から社会人へなる年齢を念頭に置いたところが本書のミソらしいけれど、それも別に普通なんじゃないかな…。
そんな中で「読む力」に関する第2章は、とても合点が行く内容だった。
───「読むと言うことは受け身ではありません。その行為を動的に捉えて、「技術」であると考えると、他人と差がつくポイントになるのです。」(p.66)
2010年12月29日に日本でレビュー済み
《「ふだんの趣味ってどんなものですか?」
「そうですね……読書ですかねぇ」
「最近読んだ中で一番面白かった本を教えてください」
「……『1Q84』とか」
「どんな小説なんですか?」
「村上春樹の最新小説です」
(そんなのわかってるって!)
日常にもしこんな会話が交わされた時,あなたは一言でいま読んでいる本を表現できるでしょうか? もし表現できないのなら,コミュニケーションがこの時点で断絶され,せっかくのフリに対して,あなたは「芸のない」人として見られてしまいます。》(98〜99頁)
恥ずかしながら,私自身,読書を趣味としながら,上記のような状態だった。そうならないように,筆者は,
《こういった状況に対して的確な表現ができるようにあらかじめ答えを用意しておくのがよいでしょう。》(99頁)
と具体的な方法をアドバイスする。
22歳をはるかに超えた人にとっても,一読に値する読書「論」である。
「そうですね……読書ですかねぇ」
「最近読んだ中で一番面白かった本を教えてください」
「……『1Q84』とか」
「どんな小説なんですか?」
「村上春樹の最新小説です」
(そんなのわかってるって!)
日常にもしこんな会話が交わされた時,あなたは一言でいま読んでいる本を表現できるでしょうか? もし表現できないのなら,コミュニケーションがこの時点で断絶され,せっかくのフリに対して,あなたは「芸のない」人として見られてしまいます。》(98〜99頁)
恥ずかしながら,私自身,読書を趣味としながら,上記のような状態だった。そうならないように,筆者は,
《こういった状況に対して的確な表現ができるようにあらかじめ答えを用意しておくのがよいでしょう。》(99頁)
と具体的な方法をアドバイスする。
22歳をはるかに超えた人にとっても,一読に値する読書「論」である。