一言で言うと、素晴らしい作品です。ストーリーも絵も力強く豪快で、昨今よく見られる女性受けしそうな『新撰組』とは比べようもありません。人斬り集団であった『新撰組』の素の人間らしさ、繊細さもしっかりと描かれていると思います。
見せ場は丁寧かつ大胆で迫力があり、斬劇と表情のアップは美しいですね。作画には細かな所でムラも見られますが、その分、見せ場のカットでグッと惹き付けられます。微妙な感情や力強い決意、といったキャラクターの心情がひしひしと伝わってきますよ。
物議を醸している、沖田の斬り合いのシーンは、確かに演出過剰気味かも知れませんが、キャラクターの個性を表現した『剣』を描いているのだと私は感じました。主人公が覚醒する大切な一幕なので、エンターテイメントとしては許容範囲でしょう。実際、このシーン以外では神憑り的な剣技はありません。
主人公の沖田がまだ成長途中なので、これからどんな風に成長し、どんな風に散っていくのか、続きが気になって仕方ありませんが、『初期新撰組』を描いたとすれば、この一冊でも十分完成した作品とも言えます。でも、やっぱり続きが見たいですね。
今まで出会った全ての漫画作品の中で一番です。
この漫画に出会えて本当に良かった。
どうか、このまま過去のものにしないで、時間がかかってもいいから続きを描いていって欲しいです。
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ダンダラ(1) コミック – 2003/12/22
赤名 修
(著)
栗塚旭氏絶賛!!
歴史的傑作!「新選組血風録」土方歳三役
「隊士の描き方が新鮮!!
新撰組のヒーローたちが、画面から飛び出す傑作劇画だ!」
武士を気取るなら、「生」か「死」か道が2つのときは死んで散れ!!
歴史的傑作!「新選組血風録」土方歳三役
「隊士の描き方が新鮮!!
新撰組のヒーローたちが、画面から飛び出す傑作劇画だ!」
武士を気取るなら、「生」か「死」か道が2つのときは死んで散れ!!
- 本の長さ239ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2003/12/22
- ISBN-104063143368
- ISBN-13978-4063143362
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2003/12/22)
- 発売日 : 2003/12/22
- 言語 : 日本語
- コミック : 239ページ
- ISBN-10 : 4063143368
- ISBN-13 : 978-4063143362
- Amazon 売れ筋ランキング: - 272,724位コミック
- カスタマーレビュー:
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2006年7月2日に日本でレビュー済み
新撰組を描くときには、土方、近藤らの最初の敵、芹沢鴨を如何に描くか、で作品のできがまるで違って見えます。
狂的な性格で、剣を振るうことのみに喜びを感じていたと描くものもありますが、これは人妻お梅が芹沢に惹かれる場面も描いており出色のストーリー構成。
最期に見せる、剛胆さもかなりいいです。そして、沖田の冷徹なところも。
この新撰組は違います。
是非、ご一読を。
狂的な性格で、剣を振るうことのみに喜びを感じていたと描くものもありますが、これは人妻お梅が芹沢に惹かれる場面も描いており出色のストーリー構成。
最期に見せる、剛胆さもかなりいいです。そして、沖田の冷徹なところも。
この新撰組は違います。
是非、ご一読を。
2004年4月30日に日本でレビュー済み
数ある新選組コミックスの中でも最上級と言える作品。
絵もよし、ストーリーもよし、で、早く続きが出てほしいところなのだが、今後も「勇午」と交互に連載していくつもりか、なかなか進まないのが辛いところ。だがゆっくりでもいいからこのまま大事に描き続けてほしい。そして願わくば五稜郭、赤名版奉行並を熱望するが…できれば相馬の最期まで追ってもらえれば、赤名ファン、新選組ファンとしてこんな幸せはない。しかし…どうも一応の主役は沖田のように思えるので、どうなるか。
1巻は壬生浪士組時代・芹沢粛清までだが、回想として本庄宿での焚き火騒動が描かれていて、ここでの近藤はとにかく男前。これまで近藤が大将の器を持つ人物として魅力的に描かれている作品は意外に少なかったと思うが、ここでの近藤は男が惚れる男に相応しい。また芹沢も非常にいい。小説も含め、個人的にはNo.1の芹沢と言ってもいい。登場人物に対する作者の深い解釈と愛情が感じられて、読んでいて引込まれる。
ただ確かに絵が上手いだけにスプラッタな部分は生々しく、特に女性には刺激が強すぎるかもしれない。だが、そこは沖田が闘いの恐さを感じるシーンでもあり、読者に彼の恐怖を一緒に感じさせることに成功しているとも言える。
単に歴史をなぞる作品でも、新選組の名前と設定だけ借りて勝手気ままにオリジナルとするでもなく、そこに確かに「あの人たち」を感じることができる数少ない作品としてお薦めしたい。
絵もよし、ストーリーもよし、で、早く続きが出てほしいところなのだが、今後も「勇午」と交互に連載していくつもりか、なかなか進まないのが辛いところ。だがゆっくりでもいいからこのまま大事に描き続けてほしい。そして願わくば五稜郭、赤名版奉行並を熱望するが…できれば相馬の最期まで追ってもらえれば、赤名ファン、新選組ファンとしてこんな幸せはない。しかし…どうも一応の主役は沖田のように思えるので、どうなるか。
1巻は壬生浪士組時代・芹沢粛清までだが、回想として本庄宿での焚き火騒動が描かれていて、ここでの近藤はとにかく男前。これまで近藤が大将の器を持つ人物として魅力的に描かれている作品は意外に少なかったと思うが、ここでの近藤は男が惚れる男に相応しい。また芹沢も非常にいい。小説も含め、個人的にはNo.1の芹沢と言ってもいい。登場人物に対する作者の深い解釈と愛情が感じられて、読んでいて引込まれる。
ただ確かに絵が上手いだけにスプラッタな部分は生々しく、特に女性には刺激が強すぎるかもしれない。だが、そこは沖田が闘いの恐さを感じるシーンでもあり、読者に彼の恐怖を一緒に感じさせることに成功しているとも言える。
単に歴史をなぞる作品でも、新選組の名前と設定だけ借りて勝手気ままにオリジナルとするでもなく、そこに確かに「あの人たち」を感じることができる数少ない作品としてお薦めしたい。
2003年12月26日に日本でレビュー済み
最近出版ラッシュの新撰組のコミックの中の一つですが、結構良いです。絵も綺麗だし、芹沢もただの悪役としてではない描かれかたでした。沖田と芹沢がメインの話が中心で、他に斉藤の話と芹沢粛清までが描かれています。粛清のところでやっと土方さん登場という感じですが、この第1巻の表紙は、何とその土方さんです。これからいっぱい描いてくれるという事なんでしょうか…?土方派の私としては、彼の出番が少ないので、とりあえず星4つにしました。
2011年10月26日に日本でレビュー済み
絵は描き込みが多く丁寧ですが、巧くはありません。デッサンが崩れやすく、線は勢いがありません。
表紙を見て、絵がうまいなら読んでみようかなという方には向かないと思います。
表現はグロめ。口の位置が上方にあるので皆アゴ顔です。
ストーリーは斬っているだけな印象。心理描写の詰めが甘いので展開に無理があり、話が上滑りなように感じました。
裏表紙の題字に、沖田の目と刀に映った目が浮いてるのはカッコよかったです。
表紙を見て、絵がうまいなら読んでみようかなという方には向かないと思います。
表現はグロめ。口の位置が上方にあるので皆アゴ顔です。
ストーリーは斬っているだけな印象。心理描写の詰めが甘いので展開に無理があり、話が上滑りなように感じました。
裏表紙の題字に、沖田の目と刀に映った目が浮いてるのはカッコよかったです。