私は、週刊モーニングにこの漫画が掲載されたとき、たまたまモーニングを毎週見ていて、
「なんてシュールな漫画なんだ」
と、虜になりました。その当時(中学生時代)は、まだ「シュール」という言葉を知らなかったので、
言葉で言い表せなかったのですが、今にして思えばそれこそが「シュールギャグ」でした。
初めてシュールなものをシュールと認識して出会ったのが、ココであったと思います。
この「帽子男」シリーズは、週刊モーニングに何回かに分けて掲載されましたが
その都度ブランクが空いていたように記憶しています。
毎週掲載ではない分「次はいつ掲載されるか、果たして掲載自体ありうるのか」が気になり、
掲載があると「載ってるー!!」と喜んだものです。
そして、書店で見つけた際も飛びつきました。
なんと、私がこの本を買うのは、今回のAmazon注文が2回目です。
最初に書店で買った本は実家にあり、アパートで独り暮らしをしていて、
「ああ、帽子男読みたいな」
と思い立って、もう一度買ってしまいました。
そうすれば、友人にもすぐに紹介することが出来るからです。
そのくらいこの本が気に入っていますし、ウエケンも大好きな漫画家の一人となりました。
(普通漫画家に”先生”をつけるものですが、上野顕太郎先生はどうも、
ウエケンという愛称で呼びたくなります)
今では、他のウエケン作品(夜は千の眼を持つシリーズ)も集めつつあります。
帽子男が掲載されたとき、偶然出会えて良かったと今でも思います。
ギャグ漫画にこんなにしっかり手書きの線を加える作家さんはあまりいないと思います。
別にそれが見たくて買ったわけではありませんが、そういう無駄とも思える手法すら
ギャグの一部であるというのがこの人の作風だと思います。
「夜千」は単行本のページ数もかなり多いので、ウエケン入門としては
こちらを読んでいただくのがいいかもしれません。
と、この漫画からウエケンの世界に入った私は思います。

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帽子男の子守歌 (モーニングデラックス) コミック – 1996/7/1
上野 顕太郎
(著)
- 本の長さ196ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1996/7/1
- ISBN-104063197174
- ISBN-13978-4063197174
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