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思い出す顔 戸板康二メモワール選 (講談社文芸文庫) 文庫 – 2008/5/9
戸板 康二
(著)
「ちょっといい話」で綴る回想の昭和!
昭和を代表する劇評家、推理作家、俳人の戸板康二はまた、歌舞伎、映画、雑誌など、幅広い世界で蒐集した「ちょっといい話」を絶妙な筆致で描く無類のユーモリストだった。数多の著書から60代に書かれた『回想の戦中戦後』『思い出す顔』の2作品23篇を抄録。師折口信夫も市井の無名の人も同じあたたかい目線で捉えたエスプリ溢れる文章は、読む者に幸福感を与えてやまない。時代と人への芳醇なメモワール。
犬丸治
こうして戸板は、貪婪に仕入れた知友の挿話を、行きつけの四谷の「F」など酒席の場で繰り返し披露することによって、自分の「耳袋」に蓄積・熟成していった。それは決して「潤色」では無い。新珠の挿話にせよ、際どい様でいてあと味が決して不快ではないのは、それが「戸板康二」というフィルターを経た、人物批評のまろやかな掌編に仕上がっているからだ。戸板の筆にかかると、久保田万太郎も、安藤鶴夫も、筈見恒夫も、眼前に生き生きと躍動しだす。「出逢い」への至福と人間への飽くなき興味が、行間から立ち上る。――<「解説」より>
昭和を代表する劇評家、推理作家、俳人の戸板康二はまた、歌舞伎、映画、雑誌など、幅広い世界で蒐集した「ちょっといい話」を絶妙な筆致で描く無類のユーモリストだった。数多の著書から60代に書かれた『回想の戦中戦後』『思い出す顔』の2作品23篇を抄録。師折口信夫も市井の無名の人も同じあたたかい目線で捉えたエスプリ溢れる文章は、読む者に幸福感を与えてやまない。時代と人への芳醇なメモワール。
犬丸治
こうして戸板は、貪婪に仕入れた知友の挿話を、行きつけの四谷の「F」など酒席の場で繰り返し披露することによって、自分の「耳袋」に蓄積・熟成していった。それは決して「潤色」では無い。新珠の挿話にせよ、際どい様でいてあと味が決して不快ではないのは、それが「戸板康二」というフィルターを経た、人物批評のまろやかな掌編に仕上がっているからだ。戸板の筆にかかると、久保田万太郎も、安藤鶴夫も、筈見恒夫も、眼前に生き生きと躍動しだす。「出逢い」への至福と人間への飽くなき興味が、行間から立ち上る。――<「解説」より>
- 本の長さ352ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2008/5/9
- ISBN-104062900122
- ISBN-13978-4062900126
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2008/5/9)
- 発売日 : 2008/5/9
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 352ページ
- ISBN-10 : 4062900122
- ISBN-13 : 978-4062900126
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,186,477位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,825位講談社文芸文庫
- - 32,748位エッセー・随筆 (本)
- カスタマーレビュー:
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2016年1月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても良い状態の商品でした。値段の設定も良心的で、満足しました。
2015年2月14日に日本でレビュー済み
名作「ちょっといい話」を著者の交友関係を中心にまとめたものです。今では忘れられた、知る人も少ない登場人物ばかりが次々と出てきます。この著者の書くものは単なる人物評価に終わらず、時としてはゴシップすれすれの域にまで及ぶことがあるのですが、不思議にそれが下品になっていないのが筆の妙と言えます。
特に久保田万太郎と折口信夫を語る著者の筆は一層に冴えが見られます。ただ、歌舞伎と演劇関係に関しては少々自分のひいきと慣れ合いに流れ過ぎている感が残ります。しかし、資料としても貴重なものと言えることは確かでしょう。
特に久保田万太郎と折口信夫を語る著者の筆は一層に冴えが見られます。ただ、歌舞伎と演劇関係に関しては少々自分のひいきと慣れ合いに流れ過ぎている感が残ります。しかし、資料としても貴重なものと言えることは確かでしょう。