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宗教と権力の政治―「哲学と政治」講義2 (講談社学術文庫) 文庫 – 2012/11/13

4.5 5つ星のうち4.5 21個の評価

それぞれに忠誠心を要求し、人間の行動を左右し、激しく衝突してきた「聖」と「俗」との長い抗争は、政治に何をもたらしたのか。「政治とは何か」を考えるシリーズ二冊目の本書は、教皇至上権とトマス・アクィナスの政治論、ルターの宗教改革、マキアヴェッリの権力論、さらに宗教戦争を経て、「政治の解体」が訪れ、中世が終幕をむかえるまでを論じる。(講談社学術文庫)


2003年、講談社刊の同名書籍の学術文庫化。
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商品の説明

著者について

佐々木 毅
1942年生まれ。東京大学法学部卒業。専攻は政治学,政治思想史。東京大学法学部教授,東京大学総長などを経て,現在,学習院大学法学部教授,東京大学名誉教授,日本学士院会員。著書に『政治学講義』『近代政治思想の誕生』『マキアヴェッリと「君主論」』『プラトンの呪縛』『民主主義という不思議な仕組み』『学ぶとはどういうことか』ほか多数。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2012/11/13)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2012/11/13
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 264ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062921391
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062921398
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.7 x 1.1 x 14.9 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 21個の評価

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佐々木 毅
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上位レビュー、対象国: 日本

2023年10月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
政治と宗教の観点からヨーロッパの政治史を考察する内容です。キリスト教社会と言われるヨーロッパ中世の社会や,宗教改革などの本質に迫る本です。
2019年2月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 一言で言って好著。朝日カルチャーセンターでの講義をもとにしているだけに語り口も平明で明快。西欧思想史を政教分離の観点から概説している。トマス・アクィナス、ルター、カルヴァン、マキアヴェリ、ボダンらの思想をそれぞれ政教分離の観点からコンパクトに紹介しつつ、それらが互いにどのような関係にあるのかを解説している。西欧思想史を概説するにあたり政教分離に着目したのがよかった。西欧思想史の全体像がとてもよく分かる。非常に実りのある読書をさせていただいた。
 惜しむらくは、西欧の政教分離をテーマとしているにもかかわらず、トマス・ホッブズに触れていないところ。これを補うための続編のようなものを是非読ませていただきたいものである。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年10月25日に日本でレビュー済み
教皇至上権―信仰共同体の上に築かれた権力
トマス・アクィナスと政治論―信仰共同体の分節化
教会論の再構築と宗教改革―さまざまな宗教改革
マキャヴェッリと権力の問題―政治における強制
宗教戦争と政治の解体―主権論と中世の終幕
2020年5月20日に日本でレビュー済み
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表示されていたように、読みやすかったです。
2014年1月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 ギリシア的なポリスでの生活では、政治にどう関わるかというプラグマティックなところから「哲学と政治」の問題が浮上したが、ポリスの行き詰まりとともに、ソクラテスやプラトン流の「自分の魂を救う方が重要だ」という方向となり、ローマを経てヨーロッパは信仰共同体となり《古代の政治共同体が宗教的要素を一つの機能として組み込んでいたのとはまったく違う体制、権力が誕生した》と(p.51)。

 やがて教皇至上権という考え方を生まれますが、あらゆる責任が教会の責任であり、ローマ教皇の責任だと跳ね返ってくる可能性がでてきたことは弱みにもなりる、と(p.47)。なぜなら現実的には教会も腐敗しているわけです。社会のトップに立てば、そうした批判の風当たりが強くなるわけですから。そこから宗教改革なども生まれるのですが、現代的な問題ともつながるのは、カトリックvsプロテスタントによる内戦が各地で起き、宗教を口実とした国際的な干渉を呼び起こしたから。

 ヨーロッパでは血で血を洗うような悲惨な経験をした後、人の内面を剣で強制してはならないという考え方が広まっていきますが、《一つの宗派だけがほとんど支配していた》スペインみたいな地域では、しばらく火あぶりなどを続けるわけです(p.230)。しかし、17世紀半ばのイングランドで宗教は権力と関わらず、権力も宗教には介入しないというモデルができあがった、と(p.254)。信仰を復活させようとした宗教改革は、皮肉なことに、こうした新しい社会の仕組みを生み出した、と(p.258)。しかし、中東やアフリカなどで、まだ社会がこうしたところまで成熟していないところでは、大量虐殺を伴う混乱が続いている、と。イスラムなどにも宗教改革の動きが出てこないんでしょうかね…。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年4月25日に日本でレビュー済み
政教分離(政治権力と宗教権威の二元的関係)や「法の支配」といったヨーロッパ政治思想の根幹がどのように形成されたのかを、その特殊性とともに明快に述べている本がないか探していたら本書に行き当たった。

他の地域のことを調べていると、政治と宗教の関係は、「分離」をいう以前に、必ずしも二元的ではないし、他方、慣習法(を含む法による支配)はあちこちで見られるけれど、必ずしもそれを言挙げしていない(ように見える)。本書を読むと、にもかかわらずヨーロッパ中世社会がそれをしきりに論じ、それをめぐって政治思想を展開してきた様――その独自の内的発展過程――がよくわかる。これで、外的な契機についても論じていてくれたらというのは、このコンパクトなサイズの本には望蜀だろう。

「法の支配」がどのように考えられていたのかについて蒙を啓かれる一方、主権という一見、法的概念に見えるもの(実際、日本国憲法の中にはこの言葉が現れる)が本質的にはおよそそんなものではないことも、あらためて思い知らされた。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2004年8月28日に日本でレビュー済み
 中世は教皇至上権に代表されるように、キリスト教普遍的共同体の時代であるが、その普遍的共同体が確立し崩壊していく過程、つまり宗教が政治(世俗権力)に対して優位する状態から次第に政治が自律していく過程を、平易な表現でわかりやすく描いていく1冊である。
 対象は、教皇至上権の確立から主権論の登場まで。
 第5章で、宗教戦争に始まったコンフェッショナリズムの時代を、佐々木氏は「政治の解体」と述べているが、むしろ、コンフェッショナリズムの時代になってようやく政治が自律・確立するに至ったのではないか、との思いは残る。
 その点の疑問はあるにしても、面白く理解もしやすい概説書であることに違いはない。初学者・門外漢の方に特にお薦めしたい。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年12月11日に日本でレビュー済み
西洋の政治思想の歴史についての講義を本にまとめたもの。
第2巻では、中世からマキャベリについてをカバーしている。
この講義録を見ると、マキャベリの思想が、いかに革命的だったのかがわかる。
内容は、全般的にオーソドックスな内容で新味はないが、わかりやすい語り口で、頭の中に、すっと入ってくる。