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権力と支配 (講談社学術文庫 2091) 文庫 – 2012/1/12
マックス・ウェーバー
(著),
濱嶋 朗
(翻訳)
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希望はカリスマを生む。だがそれは日常化する。
支配の正当性は、なぜ三つに分類し得るのか。
ウェーバーの著作全体への入口とも言える本書は、支配のあり方を比較するために服従する側の動機から接近する。
服従のあり方から見出される正当性のタイプに基づいた支配の三類型(合法的・伝統的・カリスマ的)にはじまって、一つ一つの概念を緻密に検討する粘り強い論考は、やがて官僚制化の機制までも解き明かし、あらゆる「支配」の本質に迫る。
社会の科学はここからはじまった。
【本書の主な内容】
■第一部 権力と支配
第一章 正当性の妥当
第二章 官僚制的行政幹部をそなえた合法的支配
第三章 伝統的支配
第四章 カリスマ的支配
第五章 カリスマの日常化
第六章 封建制
第七章 カリスマの没支配的意味転換
第八章 合議制と権力分立
第十章 没支配的団体行政と代議行政
第十一章 代表
第十二章 身分と階級
■第二部 官僚制
1 官僚制の特徴
2 官僚の地位
3 官僚制化の前提と根拠
4 官僚制機構の永続的性格
5 官僚制化の経済的および社会的帰結
6 官僚制の権力的地位
7 官僚制の発展段階
8 教養と教育の「合理化」
訳註/文庫版あとがき/解説(橋本努)/索引
支配の正当性は、なぜ三つに分類し得るのか。
ウェーバーの著作全体への入口とも言える本書は、支配のあり方を比較するために服従する側の動機から接近する。
服従のあり方から見出される正当性のタイプに基づいた支配の三類型(合法的・伝統的・カリスマ的)にはじまって、一つ一つの概念を緻密に検討する粘り強い論考は、やがて官僚制化の機制までも解き明かし、あらゆる「支配」の本質に迫る。
社会の科学はここからはじまった。
【本書の主な内容】
■第一部 権力と支配
第一章 正当性の妥当
第二章 官僚制的行政幹部をそなえた合法的支配
第三章 伝統的支配
第四章 カリスマ的支配
第五章 カリスマの日常化
第六章 封建制
第七章 カリスマの没支配的意味転換
第八章 合議制と権力分立
第十章 没支配的団体行政と代議行政
第十一章 代表
第十二章 身分と階級
■第二部 官僚制
1 官僚制の特徴
2 官僚の地位
3 官僚制化の前提と根拠
4 官僚制機構の永続的性格
5 官僚制化の経済的および社会的帰結
6 官僚制の権力的地位
7 官僚制の発展段階
8 教養と教育の「合理化」
訳註/文庫版あとがき/解説(橋本努)/索引
- ISBN-104062920913
- ISBN-13978-4062920919
- 出版社講談社
- 発売日2012/1/12
- 言語日本語
- 寸法10.8 x 1.5 x 14.8 cm
- 本の長さ360ページ
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商品の説明
著者について
(まっくす・うぇーばー)
1864年エルフルト生まれ。ドイツの社会学者、経済学者。正式にはKarl Emil Maximilian Weber、通称Max Weber。「理念型」概念による把握を提唱して社会科学の方法を整備し、「価値自由」を提唱してその近代科学化に貢献した。
1920年没。
大著『宗教社会学論集』からは『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』『古代ユダヤ教』『宗教社会学論選』『儒教と道教』『ヒンドゥー教と仏教』などが日本語に訳されている。
大著『経済と社会』からは『社会学の基礎概念』『支配の諸類型』『法社会学』『支配の社会学I, II』『宗教社会学』『都市の類型学』などが日本語に訳されている。本企画も『経済と社会』からの訳出であり上記『支配の諸類型』『支配の社会学』の一部をなしている。
(はましま あきら)
1926年生まれ。東京大学文学部社会学科卒業。東京学芸大学名誉教授。著書に『ウェーバーと社会主義』(有斐閣1980)『現代社会と階級』(東大出版会1991)、共著に『社会学小事典』(有斐閣2005新版増補版)、訳書にウェーバー『家産制と封建制』(みすず書房1957)『社会主義』(講談社学術文庫1980)、共訳書に『社会学論集―方法・宗教・政治/ウェーバー』(青木書店2005)がある。
1864年エルフルト生まれ。ドイツの社会学者、経済学者。正式にはKarl Emil Maximilian Weber、通称Max Weber。「理念型」概念による把握を提唱して社会科学の方法を整備し、「価値自由」を提唱してその近代科学化に貢献した。
1920年没。
大著『宗教社会学論集』からは『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』『古代ユダヤ教』『宗教社会学論選』『儒教と道教』『ヒンドゥー教と仏教』などが日本語に訳されている。
大著『経済と社会』からは『社会学の基礎概念』『支配の諸類型』『法社会学』『支配の社会学I, II』『宗教社会学』『都市の類型学』などが日本語に訳されている。本企画も『経済と社会』からの訳出であり上記『支配の諸類型』『支配の社会学』の一部をなしている。
(はましま あきら)
1926年生まれ。東京大学文学部社会学科卒業。東京学芸大学名誉教授。著書に『ウェーバーと社会主義』(有斐閣1980)『現代社会と階級』(東大出版会1991)、共著に『社会学小事典』(有斐閣2005新版増補版)、訳書にウェーバー『家産制と封建制』(みすず書房1957)『社会主義』(講談社学術文庫1980)、共訳書に『社会学論集―方法・宗教・政治/ウェーバー』(青木書店2005)がある。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2012/1/12)
- 発売日 : 2012/1/12
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 360ページ
- ISBN-10 : 4062920913
- ISBN-13 : 978-4062920919
- 寸法 : 10.8 x 1.5 x 14.8 cm
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- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2015年3月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
権力と支配 (講談社学術文庫)は、創文社版別訳『支配の諸類型』☆に官僚制関連(内容的には『支配の社会学 I 』☆☆創文社,1960の一部)が追加され、節が章になっている。すべで叢書?『経済と社会』*シリーズの一環である。
以下、目次:
はしがき
■第一部 権力と支配■
第一章 正当性の妥当
1 支配の定義、条件および種類。正当性
2 正統的支配の支配の三つの純粋型
第二章 官僚制的行政幹部をそなえた合法的支配
3 合法的支配――官僚制的行政幹部による純粋型
4 合法的支配――官僚制的行政幹部による純粋型(つづき)
5 官僚制的・単一支配的行政
第三章 伝統的支配
6 伝統的支配
7 伝統的支配(つづき)
7a 長老制、家父長制、家産制
8 家産制的臣僚の扶養
9 身分制的・家産制的支配
9a 伝統的支配と経済
第四章 カリスマ的支配
10 カリスマ的支配、その特徴と共同体化
第五章 カリスマの日常化
11 カリスマの日常化とその影響
12 カリスマの日常化とその影響(つづき)
12a カリスマの日常化とその影響(つづき)
第六章 封建制
12b 封建制、レーエン(知行)封建制
12c フリュンデ(秩禄)封建制およびその他の封建制
13 種々の支配類型の混合
第七章 カリスマの没支配的意味転換
14 カリスマの没支配的意味転換
第八章 合議制と権力分立
15 合議制の権力分立
16 専門分化的権力分立
17 政治的権力分立と経済との関係
第九章 政党
18 政党の概念と本質
第十章 没支配的団体行政と代議行政
19 没支配的団体行政と代議行政
20 名望家行政
第十一章 代表
21 代表の本質と諸形態
22 利益代表者による代表
第十二章 身分と階級
23 階級的状況および階級の概念
24 営利階級の意義
25 身分的状況および身分
■第二部 官僚制
1 官僚制の特徴
2 官僚の地位
3 官僚制化の前提と根拠
(1)貨幣経済的・財政的前提
(2)行政事務の量的発達
(3)行政事務の質的変化
(4)官僚制組織の技術的長所
(5)行政手段の集中
(6)社会的差別の平準化
4 官僚制機構の永続的性格
5 官僚制化の経済的および社会的帰結
6 官僚制の権力的地位
7 官僚制の発展段階
8 教養と教育の「合理化」
訳註
文庫版あとがき
解説(橋本努)
索引
参考:
|制度的 |非制度的
_____|_____|_______
人格的 |伝統的支配|カリスマ的支配
_____|_____|_______
非人格的 |合法的支配|
(第一部/第一章/2 正統的支配の支配の三つの純粋型を図解)
*
『経済と社会』 (Wirtschaft und Gesellschaft, 初版1921年。以下は1956年の第四版を参照)
第一部
第1章 社会学の根本概念
第2章 経済行為の社会学的基礎範疇
第3章 支配の諸類型 ☆
第4章 階級と身分
第二部
第1章 経済と社会秩序との原理的関係
第2章 共同体の経済的関係一般
第3章 経済との関係における共同社会関係と利益社会関係の諸類型
第4章 人種的共同関係
第5章 宗教社会学
第6章 市場共同体
第7章 経済と法 (法社会学)
第8章 政治的共同体
第9章 支配の社会学
第1、2、3、4、☆☆
5、6、7節 支配の社会学
第8節 都市の類型学 (都市社会学)
第9節 国家社会学
付 録 音楽社会学
以下、目次:
はしがき
■第一部 権力と支配■
第一章 正当性の妥当
1 支配の定義、条件および種類。正当性
2 正統的支配の支配の三つの純粋型
第二章 官僚制的行政幹部をそなえた合法的支配
3 合法的支配――官僚制的行政幹部による純粋型
4 合法的支配――官僚制的行政幹部による純粋型(つづき)
5 官僚制的・単一支配的行政
第三章 伝統的支配
6 伝統的支配
7 伝統的支配(つづき)
7a 長老制、家父長制、家産制
8 家産制的臣僚の扶養
9 身分制的・家産制的支配
9a 伝統的支配と経済
第四章 カリスマ的支配
10 カリスマ的支配、その特徴と共同体化
第五章 カリスマの日常化
11 カリスマの日常化とその影響
12 カリスマの日常化とその影響(つづき)
12a カリスマの日常化とその影響(つづき)
第六章 封建制
12b 封建制、レーエン(知行)封建制
12c フリュンデ(秩禄)封建制およびその他の封建制
13 種々の支配類型の混合
第七章 カリスマの没支配的意味転換
14 カリスマの没支配的意味転換
第八章 合議制と権力分立
15 合議制の権力分立
16 専門分化的権力分立
17 政治的権力分立と経済との関係
第九章 政党
18 政党の概念と本質
第十章 没支配的団体行政と代議行政
19 没支配的団体行政と代議行政
20 名望家行政
第十一章 代表
21 代表の本質と諸形態
22 利益代表者による代表
第十二章 身分と階級
23 階級的状況および階級の概念
24 営利階級の意義
25 身分的状況および身分
■第二部 官僚制
1 官僚制の特徴
2 官僚の地位
3 官僚制化の前提と根拠
(1)貨幣経済的・財政的前提
(2)行政事務の量的発達
(3)行政事務の質的変化
(4)官僚制組織の技術的長所
(5)行政手段の集中
(6)社会的差別の平準化
4 官僚制機構の永続的性格
5 官僚制化の経済的および社会的帰結
6 官僚制の権力的地位
7 官僚制の発展段階
8 教養と教育の「合理化」
訳註
文庫版あとがき
解説(橋本努)
索引
参考:
|制度的 |非制度的
_____|_____|_______
人格的 |伝統的支配|カリスマ的支配
_____|_____|_______
非人格的 |合法的支配|
(第一部/第一章/2 正統的支配の支配の三つの純粋型を図解)
*
『経済と社会』 (Wirtschaft und Gesellschaft, 初版1921年。以下は1956年の第四版を参照)
第一部
第1章 社会学の根本概念
第2章 経済行為の社会学的基礎範疇
第3章 支配の諸類型 ☆
第4章 階級と身分
第二部
第1章 経済と社会秩序との原理的関係
第2章 共同体の経済的関係一般
第3章 経済との関係における共同社会関係と利益社会関係の諸類型
第4章 人種的共同関係
第5章 宗教社会学
第6章 市場共同体
第7章 経済と法 (法社会学)
第8章 政治的共同体
第9章 支配の社会学
第1、2、3、4、☆☆
5、6、7節 支配の社会学
第8節 都市の類型学 (都市社会学)
第9節 国家社会学
付 録 音楽社会学
2023年5月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
マルクスと対極の内容ですが、とても参考になります。
2016年1月30日に日本でレビュー済み
ウェーバーの業績の中で、政治学に関係する最も重要な部分は、支配の三類型の分析と官僚制の分析です。
この本はまさに、この部分に絞って関係するウェーバーの論考を翻訳したものです。特に、官僚制の分析は、今日、官僚制の問題を考えるにあたっても有益な視点が数多く提示されており、今日的価値を失っていません。最近は大衆迎合の安易な官僚制批判が横行していますが、ウェーバーの官僚論を踏まえた批判でなければ意味がないとあらためて感じた次第です。
そういうわけで、この本は初めてウェーバーに触れようとする方が最初に読む本として最適です。
この本はまさに、この部分に絞って関係するウェーバーの論考を翻訳したものです。特に、官僚制の分析は、今日、官僚制の問題を考えるにあたっても有益な視点が数多く提示されており、今日的価値を失っていません。最近は大衆迎合の安易な官僚制批判が横行していますが、ウェーバーの官僚論を踏まえた批判でなければ意味がないとあらためて感じた次第です。
そういうわけで、この本は初めてウェーバーに触れようとする方が最初に読む本として最適です。
2012年10月4日に日本でレビュー済み
なぜ人々は権力に従うのか、支配はどのようなときに受け入れられるのか、これらは政治学の中心に位置する問題の一つであろう。
本書は、その問題への鋭い分析を行う、ウェーバーの古典である。
有名な支配の三類型(カリスマ的支配、伝統的支配、合法的支配)も本書で提示される。
このうち、カリスマだけが非日常性を旨としており、しかしそれは日常化することでどちらかの形態になるという指摘など、随所に鋭い分析がある。
そして合議制、政党、代表、官僚制など、現代の政治の主要な要素もこれらの観点から分析されていく。
古典だが、今読んでも色あせることなく「支配の本質」が伝わってくる。
文庫化されて読みやすくなったのはありがたい
本書は、その問題への鋭い分析を行う、ウェーバーの古典である。
有名な支配の三類型(カリスマ的支配、伝統的支配、合法的支配)も本書で提示される。
このうち、カリスマだけが非日常性を旨としており、しかしそれは日常化することでどちらかの形態になるという指摘など、随所に鋭い分析がある。
そして合議制、政党、代表、官僚制など、現代の政治の主要な要素もこれらの観点から分析されていく。
古典だが、今読んでも色あせることなく「支配の本質」が伝わってくる。
文庫化されて読みやすくなったのはありがたい
2014年3月1日に日本でレビュー済み
ヴェーバーの「正当性」(正統性)の3つの類型(タイプ)論は有名であるが、
この本では第4の類型として「民主的正当性」概念が登場している。これは「被治者」の「承認」(同意)を根拠とする「正当性」である。
ヴェーバーが冒頭で重視しているのは、「首長」(支配者)と「行政幹部」との関係である。後者は「首長」に服従して、広義の行政(統治)に関与する、つまり支配に関与する人びとである(大臣、役人)との関係である。両者が「支配共同体」(「支配集団」)を構成する(「行政手段」「強制手段」も必要)。
他方に「被治者」が存在するわけで、これが無視されているわけではない。
(教科書的な書物では、漠然と支配者Aと被治者Bとの関係として論じられることが多いので注意。)
本書のヴェーバーは支配論に「団体」(「政治団体」、その代表が国家)概念を導入している。つまり「(政治)団体秩序」のなかで「支配」を考えているのだ。
単純に人間諸個人の関係として捉えているのではない。
「ヴェーバーは、支配について、被治者の側から、その動機に着目して考えた」という解説がある。しかし、これは一面的である。
ヴェーバーには、「首長」(支配者)の側からの「正当性」(正統性)の「主張」という視点がある。また「政治団体」の「秩序」自体が、「首長」に「正当性」を「要求」するとも言っている。
本書のベースになっている基本理論を理解するために、『社会学の根本概念』(岩波文庫)を読んで置くことが望ましい。ここでヴェーバーは、人間関係、社会関係のありとあらゆる所(男女の性愛関係や慈善活動にさえ)に「権力」(マハト)が存在していると言っている。
なお『権力と支配』では、Machtがつねに「権力」と訳されているとは限らない。「勢力」と訳されたりもしている。
いろんな本でヴェーバーの政治理論について触れられているが、大多数がいいけげんである。読者は、この本を精読して、自分自身で理解をすすめる必要がある。
一部に不適切な訳語がないわけでもない(「結社」)。
2018-11-12追記:どちからかと言えば、創文社の世良訳のほうが読みやすく、訳注も充実している。
この本では第4の類型として「民主的正当性」概念が登場している。これは「被治者」の「承認」(同意)を根拠とする「正当性」である。
ヴェーバーが冒頭で重視しているのは、「首長」(支配者)と「行政幹部」との関係である。後者は「首長」に服従して、広義の行政(統治)に関与する、つまり支配に関与する人びとである(大臣、役人)との関係である。両者が「支配共同体」(「支配集団」)を構成する(「行政手段」「強制手段」も必要)。
他方に「被治者」が存在するわけで、これが無視されているわけではない。
(教科書的な書物では、漠然と支配者Aと被治者Bとの関係として論じられることが多いので注意。)
本書のヴェーバーは支配論に「団体」(「政治団体」、その代表が国家)概念を導入している。つまり「(政治)団体秩序」のなかで「支配」を考えているのだ。
単純に人間諸個人の関係として捉えているのではない。
「ヴェーバーは、支配について、被治者の側から、その動機に着目して考えた」という解説がある。しかし、これは一面的である。
ヴェーバーには、「首長」(支配者)の側からの「正当性」(正統性)の「主張」という視点がある。また「政治団体」の「秩序」自体が、「首長」に「正当性」を「要求」するとも言っている。
本書のベースになっている基本理論を理解するために、『社会学の根本概念』(岩波文庫)を読んで置くことが望ましい。ここでヴェーバーは、人間関係、社会関係のありとあらゆる所(男女の性愛関係や慈善活動にさえ)に「権力」(マハト)が存在していると言っている。
なお『権力と支配』では、Machtがつねに「権力」と訳されているとは限らない。「勢力」と訳されたりもしている。
いろんな本でヴェーバーの政治理論について触れられているが、大多数がいいけげんである。読者は、この本を精読して、自分自身で理解をすすめる必要がある。
一部に不適切な訳語がないわけでもない(「結社」)。
2018-11-12追記:どちからかと言えば、創文社の世良訳のほうが読みやすく、訳注も充実している。
2013年12月30日に日本でレビュー済み
利害関係は持続可能な支配構造にはなりえない。
カリスマ支配は偶然で、伝統支配か官僚支配に分岐して必然化する。
官僚支配の本質は専門性と文書化。
こんな命題に「なぜ?」と思ったら、一読の価値があると思います。
カリスマ支配は偶然で、伝統支配か官僚支配に分岐して必然化する。
官僚支配の本質は専門性と文書化。
こんな命題に「なぜ?」と思ったら、一読の価値があると思います。