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城を攻める 城を守る (講談社現代新書) 新書 – 2014/2/19
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本書を手に取った方々は、一過性の趣味として城めぐりをしているわけではないはずだ。おそらく城好きが高じて、その歴史的背景までも知りたいと思っているのではないだろうか。本書は、そうした方々を対象としている。「日本百名城」ブームを一過性のものとして終わらせないためにも、その城で過去にあった攻防戦に目を向けてもらい、その城の経てきた歴史に興味を持っていただく必要がある。本書は、そうしたことを念頭に置いて書いた「戦う城本」である。
【白河城】 東北戊辰戦争の行方を左右した城郭攻防戦
【会津若松城】 幕末最大の悲劇の舞台となった白亜の名城
【五稜郭】 箱館戦争の舞台となった欧州式稜堡型城郭
【新井城】 武士の時代の終わりを告げた海城
【河越城】 新旧交代の舞台となった武蔵国の要衝
【箕輪城】 孤高の奇才・長野業政の築いた城郭網
【鉢形城】 戦国時代の黎明から終焉まで、激戦の舞台となり続けた要害
【八王子城】 関東平野を睥睨する巨大山城
【水戸城】 血で血を洗う同士討ちの舞台となった名城
【川中島合戦と海津城】 信玄の高速道路を支えた一大兵站拠点
【一乗谷朝倉館】 現代によみがえる中世城郭都市
【七尾城】 北陸有数の巨大山城を攻略した謙信の軍略
【春日山城】 謙信が手塩にかけて造り上げた戦国最強の山城
【桶狭間合戦をめぐる城郭群】 伊勢湾経済圏支配をめぐる織田・今川両家の熾烈な攻防戦
【懸河城】 今川家の駿遠防衛構想の切り札となった要害
【二俣城攻防と三方ヶ原合戦】 巨匠武田信玄が最後の筆を揮った会心の一戦
【長篠城】 戦国時代の流れを変えた山間の城
【高天神城】 栄光と没落の分岐点となった東海一の堅城
【山中城】 緒戦の大切さを教えてくれた戦国山城の最終型
【韮山城】 四万四千の豊臣軍を翻弄した北条家創業の城
【小谷城】 戦国時代を代表する難攻不落の大要害
【有岡城】 戦国有数の悲劇の舞台となった怨念の城
【賤ヶ岳合戦と陣城群】 天下の帰趨を決めた陣城戦
【大坂城】 外交的駆け引きに敗れ去った難攻不落の巨城
【原城】 泰平の世を震撼させた宗教戦争
【熊本城】 国内最後の城郭攻防戦を耐え抜いた名城中の名城
- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2014/2/19
- 寸法10.6 x 1.4 x 17.4 cm
- ISBN-104062882485
- ISBN-13978-4062882484
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商品の説明
著者について
1960年横浜市生まれ。早稲田大学卒。『この時代小説がすごい! 2014年版』(宝島社)単行本・作家部門ランキング1位。外資系企業に長らく勤務後、文筆業に転じ、歴史小説や歴史に材を取った作品を発表している。『巨鯨の海』(光文社)で山田風太郎賞を、『国を蹴った男』(講談社)で吉川英治文学新人賞を、『黒南風の海 加藤清正「文禄・慶長の役」異聞』(PHP研究所)で「本屋が選ぶ時代小説大賞」を、『義烈千秋 天狗党西へ』(新潮社)で歴史時代作家クラブ賞(作品賞)を受賞。『城を噛ませた男』(光文社)と『国を蹴った男』、『巨鯨の海』、『王になろうとした男』(文藝春秋)で4度の直木賞候補となる。その他の主な著作に『武田家滅亡』(角川書店)、『黎明に起つ』(NHK出版)、『峠越え』(講談社)等がある。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2014/2/19)
- 発売日 : 2014/2/19
- 言語 : 日本語
- 新書 : 320ページ
- ISBN-10 : 4062882485
- ISBN-13 : 978-4062882484
- 寸法 : 10.6 x 1.4 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 174,534位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 432位日本史ノンフィクション
- - 489位東洋史
- - 588位地方別日本史の本
- カスタマーレビュー:
著者について
伊東 潤
(いとう・じゅん)
1960年神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学卒業後、外資系企業に長らく勤務後、執筆業に転じ、歴史小説や歴史に材を取った実用書を相次いで発表。2011年『戦国鬼譚 惨』で第32回吉川英治文学新人賞、2012年『城を噛ませた男』で第146回直木賞候補となる。最新刊は『叛鬼』。
主な著書に『武田家滅亡』『山河果てるとも』『戦国無常 首獲り』『戦国鬼譚 惨』『幻海 The Legend of Ocean』『戦国鎌倉悲譚 剋』『北天蒼星 上杉三郎景虎血戦録』『黒南風の海 加藤清正「文禄・慶長の役」異聞』本屋が選ぶ時代小説大賞2011」受賞)『義烈千秋 天狗党西へ』などがある。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
確かな取材から得られる無理のない推理で、往事への想像をかき立ててくれます。
この攻城本を読んだあとで、戦国ものを読んだら濃密度倍増は間違いなしです。
最近は地図を見ながら読書するという楽しみ方を教えていただきました。
伊東さんには、今後関東以外の戦史も再掘してほしい。
近代戦を見ても、戦略上の拠点の取り合いがベースになっているところを見ても、実際には戦略上の要衝に築かれた城をベースに考えるのが、実際に則しているのだとうと思います。
海外を旅すると多くの城を見る機会があります。日本と海外で、建物の形状は違いますが、平面図は驚くほど似ています。続編で海外編もご執筆頂ければ有難いのですが…。
本書を読んで、気付かされたいくつかあった。城とは単独で成り立つものではない。東尾張、遠江や北武蔵など係争地には濃密な城郭網が築かれ、点ではなく面で地域を防御していた。こうした地域では両陣営の城が入り乱れている。領地争いは城取り争いだったことが分かる。そして、中核の城を落としたい場合は周辺に付城を築く。難攻不落の高天神城を落とすために、家康は6つの城で鉄壁の包囲網を作った。城攻めでもう一つ大事なのが、援軍(後詰)。信長も家康陣営の長篠城が囲まれた際には、3万の大軍を自身が率いて赴いた。遠江・高天神城では、先に見殺しにした信長・家康が勝頼に遠江を侵食され、後に見殺しにした勝頼は国衆の信頼を失い1年後に滅亡した。来援があるから籠城できる。
また、本書では城だけでなく合戦前後の城をめぐる歴史も、戦略的な視点を交えてフォローしているので、個別の歴史も頭に入った。長篠合戦も手負いの勝頼を信長・家康が叩いたのではなく、上り調子で北三河を掌握した勝頼が一気に豊橋まで進出して家康領を分断されようとした所を大逆転した。桶狭間の合戦も、古戦場の近くに住んでいながら、というか信長尊崇の土地柄で尚のこと、私は本書を読むまで「今川義元は上洛目的」という伝承を信じていたが、実際は伊勢湾の舟運を取るためだったということだ。「優秀すぎて経験に学べない男・勝頼」というのは示唆に富む。
漢語を多用しながら短文、短い段落で畳み掛けていく文体に鋭い切れ味がある。ちょっとクセはあるが。非常にいいのは、城郭の図、城砦網を示した地図のいずれかがどの章にも必ず掲載されていること。子供時代に学んだ戦国時代しか知らない私には、再発見が多く、いい学び直しになった。子供目線の戦国史観をようやく卒業できた気がする。城の配置、地形を巧みに生かした城の設計など、城作りにはすべて明確な意図があり、戦うために作られていることがはっきり分かる。男気がしたたる記述だが、ロジカルだとも思う。
残念なのは、彼を含め専門家が、だいたいそうであるように、プロ意識が高く自身の踏査した場所のみ扱ってる点で。
この次は是非とも西国版を彼に執筆していただきたい。
実際の満足度は★5だけどその期待の含みを込めて★4で。
讃岐の十河城なんか中々長い籠城戦してるんだがなぁ。