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アイヌ学入門 (講談社現代新書) 新書 – 2015/2/19

4.1 5つ星のうち4.1 110個の評価

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海を渡り北方世界と日本を繋ぐ大交易民族としてのアイヌ。中国王朝と戦うアイヌ。従来のステレオタイプを覆し、ダイナミックに外の世界と繋がった「海のノマド」としてのアイヌ像を様々なトピックから提示する。(講談社現代新書)


アイヌと聞くと、北海道の大自然の中で自然と共生し、太古以来の平和でエコロジカルな生活を送っていた民族というのが一般的なイメージでしょう。
しかし、これは歴史的事実を無視した全くの誤解に過ぎません。例えば中国が元の王朝だった時代、元朝は現在の沿海州地方に出兵し、その地でアイヌと戦争をしました。鷲羽やラッコの毛皮など、当時珍重されていた品々を調達するために北海道、樺太から沿海州にまで進出してきたアイヌの人々を排除するためでした。この事例からも窺えるように、中世のアイヌは大交易民族でした。奥州藤原氏が建立した中尊寺金色堂の金もアイヌがもたらしたものだった可能性があるのです。
著者によれば、アイヌは縄文の伝統を色濃く残す民族です。本州では弥生文化が定着したあとにも従来の縄文の伝統を守り、弥生に同化しなかった人々、それがアイヌだったのです。有名な熊祭りも、縄文の伝統を今に引き継いだものではないかと考えられています。
また、日本との交流も従来考えられていたよりもずっと緊密でした。アイヌ語で神を意味する「カムイ」が日本語からの借用語であることは有名ですが、それだけに止まらず、様々な面において日本由来の文物を自身の文化に取り入れていったのです。
本書では、従来のステレオタイプのアイヌ像を覆し、ダイナミックに外の世界と繋がった「海のノマド」としてのアイヌの姿を様々なトピックから提示します。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2015/2/19)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2015/2/19
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 320ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 406288304X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062883047
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.6 x 1.5 x 17.4 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 110個の評価

著者について

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瀬川 拓郎
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上位レビュー、対象国: 日本

2015年5月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
水族館の人気者「ラッコ」。根拠なく英語だと思い込んでた。
いや、その姿から北欧の言葉かも…。
アイヌ語だとは知らなかった。

それからアイヌは食事をする時に「箸」を使うのか。ふーん。
インドのように手で食べるのか?はたまたヨーロッパのようにナイフやフォークを使うのか?
想像すらしなかった。

いままで僕がアイヌに対して抱いていた印象は
例えば独自の模様の堅そうな衣を着て厳かに立つ姿。
例えば明治以降の日本の同化政策で苦労をする姿。
狩猟をする姿。祭りで祈る姿。
金を掘り、交易をし、元や和人と戦い、そして生活をする姿など考えた事もなかった。
この本に書かれている事は凄く新鮮で、先入観をことごとく覆される。

筆者は行進呪術や信仰の形から本州からの影響を説くが、
行進呪術では沖縄久高島のイザイホーを思い出すし、
金属を「カニ」と呼ぶのは宮古島でも見られる。
勝手な想像だけど縄文時代の標準が南北端にのみ残って、
中央が大和朝廷文化に塗りつぶされたとは思えないかな?

新書にしては難しい本だけど、面白くて途中から目が離せなくなった。
今の日本列島に内在する多様性が楽しいと思える一冊だ。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年8月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アイヌと砂金の関わりについての考察が興味深かった。人気漫画「ゴールデンカムイ」の背景がわかって面白い。
10世紀くらいからずっと本土との交流があったこと、狩猟民のイメージがあるけど実は結構昔から農耕文化も受け入れていたことなどを知ることができた。
アイヌ文化は奥深い。読んでも読んでも知らないことだらけ。
読みやすい文章です。
高校生以上なら難なく読めそうです。
2015年12月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 
 著者の瀬川拓郎さん(旭川市博物館長)については、「北の縄文文化を発信する会」が編集・刊行した『
縄文人はどこへいったか? 北の縄文連続講座・記録集2 』(インテリジェント・リンク 2013年)の「第5講 海を渡る縄文人の末裔たち―交易と拡大するアイヌ社会」を通読して、その斬新といえる視点に、私は陰ながら注目していた。この著述は、2015年度における古代歴史文化に関する優れた書籍を表彰する「第3回古代歴史文化賞」(島根県・奈良県・三重県・和歌山県・宮崎県の5県共同主催)の大賞を受賞しており、アイヌモシリに住む同じ北海道人としては嬉しい限りである。

 ところで、私が小学校低学年の頃、クラスにアイヌの女子が一人いた。私とはほとんど言葉を交わすこともなく、いつの間にか転居でもしてしまったのであろうか、私の小さな世界から消えてしまっていた。北海道に生まれ育った私としては、アイヌに関する知識はそこそこある方だと思っているけれども、この瀬川さんの巻帙を読み通すと、改めて目を開かされる思いだ。それを一言で表現するならば、アイヌの歴史や文化の“重層性(複合性)”と“ダイナミック性”である。それ故、例えばアイヌを“縄文人の遺民”として単純に捉えると、縄文文化などを大きく見誤る可能性があろう。

 本書は、「序章」から始まり、「縄文」「交易」「伝説」「呪術」「疫病」「祭祀」及び「黄金」といった章立てで進み、「現代」で完結している。まず、アイヌは「日本列島の縄文人の特徴を色濃くとどめ」、いわば「現在の日本列島における「本家」筋ともいえる人びと」で、「北海道の先住民どころか日本列島の先住民ともいえる」(p.13)ことは、私も否定しない。私自身は「縄文人」を“北方系”と“南方系”から構成されていた、と考えているが、それはともかく、アイヌの人びとは“縄文の精神”を受け継ぎながらも、他文化との接触そして受容によって彼らの文化も変成していった点が重要だ。

 その契機が先述したアイヌの“ダイナミック性”であり、その文化の“重層性(複合性)”にあると、私は考える。だから、縄文時代のアイヌと近世以降のアイヌとを文化的に同列に扱えば、見誤りが生じるのである。その謬錯を解きほぐしているのが、瀬川さんの考察であろう。当書では、アイヌの文化や伝統、風習などの変容について、様々な角度から言及している。無論、あくまで「仮説」の域を脱しない事相も含まれているわけだけど、私としては非常に説得力があると考えている。それは、彼らの「交易」などを通じた“ダイナミック性”によって十分に論証可能である、と確信する。

 最後に、瀬川さんはいう―考古学からアイヌの歴史を研究していると、私たちがアイヌの歴史について知っているのは、実はそのごく一部にすぎないのではないか、私たちは目をつぶってゾウの尻尾にさわり、その全体を論じているのではないか、と考えることがあります―と(p.299)。私もそのとおりだと思う。本書では、「コロポックル」や「ユーカラ」、「行進呪術」などについて、瀬川さんの見解が示されている。それらアイヌの伝説や呪術には「古代や中世の日本の影響が深く浸透している」(p.194)ことが比定され得る。これからも、瀬川さんには考究を進めていってもらいたい。
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年8月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 「入門」とあるが概説書ではない。「もっぱらアイヌの歴史を文化の交流史として描き、アイヌ文化にみられる異文化の影響を明らかに(p.11)」する書。そこには「歴史をもたない民、閉じた世界に安住する狩猟採集民、政治的統合もない低位レベルの社会など(p.133)」従来のアイヌのイメージを覆そうとする著者の意図がある。
 たしかに、大国である元と半世紀近く争い、日本と大陸を交易で結んでいた10世紀から数百年間のアイヌは「ヴァイキング」の名に値しそうである。
 ただ、「これまで明らかにされていないアイヌと日本文化の関係について私の考えをのべます(p.37)」「過去の研究でこのような事実が指摘されたことはおそらく一度もありません(p.168)」「これまで指摘されたことはありませんが(p.230)」といった前置きが示す通り、本書に登場する著者の見解の多くは、おそらくは通説によらない新規なものであり、その見解の妥当性が他の研究者にどう評価されているのか私には気になった。
 さらに言ってしまえば、著者自身も「私たちがアイヌの歴史について知っているのは、実はそのごく一部にすぎないのではないか(p.299)」と書くように、考古学的な史料や限られた文献に基づく著者の見解は、私には随分推測の入った仮説に感じられてしまうのだが、そういうものなのだろうか。
 もう1つ。「第8章 現代」は、他章と異なり、アイヌとして生きるある1人の女性のインタビュー記録のみでほぼ構成されており、何というかとってつけたようだった。 
27人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年1月21日に日本でレビュー済み
右翼政治家等がアイヌ民族を蔑む発言をするのに眉を顰めつつも、自分自身がアイヌについて殆ど知識が無かったことに気づき本書を購読してみた。想像していた内容とは少し違っていたが、非常に面白く読むことができた。

アイヌはコーカソイドともモンゴロイドとも言えない独自の民族で、よく似た特徴を持つ人々がアルプス地方にいるという人もいる。本書の説では、アイヌは縄文人とオホーツク人との混血割合が非常に高いとのこと。朝鮮半島からの移住者である弥生人との交雑ももちろんあるだろうが、和人(本土日本人)に比べその割合は低いと考えられる。縄文人の血を色濃く受け継いでいるとしている。なるほどと思う。文化や宗教でもそうだが、発祥の地では失われてしまったものでも、辺境では色濃く残っているものが数多くある。北海道や千島列島は日本本土からも大陸からも辺境であり、民族の分布として縄文人が残ったのであろう。民族としての言語や文化も、和人とは異質であったり、本土では既に廃れてしまったものも形を変えて残っている。アイヌの言語は周辺地域に親戚関係にあるような言語は無いらしく、日本語とも構造的に異なり系統は不明とのことである。言葉は時代とともに変化するものであり、和人との交流により日本語との共通点もあるだろうが、深い部分での発祥としては違うとのこと。また、有名なアイヌのクマ祭りだが、起源は縄文人が日本本土各地で行っていたイノシシ祭りであったとのこと。なぜクマに変わったかは不明だが、北海道にイノシシはおらず、世界各地でもクマは神聖視されていることが多いこと、クマの毛皮が日本本土への交易品として貴重であったことからそうなったのではと推論している。神髄は辺境にこそ残るという本事例は非常に興味深かった。

13世紀に中国の元がアイヌに対し大規模な討伐軍を派遣し、その抗争は14世紀初頭にアイヌが毛皮の貢納を条件に終了するまで続いたというのも驚きである。アイヌが異郷の産物を求め海を越え、日本と大陸を結ぶ中継交易者としてダイナミックに活躍し、当時大国であった元とも事を構えていたことは、自分の持つイメージからかなりかけ離れていた。大自然の中で自然と共生し、太古以来の平和でエコロジカルな生活を送っていた民族というステロタイプの考えは、和人文化との対比の中で作られた、和人にとって都合の良い考えだったのだろうとも思う。自分も染まっていたなあと赤面しつつも、歴史を知るということが自らの偏見を解きほぐすことに繋がると再確認させられた。

本書では、アイヌは黄金の価値も知らない未開人であるとするのは和人の偏見で、金の価値を十分に知っていたとしている。18世紀にロシアコサック隊長のチョヌルイが択捉島に達した際、地元のアイヌから日本の金貨を手に入れたとの記録があり、小判が貿易の対価として一定量が流通していたと考えられる。また、アイヌの口承文学にも黄金の価値が謳われているものがあり、金の重要性が十分に理解され経済活動にも取り入れられていたようだ。また、北海道は黄金郷でもあったらしく、奥州藤原氏が金の採取を目的に北海道に移住した考古学的証拠もあるとのこと。また、9世紀には日本の黄金は大宰府の決済として世界に流通しており、アッバース朝の時代からイスラム世界でも日本は黄金郷との認識があったと初めて知り非常に驚いた。考えてみれば当然のことで、交易等で繋がれば価値は輸出され共通化する。和人が知っていたことを交易民であるアイヌが知らなかったとするのは蔑視というものであろう。インディアンもそうだが、侵略する者にとってはその対象が未開人であると解釈する方が都合が良いのだろう。蔑視の根源に何の思想やベクトルがあるのかを注意深く考える必要を感じた。

現在の日本においてアイヌの生活は全体的に困窮している。平成25年度の北海道庁の調べで、アイヌの世帯の年間所得は200万円未満が最も多く、生活保護率は1.4倍になっており、大学進学率は26%になっているとのこと。北海道全体で見て非常に低い水準になっている。これは日本の政治行政、及び我々和人のアイヌへの蔑視から生じた問題である。政治はアイヌへのアファーマティブアクションを取るべきである。生活への援助はもちろん、教育分野における格差是正を図り、自らの未来を自分で決められる力を育めるよう援助していくべきだろう。これは優遇としてとらえるべきではない。搾取してきた先住民に対する日本国としての責任としてとらえるべきであろう。

本書の名前の通り、アイヌのことを知るための入門書として活用できる書籍だったと思う。
2018年8月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
縄文、弥生、北方、南方、大陸由来の混合、安定長期縄文文化、
現在の日本人のDNA配列が周辺地域の人と孤立している説明、
を考える良い書物だ。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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