本谷の戯曲って評価はメチャ高いけど、僕的には実際あまり好きじゃない。
いまいち劇中人物が陥る必然性に首肯しがたいところがあったんだよね。
でもこの本は面白いよ。筒井康隆が「つくづく一気読みすべき本じゃないなと思う」なんて帯に書いてあるから、まあそのたぐいの本かなと思ったら、やっぱりそうだった。もちろん筒井文学とは全然違うけどね。
本書では「ダウンズ&アップス」が一番面白かった。なんか逆説的だが、本谷の演劇的なスタイルがいいね。
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嵐のピクニック (講談社文庫) 文庫 – 2015/5/15
本谷 有希子
(著)
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弾いている私の手首の下に尖った鉛筆が近づく――。優しいピアノ教師が見せた一瞬の狂気「アウトサイド」、カーテンの膨らみで広がる妄想「私は名前で呼んでる」、ボディビルにのめりこむ主婦の隠された想い「哀しみのウェイトトレーニー」他13編。キュートでブラック、しかもユーモラス。異才を放つ著者初の短編集にして、大江健三郎賞受賞作。
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2015/5/15
- 寸法10.8 x 0.7 x 14.8 cm
- ISBN-104062931141
- ISBN-13978-4062931144
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2015/5/15)
- 発売日 : 2015/5/15
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 208ページ
- ISBN-10 : 4062931141
- ISBN-13 : 978-4062931144
- 寸法 : 10.8 x 0.7 x 14.8 cm
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2016年1月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本谷有希子は天才、と言わざるをえないな~と思ったこの作品。
彼女の作品は舞台も含めとても好きで、よく見ているけれども、これは本当に驚いた。
彼女の新しい一面を見た。
彼女の作品は舞台も含めとても好きで、よく見ているけれども、これは本当に驚いた。
彼女の新しい一面を見た。
2018年10月13日に日本でレビュー済み
奇妙な味わいのお話し系13作品が収められた短編集。
ファンタジーとも違うし怪異譚とも違う。ホントと言われれば、そうかもとなるウソ話が近いだろうか。この手の作品は、結末がもやっとして、イラっとなる場合が多いのだけれど、本作品集は愉しめた。
ピアノ教師の暴走「アウトサイド」、ボディビルに執念を燃やす主婦「哀しみのウェイトトレーニー」、彼女から決闘を申し込まれた男「彼女たち」他。
ショップ店員の熱意「いかにして私がピクニックシートを見るたび、くすりとしてしまうようになったか」は、くすっとなるタイトルの長さ。【大江健三郎賞】
ファンタジーとも違うし怪異譚とも違う。ホントと言われれば、そうかもとなるウソ話が近いだろうか。この手の作品は、結末がもやっとして、イラっとなる場合が多いのだけれど、本作品集は愉しめた。
ピアノ教師の暴走「アウトサイド」、ボディビルに執念を燃やす主婦「哀しみのウェイトトレーニー」、彼女から決闘を申し込まれた男「彼女たち」他。
ショップ店員の熱意「いかにして私がピクニックシートを見るたび、くすりとしてしまうようになったか」は、くすっとなるタイトルの長さ。【大江健三郎賞】
2018年11月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
その軽快さゆえにルンルン読める作品がいくつか、残りは身勝手に書き散らされた雑文といった感じ。もう読みたくない。
2013年2月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私には2作品がひびいた。ちょっと期待しすぎてしまった感がある。
2013年9月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
身体では感じられるのに、この世界には存在するのに、言葉にできないという物事がある。名付けられずに、とりあえず、「あれ」と呼び、「それ」と呼ぶしかないものたち。ウィトゲンシュタインが「語りえぬものについては、沈黙せねばならない」と書き記すしかなかったものたち。それらを、敢えて小説で表現しようと試みた哲学的かつ実験的な短編集。
そのためには、表ではなく裏から探り、光を当てるのではなく影を見つめるしかなく、時には、口から手を突っ込んで、食道、胃、腸の内側の襞をベロリとひっくり返すようなことまでしてみなければならなくなる。人間の目では見えないものもあって、猿に語らせるしかない場合もある。奇想天外、奇妙奇天烈、荒唐無稽、・・・劇作家としての本能が全開。
かくして、「嵐のピクニック」に連れ出された我々読者は、意識から遠く離れた彼方へ飛び立つか、意識下の深層にまで潜り込むしかない。
読後、奇妙な現象が起こったり、不思議な夢を見たりするのではないかと期待したが、今のところ変わった事は何も起こっていない。かつて、村上春樹の短編集『回転木馬のデッドヒート』を読んだ数日後には、朝、出勤しようとするとネクタイが出来ないという事態が発生したのだったが・・・。
もう少し待ってみることにしよう。
そのためには、表ではなく裏から探り、光を当てるのではなく影を見つめるしかなく、時には、口から手を突っ込んで、食道、胃、腸の内側の襞をベロリとひっくり返すようなことまでしてみなければならなくなる。人間の目では見えないものもあって、猿に語らせるしかない場合もある。奇想天外、奇妙奇天烈、荒唐無稽、・・・劇作家としての本能が全開。
かくして、「嵐のピクニック」に連れ出された我々読者は、意識から遠く離れた彼方へ飛び立つか、意識下の深層にまで潜り込むしかない。
読後、奇妙な現象が起こったり、不思議な夢を見たりするのではないかと期待したが、今のところ変わった事は何も起こっていない。かつて、村上春樹の短編集『回転木馬のデッドヒート』を読んだ数日後には、朝、出勤しようとするとネクタイが出来ないという事態が発生したのだったが・・・。
もう少し待ってみることにしよう。
2013年5月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全編、悲しくてつらい。
だから、簡単にはおすすめできない。
自分はあまり多くの小説を読んでいるわけじゃないけど、
こんなふうによく感じられて、よく考えられて書かれた作品は珍しいように思う。
感受性の微妙な時は読まない方がいいかも、と思います。
だから、簡単にはおすすめできない。
自分はあまり多くの小説を読んでいるわけじゃないけど、
こんなふうによく感じられて、よく考えられて書かれた作品は珍しいように思う。
感受性の微妙な時は読まない方がいいかも、と思います。