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花祭 (講談社学術文庫) 文庫 – 2009/4/13
早川 孝太郎
(著)
愛知県奥三河の民俗芸能に人々の祈りを見る 神人和合、五穀豊穣、厄除け、無病息災を願い、夜を徹して行われる四十もの舞。信仰・地域・芸能の要素が鮮やかに結実した神事を精緻に描く民俗学の古典的名著。
- 本の長さ400ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2009/4/13
- ISBN-104062919443
- ISBN-13978-4062919449
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2009/4/13)
- 発売日 : 2009/4/13
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 400ページ
- ISBN-10 : 4062919443
- ISBN-13 : 978-4062919449
- Amazon 売れ筋ランキング: - 989,939位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,295位講談社学術文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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イメージ付きのレビュー
5 星
大地を清め、神の子を救う鬼が舞う祭
信仰にも神楽にも興味が無い私だったが、バイク仲間に花祭好きがいて、興味本位で行ってみてびっくりした。場所にもよる(愛知県の設楽町、東栄町、豊根村の15ヶ所で行われている)が、40分以上もある舞が夜中行われ、鬼や舞手と一緒に地物の方や花祭好きの連中が舞う、時には観客全員がトランス状態になって舞い踊る。無論、神事や神聖な舞もある。もっとも特徴的なのは、悪の象徴であり忌み嫌われる鬼が、ここでは神として崇められていること。悪霊を払い、大地を清める榊鬼、黄泉の国から神の子を救い出す山見鬼等の鬼が舞うときは、静かになるか、全体がトランス状態になるかどちらかだ。そんな花祭について、現在最も情報が詰まっているのがこの本になる。古い本である為、現在では異なる解釈をされている部分もあるが、それでもここまで記されている本は存在しない。花祭に興味を持った人には、是非読んでいただきたい1冊といえる。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年4月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
花祭について丁寧な取材で、早川氏にとても興味を持ちました。
2015年7月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
信仰にも神楽にも興味が無い私だったが、バイク仲間に花祭好きがいて、興味本位で行ってみてびっくりした。場所にもよる(愛知県の設楽町、東栄町、豊根村の15ヶ所で行われている)が、40分以上もある舞が夜中行われ、鬼や舞手と一緒に地物の方や花祭好きの連中が舞う、時には観客全員がトランス状態になって舞い踊る。無論、神事や神聖な舞もある。
もっとも特徴的なのは、悪の象徴であり忌み嫌われる鬼が、ここでは神として崇められていること。悪霊を払い、大地を清める榊鬼、黄泉の国から神の子を救い出す山見鬼等の鬼が舞うときは、静かになるか、全体がトランス状態になるかどちらかだ。
そんな花祭について、現在最も情報が詰まっているのがこの本になる。古い本である為、現在では異なる解釈をされている部分もあるが、それでもここまで記されている本は存在しない。花祭に興味を持った人には、是非読んでいただきたい1冊といえる。
もっとも特徴的なのは、悪の象徴であり忌み嫌われる鬼が、ここでは神として崇められていること。悪霊を払い、大地を清める榊鬼、黄泉の国から神の子を救い出す山見鬼等の鬼が舞うときは、静かになるか、全体がトランス状態になるかどちらかだ。
そんな花祭について、現在最も情報が詰まっているのがこの本になる。古い本である為、現在では異なる解釈をされている部分もあるが、それでもここまで記されている本は存在しない。花祭に興味を持った人には、是非読んでいただきたい1冊といえる。
信仰にも神楽にも興味が無い私だったが、バイク仲間に花祭好きがいて、興味本位で行ってみてびっくりした。場所にもよる(愛知県の設楽町、東栄町、豊根村の15ヶ所で行われている)が、40分以上もある舞が夜中行われ、鬼や舞手と一緒に地物の方や花祭好きの連中が舞う、時には観客全員がトランス状態になって舞い踊る。無論、神事や神聖な舞もある。
もっとも特徴的なのは、悪の象徴であり忌み嫌われる鬼が、ここでは神として崇められていること。悪霊を払い、大地を清める榊鬼、黄泉の国から神の子を救い出す山見鬼等の鬼が舞うときは、静かになるか、全体がトランス状態になるかどちらかだ。
そんな花祭について、現在最も情報が詰まっているのがこの本になる。古い本である為、現在では異なる解釈をされている部分もあるが、それでもここまで記されている本は存在しない。花祭に興味を持った人には、是非読んでいただきたい1冊といえる。
もっとも特徴的なのは、悪の象徴であり忌み嫌われる鬼が、ここでは神として崇められていること。悪霊を払い、大地を清める榊鬼、黄泉の国から神の子を救い出す山見鬼等の鬼が舞うときは、静かになるか、全体がトランス状態になるかどちらかだ。
そんな花祭について、現在最も情報が詰まっているのがこの本になる。古い本である為、現在では異なる解釈をされている部分もあるが、それでもここまで記されている本は存在しない。花祭に興味を持った人には、是非読んでいただきたい1冊といえる。
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2020年12月9日に日本でレビュー済み
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奥三河の花祭を取り上げたモノグラフです。祭りの式次第を図解付きで極めて詳細に記述しています。実際に花祭を見たことがある訳ではないので到底理解したとは言い難いですが、魅惑の祭でした。
早川は画家だったとのことで、その観察力が図解に活かされています。現代なら写真を撮るところですが、写真だと被写体の全てを描写するのに対し、絵だと描きたい、強調したいところだけを描写することになりますから、却って分かりやすいものとなっています。
現在の神楽研究でも「花祭」ほどに詳細に祭のあれこれを記述したものは無いと言えるでしょう。発表された当時、民俗学者たちに衝撃を与えたというのも頷けます。
早川は画家だったとのことで、その観察力が図解に活かされています。現代なら写真を撮るところですが、写真だと被写体の全てを描写するのに対し、絵だと描きたい、強調したいところだけを描写することになりますから、却って分かりやすいものとなっています。
現在の神楽研究でも「花祭」ほどに詳細に祭のあれこれを記述したものは無いと言えるでしょう。発表された当時、民俗学者たちに衝撃を与えたというのも頷けます。