ドイツのカール・ツァィス社が投影式のプラネタリウムを作ったのは1923年。その業界は伝統的に光学メーカーの領分であり、日本でもツァィス以外では、コニカミノルタや五藤といった専門メーカーのものしかなかった。とても個人が参入や革新できる業界ではないと思っていた。
ところが、そうではなかった。著者の大平貴之氏は1970年生まれ。小学生で簡易なプラネタリウムを製作し、その後さまざまな専門知識や技能を身に着けながら、高性能のプラネタリウムを生み出してゆく。さらには大平技研として起業し、その業界へと本格的に参入。本書に描かれているのは、その手に汗握るプロセスだ。
本書を読むまで、プラネタリウムは裸眼で可視の星(6等星程度)を投影できれば十分だと思っていたが、これもそうではなかった。1998年、大平氏はメガスターで投影恒星数150万個を達成、2004年には、560万個でギネス記録。そして今年2023年、メガスターⅡAでなんと7億個。ギネス記録を塗り替えた。数の単位はもうメガではなく、ギガに突入した。
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プラネタリウム男 (講談社現代新書) 新書 – 2016/6/15
大平 貴之
(著)
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個人製作は不可能といわれたレンズ式のプラネタリウムを、大学生にして独力で完成させ、ソニーに就職後も、二足の草鞋で、当時、投影恒星数世界最多、重さ30キロの移動式プラネタリウム「メガスター」を開発した天才技術者、大平貴之。人間関係が苦手で、周囲と衝突を繰り返し、ソニーを飛び出した大平は、既存メーカーとの熾烈な開発競争などの苦難に直面しつつも、世界最先端の独創的なプラネタリウムを次々に作り出していく
世界最先端のプラネタリウムを作り続ける独創的な技術者、大平貴之氏の波瀾万丈な一代記。小学生の頃、プラネタリウムの魅力に取り憑かれ、紙に塗った夜光塗料を部屋に貼り付けて星空を再現したことを皮切りに、自作でプラネタリウム作りを始める。大学生だった1991年、個人製作は不可能といわれたレンズ式プラネタリウム「アストロライナー」を完成し、全国各地で上映され話題になる。
ソニーに就職後も、二足の草鞋で、プラネタリウム製作を続け、1998年には、170万個もの星を投影でき、重さ30キロの移動式プラネタリウム「メガスター」を、2003年には、投影可能な星の数を410万個に増やした「メガスター2」を完成させた。同年、ソニーを退職、フリーとなる。その後も、日本科学未来館の「メタスター2 コスモス」を導入し、二大メーカーによる寡占が進んでいた常設館市場に風穴を開けた。世界初のデジタルプラネタリウムと光学式プラネタリウムを融合させた「FUSION」や世界最多となる 10 億個以上の星を投影可能な「MEGASTAR」用超精密恒星原板「GIGAMASK」を開発するなどその活躍はとどまることを知らない。「下町ロケット」の主人公を彷彿させる、熱い技術者の物語
世界最先端のプラネタリウムを作り続ける独創的な技術者、大平貴之氏の波瀾万丈な一代記。小学生の頃、プラネタリウムの魅力に取り憑かれ、紙に塗った夜光塗料を部屋に貼り付けて星空を再現したことを皮切りに、自作でプラネタリウム作りを始める。大学生だった1991年、個人製作は不可能といわれたレンズ式プラネタリウム「アストロライナー」を完成し、全国各地で上映され話題になる。
ソニーに就職後も、二足の草鞋で、プラネタリウム製作を続け、1998年には、170万個もの星を投影でき、重さ30キロの移動式プラネタリウム「メガスター」を、2003年には、投影可能な星の数を410万個に増やした「メガスター2」を完成させた。同年、ソニーを退職、フリーとなる。その後も、日本科学未来館の「メタスター2 コスモス」を導入し、二大メーカーによる寡占が進んでいた常設館市場に風穴を開けた。世界初のデジタルプラネタリウムと光学式プラネタリウムを融合させた「FUSION」や世界最多となる 10 億個以上の星を投影可能な「MEGASTAR」用超精密恒星原板「GIGAMASK」を開発するなどその活躍はとどまることを知らない。「下町ロケット」の主人公を彷彿させる、熱い技術者の物語
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2016/6/15
- 寸法10.6 x 1.2 x 17.4 cm
- ISBN-104062883740
- ISBN-13978-4062883740
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商品の説明
著者について
大平 貴之
プラネタリウム・クリエーター。小学生の頃からプラネタリウムの自作に取り組み、 大学時代に、アマチュアでは例のないレンズ投影式プラネタリウム「アストロライナー」の開発に成功。就職後も製作を続け、 1998年にこれまでの100倍以上にあたる170万個の星を映し出すMEGASTARを国際プラネタリウム協会ロンドン大会で発表し、話題に。2004年には日本科学未来館と共同開発した、 投影星数560万個のMEGASTAR-II cosmos がギネスワールドレコーズに認定された。セガトイズと共同開発した世界初の光学式家庭用プラネタリウム「HOMESTAR」シリーズは世界累計100万台を超える大ヒット商品と なる。 2008年6月には投影星数2200万個のSUPER MEGASTAR-IIを発表。2011年5月にはエストニアのタルトゥに360度全天球プラネタリウムを設置するなど海外でも活躍。2012年4月には全く新しい投影方式であるMEGASTAR-FUSIONを開発し、かわさき宙と緑の科学館に設置した。 信条は、「人間は可能は証明できるが不可能は証明できない」
プラネタリウム・クリエーター。小学生の頃からプラネタリウムの自作に取り組み、 大学時代に、アマチュアでは例のないレンズ投影式プラネタリウム「アストロライナー」の開発に成功。就職後も製作を続け、 1998年にこれまでの100倍以上にあたる170万個の星を映し出すMEGASTARを国際プラネタリウム協会ロンドン大会で発表し、話題に。2004年には日本科学未来館と共同開発した、 投影星数560万個のMEGASTAR-II cosmos がギネスワールドレコーズに認定された。セガトイズと共同開発した世界初の光学式家庭用プラネタリウム「HOMESTAR」シリーズは世界累計100万台を超える大ヒット商品と なる。 2008年6月には投影星数2200万個のSUPER MEGASTAR-IIを発表。2011年5月にはエストニアのタルトゥに360度全天球プラネタリウムを設置するなど海外でも活躍。2012年4月には全く新しい投影方式であるMEGASTAR-FUSIONを開発し、かわさき宙と緑の科学館に設置した。 信条は、「人間は可能は証明できるが不可能は証明できない」
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2016/6/15)
- 発売日 : 2016/6/15
- 言語 : 日本語
- 新書 : 272ページ
- ISBN-10 : 4062883740
- ISBN-13 : 978-4062883740
- 寸法 : 10.6 x 1.2 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 135,423位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 109位理論天文学
- - 219位宇宙学・天文学(一般)関連書籍
- - 1,201位講談社現代新書
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年8月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「プラネタリウムをつくりました」に続き読んだ。
感涙…
オススメです。
感涙…
オススメです。
2016年12月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あんまり楽しみで待ちきれずに予約購入を、二度もしていたようです。笑。一冊はお世話に成った方へプレゼントに。タイトルは電車男っぽい感じなのも、ツイッターでのイメージからも納得、みたいな。前作の「プラネタリウムを作りました」を下地に子供の頃からの大平さんの歴史や学生時代のプラネタリウム作成、イベントの苦労や楽しさ、会社員時代を経てのメガスターの会社の成長や変革も含めた歴史。星好きにはもちろん、起業をしたい方や、好きなことに向かう熱意や努力など、ひたむきな姿と継続する力が繋ぐものを感じ取ってほしいです。私が本屋さんなら、天文コーナーも置くけれど、いしいしんじの「トリツカレ男」の横にも並べたい。スタートアップ、起業や、「13歳のハローワーク」とかそういう関連のところもいいなぁ。
2016年8月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大平さんは「ドラマチックなエピソードが売りの人」であり、この本を読めば改めてその特異性を感じることができる。同じ「ドラマチックなエピソードが売りの人」でも、例えば佐村河内氏やショーンK氏等のように、属性的な情報(出自や学歴など)先行ではなく、実際に造り上げた現物によって人々を感動させた人の話と言うのは、抵抗感がなく読めた。こんな方がもっと日本に居ればとつくづく思う。
2017年2月12日に日本でレビュー済み
前著『プラネタリウムを作りました』が大変面白かったので、
最新作も購入。一部重なっている内容もあるが、ますます
進化し続ける大平貴之と大平技研のプラネタリウムは、その
狭い業界の枠にとどまらず、目の離せない存在となっている。
圧巻はメガスターⅢフュージョン。メガスターシリーズで
追及してきた星の数をひたすら増やし続ける方向性を捨て
光学式で投影する星の数を極限まで絞り込むことによって
デジタルプロジェクターの映像との〈融合=フュージョン〉
を図った逆転の発想は、読んでいて本当にワクワクする。
詳述はできないが、今後、氏の柔軟な、そして大きな発想
から計画される巨大なプロジェクトは、生きているうちに
是非とも目にしたいものだ。
最新作も購入。一部重なっている内容もあるが、ますます
進化し続ける大平貴之と大平技研のプラネタリウムは、その
狭い業界の枠にとどまらず、目の離せない存在となっている。
圧巻はメガスターⅢフュージョン。メガスターシリーズで
追及してきた星の数をひたすら増やし続ける方向性を捨て
光学式で投影する星の数を極限まで絞り込むことによって
デジタルプロジェクターの映像との〈融合=フュージョン〉
を図った逆転の発想は、読んでいて本当にワクワクする。
詳述はできないが、今後、氏の柔軟な、そして大きな発想
から計画される巨大なプロジェクトは、生きているうちに
是非とも目にしたいものだ。
2016年8月7日に日本でレビュー済み
人間関係に不器用で、さまざまな軋轢や失敗もあったことが率直に描かれている。著者の信念、行動原理がよくわかる一冊。
昔、日本科学未来館のプラネタリウムで始まるや否や寝てしまったことがあったが、あれもメガスターだったんだね。今度また見に行きたい。
昔、日本科学未来館のプラネタリウムで始まるや否や寝てしまったことがあったが、あれもメガスターだったんだね。今度また見に行きたい。