現代でもよくある事ですがメインで利用する人々の階層によって
飲食店の種類が変化して行く流れが分かり易かったです。
個人的に興味を引いた一つは身分証明のために酒場に登録する時代があったという事でした。
ただ内容はイギリスとフランスの二カ国に限定されていてそれ以外の国の酒場については著者が述べているように
ページ数が足りず書かれていませんので入門用にどうぞ。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
酒場の文化史 (講談社学術文庫) 文庫 – 2009/6/10
海野 弘
(著)
石器時代の洞窟にはじまる「ドリンカーの楽園」はどう変化してきたのか? 宿屋(タヴァン)、イン、パブ、キャバレー、カフェ、ギャンゲット、ジャズ・クラブ……。19世紀から20世紀にかけて起こった酒場の革命とは? ギリシア神話、チョーサー、シェイクスピア、ディケンズ、バルザック、シムノン……。同時代の小説をも資料として読み込み、人間臭い特殊空間の変遷を活写する。(講談社学術文庫)
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2009/6/10
- ISBN-104062919524
- ISBN-13978-4062919524
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2009/6/10)
- 発売日 : 2009/6/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 256ページ
- ISBN-10 : 4062919524
- ISBN-13 : 978-4062919524
- Amazon 売れ筋ランキング: - 703,208位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,867位講談社学術文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2022年1月12日に日本でレビュー済み
ヨーロッパの文化と歴史にめっぽう詳しい海野弘さんが、サントリーから依頼されて出版した本です。
紀元前1万年前に果物を発酵した酒を薄暗い洞窟の中で楽しんだのが酒場の始まりというのが海野さんらしく笑えました。
主にロンドンとパリの酒場の歴史が中心ですが、中世の王様も奴隷も一緒になって泥酔していた町の一軒の酒場が大型化してバーやパブになり、さらにベルエポックから第一次世界大戦後にかけて都会化、女性進出、そしてアメリカ文化の流入とともに、現代のカフェやレストラン、5つ星ホテルといった空間に変わっていく流れがよく理解できました。
19世紀までは子供にも酒を飲ませていたとか、最高級ワインのロートシルトはロスチャイルド家が戦略的に有名にさせた、とか酒場のネタに使えそうな話もいっぱいあって楽しめました。
ただ、日記や小説などの文献からの引用が多すぎて、読書の流れが乱れるのと、ロンドンに行ったりパリに行ったりと本の構成には工夫の余地ありです。
200ページちょとの小品ですので、ウィスキー片手に気軽に読むのがいいでしょう。
紀元前1万年前に果物を発酵した酒を薄暗い洞窟の中で楽しんだのが酒場の始まりというのが海野さんらしく笑えました。
主にロンドンとパリの酒場の歴史が中心ですが、中世の王様も奴隷も一緒になって泥酔していた町の一軒の酒場が大型化してバーやパブになり、さらにベルエポックから第一次世界大戦後にかけて都会化、女性進出、そしてアメリカ文化の流入とともに、現代のカフェやレストラン、5つ星ホテルといった空間に変わっていく流れがよく理解できました。
19世紀までは子供にも酒を飲ませていたとか、最高級ワインのロートシルトはロスチャイルド家が戦略的に有名にさせた、とか酒場のネタに使えそうな話もいっぱいあって楽しめました。
ただ、日記や小説などの文献からの引用が多すぎて、読書の流れが乱れるのと、ロンドンに行ったりパリに行ったりと本の構成には工夫の余地ありです。
200ページちょとの小品ですので、ウィスキー片手に気軽に読むのがいいでしょう。
2010年1月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主に欧米における酒の飲み方と飲み場所の変遷(1920代まで)を跡付けた作品。初版は1983年、1997年に創元社ライブラリに入った後、2009年に文庫化された。史的に重要な情報がコンパクトにまとめられており、参考にし易い。また、具体的な描写をシェイクスピアやディケンズやバルザックなどの小説から引用しており、とても面白く読める。パブ(パブリック・ハウス)やバーやキャバレーなど、日本にも定着し、いわゆる「居酒屋」とは異なる独自の雰囲気やサービスを提供してくれる西洋生まれの酒場が、どのような社会的背景から誕生してきたのか、そのルーツや系譜を楽しみながら学べる。知的関心の高い酒飲みの方々には大いに推薦したい。
2020年12月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
酒場はどういうものだったのか。古代の酒場とは?といったところに焦点を当てた良書です。とても興味深い内容でした。