ただひたすらに「若さ」と「不安」と「葛藤」が
マンガの中に内在し、自己主張をし続ける
自らが「何者なのか」
自らを「どうしたいのか?」
その空虚さを払拭するかの如く
彼らは「暴走族」というレッテルにすがり
刺激的な日々を送ろうと危ない橋を渡り続ける
彼らの本質は「孤独」と「孤立」だ
社会にも家庭にも居場所のない彼らは
一心不乱に「自分の存在」を主張し続ける
作者の経験した「暴走族」の実態を
臨場感ありき、そして焦燥感ありきの
リアリティ溢れる作品作りは
まるで集会に顔を出しているような
バイクの熱気とオイルの香りが漂って来そうな程である
世間に迷惑をかけてはならない
けれども彼らが確かに世に居たという
証明となる本書は実に刺激的な創作として面白い
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爆音列島(1) (アフタヌーンKC) コミック – 2003/4/23
高橋 ツトム
(著)
『地雷震』『スカイハイ』の高橋ツトムが描く1980年、東京。歪んだ青春が幕を開ける!
転校、ダチとの出会い、集会への誘い。そして咆吼と暴力の渦中、圧倒的な解放感が支配する「族」の世界へ! 濃密な時間のなか、「少年」から「不良」へ瞬く間に変貌を遂げるタカシ。
世代を問わず「不良」に感応する読者の絶大なる共鳴を集め、「アフタヌーン」にて大好評連載中の青春群像劇。
オレら真っ逆さまに駆け上がっていく――。
転校、ダチとの出会い、集会への誘い。そして咆吼と暴力の渦中、圧倒的な解放感が支配する「族」の世界へ! 濃密な時間のなか、「少年」から「不良」へ瞬く間に変貌を遂げるタカシ。
世代を問わず「不良」に感応する読者の絶大なる共鳴を集め、「アフタヌーン」にて大好評連載中の青春群像劇。
オレら真っ逆さまに駆け上がっていく――。
- 本の長さ242ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2003/4/23
- ISBN-104063143198
- ISBN-13978-4063143195
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商品の説明
著者について
高橋 ツトム
ハードボイルドかつスタイリッシュな作風で
絶大な人気を誇り、
「アフタヌーン」他、青年漫画各誌で活躍中。
代表作に『地雷震』、
テレビドラマ化、映画化もされた『スカイハイ』他多数。
現在、アフタヌーンにて『爆音列島』、
「good!アフタヌーン」にて『地雷震-diablo-』を
連載中。
ハードボイルドかつスタイリッシュな作風で
絶大な人気を誇り、
「アフタヌーン」他、青年漫画各誌で活躍中。
代表作に『地雷震』、
テレビドラマ化、映画化もされた『スカイハイ』他多数。
現在、アフタヌーンにて『爆音列島』、
「good!アフタヌーン」にて『地雷震-diablo-』を
連載中。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2003/4/23)
- 発売日 : 2003/4/23
- 言語 : 日本語
- コミック : 242ページ
- ISBN-10 : 4063143198
- ISBN-13 : 978-4063143195
- Amazon 売れ筋ランキング: - 337,875位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年1月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2021年4月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古き良き時代、実際、何千台の族が集まり抗争した時代があった事を何かの雑誌で知って驚きました!
良いとか悪いとかさて置き、この時代を生きた人と今を現役で走っている人間じゃ無いときっと分からないとは思うけど、やはり現役最強!そして静かに時代は代わって行く花火の様に!
とても面白く次から次と読ませて頂きました!
良いとか悪いとかさて置き、この時代を生きた人と今を現役で走っている人間じゃ無いときっと分からないとは思うけど、やはり現役最強!そして静かに時代は代わって行く花火の様に!
とても面白く次から次と読ませて頂きました!
2012年3月28日に日本でレビュー済み
17巻まで読みました。
漫画としてワクワクしながらも、不良にイライラしながら読んでました。
不良嫌いの私にとってはイライラする描写が多々あります。
→ 一般人に喧嘩腰の口調や(実際喧嘩も売ってますが)、公共の場でのマナー等
悪ぶったり、仲間内にだけいい奴でいたりと不良をリアルな描写で書いているからこそ
漫画とはいえ生々しすぎてムッとしてしまう。
「嫌なら読むな」と言われそうだが、それでも読んでしまうのは漫画としての出来が良いのだと思います。
田舎の中学生ならば、これを読んで族に憧れて漫画通りに不良になっていくこともありえそうなので
個人的には大学生以上が読むべき漫画かなと思います。
漫画としてワクワクしながらも、不良にイライラしながら読んでました。
不良嫌いの私にとってはイライラする描写が多々あります。
→ 一般人に喧嘩腰の口調や(実際喧嘩も売ってますが)、公共の場でのマナー等
悪ぶったり、仲間内にだけいい奴でいたりと不良をリアルな描写で書いているからこそ
漫画とはいえ生々しすぎてムッとしてしまう。
「嫌なら読むな」と言われそうだが、それでも読んでしまうのは漫画としての出来が良いのだと思います。
田舎の中学生ならば、これを読んで族に憧れて漫画通りに不良になっていくこともありえそうなので
個人的には大学生以上が読むべき漫画かなと思います。
2012年12月26日に日本でレビュー済み
80年代初頭の青春時代にリアルに暴走族だった作者が、当時を思い出しながら書き上げた自伝的な作品。
なので、そこらの暴走族ものとはリアリティが違います。
普通の漫画だと何らかの目的を持ったキャラクターが登場し、主人公に何らかの変化を与え、何らかの理由で去っていったりしますが、
爆音列島ではそんなことは起きません。
特に理由もなく登場したキャラクターが、特に何もないまま消えていったりします。
それは当然のことで、登場させるために創作したキャラクターではなく、作者が当時実際に出会った人物を、作者が知りうる限りだけ描いているからです。
特に中盤はそういうキャラクターやエピソードの連続ですから、圧倒的なリアリティで全く先が読めません。
それだけリアリティにこだわっているので、作者の分身である主人公のタカシは、最強の不良でもなければ、ひょんなキッカケで族をやるはめになったヘタレ君でもありません。
強くも弱くもない普通のヤツなんです。
そしてリアリティと言えば、今では懐かしく感じる当時の最新のカルチャーが随所に登場します。
現在40歳前後のやんちゃ者には懐かしく、
それ以降の若い世代には刺激的な、
かつて確かに存在していた時代を垣間見ることが出来る作品です。
なので、そこらの暴走族ものとはリアリティが違います。
普通の漫画だと何らかの目的を持ったキャラクターが登場し、主人公に何らかの変化を与え、何らかの理由で去っていったりしますが、
爆音列島ではそんなことは起きません。
特に理由もなく登場したキャラクターが、特に何もないまま消えていったりします。
それは当然のことで、登場させるために創作したキャラクターではなく、作者が当時実際に出会った人物を、作者が知りうる限りだけ描いているからです。
特に中盤はそういうキャラクターやエピソードの連続ですから、圧倒的なリアリティで全く先が読めません。
それだけリアリティにこだわっているので、作者の分身である主人公のタカシは、最強の不良でもなければ、ひょんなキッカケで族をやるはめになったヘタレ君でもありません。
強くも弱くもない普通のヤツなんです。
そしてリアリティと言えば、今では懐かしく感じる当時の最新のカルチャーが随所に登場します。
現在40歳前後のやんちゃ者には懐かしく、
それ以降の若い世代には刺激的な、
かつて確かに存在していた時代を垣間見ることが出来る作品です。
2017年5月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
80〜90年代のある意味、暴走族が若者文化の中心にあった頃の緊張感と興奮をかなりリアルに再現しているマンガです。
高橋ツトム自身が体験してきたからこその描画力だと思います。
平凡な主人公タカシがいつしか暴走族の魅力に取り憑かれていく様子がとてもリアルです。
特に1巻はその時代の子供(中高生)と大人の感情、希望、期待のすれ違いが非常に自然に描かれています。
高橋ツトムの絵は本当に魅力的ですね。
高橋ツトム自身が体験してきたからこその描画力だと思います。
平凡な主人公タカシがいつしか暴走族の魅力に取り憑かれていく様子がとてもリアルです。
特に1巻はその時代の子供(中高生)と大人の感情、希望、期待のすれ違いが非常に自然に描かれています。
高橋ツトムの絵は本当に魅力的ですね。
2014年2月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
携帯もパソコンもない。
時間を持て余しバイクと車と仲間と夜な夜な集まり、
行く当てのない道を走る。
そんな時間は人生の中で一瞬なのだけど、
あの一瞬の中で見た夢や想いは、
今も鮮やかに残りそれを忘れるこが出来ない。
時間を持て余しバイクと車と仲間と夜な夜な集まり、
行く当てのない道を走る。
そんな時間は人生の中で一瞬なのだけど、
あの一瞬の中で見た夢や想いは、
今も鮮やかに残りそれを忘れるこが出来ない。
2014年3月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
友達に頼まれて注文したんですが、早く到着して満足しました。
値段も手頃だったので、助かりました。
値段も手頃だったので、助かりました。
2008年11月15日に日本でレビュー済み
「ちょっとした不良」だった高志が、「ほんものの不良」になるまでを描いた一巻。
その道のりの描き方が非常にうまい。
酔っ払って帰ってきた父親の姿を見て感じる違和感。
そして友達にかばわれている、かっこよくない自分への違和感。
「強くてカッコいい男になりたい。どうやったらなれる?」
やがて高志は不良たちに「カッコよさ」を投影するようになる。
「だけどほんといいよな、スロットル回すだけでどこまでも行けちゃうんだぜ」
居心地の悪い家や学校から、実は自分はどこにでも行けることへの気付きの瞬間。
高橋ツトムは多くを語らないが、心理描写は非常にうまい。
かっこよくなりたい、憧れている人のように自分もなりたい。
それには今の自分ではダメだ。
暴走族というやや特殊なテーマだが、この葛藤は思春期において普遍的だろう。
ユーコみたいな彼女が欲しい…
その道のりの描き方が非常にうまい。
酔っ払って帰ってきた父親の姿を見て感じる違和感。
そして友達にかばわれている、かっこよくない自分への違和感。
「強くてカッコいい男になりたい。どうやったらなれる?」
やがて高志は不良たちに「カッコよさ」を投影するようになる。
「だけどほんといいよな、スロットル回すだけでどこまでも行けちゃうんだぜ」
居心地の悪い家や学校から、実は自分はどこにでも行けることへの気付きの瞬間。
高橋ツトムは多くを語らないが、心理描写は非常にうまい。
かっこよくなりたい、憧れている人のように自分もなりたい。
それには今の自分ではダメだ。
暴走族というやや特殊なテーマだが、この葛藤は思春期において普遍的だろう。
ユーコみたいな彼女が欲しい…