無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
浮世絵は語る (講談社現代新書 2058) 新書 – 2010/7/16
浅野 秀剛
(著)
名画の考証はおもしろい!
歌麿の遊女絵、写楽の大首絵、北斎の名所絵など、おなじみの名画に隠された、知られざる事実の数々。浮世絵をより楽しく、深く味わうための一冊。
【著者紹介】
浅野秀剛(あさの しゅうごう)
一九五〇年秋田県生まれ。立命館大学理工学部卒業。千葉市美術館学芸課長を経て、現在、大和文華館館長。国際浮世絵学会常任理事。
主な著書に『錦絵を読む』(山川出版社)、『喜多川歌麿』(新潮日本美術文庫)、『浮世絵ギャラリー 4 写楽の意気』(小学館)、『菱川師宣と浮世絵の黎明』(東京大学出版会)がある。
【目次】
第一章 美人画の考証
1 歌麿の遊女絵――喜多川歌麿「当時全盛美人揃 越前屋内唐士」
2 清長の遊女絵――鳥居清長「雛形若菜の初模様 松葉屋瀬川」
3 歌麿の吉原俄――喜多川歌麿「青楼仁和嘉女芸者之部 扇売 団扇売 麦つき」
4 春信の風流――鈴木春信「文掃く美人」
第二章 役者絵の考証
1 写楽の大首絵――東洲斎写楽「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」
2 国政の大首絵――歌川国政「初代岩井粂三郎の島原の禿わかば」
3 初期の大々判丹絵――初代鳥居清倍「市川団十郎の竹抜き五郎」
第三章 名所絵の考証
1 北斎の名所絵――葛飾北斎「富嶽三十六景 凱風快晴」と「富嶽三十六景 山下白雨」
2 広重の名所絵――歌川広重「木曾海道六拾九次之内 恵智川」
歌麿の遊女絵、写楽の大首絵、北斎の名所絵など、おなじみの名画に隠された、知られざる事実の数々。浮世絵をより楽しく、深く味わうための一冊。
【著者紹介】
浅野秀剛(あさの しゅうごう)
一九五〇年秋田県生まれ。立命館大学理工学部卒業。千葉市美術館学芸課長を経て、現在、大和文華館館長。国際浮世絵学会常任理事。
主な著書に『錦絵を読む』(山川出版社)、『喜多川歌麿』(新潮日本美術文庫)、『浮世絵ギャラリー 4 写楽の意気』(小学館)、『菱川師宣と浮世絵の黎明』(東京大学出版会)がある。
【目次】
第一章 美人画の考証
1 歌麿の遊女絵――喜多川歌麿「当時全盛美人揃 越前屋内唐士」
2 清長の遊女絵――鳥居清長「雛形若菜の初模様 松葉屋瀬川」
3 歌麿の吉原俄――喜多川歌麿「青楼仁和嘉女芸者之部 扇売 団扇売 麦つき」
4 春信の風流――鈴木春信「文掃く美人」
第二章 役者絵の考証
1 写楽の大首絵――東洲斎写楽「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」
2 国政の大首絵――歌川国政「初代岩井粂三郎の島原の禿わかば」
3 初期の大々判丹絵――初代鳥居清倍「市川団十郎の竹抜き五郎」
第三章 名所絵の考証
1 北斎の名所絵――葛飾北斎「富嶽三十六景 凱風快晴」と「富嶽三十六景 山下白雨」
2 広重の名所絵――歌川広重「木曾海道六拾九次之内 恵智川」
- ISBN-10406288058X
- ISBN-13978-4062880589
- 出版社講談社
- 発売日2010/7/16
- 言語日本語
- 寸法10.8 x 1.7 x 17.4 cm
- 本の長さ252ページ
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
著者について
浅野秀剛(あさの しゅうごう)
一九五〇年秋田県生まれ。立命館大学理工学部卒業。千葉市美術館学芸課長を経て、現在、大和文華館館長。国際浮世絵学会常任理事。
主な著書に『錦絵を読む』(山川出版社)、『喜多川歌麿』(新潮日本美術文庫)、『浮世絵ギャラリー 4 写楽の意気』(小学館)、『菱川師宣と浮世絵の黎明』(東京大学出版会)がある。
一九五〇年秋田県生まれ。立命館大学理工学部卒業。千葉市美術館学芸課長を経て、現在、大和文華館館長。国際浮世絵学会常任理事。
主な著書に『錦絵を読む』(山川出版社)、『喜多川歌麿』(新潮日本美術文庫)、『浮世絵ギャラリー 4 写楽の意気』(小学館)、『菱川師宣と浮世絵の黎明』(東京大学出版会)がある。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2010/7/16)
- 発売日 : 2010/7/16
- 言語 : 日本語
- 新書 : 252ページ
- ISBN-10 : 406288058X
- ISBN-13 : 978-4062880589
- 寸法 : 10.8 x 1.7 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 570,373位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,099位講談社現代新書
- - 38,393位アート・建築・デザイン (本)
- - 96,869位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
10グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2016年7月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
従来の浮世絵研究にない徹底的な実証の方法論が新しいです。遊女の名前を吉原再見で調べ上げ製作年代を考証する等、理系出身の著者の主観を排したデータ主義に感心します。今後の浮世絵研究もこの本の影響で変わっていくことでしょう。
2020年3月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
浮世絵の絵柄だけでなく、書かれている文字や印などを元に、他の資料と照合するなどして、浮世絵の描かれた時期、なにが(誰が)描かれているのか?などをあぶりだすという、とても興味深い本である。
今風にいえば「ファイリング」とか「謎とき」とかが好きな人であれば楽しく読めるのではないだろか?
単に作品を紹介しているだけの浮世絵本に飽きた人にはおススメである。
ただし、歴史や浮世絵に関し、興味や知識が薄い人には、少々難しい面があるかもしれない。
その面で評価は星4つとしたが、個人的には星5つとしてもよいくらい。なかなかの名著だった。
今風にいえば「ファイリング」とか「謎とき」とかが好きな人であれば楽しく読めるのではないだろか?
単に作品を紹介しているだけの浮世絵本に飽きた人にはおススメである。
ただし、歴史や浮世絵に関し、興味や知識が薄い人には、少々難しい面があるかもしれない。
その面で評価は星4つとしたが、個人的には星5つとしてもよいくらい。なかなかの名著だった。
2010年8月15日に日本でレビュー済み
様々な種類の浮世絵の考証方法を詳しく説明するというテーマは、今までありそうでなかったもので、画期的だと思う。
しかし、参照すべき図版の掲載位置が分かりづらく、「何と何のどこがどうなっているから」を理解するのに手間取った。
また、本文の紙質だが、カラー図版があるわけでも、毎ページに図版があるわけでもないので、通常のものでよかったのではないか。
しかし、参照すべき図版の掲載位置が分かりづらく、「何と何のどこがどうなっているから」を理解するのに手間取った。
また、本文の紙質だが、カラー図版があるわけでも、毎ページに図版があるわけでもないので、通常のものでよかったのではないか。
2013年5月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
・この本は、浮世絵の作品考証(いつ制作されたのか、誰を描いているのか、など)の具体的な方法を解説している貴重な浮世絵研究の「実用書」である。様々な史料や絵自体にある情報を、ていねいに比較・分類し考証を進めている。
・私は、本を読んでいる間、まるで著者の実際の講義を受けているように感じた。
・内容は、美人画(喜多川歌麿・鳥居清長・鈴木春信)、役者絵(東洲斎写楽・歌川国政・初代鳥居清倍)、名所絵(葛飾北斎・歌川広重)の考証である。
・ただ、この本には考証のポイントになる最小限度の図版は載っているが、それ以外で言及されている多くの浮世絵作品は図版がなく、文章だけでは考証の過程が理解しにくい所があった。私は、手元にある画集や資料を総動員して、作品を確認しながら読み進めたが、かなり大変な作業であった。
・浮世絵に強い関心のある人には、たいへんおもしろいが、それほどでもない人には、まったくつまらない本であるかもしれない。
・私は、本を読んでいる間、まるで著者の実際の講義を受けているように感じた。
・内容は、美人画(喜多川歌麿・鳥居清長・鈴木春信)、役者絵(東洲斎写楽・歌川国政・初代鳥居清倍)、名所絵(葛飾北斎・歌川広重)の考証である。
・ただ、この本には考証のポイントになる最小限度の図版は載っているが、それ以外で言及されている多くの浮世絵作品は図版がなく、文章だけでは考証の過程が理解しにくい所があった。私は、手元にある画集や資料を総動員して、作品を確認しながら読み進めたが、かなり大変な作業であった。
・浮世絵に強い関心のある人には、たいへんおもしろいが、それほどでもない人には、まったくつまらない本であるかもしれない。
2013年9月15日に日本でレビュー済み
筆者の浅野秀剛氏は、大和文華館館長で、国際浮世絵学会常任理事でもあり、展覧会の講演などでもお見かけする浮世絵の有名な研究者です。
本書は浮世絵の観賞ではなく、作品考証の合理性を追求してその奥深さと「浮世絵を調べる」面白さを追求した本です。新書の体裁ですが、結構骨太の内容で、浮世絵の初心者の方にはお勧めできません。ある程度浮世絵を見慣れており、それぞれの作品の時代背景や作風、浮世絵の歴史を見知っている方なら十分理解できる内容だと思いました。
取り上げた作品は9点です。モノクロの掲載作品は多数ありますが、カラーは口絵の4点のみですので、そのあたりも知った上で購入されればよいかと思います。
役者絵考証の過程などは、浮世絵研究者の基本姿勢でしょう。『歌舞伎年表』などという参考書を「基本図書」として記載しているわけですから、本書で追及している深さはコアなアマチュアの関心の範囲を超えています。研究者なら当然の姿勢でしょうが。
浅野氏の他の書籍を読んで実に知的好奇心を満たす啓蒙書として評価したわけですが、本書は浮世絵研究の道に入る大学院性レベルの専門書としての色彩が強く、新書としての出版にしては重い内容だったように思いました。
当方の読み取りの浅さや理解不足の点はご寛容を。
本書の内容です。
第1章 美人画の考証(歌麿の遊女絵 喜多川歌麿「当時全盛美人揃 越前屋内唐士」
清長の遊女絵 鳥居清長「雛形若菜の初模様 松葉屋瀬川」、歌麿の吉原俄 喜多川歌麿「青桜仁和嘉女芸者之部 扇売 団扇売 麦つき」、春信の風流 鈴木春信「文掃く美女」)
第2章 役者絵の考証(写楽の大首絵 東洲斎写楽「三代目の大谷鬼次の江戸兵衛」
国政の大首絵 歌川国政「初代岩井粂三郎の島原の禿わかば」、初期の大々判丹絵 初代鳥居清倍「市川団十郎の竹抜き五郎」)
第3章 名所絵の考証(北斎の名所絵 葛飾北斎「富嶽三十六景 凱風快晴」と「富嶽三十六景 山下白雨」、広重の名所絵 歌川広重「木曾海道六拾九次之内 恵智川」)
本書は浮世絵の観賞ではなく、作品考証の合理性を追求してその奥深さと「浮世絵を調べる」面白さを追求した本です。新書の体裁ですが、結構骨太の内容で、浮世絵の初心者の方にはお勧めできません。ある程度浮世絵を見慣れており、それぞれの作品の時代背景や作風、浮世絵の歴史を見知っている方なら十分理解できる内容だと思いました。
取り上げた作品は9点です。モノクロの掲載作品は多数ありますが、カラーは口絵の4点のみですので、そのあたりも知った上で購入されればよいかと思います。
役者絵考証の過程などは、浮世絵研究者の基本姿勢でしょう。『歌舞伎年表』などという参考書を「基本図書」として記載しているわけですから、本書で追及している深さはコアなアマチュアの関心の範囲を超えています。研究者なら当然の姿勢でしょうが。
浅野氏の他の書籍を読んで実に知的好奇心を満たす啓蒙書として評価したわけですが、本書は浮世絵研究の道に入る大学院性レベルの専門書としての色彩が強く、新書としての出版にしては重い内容だったように思いました。
当方の読み取りの浅さや理解不足の点はご寛容を。
本書の内容です。
第1章 美人画の考証(歌麿の遊女絵 喜多川歌麿「当時全盛美人揃 越前屋内唐士」
清長の遊女絵 鳥居清長「雛形若菜の初模様 松葉屋瀬川」、歌麿の吉原俄 喜多川歌麿「青桜仁和嘉女芸者之部 扇売 団扇売 麦つき」、春信の風流 鈴木春信「文掃く美女」)
第2章 役者絵の考証(写楽の大首絵 東洲斎写楽「三代目の大谷鬼次の江戸兵衛」
国政の大首絵 歌川国政「初代岩井粂三郎の島原の禿わかば」、初期の大々判丹絵 初代鳥居清倍「市川団十郎の竹抜き五郎」)
第3章 名所絵の考証(北斎の名所絵 葛飾北斎「富嶽三十六景 凱風快晴」と「富嶽三十六景 山下白雨」、広重の名所絵 歌川広重「木曾海道六拾九次之内 恵智川」)
2013年3月26日に日本でレビュー済み
浮世絵を研究しようという大学院生、若手美術史家、学芸員などを対象に書かれた入門書。それ以外のひとが読んでも、おそらくおもしろくないし、きちんと理解できないだろう。
研究するための方法論を具体例を挙げながら解説していく。吉原の遊女を描いたものは『吉原細見』などを使いつつ、いつどこの楼にどんな女性がいたかを調べ、紋や昇進の時期を手がかりに、誰が描かれているのかを特定していく。
役者絵の場合も、歌舞伎の上演記録といったものを使って、誰が何という役を演じているか決めていく。
その方法論の細かさと正確さ、細部にまで神経を使った検討の仕方には圧倒される。こうやれば浮世絵の基本的な情報が浮かび上がってくるのかと感嘆させられる。
ただ、かなり読者の限られる本であることは間違いない。
研究するための方法論を具体例を挙げながら解説していく。吉原の遊女を描いたものは『吉原細見』などを使いつつ、いつどこの楼にどんな女性がいたかを調べ、紋や昇進の時期を手がかりに、誰が描かれているのかを特定していく。
役者絵の場合も、歌舞伎の上演記録といったものを使って、誰が何という役を演じているか決めていく。
その方法論の細かさと正確さ、細部にまで神経を使った検討の仕方には圧倒される。こうやれば浮世絵の基本的な情報が浮かび上がってくるのかと感嘆させられる。
ただ、かなり読者の限られる本であることは間違いない。
2013年7月5日に日本でレビュー済み
新書だが、浮世絵の入門書ではなく、専門家が、どのように浮世絵を考証しているかを、紹介している。
入門を終えて、浮世絵の世界を、より知りたい、と思う人向けの本。
美人画、役者絵、風景画の3つのパートから構成されており、
歌麿、写楽、北斎などの代表作を取り上げ、それがどの版元から、どんな経緯で出版されたのか、
描かれている人物は誰か、役者絵については、出し物とそのシーンまで交渉している。
この本を読むと、浮世絵を考証するということは、当時の江戸の社会をしることなのだ、ということがよくわかる。
入門を終えて、浮世絵の世界を、より知りたい、と思う人向けの本。
美人画、役者絵、風景画の3つのパートから構成されており、
歌麿、写楽、北斎などの代表作を取り上げ、それがどの版元から、どんな経緯で出版されたのか、
描かれている人物は誰か、役者絵については、出し物とそのシーンまで交渉している。
この本を読むと、浮世絵を考証するということは、当時の江戸の社会をしることなのだ、ということがよくわかる。