そんなに期待していた本ではありませんでしたが、気軽に読んでいきながら、ついつい引き込まれていきます。
出版社の企画なので、現地での行動手段では羨ましいところも多々あります。でも、それを上回る著者の好奇心、昆虫に対する夢が素晴らしい。
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楽しき熱帯 (講談社学術文庫) 文庫 – 2011/3/10
奥本 大三郎
(著)
ギリシア神話の神々の名を冠した蝶が飛び交い、獰猛な肉食魚ピラーニャが蠢くアマゾン。少年時の夢叶い、いざ緑の魔境へ! トラップで虫採り、釣りに感激、蝶の標本を買い込む楽しい旅は、インディオ虐殺、金採掘人(ガリンペイロ)・ゴム採集人(セリンゲイロ)の過酷な生、自然破壊との出会いでもあった。虫好き仏文学者ならではの、軽妙にして奥深い名紀行。(講談社学術文庫)
緑の魔境で、見た、採った、飲んだ、考えた。少年の夢が40年後ついに叶い、アマゾンへ! 美しくも凶暴な自然を満喫。昆虫蒐集と釣り三昧で、歓楽の日々。文学者ならではの教養を随所に織り交ぜた名紀行。
緑の魔境で、見た、採った、飲んだ、考えた。少年の夢が40年後ついに叶い、アマゾンへ! 美しくも凶暴な自然を満喫。昆虫蒐集と釣り三昧で、歓楽の日々。文学者ならではの教養を随所に織り交ぜた名紀行。
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2011/3/10
- 寸法10.8 x 1 x 14.8 cm
- ISBN-104062920417
- ISBN-13978-4062920414
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2011/3/10)
- 発売日 : 2011/3/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 256ページ
- ISBN-10 : 4062920417
- ISBN-13 : 978-4062920414
- 寸法 : 10.8 x 1 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 551,648位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2011年8月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前半は昆虫採集記+旅行記。
これがどうして学術文庫かと思っていたら、後半は西洋文明批判になっていて秀逸だった。
これがどうして学術文庫かと思っていたら、後半は西洋文明批判になっていて秀逸だった。
2016年6月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
奥本さんの大ファンです。
僕もアマゾンまで出かけて虫取りしたいなー。
僕もアマゾンまで出かけて虫取りしたいなー。
2014年11月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ただノーテンキおじさまがアマゾンで昆虫採集や魚釣りに興じる旅行記かた思いきや、
インディオの悲惨な歴史や、失われていく自然に想いを馳せることになり、なかなかに考えさせられる一冊なのでありました。
高校生の時に奥本先生好きで手に取り、
レヴィストロースの悲しき熱帯との出会いをくれた作品です。
20年近くたって電子書籍で再読とわ!
インディオの悲惨な歴史や、失われていく自然に想いを馳せることになり、なかなかに考えさせられる一冊なのでありました。
高校生の時に奥本先生好きで手に取り、
レヴィストロースの悲しき熱帯との出会いをくれた作品です。
20年近くたって電子書籍で再読とわ!
2005年3月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は題名からして、クロード・レヴィ=ストロース著の「悲しき熱帯」を意識して書かれたようである。クロード・レヴィは1960年代のフランス人構造主義人類学者で、調査のためにブラジルに住んだことがある人らしい。その「悲しき熱帯」を読んだことがないので、なぜ「悲しい」のかわからない。奥本大三郎氏は少年時代から昆虫、鳥、魚に大変興味を持ち、ずっとあこがれ続けた熱帯地方のアマゾンに来て、毎日がとても楽しかったようである。日本ではおめにかかれないような、色とりどりの美しい昆虫、鳥、魚達。これは眺めているだけでも楽しいに違いない。
2002年10月10日に日本でレビュー済み
顔文一致。ほら、カバーの折り返しのところにある顔、あれがね、とってもいいのね。「少年の心をもった」っていうのは、女性雑誌で、男を誉め殺しにするときの常套句なんだけど、だいたいが、ニセモノ。だけどこの奥本先生はホンモノ。顔を見ればわかるわ。「少年の心」から逃れるために、先生もずいぶん苦労したと思うけど、結局その成れの果てになって、憧れの秘境に乗りこんだってわけだ。なんてったってアマゾン。すべからく女は、少年の心とはいかなるものかを知るためにも、こういう本を読むべき。少年の心と、その成れの果てのバラ色の日々というものが、いかなるものかを、ぜひぜひ知るべき。読んでネ。
2008年7月16日に日本でレビュー済み
1995年に出た単行本の文庫化。
蝶の愛好家として著名な奥本氏が、アマゾンまで昆虫採集に出かけた体験記。
とにかくタイトルが良い。レヴィ・ストロースの『悲しき熱帯』のもじりだが、「楽しい」と言われると、確かに熱帯には夢がある。私のような動植物好きは、わくわくしてしまう。
さて、内容だが、蝶を追っかけたり、魚を釣ったり、ビールを飲んだり、標本を買ったり。全力で熱帯を楽しんでいる。その一方で森林開発やら現地の人たちの貧しさとか、悲しい側面もちらりと見せられたり。
アマゾン、一度は行ってみたいものだ。
蝶の愛好家として著名な奥本氏が、アマゾンまで昆虫採集に出かけた体験記。
とにかくタイトルが良い。レヴィ・ストロースの『悲しき熱帯』のもじりだが、「楽しい」と言われると、確かに熱帯には夢がある。私のような動植物好きは、わくわくしてしまう。
さて、内容だが、蝶を追っかけたり、魚を釣ったり、ビールを飲んだり、標本を買ったり。全力で熱帯を楽しんでいる。その一方で森林開発やら現地の人たちの貧しさとか、悲しい側面もちらりと見せられたり。
アマゾン、一度は行ってみたいものだ。