天才的な叡智を持ち、大陸中にその知謀を轟かす『図書館の魔女』マツリカは、
声を発することが出来ない十代の少女である。
そのマツリカの護衛兼通訳に選ばれた少年キリヒトは、奔放で気難しい
マツリカに振り回されながらも彼女を支え献身的に働く。
混沌とした国際情勢の中で野心を持つ大国が大陸中を巻き込んだ戦乱を
引き起こそうと謀略を巡らせる中、言葉を持たないマツリカはキリヒトを傍らに、
外交交渉で戦争を止めようと奔走。
キリヒトは各国の刺客たちからマツリカを守り抜くことができるのか?
そして戦争を止めるマツリカの秘策とは? マツリカとキリヒトの未来はいかに?
という内容の壮大なファンタジー作品。
作者は言語学者であるからか多くのうんちくが差し込まれ、
ちょくちょく話が横道に逸れ、文章量も膨大だが、
登場人物も物語も非常に魅力的で、読後は強く印象に残る。
国産ファンタジーの傑作といっていい作品。
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図書館の魔女 第一巻 (講談社文庫) 文庫 – 2016/4/15
高田 大介
(著)
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鍛冶の里に生まれ育った少年キリヒトは、王宮の命により、史上最古の図書館に暮らす「高い塔の魔女(ソルシエール)」マツリカに仕えることになる。古今の書物を繙き、数多の言語を操って策を巡らせるがゆえ、「魔女」と恐れられる彼女は、自分の声を持たないうら若き少女だった。超弩級異世界ファンタジー全四巻、ここに始まる!
- 本の長さ368ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2016/4/15
- 寸法10.8 x 1.3 x 14.8 cm
- ISBN-104062933659
- ISBN-13978-4062933650
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2016/4/15)
- 発売日 : 2016/4/15
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 368ページ
- ISBN-10 : 4062933659
- ISBN-13 : 978-4062933650
- 寸法 : 10.8 x 1.3 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 69,135位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2019年4月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読書家の先輩に教えて頂いたこの本を年末から年始に掛けて読んでいました。(長い!全4巻/2,000頁近いです!)
題名に魔女という単語が含まれていることや、巻頭にまず地図と登場人物一覧が記載されていることから、今流行の魔法ファンタジー?と思いきや全く毛色の異なる作品でした。
この本のジャンルは何?と聞かれると非常に説明が難しいですが、異文化国際外交小説???(笑)
巻末の解説を書いている東えりか女史の言葉をお借りすると「大スペクタクル」「外交小説」「権謀術数渦巻く陰謀小説にしてBoy Meets Girlの甘々な物語」「世界観が変わるファンタジー」。勿論これらが全てではありませんが、流石に女史、この小説の勘所を押さえています。(女史は言わずと知れたHONZの副代表です・・・)
設定は架空の国での出来事ですが、所謂、ハリポタのような魔法は全くと言っていいほど出てきません。出てくるのは、ひたすら頭脳を駆使した推理、推理、推理。常人にはその連鎖がまるで魔法のように見えることから、魔女という単語に繋がって来ています。
主な登場人物は、図書館の主である、頭の回転が異常に早いマツリカとその側近である、ハルカゼとキリン、そして謎の少年キリヒト。物語はキリヒトが図書館に働きに来るところから始まります。「図書館ってなに?」と思われるかもしれませんが、(あまり触れるとネタバレになるので、詳細は書きませんが)図書館はこの小説では極めて少数で運営されている枢密院のようなもの?とでも考えて頂ければ、イメージが湧きやすいと思います。
本作は魔女小説と云うよりは、ファンタジーぽい世界でシャーロックホームズのような少女が繰り広げる外交絵巻と云った方がピッタリですね・・・。
一旦4巻で物語は終わりますが、既に続編が出ていますので、今後読むのが楽しみな小説となりました。登場人物は非常にビジュアル的に書かれているので、近い将来マンガやアニメにもなるかもしれませんね・・・。
あ、余談ですが、自分に取って、この作品の唯一の難点は、筆者が言語学者らしいので、言語にまつわる説明は若干冗長に感じ、少し理解に苦しみました。ただし、頭脳明晰な方はその部分も含めて理詰めで200%腹落ちするので、より楽しめると思います。(将棋の本を将棋をそこまで理解しない人が読んでも、十分楽しい!とちょっと似ていますかね? 笑)
年末年始、とてもよい時間を過ごさせて頂きました!感謝!
題名に魔女という単語が含まれていることや、巻頭にまず地図と登場人物一覧が記載されていることから、今流行の魔法ファンタジー?と思いきや全く毛色の異なる作品でした。
この本のジャンルは何?と聞かれると非常に説明が難しいですが、異文化国際外交小説???(笑)
巻末の解説を書いている東えりか女史の言葉をお借りすると「大スペクタクル」「外交小説」「権謀術数渦巻く陰謀小説にしてBoy Meets Girlの甘々な物語」「世界観が変わるファンタジー」。勿論これらが全てではありませんが、流石に女史、この小説の勘所を押さえています。(女史は言わずと知れたHONZの副代表です・・・)
設定は架空の国での出来事ですが、所謂、ハリポタのような魔法は全くと言っていいほど出てきません。出てくるのは、ひたすら頭脳を駆使した推理、推理、推理。常人にはその連鎖がまるで魔法のように見えることから、魔女という単語に繋がって来ています。
主な登場人物は、図書館の主である、頭の回転が異常に早いマツリカとその側近である、ハルカゼとキリン、そして謎の少年キリヒト。物語はキリヒトが図書館に働きに来るところから始まります。「図書館ってなに?」と思われるかもしれませんが、(あまり触れるとネタバレになるので、詳細は書きませんが)図書館はこの小説では極めて少数で運営されている枢密院のようなもの?とでも考えて頂ければ、イメージが湧きやすいと思います。
本作は魔女小説と云うよりは、ファンタジーぽい世界でシャーロックホームズのような少女が繰り広げる外交絵巻と云った方がピッタリですね・・・。
一旦4巻で物語は終わりますが、既に続編が出ていますので、今後読むのが楽しみな小説となりました。登場人物は非常にビジュアル的に書かれているので、近い将来マンガやアニメにもなるかもしれませんね・・・。
あ、余談ですが、自分に取って、この作品の唯一の難点は、筆者が言語学者らしいので、言語にまつわる説明は若干冗長に感じ、少し理解に苦しみました。ただし、頭脳明晰な方はその部分も含めて理詰めで200%腹落ちするので、より楽しめると思います。(将棋の本を将棋をそこまで理解しない人が読んでも、十分楽しい!とちょっと似ていますかね? 笑)
年末年始、とてもよい時間を過ごさせて頂きました!感謝!
2020年10月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
異界を舞台にした政治ファンタジー。
ほとんど万能な少女が主役という世界も、政治的にファンタジック。
昨今のライトノベル的なファンタジーの感覚で読めるほど、本書は易しくない。古典を読むように、文章と格闘する心構えが必要です。世界観に共感でき、物語の続きに興味がある方は、是非、全巻読破してください。
試しに、まず第一巻を読んでみましょう。
ほとんど万能な少女が主役という世界も、政治的にファンタジック。
昨今のライトノベル的なファンタジーの感覚で読めるほど、本書は易しくない。古典を読むように、文章と格闘する心構えが必要です。世界観に共感でき、物語の続きに興味がある方は、是非、全巻読破してください。
試しに、まず第一巻を読んでみましょう。
2020年1月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
独特な小説です。
凄く綺麗な文章で徹底的に練られた不思議な世界観を表現しています。
語彙が豊富で難しい言い回しが多いですがスラスラと読むことができます。
かなりの文章力です。
かなりスローペースに物語が進むので序盤は退屈ですが主人公が図書館に着いてからは一気に面白くなりました。
タイトルは魔女ですが魔法的なものはあまり登場せず政治がメインの物語ですね。
登場人物はとにかく主人公とヒロインが魅力的です。
二人のやり取りをずっと見ていたくなる。
恋愛小説を読んでいるような気分にさえなります。
欠点は余りにも描写が過剰な所です。
延々と風景の記述が続いたりそこまで細かく書かなくていいよって部分もかなりあります。
文章が綺麗だから我慢できますがとてもじれったいです。
かなり好き嫌いが分かれる小説ですが一度は読んでほしい作品です。
凄く綺麗な文章で徹底的に練られた不思議な世界観を表現しています。
語彙が豊富で難しい言い回しが多いですがスラスラと読むことができます。
かなりの文章力です。
かなりスローペースに物語が進むので序盤は退屈ですが主人公が図書館に着いてからは一気に面白くなりました。
タイトルは魔女ですが魔法的なものはあまり登場せず政治がメインの物語ですね。
登場人物はとにかく主人公とヒロインが魅力的です。
二人のやり取りをずっと見ていたくなる。
恋愛小説を読んでいるような気分にさえなります。
欠点は余りにも描写が過剰な所です。
延々と風景の記述が続いたりそこまで細かく書かなくていいよって部分もかなりあります。
文章が綺麗だから我慢できますがとてもじれったいです。
かなり好き嫌いが分かれる小説ですが一度は読んでほしい作品です。
2017年8月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
※4巻読み終わっての感想。ネタバレは極力避けています。
第45回メフィスト賞受賞作。
すんごく面白かった。これは…数年に一度出るか出ないかの凄まじいファンタジーだと思う。世界設定もさることながら、細かな部分も確かな知識もしくは調査に裏付けされて緻密に描写されている。ここまで微に入り細を穿ちといった感じで書かれているリアリティ溢れるファンタジーは、おそらくファンタジー作家なら皆目指すところなのだろうが、それを実現できているファンタジー小説は数えるほどしかない。
いやほんとにすごい。
とはいえ小説としてのアラは見えなくもない。特に1巻目、2巻目は視点移動がぽんぽん起こるせいでちょっと読みにくかった。
それから、描写が細かすぎてちょっと辟易する場面も。カットしていいところも結構あったんじゃないかなあと思う。
というか序盤がきつかった。まだ世界観にもキャラクターにも入り込んでいないのに、延々と情景描写が70ページ以上続くのは、ちょっと。
歴史、地理、政治、あらゆる側面からの世界の詳細な説明、まるで階段を一段一段上っていくかのような隙のない理屈で組み合わされた登場人物たちの会話、そしてあらゆる分野の知識の開陳にかなりのページを割かれていること…この小説を読んでいると、大学の教授の話を聞いている気分になる。学生時代師事した話好きの教授を思い出す。それとも作者が言語学者だという前情報による偏見だろうか。
この言葉、知識の奔流は読む人を選ぶだろう。人によっては「講釈はいいから早くストーリー進めてよ!」という気分になるかもしれない。ただこの小説、その講義の中にこそストーリーの鍵が含まれていたりするものだから、読みとばすのはおすすめしない。
ついでにいうと難しい言葉もたくさん出てくる。結構小説を読んでる方だと自負していたが、読めない、意味のわからない言葉がわんさかあって自尊心をへし折られた(笑)
ペンは剣より強し。それを体現している物語だと思う。
ただし、剣の方もなおざりにされずやっぱり細かな描写でしっかり描かれていて、剣の方にクローズアップされたシーンもすごく面白い。
剣が活躍するシーンでは一見ファンタジー的な生物や能力が出てくるのだが、いちいち民族学etcの説明がされてて、おそらく空想生物ではなく実際にこの世界にいる存在を想定しているんだろうなということを窺わせる。勿論多少過剰な味付けはしているだろうけれども。
おかしな話だが、このファンタジーは徹底してファンタジー色を追い出すことによって素晴らしいファンタジーになっている、と思う。
まるで高い塔の魔女が魔術を嫌っているかの如く。
第45回メフィスト賞受賞作。
すんごく面白かった。これは…数年に一度出るか出ないかの凄まじいファンタジーだと思う。世界設定もさることながら、細かな部分も確かな知識もしくは調査に裏付けされて緻密に描写されている。ここまで微に入り細を穿ちといった感じで書かれているリアリティ溢れるファンタジーは、おそらくファンタジー作家なら皆目指すところなのだろうが、それを実現できているファンタジー小説は数えるほどしかない。
いやほんとにすごい。
とはいえ小説としてのアラは見えなくもない。特に1巻目、2巻目は視点移動がぽんぽん起こるせいでちょっと読みにくかった。
それから、描写が細かすぎてちょっと辟易する場面も。カットしていいところも結構あったんじゃないかなあと思う。
というか序盤がきつかった。まだ世界観にもキャラクターにも入り込んでいないのに、延々と情景描写が70ページ以上続くのは、ちょっと。
歴史、地理、政治、あらゆる側面からの世界の詳細な説明、まるで階段を一段一段上っていくかのような隙のない理屈で組み合わされた登場人物たちの会話、そしてあらゆる分野の知識の開陳にかなりのページを割かれていること…この小説を読んでいると、大学の教授の話を聞いている気分になる。学生時代師事した話好きの教授を思い出す。それとも作者が言語学者だという前情報による偏見だろうか。
この言葉、知識の奔流は読む人を選ぶだろう。人によっては「講釈はいいから早くストーリー進めてよ!」という気分になるかもしれない。ただこの小説、その講義の中にこそストーリーの鍵が含まれていたりするものだから、読みとばすのはおすすめしない。
ついでにいうと難しい言葉もたくさん出てくる。結構小説を読んでる方だと自負していたが、読めない、意味のわからない言葉がわんさかあって自尊心をへし折られた(笑)
ペンは剣より強し。それを体現している物語だと思う。
ただし、剣の方もなおざりにされずやっぱり細かな描写でしっかり描かれていて、剣の方にクローズアップされたシーンもすごく面白い。
剣が活躍するシーンでは一見ファンタジー的な生物や能力が出てくるのだが、いちいち民族学etcの説明がされてて、おそらく空想生物ではなく実際にこの世界にいる存在を想定しているんだろうなということを窺わせる。勿論多少過剰な味付けはしているだろうけれども。
おかしな話だが、このファンタジーは徹底してファンタジー色を追い出すことによって素晴らしいファンタジーになっている、と思う。
まるで高い塔の魔女が魔術を嫌っているかの如く。
2016年7月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
知識と言葉の力だけで国を牛耳り「魔女」と呼ばれる少女の物語。主人公2人のキャラ設定や舞台設定自体は大好物です。
長い小説ですが、後半になるほど面白くなるという触れ込みもあったので、期待しつつ最後まで読みました。が、この本の売りと思っていた「人智を越えた頭脳戦・言葉の力」的な部分では、魅力はそこまでは感じませんでした(ジャンル違いですが「デスノート」みたいなの期待してたので)。
綺麗な伏線の張られたどんでん返しは幾つかありますが、どちらかというと意外性なく淡々と進む部分がやたら長い事の方が気になります。このテーマでこんだけの長編にしては物語の畳み方も中途半端すぎます。
冗長なバトルは省いて頭脳戦に徹してクオリティを高めてくれたら良かったのにと思いました。
長い小説ですが、後半になるほど面白くなるという触れ込みもあったので、期待しつつ最後まで読みました。が、この本の売りと思っていた「人智を越えた頭脳戦・言葉の力」的な部分では、魅力はそこまでは感じませんでした(ジャンル違いですが「デスノート」みたいなの期待してたので)。
綺麗な伏線の張られたどんでん返しは幾つかありますが、どちらかというと意外性なく淡々と進む部分がやたら長い事の方が気になります。このテーマでこんだけの長編にしては物語の畳み方も中途半端すぎます。
冗長なバトルは省いて頭脳戦に徹してクオリティを高めてくれたら良かったのにと思いました。
2020年11月22日に日本でレビュー済み
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早く続きがよみたいです。