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悲業伝 (講談社ノベルス) 新書 – 2014/7/3

4.4 5つ星のうち4.4 53個の評価

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購入オプションとあわせ買い

強い自意識を抱え続けてきた十三歳の少女・手袋鵬喜。
魔法少女製造課課長・酸ヶ湯原作に才能を見出され、
変人揃いのチーム『サマー』に配属されることに。
しかし、四国全住民失踪事件の捜査に訪れた英雄・空々空により、
彼女の世界と自己愛は、粉々に破壊されてしまう。
特別な自分に返り咲くために必要なのは、究極魔法――!?
一方、地球撲滅軍の才女・氷上竝生と最凶科学者・左右左危は
暴走した最終兵器『悲恋』を追って四国を目指す。
魔法と科学、相反する力の一騎打ちが始まる!
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商品の説明

著者について

西尾 維新
1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』(講談社ノベルス)にて第23回メフィスト賞を受賞し、デビュー。デビュー作に始まる戯言シリーズは、西尾維新を代表するシリーズとなる。その後も精力的に執筆を続け、人間シリーズ、世界シリーズ、〈物語〉シリーズ、『刀語』などその作品の幅は広い。名実ともにゼロ年代を代表する作家であり、その執筆意欲はとどまるところを知らない。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2014/7/3)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2014/7/3
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 512ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062990172
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062990172
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.6 x 2.8 x 17.4 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 53個の評価

著者について

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西尾 維新
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1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビューする(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 零崎人識の人間関係 零崎双識との関係 (ISBN-13: 978-4061826816 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.4つ
5つのうち4.4つ
53グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2015年2月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「これ、着よっか」
「はいっ!」
クールビューティ氷上竝生の羞恥の時間がここから始まる。
魔法少女のコスチュームを無理やり着込んだ20代後半の妙齢の美人。
妄想がはかどることはかどること。
西尾作品ではおなじみのお遊びだが、もちろん単なるお遊びではない。
本当の魔法少女たちと彼女たち魔法熟女とのギャップこそ科学と魔法の違いを象徴している。
何も疑問に思わず与えられた力を使う少女たちと、疑問を解消したい欲求から逃れられない彼女たち。
左右左危も着込んではいるが事前に知識を得ていなければそうはしなかったろう。
伝説シリーズはここまで基本、主人公空々空の視点から描かれてきたが、ここでは氷上の視点が中心となる。
実際のところ、全巻までは主人公の感情欠如という縛りがあった。それが淡々とした印象を与え、派手な死も抵抗なく読めた。
しかしそれも何巻も続くと単調さは否めなくなる。
それが今回、氷上の視点で、しかも魔法少女のコスチュームという辱めをバイアスにすることで人間らしい感情が描かれるようになった。
ま、単に美人が恥ずかしい恰好をしているのが楽しいんですけどね。
何にしても、次巻が楽しみと本心から初めて書けるのはうれしい。
できれば、魔法熟女・氷上竝生のイラストが欲しいなあ。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年8月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今回はSSと言うか伏線回収と、新たな伏線の引き直しって感じでした。
色々な人の、色々な思惑が見えてきて今後が楽しみです。
#地球陣との戦いはどうするのかな?
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年3月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
新たな登場人物も参加して、話はどんどん色濃くなっていきます。
長い四国編も内容が面白いので、どんどん読み進められること請け合いです。
内容について書いてしまうとネタバレになってしまうので、その辺を画しながら書き込むのは中々難しいですが、ここまで四国編を読んできた人なら、続きが気になってたまらないはずです。期待にはきっと添えると思います。(ここから読み始めるって人はいないでしょうけど)
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年8月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
伝説シリーズの第5巻、四国編で言えば4冊目の本作。

第1巻の『悲鳴伝』で、特異な人物であることが強調されていた主人公、空々空が、やや埋没してしまうほど濃い脇役キャラ達が登場している四国編。ここに更に左右左危、焚き火が参戦。ますます、コメディー感が増している気がする。次巻が四国編のラストと言うことで、ここでもとのダーク路線に引き戻される可能性はあるが、出来ればこのままの方向で行って貰いたいというのが個人的希望。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年9月19日に日本でレビュー済み
引き伸ばしに伸ばしているこのシリーズ。
この巻にいたっては、この話って本筋と関係ないし、別に必要なくない?
と、多くの読者が思っただろう。わたしもその一人だ。

思ったのだが、読んでみると面白いから困る。
いや、困らないか。面白いんだからいいのか。‥‥‥いいのか?

なんでだろう? なんで面白いんだろう? 
きっとキャラクターがいきいきと描けているからなんだろうな。

よくありがちな、エリート秘書官――イメージとしては教育ママのような? そんな印象しかなかった竝生(なみうみ)が、
巻き込まれ型の主人公よろしく、次から次へと起こる罰ゲームのような災厄に、
歯を食いしばって立ち向かっていく姿が、最高に楽しい。
なんで私がこんな目に遭わなければいけないの? という彼女の心の声が聞こえてきそうだ。

西尾維新という作家は、わたしたちが抱く、このキャラはきっとこういうキャラなんだろうな
――という固定観念を逆手に取るのが上手だ。
というか、そこを覆すことに重点を置いているフシもある。
囮物語の撫子などその典型だろう。

この巻で竝生の好感度をあげにあげたので、彼女にはフラグが立ってしまった気がしないでもないが、
できれば助かって欲しいんだけどなぁとは思いつつ、ショックを受ける心構えもできてしまっている自分がイヤだ。

余談だが、
この話って、アニメ化したらすごく面白いと思うんだよね。ビジュアル的に。
竝生が聞いたら、人の気持ちも知らないで、と愚痴を言われそうだが。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年7月12日に日本でレビュー済み
 あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!
『自分と同じ魔法少女のコスチュームを着た、大の大人二人が、目の前に現れた』。

 たとえるなら! プリキュアの母親が娘のコスチュームを無理矢理に着たらこうなった、という感じだぜ!

       「どうしてこうなった」

-----------------------------------------------------------

 今回は『悲惨伝』『悲報伝』の裏で起きていた出来事を著した、B面的な内容でした。広げた風呂敷を畳むための前準備、と言った感じ。かと言って終始面白くなかったわけではなく、前半はギャグ展開を含めたまとめ、後半はチーム『白夜』との緊迫感溢れる戦闘、となっていました。
 敵よりも味方を多く殺す英雄の元にこれだけのメンバーが揃うと、次回作でほとんどが死にそうな気が。それ以上に魔法少女『ストローク』が場を引っ掻き回しそうだな。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年5月22日に日本でレビュー済み
やっと四国編が面白くなってきた感じですねー
最後、泣きました(笑)
ここまで頑張って四国魔法少女編を読んできた甲斐があります!
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年4月29日に日本でレビュー済み
大人が楽しむのは自由、
しかし青少年が読むと、心を病みます。
人格形成に悪影響が及ぶ可能性があります。
この作者の著書は最近だいたいざっと目を通しましたが
酷いものです。
「クビキリ・・・」などは、あの「酒鬼薔薇事件」を思い出して
ぞっとします。