まず、読んで良かったと思えました。
アニメの最終回がとても綺麗な終わり方だったので、この小説は蛇足に感じるだろうと思っていました。
しかし、そんなことは一切無ありませんでした。この小説は、アニメの最終回で響たちが辿り着いた「悲しみを受け入れた上で、幸せになる」という答えに対して、本当に響たちはその答え通りに生きているのかどうかということを描いた作品になっていると思いました。
ページの半分以上が読んでて悲しくて、辛くて、苦しいものになっていますが、後半からの展開がとても明るく、希望を感じるものになっていました。ラストは、スイートプリキュアは本当に終わったんだと思わせてくれるようなエンディングであり、読後の余韻は、名作アニメを見終わったような感覚に近かったような気がします。(多分)
プリキュアの物語の完結として、かなり完成度が高いと思いました。今後これ以上のプリキュアを観ることが出来ないのではないかという悲しみはありますが、これからも新しいプリキュアを観れることに幸せを感じます。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
小説 スイートプリキュア♪ (講談社キャラクター文庫 24) 文庫 – 2016/11/23
アニメの翌年、中学3年生になった主人公の響(ひびき)は、ドイツに音楽留学をする準備中。幼なじみの奏(かなで)もパティシエ学校の受験準備で、響は孤独を感じています。ある日、響や奏の先輩、王子先輩が行方不明になり、犯人捜しが始まります。同時に黒い雲が加音町を覆って町の人々を吸い上げ、響と奏が取り残されます。黒い雲の正体は何か、響と奏はみんなを救うことができるのか。全編、響の一人語りで綴られる物語です
2011年2月から2012年1月まで放映していた、プリキュアシリーズ8作目。音楽がテーマのプリキュアで、幼なじみの2人から始まり、3人目は敵方、4人目は小学生がプリキュアに変身する、プリキュアシリーズのなかでも話題の多い作品です。2016年10月末映画公開中のプリキュアノイズの多いタイミングに合わせて、小説プリキュア文庫第5弾として刊行します。アニメの翌年、中学3年生になった主人公のキュアメロディこと響(ひびき)が、ドイツに音楽留学するための準備に入っているところから物語はスタートします。幼なじみのキュアリズムこと奏(かなで)も、パティシエ学校の受験準備にまい進し、キュアビートことエレン、キュアミューズことアコもそれぞれの道にいそしんで、響は孤独を感じています。ある日、響や奏があこがれている王子先輩が行方不明になり、犯人さがしが始まり、二人が住む加音町に不穏な空気が広がります。同時に黒い雲が立ち込め、その雲が加音町の人々を吸い上げ、町に人がいなくなり、最後に響と奏が取り残されてしまいます。黒い雲の正体は何か、響と奏、エレンとアコはプリキュアになってみんなを救うことができるのか。全編、響の一人語りで綴られる物語は、読みやすく、思春期の女の子の気持ちにぐいぐいと読者を入り込ませる構成です。
2011年2月から2012年1月まで放映していた、プリキュアシリーズ8作目。音楽がテーマのプリキュアで、幼なじみの2人から始まり、3人目は敵方、4人目は小学生がプリキュアに変身する、プリキュアシリーズのなかでも話題の多い作品です。2016年10月末映画公開中のプリキュアノイズの多いタイミングに合わせて、小説プリキュア文庫第5弾として刊行します。アニメの翌年、中学3年生になった主人公のキュアメロディこと響(ひびき)が、ドイツに音楽留学するための準備に入っているところから物語はスタートします。幼なじみのキュアリズムこと奏(かなで)も、パティシエ学校の受験準備にまい進し、キュアビートことエレン、キュアミューズことアコもそれぞれの道にいそしんで、響は孤独を感じています。ある日、響や奏があこがれている王子先輩が行方不明になり、犯人さがしが始まり、二人が住む加音町に不穏な空気が広がります。同時に黒い雲が立ち込め、その雲が加音町の人々を吸い上げ、町に人がいなくなり、最後に響と奏が取り残されてしまいます。黒い雲の正体は何か、響と奏、エレンとアコはプリキュアになってみんなを救うことができるのか。全編、響の一人語りで綴られる物語は、読みやすく、思春期の女の子の気持ちにぐいぐいと読者を入り込ませる構成です。
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2016/11/23
- 寸法10.6 x 1.1 x 14.8 cm
- ISBN-104063148793
- ISBN-13978-4063148794
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2016/11/23)
- 発売日 : 2016/11/23
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 256ページ
- ISBN-10 : 4063148793
- ISBN-13 : 978-4063148794
- 寸法 : 10.6 x 1.1 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 565,646位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
イメージ付きのレビュー
5 星
完全に大人向け‼︎でもそこがいい‼︎
この小説を読む前に一度アニメを見てから読んだ方がいいかもしれません。その方がより楽しむことができます!アニメとは違い重い雰囲気が感じられます。胸がドキドキしてどんどん読むことができると思います!スイートプリキュア♪が好きなら絶対に読んでほしいと思います!
フィードバックをお寄せいただきありがとうございます
申し訳ありませんが、エラーが発生しました
申し訳ありませんが、レビューを読み込めませんでした
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2024年1月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
プリキュアの小説シリーズはどこか薄暗く心のどこかしらをチクチクさせる物語が多いですが例外なく同類。
ですが、それそれ読み終われば感じる温度は悪くないもので、、
スイプリは読み進めていけばいくほど文頭で述べた感覚がミルフィーユのように重なり重くなる感じですが、
響目線で語られるだけあって全方向に向けて意思疎通する作業が少ない為、響の意志感覚に陥り易く(もちろん狙いだと思いますが)話の展開に呑みこまれ奇妙なメタ感覚が愉しめて面白かった作品でした。
実写は不可能に近いですが実写に出来たら面白い物語かも。
ですが、それそれ読み終われば感じる温度は悪くないもので、、
スイプリは読み進めていけばいくほど文頭で述べた感覚がミルフィーユのように重なり重くなる感じですが、
響目線で語られるだけあって全方向に向けて意思疎通する作業が少ない為、響の意志感覚に陥り易く(もちろん狙いだと思いますが)話の展開に呑みこまれ奇妙なメタ感覚が愉しめて面白かった作品でした。
実写は不可能に近いですが実写に出来たら面白い物語かも。
2021年3月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
響ちゃんが留学する前…時系列から2022年のお話でした。成長してもきっかけが有ればプリキュアに変身出来ると実感しました。
2023年12月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最終回からのその後を書いた物語
ストーリーとしての完成度は勿論これからの進路について考えた4人を見る事ができます
ストーリーとしての完成度は勿論これからの進路について考えた4人を見る事ができます
2017年5月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私の視点が偏ってる可能性もあることを前置きして、アニメでおなじみの響奏喧嘩→イチャイチャを1冊かけてやる内容です。
数いるプリキュアの中でも響奏は最も現実寄りの性格だと思いますが
弟のいる奏が姉貴らしいある種の逞しさを感じるのに対し、響は上り調子の時は勢いがあるものの下り始めるとなかなか上を向けない雰囲気があり、
そんな響視点の疑心暗鬼の世界が描かれます。よって、他のキャラが腹の中で何を考えてるのか一切わからないわけですが、それが最後の締めにも活かされます。
いつもどおり響奏がお互いに対して過大な期待をしちゃうことで響が奏に対して不満を抱いたことから喧嘩が展開します。
脳内の理想の奏と現実とにギャップ生じるとそれが許せないのです。
喧嘩を盛り上げるツールとしては王子先輩が存在感を発揮します。
奏は王子先輩より響と一緒にいる方が好きだ言ったり、また響は奏との仲を保つために王子先輩の存在が邪魔になれば彼を消し去ることも辞さない本性を垣間見せます。
アニメでは単なる奏のキャラ付けのための存在という印象だった王子先輩が、響の奏に対する濃厚で若干病的な関係性を演出する存在として昇華されましたね。
最期は響の奏に対するぐちゃぐちゃした感情に折り合いをつけるような幕引きです。
口で何言おうが他人の腹の中はわからないし追求する必要もない。妄想ではない目に見えるあるがままの奏を受け入れようと。
ただし、響には悪いですが私は奏視点でもこれを読んでみたいと思いましたね。
あっちはあっちで響と王子先輩のこと妄想して頭ぐちゃぐちゃかもしれません。
数いるプリキュアの中でも響奏は最も現実寄りの性格だと思いますが
弟のいる奏が姉貴らしいある種の逞しさを感じるのに対し、響は上り調子の時は勢いがあるものの下り始めるとなかなか上を向けない雰囲気があり、
そんな響視点の疑心暗鬼の世界が描かれます。よって、他のキャラが腹の中で何を考えてるのか一切わからないわけですが、それが最後の締めにも活かされます。
いつもどおり響奏がお互いに対して過大な期待をしちゃうことで響が奏に対して不満を抱いたことから喧嘩が展開します。
脳内の理想の奏と現実とにギャップ生じるとそれが許せないのです。
喧嘩を盛り上げるツールとしては王子先輩が存在感を発揮します。
奏は王子先輩より響と一緒にいる方が好きだ言ったり、また響は奏との仲を保つために王子先輩の存在が邪魔になれば彼を消し去ることも辞さない本性を垣間見せます。
アニメでは単なる奏のキャラ付けのための存在という印象だった王子先輩が、響の奏に対する濃厚で若干病的な関係性を演出する存在として昇華されましたね。
最期は響の奏に対するぐちゃぐちゃした感情に折り合いをつけるような幕引きです。
口で何言おうが他人の腹の中はわからないし追求する必要もない。妄想ではない目に見えるあるがままの奏を受け入れようと。
ただし、響には悪いですが私は奏視点でもこれを読んでみたいと思いましたね。
あっちはあっちで響と王子先輩のこと妄想して頭ぐちゃぐちゃかもしれません。
2016年11月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ラストでの解決を見るまで、全編に渡って登場人物にとって辛い状況と展開が続きます。
とはいえその辛さは決して露悪趣味や似非リアリティ趣味から出たものではなく
思春期の少女の成長譚としてこのお話が描かれるために必要だったものです。
最後にはきちんと収束し、響の一人称で語られるストーリーをともに歩んだ読者は
(ある意味での寂しさと同時にではありますが)爽やかな感動とキャラクターへの祝福を感じることが出来るでしょうし、
キャラクターへの愛着が読む前にもいや増して強くなるでしょう。
話的にもテーマ的にもアニメ版の「その先」を知りたい人は絶対に読むべきだと思います。
とはいえその辛さは決して露悪趣味や似非リアリティ趣味から出たものではなく
思春期の少女の成長譚としてこのお話が描かれるために必要だったものです。
最後にはきちんと収束し、響の一人称で語られるストーリーをともに歩んだ読者は
(ある意味での寂しさと同時にではありますが)爽やかな感動とキャラクターへの祝福を感じることが出来るでしょうし、
キャラクターへの愛着が読む前にもいや増して強くなるでしょう。
話的にもテーマ的にもアニメ版の「その先」を知りたい人は絶対に読むべきだと思います。
2016年11月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
プリキュア小説シリーズ第五弾、スイートプリキュア♪です。
表紙は、他のシリーズ同様、キャラクターデザインをされた高橋晃さんが描かれて居り、執筆もシリーズ構成の大野敏哉さんが書かれてます。
この小説は、アニメのその後が描かれていて、先ずプロローグで意味深な響の一人語りから始まります。全十章からなる響の一人称で小説は進んで行きます。
舞台は響達が中三の夏、響はピアニストを目指しドイツ留学間近、奏はパティシエの高校進学、エレンはミュージシャン目指し、アコは女王修行と、皆忙しい日々を送っている夏休み間近から始まります。響のドイツ留学の前日、王子先輩行方不明事件が発生して・・・
感想を言えば、読んでて辛かったです・・・
響の一人称で描写は進んで行きますが、響がどんどん疑心暗鬼になっていく描写などは、最終話のその後として受け入れたくは無かったです。まあ、読んでる内に何故響がそうなっていくかは薄々分かっていく推理物要素ではあるんですけどね・・・
アニメの最終話が大好きなので、正直あの感動が台無しになった気もする程でした。
また、プリキュアの戦いがほとんど無いですが、ピーちゃんがキーマンになってくれます。(エレンやアコは、フェアリートーンが居れば、単体でプリキュアになれる筈何ですけどね?)
読んでて色々疑問も残りましたが、ラストは響が未来に向かった希望を持てるラストにはなってます。
表紙は、他のシリーズ同様、キャラクターデザインをされた高橋晃さんが描かれて居り、執筆もシリーズ構成の大野敏哉さんが書かれてます。
この小説は、アニメのその後が描かれていて、先ずプロローグで意味深な響の一人語りから始まります。全十章からなる響の一人称で小説は進んで行きます。
舞台は響達が中三の夏、響はピアニストを目指しドイツ留学間近、奏はパティシエの高校進学、エレンはミュージシャン目指し、アコは女王修行と、皆忙しい日々を送っている夏休み間近から始まります。響のドイツ留学の前日、王子先輩行方不明事件が発生して・・・
感想を言えば、読んでて辛かったです・・・
響の一人称で描写は進んで行きますが、響がどんどん疑心暗鬼になっていく描写などは、最終話のその後として受け入れたくは無かったです。まあ、読んでる内に何故響がそうなっていくかは薄々分かっていく推理物要素ではあるんですけどね・・・
アニメの最終話が大好きなので、正直あの感動が台無しになった気もする程でした。
また、プリキュアの戦いがほとんど無いですが、ピーちゃんがキーマンになってくれます。(エレンやアコは、フェアリートーンが居れば、単体でプリキュアになれる筈何ですけどね?)
読んでて色々疑問も残りましたが、ラストは響が未来に向かった希望を持てるラストにはなってます。
2018年7月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内容も面白いし、結構面白いすごくおススメします(あくまで個人の意見です)