「蟲師」は、各エピソードの結末が切なさややるせなさを感じるものがほとんど(だからこそ強く心打たれるのですが)で、この5巻もそうでした。
しかし今回は、どのエピソードも希望や救いが残された結末で、読後感がとても良かったです。
巻末の付録に各話の後日談が1コマほどありますが、しっかりと自分の足でその後を歩んでいる姿が描かれていて、泣けてきました。(化野先生の後日談は爆笑)
このコメントの冒頭に抜粋したギンコのセリフも、冷たい言い方ではありますが、死を覚悟していた野萩を生かすためのものでした。
全10巻でちょうど折り返し地点を迎えましたが、6巻以降の展開、そしてギンコの物語がどういう結末を迎えるのか、読むのがとても楽しみです。
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蟲師 (5) (アフタヌーンKC) コミック – 2004/10/22
漆原 友紀
(著)
動物とも植物とも異なる、生命の原生体たるモノ──
”蟲”。それらは時に人智を超えた現象を呼び、そして
ヒトは初めてその妖しき存在を知る。ヒトと蟲とを繋
ぐ存在、それが”蟲師”と呼ばれる者──。
”蟲”。それらは時に人智を超えた現象を呼び、そして
ヒトは初めてその妖しき存在を知る。ヒトと蟲とを繋
ぐ存在、それが”蟲師”と呼ばれる者──。
- 本の長さ260ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2004/10/22
- ISBN-104063143619
- ISBN-13978-4063143614
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2004/10/22)
- 発売日 : 2004/10/22
- 言語 : 日本語
- コミック : 260ページ
- ISBN-10 : 4063143619
- ISBN-13 : 978-4063143614
- Amazon 売れ筋ランキング: - 151,441位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年4月16日に日本でレビュー済み
2006年12月14日に日本でレビュー済み
自分は民俗学や土俗文化が好きだし比較宗教史も好きです。
なのでふつうより「その手のもの」に詳しいかも?と自負して
おりましたが、この作者のオリジナリティは素晴らしいと思います。
ほんとに自分の中から出てきた世界なのでしょうね。
巻末に作者の手書き漫画エッセイ(?)があって毎回楽しみ
にしていますが、ネタになった事物についてひとことずつ
書かれており、同じものをみてもなぜこんなすごい世界を
生み出せるのか、感服することしきりです。
ギンコさんの、仮借ない優しさが素晴らしいと思います。
いつまでもこの世界を描き続けていってほしいです。
なのでふつうより「その手のもの」に詳しいかも?と自負して
おりましたが、この作者のオリジナリティは素晴らしいと思います。
ほんとに自分の中から出てきた世界なのでしょうね。
巻末に作者の手書き漫画エッセイ(?)があって毎回楽しみ
にしていますが、ネタになった事物についてひとことずつ
書かれており、同じものをみてもなぜこんなすごい世界を
生み出せるのか、感服することしきりです。
ギンコさんの、仮借ない優しさが素晴らしいと思います。
いつまでもこの世界を描き続けていってほしいです。
2006年2月13日に日本でレビュー済み
1〜4巻で切なくて儚い話しが多かったので、
一息つける巻となっています。
一息つけるとは、何か最後に救われる展開
になっていると言うことでしょうか。
この巻で、好きなのは「暁の蛇」かな。
記憶を食う蟲に取り憑かれた母を
優しくフォローする息子が印象的だ。
記憶を無くすことが、最後の最後の展開で
救いになっているけどまたそこが切ないの
ですが・・・。
一息つける巻となっています。
一息つけるとは、何か最後に救われる展開
になっていると言うことでしょうか。
この巻で、好きなのは「暁の蛇」かな。
記憶を食う蟲に取り憑かれた母を
優しくフォローする息子が印象的だ。
記憶を無くすことが、最後の最後の展開で
救いになっているけどまたそこが切ないの
ですが・・・。
2019年5月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最初の「沖つ宮」はホラー風味。
「眼福眼禍」は蟲の良いところと災いとなる怖さかな。
「山抱く衣」これは好きなパターンだった。
「篝野行」新種の蟲、実は既知の蟲の成長過程という普通の生物にもあるような話。
「暁の蛇」これも好きなパターンだった。
やっぱり蟲は人とかかわりのない生態だからホラーになることもあるが、
「山抱く衣」のような話が好きだな。
「眼福眼禍」は蟲の良いところと災いとなる怖さかな。
「山抱く衣」これは好きなパターンだった。
「篝野行」新種の蟲、実は既知の蟲の成長過程という普通の生物にもあるような話。
「暁の蛇」これも好きなパターンだった。
やっぱり蟲は人とかかわりのない生態だからホラーになることもあるが、
「山抱く衣」のような話が好きだな。
2009年1月12日に日本でレビュー済み
日本独特の世界観を持ったノスタルジー溢れるファンタジー漫画の5巻目です
今回は沖つ宮や眼福眼過など好きな短編があり 今回も非常に濃厚で深くて幽玄な世界を
堪能できます
今回は沖つ宮や眼福眼過など好きな短編があり 今回も非常に濃厚で深くて幽玄な世界を
堪能できます
2004年11月22日に日本でレビュー済み
待望の第5巻がとうとう発売されました。
今までの作品と変わらず、穏やかで、しっとりとしていて、
ちょっぴり怖いけど、とても優しい世界です。
毎度の事ながら漆原先生の世界観はすごいの一言に尽きます。
読んでいると時間がゆっくり過ぎていく感じがして、
心も落ち着きます。
同時に、子供だったころの感性が再びよみがえってくるような
気がします。
忙しい毎日に疲れたとき、ゆっくりとお茶を飲みながら
読むのにおすすめです。
今までの作品と変わらず、穏やかで、しっとりとしていて、
ちょっぴり怖いけど、とても優しい世界です。
毎度の事ながら漆原先生の世界観はすごいの一言に尽きます。
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心も落ち着きます。
同時に、子供だったころの感性が再びよみがえってくるような
気がします。
忙しい毎日に疲れたとき、ゆっくりとお茶を飲みながら
読むのにおすすめです。
2004年10月22日に日本でレビュー済み
作中の時間の流れがゆるやかであることに改めて気がつく。
物語は、どれも主人公というか案内役ギンコが不思議なことに遭遇する事から始まり、どの物語も最後は「そして、その後……」という流れで終わる。
どうしようもなかった衝突が少しずつ時間とともにほどけていったり、失って二度とぬぐえないと確信に近く思えたものが緩む。その時間の流れの贅沢さは随一。
冒頭で書かれる、「もいちど 私を生んでおくれ また会いたいのだ また この美しい海を 見たいのだ」に象徴されるように、これは世界賛歌の物語だ。
物語は、どれも主人公というか案内役ギンコが不思議なことに遭遇する事から始まり、どの物語も最後は「そして、その後……」という流れで終わる。
どうしようもなかった衝突が少しずつ時間とともにほどけていったり、失って二度とぬぐえないと確信に近く思えたものが緩む。その時間の流れの贅沢さは随一。
冒頭で書かれる、「もいちど 私を生んでおくれ また会いたいのだ また この美しい海を 見たいのだ」に象徴されるように、これは世界賛歌の物語だ。
2005年5月1日に日本でレビュー済み
最近蟲師を知って買い始めたけれど、一気に集めてしまった。短編で進んでいく話で、一つ一つの話が完結していくのだけれどその結末が僕の心を毎回揺り動かす。よくあるハッピーエンド、よかったよかった、のような終わりは殆どといっていいほど蟲師にはなく、一つの物語の終わりはそこに出てきた人々の新たな始まりのような感じでまとまっている。ギンコはただきっかけを置いていくにすぎない。終わりを迎えるたびに優しく、暖かく、応援したくもなり、また寂しさが少しだけ心に触れる。読み終わりああなんて落ち着くんだろうと思った。悪者を倒す、必殺技を繰り出す、そういったものだけが漫画だと思っている人にも是非一度読んでほしいなぁ。