人は集団になれば、必ず気を抜いたり、手を抜いたりするもの。
自分も含め、責任のある仕事はきちんと向き合っても、
距離のあるモノに関しては、さぼりたくなるし、
どこにでも発生する問題だろう。
この本ではそうした、人間の持って生まれたものともいうべきさぼり体質が
なぜ出てくるのか、また、そうした手抜きをどうコントロールしていくべきかが丁寧にまとめられている。
さぼりや手抜きのモチベーションによって、
タイプを分類しているのも興味深い。
そして、もっとも危惧すべき、“ただのり社員”による周囲への悪影響。
よく言われる「腐った果物があると、その周りも腐ってくる」というお話が書かれている。
実例とともに、展開していくので
日頃、“ただのり社員”と感じるひとを周囲に持つと
「よくぞ言ってくれた」とついつい共感して、
攻撃的な気持ちを呼んでしまう部分もある。
ただ、「なんで○○なんだろう」と日々感じる人間関係のストレスを、
わかりやすく説いてくれる内容で、
“ただのり社員”を知ることで、気持ちが落ち着いてくるものだった。
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フリーライダー: あなたの隣のただのり社員 (講談社現代新書 2056) 新書 – 2010/6/1
どんなにがんばって働いても報われないのは、彼らのせい?!
職場中感染すると会社が潰れる。
日本全国で増殖中の「ただのり社員」の実態と対策を実例をあげながら解き明かす。
あなたの会社は大丈夫?
●部長の指示をそのまま部下に伝え、部下の仕事の成果をそのまま部長に報告するだけのA課長
●いろいろアドバイスを求められたので、親切に教えていたら、その後の報告が何もないBさん
●自分が過去配属されていた部署の高業績を自分の功績だと勘違いして、その後社内をたらい回しにされている理由に自分では気がつかないCさん
●まわってきた仕事を評論するだけで、自分ではけっして動かないDさん
●うまくいきそうなプロジェクトでは「自分が中心でやっている」と主張し、うまくいかなさそうなプロジェクトでは「自分は止めたのに」と責任転嫁するEさん
●人事から自分の問題点を指摘されると、「いじめ」「精神的苦痛」を受けたと訴えるFさん
●部下が考えてきた企画を「金がない」「そんなことしても無駄だ」「どうせうまくいきっこない」とネガティブ発言ですべて潰すG部長
フリーライダーにさせない、ならないためのノウハウを満載!!
職場中感染すると会社が潰れる。
日本全国で増殖中の「ただのり社員」の実態と対策を実例をあげながら解き明かす。
あなたの会社は大丈夫?
●部長の指示をそのまま部下に伝え、部下の仕事の成果をそのまま部長に報告するだけのA課長
●いろいろアドバイスを求められたので、親切に教えていたら、その後の報告が何もないBさん
●自分が過去配属されていた部署の高業績を自分の功績だと勘違いして、その後社内をたらい回しにされている理由に自分では気がつかないCさん
●まわってきた仕事を評論するだけで、自分ではけっして動かないDさん
●うまくいきそうなプロジェクトでは「自分が中心でやっている」と主張し、うまくいかなさそうなプロジェクトでは「自分は止めたのに」と責任転嫁するEさん
●人事から自分の問題点を指摘されると、「いじめ」「精神的苦痛」を受けたと訴えるFさん
●部下が考えてきた企画を「金がない」「そんなことしても無駄だ」「どうせうまくいきっこない」とネガティブ発言ですべて潰すG部長
フリーライダーにさせない、ならないためのノウハウを満載!!
- 本の長さ249ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2010/6/1
- ISBN-104062880563
- ISBN-13978-4062880565
商品の説明
著者について
河合 太介
人と組織のマネジメント研究所・株式会社「道(タオ)」代表取締役社長。早稲田大学大学院商学研究科非常勤講師。多摩大学経営情報学部非常勤講師。金融系総合研究所、外資系コンサルティング会社を経て、現職。現代社会の職場の問題を指摘しベストセラーとなった『不機嫌な職場』(共著、講談社現代新書)、『ニワトリを殺すな』(ペンネーム著、幻冬舎)ほか著書多数。
渡部 幹
早稲田大学高等研究所准教授。北海道大学文学部卒。UCLA大学院社会学研究科修了。社会学Ph.D.(UCLA)。北海道大学助手、京都大学助教などを経て現職。専門は社会心理学。共著に『不機嫌な職場』、『よくわかる社会心理学』(山田一成・北村英哉・結城雅樹編著、ミネルヴァ書房)などがある。
人と組織のマネジメント研究所・株式会社「道(タオ)」代表取締役社長。早稲田大学大学院商学研究科非常勤講師。多摩大学経営情報学部非常勤講師。金融系総合研究所、外資系コンサルティング会社を経て、現職。現代社会の職場の問題を指摘しベストセラーとなった『不機嫌な職場』(共著、講談社現代新書)、『ニワトリを殺すな』(ペンネーム著、幻冬舎)ほか著書多数。
渡部 幹
早稲田大学高等研究所准教授。北海道大学文学部卒。UCLA大学院社会学研究科修了。社会学Ph.D.(UCLA)。北海道大学助手、京都大学助教などを経て現職。専門は社会心理学。共著に『不機嫌な職場』、『よくわかる社会心理学』(山田一成・北村英哉・結城雅樹編著、ミネルヴァ書房)などがある。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2010/6/1)
- 発売日 : 2010/6/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 249ページ
- ISBN-10 : 4062880563
- ISBN-13 : 978-4062880565
- Amazon 売れ筋ランキング: - 539,787位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,060位講談社現代新書
- - 10,732位ビジネス・経済ノンフィクション
- - 68,794位社会・政治 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
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2014年10月3日に日本でレビュー済み
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2012年12月18日に日本でレビュー済み
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フリーライダーをどうふせぎ、参加型にかえるか、現代社会の大問題ですよね。
この本はフリーライダーの本質にせまるものではありません。
あなたの会社にいる困り者社員をフリーライダー分類しただけです。
それはそれで読み物的にはおもしろかったんですが、私の知りたいのはそういうフリーライダーによりうける被害とそれを防ぐ対策です。
会社の社員フリーライダーから社会のフリーライダーってどうよ!と、そのあたりも書いてほしかったですね。
この本はフリーライダーの本質にせまるものではありません。
あなたの会社にいる困り者社員をフリーライダー分類しただけです。
それはそれで読み物的にはおもしろかったんですが、私の知りたいのはそういうフリーライダーによりうける被害とそれを防ぐ対策です。
会社の社員フリーライダーから社会のフリーライダーってどうよ!と、そのあたりも書いてほしかったですね。
2010年8月11日に日本でレビュー済み
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フリーライダーにはいくつかのタイプがあるようですが、共通して言えるのは仕事に前向きでないこと、志を失っていることではないでしょうか。この手の社員は特に大企業に多いことを経験的に知っています。つまり大企業では人余り感があり、その一方では業績が総じてよいのでフリーライダーを輩出する土壌があります。また少ないポストに対して同等の能力を持つ人同士が出世競争をしますので落ちこぼれがこういう形の生き延びる術を選択します。敗者復活と言う制度も有名無実となっており、ひとたび失敗すれば奈落の底という人事考課もフリーライダー多発の原因となっていると拝察いたします。
2010年8月25日に日本でレビュー済み
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この本を読んでの感想は、よくぞ書いてくれた、というものだった。
本書は、フリーライダーの存在は人間社会の宿命であるとしながらも、近年無視出来ない大きな社会問題になっていると捉えた上で、フリーライダーを4つに分類し、なぜ生まれるのか、組織としての問題解決、個人として取るべき行動、というかたちで構成されている。
フリーライダーがなぜ生まれるか、ということに関しては、社会心理学の観点から考察されており、人間である以上誰もがそうなるリスクを持っているということを、分かり易く解説している。
読んでいて耳の痛いことも多かったが、自分もそういった行動を取っていたという気付きがあったのは収穫だった。
また、自分が人間関係で負担に思っていたことを、これほど明快に表現してくれたことに、驚きと爽快なものを感じた。
個人としてとるべき行動、の項には、リスクは誰にでもある、とした上で以下の言葉が紹介されている。
”仕事を正しく出来ないものは、仕事を正しくするものを非難する。”
犯人探しでは無く、まず自分自身がフリーライダーにならないように、と戒めている本書に、共感するところが多かった。
本書は、フリーライダーの存在は人間社会の宿命であるとしながらも、近年無視出来ない大きな社会問題になっていると捉えた上で、フリーライダーを4つに分類し、なぜ生まれるのか、組織としての問題解決、個人として取るべき行動、というかたちで構成されている。
フリーライダーがなぜ生まれるか、ということに関しては、社会心理学の観点から考察されており、人間である以上誰もがそうなるリスクを持っているということを、分かり易く解説している。
読んでいて耳の痛いことも多かったが、自分もそういった行動を取っていたという気付きがあったのは収穫だった。
また、自分が人間関係で負担に思っていたことを、これほど明快に表現してくれたことに、驚きと爽快なものを感じた。
個人としてとるべき行動、の項には、リスクは誰にでもある、とした上で以下の言葉が紹介されている。
”仕事を正しく出来ないものは、仕事を正しくするものを非難する。”
犯人探しでは無く、まず自分自身がフリーライダーにならないように、と戒めている本書に、共感するところが多かった。
2010年9月15日に日本でレビュー済み
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働く人全てが一読しておいてほしい本。
組織の足を引っ張る人を分類し、対処法を書いている。
ただし、その方法は簡単ではないが、代わる手段もない。
自分はフリーライダーじゃないと思っている人も、周りに足を引っ張られて
暗黒面に落ちてしまわないとは限らない。
この本を読んで理解しておけば、そうなる前に踏みとどまれるかもしれない。
組織の足を引っ張る人を分類し、対処法を書いている。
ただし、その方法は簡単ではないが、代わる手段もない。
自分はフリーライダーじゃないと思っている人も、周りに足を引っ張られて
暗黒面に落ちてしまわないとは限らない。
この本を読んで理解しておけば、そうなる前に踏みとどまれるかもしれない。
2013年6月16日に日本でレビュー済み
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あなたの周りにもいませんか?「あの人、良いなあ」と思われている「できない人」。それを客観的視点から考察している一冊です。
2010年9月5日に日本でレビュー済み
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フリーライダーとは本当にヒットする言葉ですね。皆さんの周りもいるはずですよ。
対する言葉として現地・現物・現実があるのでしょうね。
でも今の日本では上層部に上り詰めた多くの人が「フリーライダー」でしょう。
てなことで現場重視の私には痛いほど分かる内容です。
対する言葉として現地・現物・現実があるのでしょうね。
でも今の日本では上層部に上り詰めた多くの人が「フリーライダー」でしょう。
てなことで現場重視の私には痛いほど分かる内容です。
2019年2月10日に日本でレビュー済み
いつも批判的で決して動かない、他人の成果を横取りする。職場の士気を下げる社員のタイプをの4つのパターンにわかりやすく分類。本書が鋭いのは、働かず何もしない社員「フリーライダー」になる可能性は誰にでもあり、それを判断するのは自分ではなく他人であると喝破していること。
過去2年を遡って自分が仕事で獲得したスキルがどの程度あったか、できない理由を並べる前にどうすればできるかを考えているか、同僚に感謝の言葉を忘れずに伝えているか。自分の関心を業務の外にも広げて引き出しを増やそうとしているか。倦まずたゆまず進化する努力を怠ると、上司であっても部下からは困った人扱いをされてしまうのです。
過去2年を遡って自分が仕事で獲得したスキルがどの程度あったか、できない理由を並べる前にどうすればできるかを考えているか、同僚に感謝の言葉を忘れずに伝えているか。自分の関心を業務の外にも広げて引き出しを増やそうとしているか。倦まずたゆまず進化する努力を怠ると、上司であっても部下からは困った人扱いをされてしまうのです。