本をあまり読まない人からヘビーな活字中
毒者まで楽しめる一冊です。
DVDやインターネット、スマートフォンな
どの娯楽商品がどんどん出てくるなかで、
読書というのは削られがちです。
でも読書ほど、投資に対するリターンの
ものはなかなかないと思います。
そんな読書の面白さをあまり本を読まな
い人に伝えたいのではないかという思い
をこの本からは感じます。
次に読書会のお話し。
これは読書会を開催している私には目か
らウロコでした。
最後は電子書籍と紙の書籍は併存すると
いう話です。
それぞれの使い分けを上手くしていけば
確かにいいのではないかと思われます。
ここでは電子書籍に精通している著者だ
からこそ知る使い方を学べます。
これは本を書く人だけでなく本を読む人
にとってもそうでしょう。
「本をあまり読まない人」でも楽しく学
べる非常に読みやすい本ですが、中には
難しい部分もあり、そこでつまずく可能
性はなくはありません。
その場合、そこは飛ばして2回目以降に
目を通すのいいのかなと個人的には思い
ます。
もちろん、日垣氏ならではの深い内容も
たっぷりなので、読書精通者でも十分楽し
めるでしょう。
¥450¥450 税込
ポイント: 5pt
(1%)
配送料 ¥298 6月7日-8日にお届け
発送元: 一度の注文2冊目~100円引3冊200円5冊400円10冊900円発送後返金 リサイクル 7月末迄 販売者: 一度の注文2冊目~100円引3冊200円5冊400円10冊900円発送後返金 リサイクル 7月末迄
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つながる読書術 (講談社現代新書) 新書 – 2011/11/18
日垣 隆
(著)
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購入オプションとあわせ買い
読書で得た知識を自分のネタに変換する方法とは?
つまらない本を損切りするコツとは?
なぜ今こそ読書会なのか?
電子書籍で読書は変わるか?
──プロフェッショナルが惜しまず明かす、本の読み方、伝え方の秘訣。
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- ISBN-104062881330
- ISBN-13978-4062881333
- 出版社講談社
- 発売日2011/11/18
- 言語日本語
- 寸法11 x 1.2 x 17.4 cm
- 本の長さ264ページ
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商品の説明
著者について
日垣 隆
1958年、長野県に生まれる。東北大学法学部卒業後、販売、配送、書籍の編集、コピーライターを経て87年より作家・ジャーナリスト。著書には、『そして殺人者は野に放たれる』(新潮文庫、新潮ドキュメント賞受賞)、『世間のウソ』(新潮新書)、『ラクをしないと成果は出ない』(だいわ文庫)、『情報への作法』(講談社+α文庫)など多数。
1958年、長野県に生まれる。東北大学法学部卒業後、販売、配送、書籍の編集、コピーライターを経て87年より作家・ジャーナリスト。著書には、『そして殺人者は野に放たれる』(新潮文庫、新潮ドキュメント賞受賞)、『世間のウソ』(新潮新書)、『ラクをしないと成果は出ない』(だいわ文庫)、『情報への作法』(講談社+α文庫)など多数。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2011/11/18)
- 発売日 : 2011/11/18
- 言語 : 日本語
- 新書 : 264ページ
- ISBN-10 : 4062881330
- ISBN-13 : 978-4062881333
- 寸法 : 11 x 1.2 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 471,144位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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作家・ジャーナリスト。1958年長野県生まれ。大学卒業後、書店員、トラック配送員、TVレポーター、編集者など数々の職を経て、87年から執筆活動に入る。世界取材85カ国。『そして殺人者は野に放たれる』で新潮ドキュメント賞受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『楽しく稼ぐ本』(ISBN-10:4479303006)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年11月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2018年1月2日に日本でレビュー済み
言うなれば人生の糧をなる読書のあり方を述べた著書だろか。
インプット(読む)からアウトプット(書く)のプロセスの重要性と、それをいかに効果的・効率的におこなうかが述べられている。プロならではの多読のテクニックやコミュニティとしての読書会のお作法等、おなじ目的の本読みには参考になるのだろうと思う。
ただ自分のように、その時々の感動なり怒りの感情なりを覚えておけば十分とういう忘却上等のゆるゆふわ読書派にはお耳が痛いだけ。
目次をを見ながら内容を想像し、仮設力を鍛えるあたりは、なるほどどなるのだけれど。
インプット(読む)からアウトプット(書く)のプロセスの重要性と、それをいかに効果的・効率的におこなうかが述べられている。プロならではの多読のテクニックやコミュニティとしての読書会のお作法等、おなじ目的の本読みには参考になるのだろうと思う。
ただ自分のように、その時々の感動なり怒りの感情なりを覚えておけば十分とういう忘却上等のゆるゆふわ読書派にはお耳が痛いだけ。
目次をを見ながら内容を想像し、仮設力を鍛えるあたりは、なるほどどなるのだけれど。
2011年11月25日に日本でレビュー済み
このところ、日垣隆さんの本はいまいちでしたが
久しぶりに面白くて途中でやめるのが辛かった。
個人的に読書法には興味があるのも
影響しているとは思いますが…。
後半の、読書会のところに差し掛かると
関心がないぶんペースダウウン。
氏は自分のことを凡人扱いされますが、
とても凡人とは思えません。
そのところの認識のギャップがあるので
本当の凡人の私には真似しがたいノウハウも多いです。
そのところを差し引いてもやっぱり面白い。
付箋を10枚以上貼ってしまいました。
まだまだ初心者です。
(本書前半参照下さい)
久しぶりに面白くて途中でやめるのが辛かった。
個人的に読書法には興味があるのも
影響しているとは思いますが…。
後半の、読書会のところに差し掛かると
関心がないぶんペースダウウン。
氏は自分のことを凡人扱いされますが、
とても凡人とは思えません。
そのところの認識のギャップがあるので
本当の凡人の私には真似しがたいノウハウも多いです。
そのところを差し引いてもやっぱり面白い。
付箋を10枚以上貼ってしまいました。
まだまだ初心者です。
(本書前半参照下さい)
2015年2月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
数年前には筆者の本なら手当たり次第に読み、嵌まってゐた時があり、今はそこから離れて暫く読んでゐなかったのですが、偶々アマゾンで面白さうな筆者の著書に遭遇し、今回読んでみたわけです。本書は、本格的と言っていい読書術、読書法、読書論の書であります。現代といふ時代を十分見据ゑ、且つ、御自身のプロとしての読書術を惜し氣もなく披露してゐる良心的な本です。ベーシックに素直に読む大切さや書き手の思考回路に深沈して感じ取る大切さの指摘はジャーナリズムの可能性を教へられた氣がします。又、書くといふアウトプットを前提とした読書や大小の仮説を立てながらの読書には、オリジナルな可能性の誕生が起きて来る事をも知らせてもくれてゐます。このやうに本書は、読書といふものが知的生活を豊かにするためのよき教養である事を改めて教示してくれる快著であります。
2011年11月19日に日本でレビュー済み
読書術の本。この種の本は沢山出ていて,古典的著作としては,
・『 本を読む本 』
がある。結論から言えば,本書は『本を読む本』の足元にも及ばない。
冒頭からして既に冗長である。書店でこの部分を立ち読みした人は買わないだろう。勉強不足の学生が無い知恵を絞って書いた,議論が全く進展しないレポートを読まされているような気分である。
文章もお粗末で,分かりにくい。以下はその例。
(p.124)他人に依存しない時間をとっておくということ。これは,深く考えるために必要な時間であり,空間です。【指示語は何を指すのか?】
(p.143)すぐれた着想を得ることと,記憶したはずなのにそれを忘れてしまうこととは,まったく別の脳の働きです。例えば,同窓会で何かの行事の思い出を語り合って,個人の記憶の違い(…)に驚いたことがあるでしょう。【例示が解説になっていない】
(p.230)海外のメルマガ配信を継続しているのは今のところ日本と中国などで,【日本も「海外」なの?「など」って何処?】
構成が破綻している本の例に洩れず,内容も薄っぺらい。論理的に書くことと論理的に話すことは「まったく別の能力」(p.129)であり,後者はレトリックと呼ばれる手法に基づくからプラトンやソクラテスを読むと良い(p.130)というのは一体どういう了見か。ソクラティック・メソッドとソフィストの詭弁術を混同しているところを見ると,著者がこれらの本を読んでいないのは一目瞭然である。
真偽不明の自慢話も,もはや哀れとしか言いようがない。自分が主催した読書会を,「『朝日新聞』もマネしてくれましたし,」(p.174)などとどうやったら思い込めるのか。朝日新聞の読書会とは,2009年4月から1年間,紙上で行われた「百年読書会」のことで,( 書籍化 )もされている。その巻末の「百年読書会が始まるまで」(pp.205-)を読んでも当然,日垣のヒの字も出てこない。
読書術に関する本書の主張について,少しだけ指摘。第1章では,本は正確に読むべしと書かれている一方で,第3章では「自分の土俵で本を読む」(pp.122-)とある。この両者の関係が明確ではない。後者が前者を包摂するというのであれば,それは前掲『本を読む本』での「点検読書」と「分析読書」の関係におおむね相当する(『本を読む本』p.26)。それなら良い。問題は,必ずしもそのようには読めないことである。仮に,正確に読むことと,自分の土俵で読む(執筆者の土俵で読まない)ことが「別の読み方」であるのならば論外である。言うまでもなく,正しい読み方が1つとは限らないからといって,あらゆる読み方が許されるというわけではない。著者の,専門書の誤読と曲解に基づいたいい加減な仕事を見てきた者としては,そんなことしても誰とも「つながり」ませんよ,と言っておきたい。
本書は4年がかりで完成したとのことだが(p.235),目新しいことも書かれていない単なるハウツー本を書くのに4年もかかる,というのはちょっと理解しがたい。そんなに忙しいわけでもないでしょ。しかも本書の一部は,過去の著作の使い回しで,付箋の使い方(pp.137-)やメモの取り方(p.142-)については,『知的ストレッチ入門』(新潮文庫。それぞれpp.46-,pp.98-)に同内容の記述がある。
ちなみに第4章で触れられている「読書会」については,『 ダダ漏れ民主主義 』の145〜171ページでも言及されているものの,両者の内容が微妙に異なる。『ダダ漏れ〜』では,
「私が読書会を流行らせよう,と思いついたのは15年ほど前のこと」(p.158)
とあるが,本書では,
「読書会なるものが世間にあるのは知っていましたが,そんなにいいものじゃないだろうと思い,『一人で読んだほうがよっぽど早い』と感じていました。〔中略。改行〕ところが齋藤孝『読書力』(岩波新書)を読んだ途端,考えがかなり変わりました」(p.170)
とある。『 読書力 』が世に出たのは9年前だ。「そんなにいいものじゃないだろうと思」っていた「読書会を流行らせよう」と思ってたのかい?
巻末にある,著者のおすすめ本リストは,「読まずに死ねない」(p.237)と銘打ってあるわりにチープだ。というのもその内容が,著者が約5年前に発表した,
「14歳からの〈人生の教科書〉100冊」(文藝春秋2007年1月号,pp.316-)
と大きくカブっているから。子ども向けのおすすめ本を転用しているのである。ちなみに本書82〜92ページの文章も,上記記事のコピーだ。
※2011/12/18追記:レビューを編集し再投稿しました。その理由などについては,コメント欄(投稿日:2011/12/18)を参照願います。
・『 本を読む本 』
がある。結論から言えば,本書は『本を読む本』の足元にも及ばない。
冒頭からして既に冗長である。書店でこの部分を立ち読みした人は買わないだろう。勉強不足の学生が無い知恵を絞って書いた,議論が全く進展しないレポートを読まされているような気分である。
文章もお粗末で,分かりにくい。以下はその例。
(p.124)他人に依存しない時間をとっておくということ。これは,深く考えるために必要な時間であり,空間です。【指示語は何を指すのか?】
(p.143)すぐれた着想を得ることと,記憶したはずなのにそれを忘れてしまうこととは,まったく別の脳の働きです。例えば,同窓会で何かの行事の思い出を語り合って,個人の記憶の違い(…)に驚いたことがあるでしょう。【例示が解説になっていない】
(p.230)海外のメルマガ配信を継続しているのは今のところ日本と中国などで,【日本も「海外」なの?「など」って何処?】
構成が破綻している本の例に洩れず,内容も薄っぺらい。論理的に書くことと論理的に話すことは「まったく別の能力」(p.129)であり,後者はレトリックと呼ばれる手法に基づくからプラトンやソクラテスを読むと良い(p.130)というのは一体どういう了見か。ソクラティック・メソッドとソフィストの詭弁術を混同しているところを見ると,著者がこれらの本を読んでいないのは一目瞭然である。
真偽不明の自慢話も,もはや哀れとしか言いようがない。自分が主催した読書会を,「『朝日新聞』もマネしてくれましたし,」(p.174)などとどうやったら思い込めるのか。朝日新聞の読書会とは,2009年4月から1年間,紙上で行われた「百年読書会」のことで,( 書籍化 )もされている。その巻末の「百年読書会が始まるまで」(pp.205-)を読んでも当然,日垣のヒの字も出てこない。
読書術に関する本書の主張について,少しだけ指摘。第1章では,本は正確に読むべしと書かれている一方で,第3章では「自分の土俵で本を読む」(pp.122-)とある。この両者の関係が明確ではない。後者が前者を包摂するというのであれば,それは前掲『本を読む本』での「点検読書」と「分析読書」の関係におおむね相当する(『本を読む本』p.26)。それなら良い。問題は,必ずしもそのようには読めないことである。仮に,正確に読むことと,自分の土俵で読む(執筆者の土俵で読まない)ことが「別の読み方」であるのならば論外である。言うまでもなく,正しい読み方が1つとは限らないからといって,あらゆる読み方が許されるというわけではない。著者の,専門書の誤読と曲解に基づいたいい加減な仕事を見てきた者としては,そんなことしても誰とも「つながり」ませんよ,と言っておきたい。
本書は4年がかりで完成したとのことだが(p.235),目新しいことも書かれていない単なるハウツー本を書くのに4年もかかる,というのはちょっと理解しがたい。そんなに忙しいわけでもないでしょ。しかも本書の一部は,過去の著作の使い回しで,付箋の使い方(pp.137-)やメモの取り方(p.142-)については,『知的ストレッチ入門』(新潮文庫。それぞれpp.46-,pp.98-)に同内容の記述がある。
ちなみに第4章で触れられている「読書会」については,『 ダダ漏れ民主主義 』の145〜171ページでも言及されているものの,両者の内容が微妙に異なる。『ダダ漏れ〜』では,
「私が読書会を流行らせよう,と思いついたのは15年ほど前のこと」(p.158)
とあるが,本書では,
「読書会なるものが世間にあるのは知っていましたが,そんなにいいものじゃないだろうと思い,『一人で読んだほうがよっぽど早い』と感じていました。〔中略。改行〕ところが齋藤孝『読書力』(岩波新書)を読んだ途端,考えがかなり変わりました」(p.170)
とある。『 読書力 』が世に出たのは9年前だ。「そんなにいいものじゃないだろうと思」っていた「読書会を流行らせよう」と思ってたのかい?
巻末にある,著者のおすすめ本リストは,「読まずに死ねない」(p.237)と銘打ってあるわりにチープだ。というのもその内容が,著者が約5年前に発表した,
「14歳からの〈人生の教科書〉100冊」(文藝春秋2007年1月号,pp.316-)
と大きくカブっているから。子ども向けのおすすめ本を転用しているのである。ちなみに本書82〜92ページの文章も,上記記事のコピーだ。
※2011/12/18追記:レビューを編集し再投稿しました。その理由などについては,コメント欄(投稿日:2011/12/18)を参照願います。
2014年5月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書はタイトルがつながるための読書術となっていますが、どちらかと言えばつなげるの方が正しいかと。
井上ひさしと渡部昇一それぞれの本を読むことにより上智大学時代の接点があったというのは驚きでした。
そして内田樹ブレイク前の話もなかなか興味深い。その点から言ってある程度月かなり読んでいる読書家でないと面白がる部分がわからないということもあるでしょう。ノベル(フィクション)だけを楽しみ他のジャンルは一切読まないという方以外にはお勧めできます。
井上ひさしと渡部昇一それぞれの本を読むことにより上智大学時代の接点があったというのは驚きでした。
そして内田樹ブレイク前の話もなかなか興味深い。その点から言ってある程度月かなり読んでいる読書家でないと面白がる部分がわからないということもあるでしょう。ノベル(フィクション)だけを楽しみ他のジャンルは一切読まないという方以外にはお勧めできます。
2011年12月10日に日本でレビュー済み
本書を購入しようかどうか迷われている方に向けて書きます。
言うまでもなく私の主観ですが、ご判断の材料にして頂ければ幸いです。
結論から申し上げると、著者のファンの方ならともかく、「買って損はしない」ぐらいの評価だと思います(歯切れが悪くて申し訳ないですが)。
「類書と比べて斬新な読書法は紹介されていない」等と、もっともらしい理由をデッチ上げることもできるのですが、結局のところ著者の文体があまり私の肌に合わないせいだろうと思います。文章自体はとても読みやすいですし、それ自体はとても良いことなのですが、私には軽薄で自慢たらしく感じる箇所が多かったです(完全に好みの問題です)。
ですから、せめて「まえがき」だけでも立ち読みして、文体が気に入った方にはオススメできるのではないでしょうか。また、読書会の方法についての記述は詳しいので、読書会に興味がある方は4章を読まれると良いと思います。
★の根拠について
このレビューを書いている時点で、本書の評価分布は★4〜5つと★1つの間で2分されていて、総合で★3.5になっているのですが、(「見えざる手」みたいなものが働いたのか)結果的に妥当な評価ではないでしょうか。
著者は、本書の中で「★がレベル5と1に分かれているものに読むべき本が多いとは断言できます」(48頁)と言っています。まさか本書の評価を予想して保険をかけるようなことを言ったのではないでしょうが、論争的なテーマを扱った本ならともかく、この手の、読書術や知的生産術系の本には上記の言葉は当てはまらないと思います。良い本はやはり高評価に集中している気がします(後述の『本を読む本』が、ひとつだけど好例)。
挑戦的でクセのある文体と不要な自慢話で損をしているような気がしますが、ハッとさせられる指摘も数箇所ありましたし、類書にはないテクニックもいくつか紹介されているので良い本だとは思います。ただ、私の★をつける基準(★4つ以上だと再読したいと思える本)に照らすと微妙であること、また、文句ナシの★5つである、アドラー&ドーレン『本を読む本』(講談社学術文庫)や、(喜ばしいことに最近復刊された!)清水幾太郎『本はどう読むか』(講談社現代新書)に比べると到底★5つにはならないこと、以上から★3つとしました。
言うまでもなく私の主観ですが、ご判断の材料にして頂ければ幸いです。
結論から申し上げると、著者のファンの方ならともかく、「買って損はしない」ぐらいの評価だと思います(歯切れが悪くて申し訳ないですが)。
「類書と比べて斬新な読書法は紹介されていない」等と、もっともらしい理由をデッチ上げることもできるのですが、結局のところ著者の文体があまり私の肌に合わないせいだろうと思います。文章自体はとても読みやすいですし、それ自体はとても良いことなのですが、私には軽薄で自慢たらしく感じる箇所が多かったです(完全に好みの問題です)。
ですから、せめて「まえがき」だけでも立ち読みして、文体が気に入った方にはオススメできるのではないでしょうか。また、読書会の方法についての記述は詳しいので、読書会に興味がある方は4章を読まれると良いと思います。
★の根拠について
このレビューを書いている時点で、本書の評価分布は★4〜5つと★1つの間で2分されていて、総合で★3.5になっているのですが、(「見えざる手」みたいなものが働いたのか)結果的に妥当な評価ではないでしょうか。
著者は、本書の中で「★がレベル5と1に分かれているものに読むべき本が多いとは断言できます」(48頁)と言っています。まさか本書の評価を予想して保険をかけるようなことを言ったのではないでしょうが、論争的なテーマを扱った本ならともかく、この手の、読書術や知的生産術系の本には上記の言葉は当てはまらないと思います。良い本はやはり高評価に集中している気がします(後述の『本を読む本』が、ひとつだけど好例)。
挑戦的でクセのある文体と不要な自慢話で損をしているような気がしますが、ハッとさせられる指摘も数箇所ありましたし、類書にはないテクニックもいくつか紹介されているので良い本だとは思います。ただ、私の★をつける基準(★4つ以上だと再読したいと思える本)に照らすと微妙であること、また、文句ナシの★5つである、アドラー&ドーレン『本を読む本』(講談社学術文庫)や、(喜ばしいことに最近復刊された!)清水幾太郎『本はどう読むか』(講談社現代新書)に比べると到底★5つにはならないこと、以上から★3つとしました。