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ダマシ×ダマシ (講談社ノベルス) 新書 – 2017/5/8
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「もしかして、ある人に騙されてしまったかもしれないんです」
上村恵子は、銀行員の鳥坂大介と結婚したはずだった。
鳥坂に求められるまま銀行口座を新設し、預金のすべてを振り込んだ。
だが、彼は消えてしまった。預金と共に。
鳥坂の捜索依頼を受けたSYアート&リサーチの小川令子は、
彼がほかに二人の女性を騙していたことをつきとめる。
だが、その鳥坂は死体となって発見された。
事務所メンバの新たなる局面。Xシリーズ最終話!
- 本の長さ352ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2017/5/8
- ISBN-104062990962
- ISBN-13978-4062990967
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2017/5/8)
- 発売日 : 2017/5/8
- 言語 : 日本語
- 新書 : 352ページ
- ISBN-10 : 4062990962
- ISBN-13 : 978-4062990967
- Amazon 売れ筋ランキング: - 498,965位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1957年愛知県生まれ。工学博士。
某国立大学の工学部助教授の傍ら1996年、『すべてがFになる』(講談社文庫)で第1回メフィスト賞を受賞し、衝撃デビュー。以後、犀川助教授・西之園萌絵のS&Mシリーズや瀬在丸紅子たちのVシリーズ、『φ(ファイ)は壊れたね』から始まるGシリーズ、『イナイ×イナイ』からのXシリーズがある。
ほかに『女王の百年密室』(幻冬舎文庫・新潮文庫)、映画化されて話題になった『スカイ・クロラ』(中公文庫)、『トーマの心臓 Lost heart for Thoma』(メディアファクトリー)などの小説のほか、『森博嗣のミステリィ工作室』(講談社文庫)、『森博嗣の半熟セミナ博士、質問があります!』(講談社)などのエッセィ、ささきすばる氏との絵本『悪戯王子と猫の物語』(講談社文庫)、庭園鉄道敷設レポート『ミニチュア庭園鉄道』1~3(中公新書ラクレ)、『自由をつくる 自在に生きる』(集英社新書)など新書の著作も多数ある。
ホームページ「森博嗣の浮遊工作室」(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/)
●これから出る本→予定表(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/timetable.html)
●作者による作品の紹介(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/myst_index.html)
●出版された本の一覧→出版年表(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/nenpyo.html)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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私の場合、やはり子供が切っ掛けであることが多いです。要は子供の取り組んでいる国語の問題文です。でもこれ、実際面白いんですよね。インスパイアされます。重松清さん、瀬尾まい子さん、森絵都さんは本当によく見かけます。実際これがきっかけで読み始めました。そして論説文ですと、最近よく目につくのは鷲田清一さんとか東浩紀さんとか。こんなのも高校受験で出ちゃうんだぁ、と驚いてしまいます。あ、もちろんほかにも色々ビッグネームも含め出てきますが、あくまで私に「刺さった」ものだけ挙げています笑
で、森博嗣さん。
そう、遂にこの前、問題文でお見掛けしたんです。何だったかな、科学論か何か。
確かに、今までしょっちゅう噂は聞いていました。書評のブログとかでも本当によくお見掛けする作家さん(教授?)じゃないですか。でも、読んだことなかったんです。
・・・
ということで、チャレンジしてみました。
実際は二冊ネットで購入し、一冊は論説系のやつにしたんです。それ以外にも推理小説とか色々書いて入らっしゃるようでしたのでAmazonで検索をかけたら割と上位にでてきたこちらをもう一冊としてチョイス。
・・・購入後、手に取ってまじまじと帯を眺めて気づきました。
「Xシリーズ、ついに完結!」
はい、シリーズ物の最終巻を最初に買うやつ。。。
でもよくよく調べると全六冊のシリーズ。そこまでロングシリーズでもないか。題名からしてもなんだかまあ読めなくもないだろうと、腹をくくって読み始めました。
・・・
で、印象ですが、面白いのですが、非常に淡々としたDetectiveものだなと感じました。
きっとこれは主人公で探偵事務所所長代理たる小川令子のキャラ設定ゆえかなと感じました。ちょっとボンヤリ、頑張り屋さん、だけど妻ある身の男性と恋愛しその男性を亡くしたなんていう、エッジの有り過ぎる過去を持つ。厭世的とまではいかないまでも、気持ちの抑揚の幅が(年の割には)少ないような印象を受けました。
ただ、こうした設定ゆえに、やけに鼻が利くバイトの真鍋とのやり取りが冴えてきます。夫婦漫才的な。
あと、所長の椙田ってのがミステリアスな存在で、最終巻でも結局謎な存在のまま消えてしまいした。このお名前ですが、名古屋近辺の方だったらきっと椙山女学園とか思い出しそう(今さらですが、女学園ってすごい淫靡な雰囲気の言葉でないですか!?)。あ、オチとかないです。単なるつぶやき。
・・・
ということで、初の森博嗣さんの作品ですが、楽しく味わいました。私の好きな探偵・刑事ものでしたし。ツイストの効きすぎたエンタメ作品というより、やや純文学よりの探偵もの、という雰囲気です。
このシリーズは頑張って初めから読んでみて、また本作を再読したいと思います。
好きなシリーズなのでこれで完結なのが名残惜しいです。
僕はというと,犀川&萌絵シリーズを半分くらいとG, Xをほぼ読んではいるくらいの半端な森博嗣フリークですが,さて何をするかと開いた半日を消費する価値ある本として,お薦めします.
とはいえ,早々に登場するナオミさんが誰だか分かんないし,濃いフアンの方に比して,頷く回数が半分にも満たないのかもしれません.
他のシリーズの登場人物も絡み合います。最後はあの子と一緒に働くのね、じゃあ、大丈夫じゃん小川令子さん。
偽名を使う登場人物が多い。
東京に出てきた彼女に見破られたり。
小川令子の過去のパートナーとの関係は、短編集「レタス・フライ」文庫版の最後の「ライ麦畑で増幅して」という短編に書いてあります、興味があれば、是非に。その短編の中になぞなぞがあるのですが、今回の作品の最後に答えが分かります、長いスパンのなぞなぞでした。
Gシリーズの途中で始まって、10年くらいかかってXシリーズが完結しました。で、まだ、現在、Gシリーズの最後の「ωの悲劇」を楽しみに待ってる状態です、期待しますね。
今、WWシリーズが始まっていて、今後、この現代のミステリィ、あるいはSMシリーズからのヒロインがまた活躍するシリーズが始まるかどうか、それもゆくゆく興味の尽きない、楽しませてくださる森博嗣先生です。
解説はこのシリーズの文庫の表紙をイラストされている唐仁原多里さんです。ほんわかしたイラストたちでした。
まだまだ森博嗣ワールドにどっぷりできて、うれしい限りです。皆さんもディープに堪能してくださいませ。
最後に、最後の方の文章を引用させていただきます。まさに。
みんな、いろいろな過去を持っているのだな、と小川は思う。