アフタヌーン本誌で連載中に読み、コミックも当時購入。
連載終了後何年かして読み返し、また最近もふと読み返したくなったので読み返し中です。
素朴な絵柄で主人公の大学生の女性を中心に神戸での人や出来事が描かれた漫画です。
漫画的な誇張したキャラの言動ではなく、「身の回りにこういう人が実際にいそう」な感じで人物描写がされ、穏やかに日々のストーリーが語られていきます。
こういうのは「漫画的なエンターテインメント性に飛んだ作品」を期待している人には不評かもしれませんが、情緒を感じるエピソードがわりとあり印象に残る話も多い。
主人公の女性と、車椅子の画家・日向さんとのいくつかのエピソードが特に私の心に残りました。
また、本作三巻目では長いエピソードに渡って神戸の大震災の事が描かれています。
年月とともに神戸の震災の記憶は薄れていってる人も多いと思いますが、この漫画内で描かれた登場人物達の苦悩、奮闘、そして再生の物語は是非多くの人に読んでもらいたい。
カスタマーレビューでは点数にかなりばらつきがあり、また情緒を感じる作品には慣れていない人には不評なのかもしれません。
しかし膨大な数の漫画を読み、コミック購入冊数もかなりの数になった私のようなヘビーな漫画マニアからすると、この作品は「漫画史に残る名作漫画」の一つだと感じられ、わりとおすすめの作品だったりします。
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神戸在住 1 (アフタヌーンKC) コミック – 1999/8/1
木村 紺
(著)
大学生の桂は、神戸在住。さまざまな人々の生きる姿にそれぞれの「神戸」の街が見えます。
- 本の長さ161ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1999/8/1
- ISBN-104063211045
- ISBN-13978-4063211047
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商品の説明
著者について
木村 紺
1997年、アフタヌーン四季賞冬のコンテストで四季賞を受賞しデビュー。翌年より「月刊アフタヌーン」にて受賞作『神戸在住』を連載開始。同作品は2002年に第31回日本漫画家協会賞新人賞を受賞した。その他の代表作として『巨娘』がある。現在、「アフタヌーン」で『からん』を連載中。
1997年、アフタヌーン四季賞冬のコンテストで四季賞を受賞しデビュー。翌年より「月刊アフタヌーン」にて受賞作『神戸在住』を連載開始。同作品は2002年に第31回日本漫画家協会賞新人賞を受賞した。その他の代表作として『巨娘』がある。現在、「アフタヌーン」で『からん』を連載中。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1999/8/1)
- 発売日 : 1999/8/1
- 言語 : 日本語
- コミック : 161ページ
- ISBN-10 : 4063211045
- ISBN-13 : 978-4063211047
- Amazon 売れ筋ランキング: - 362,638位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年7月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
(無料配布されていた時に有難く頂き)Kindle PaperWhiteにて読んだが…
綿密に書き込まれた書き文字のほとんどが読めず、ギブアップ。
電子書籍として読まれることなど想定していなかった時代の作品なので仕方ないが、
ファンだった人が読もうと思って電子書籍版を購入を検討する場合には、
想定されるデバイスとの相性を考えて欲しい。
作品とは関係ない、商品・製品としての評価で☆3つ
綿密に書き込まれた書き文字のほとんどが読めず、ギブアップ。
電子書籍として読まれることなど想定していなかった時代の作品なので仕方ないが、
ファンだった人が読もうと思って電子書籍版を購入を検討する場合には、
想定されるデバイスとの相性を考えて欲しい。
作品とは関係ない、商品・製品としての評価で☆3つ
2013年2月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
震災は当事者がたくさんいるぶん、伝えにくい。
震災後に神戸に移り住んだ大学生を語り部に、伝聞の形ではあるが、繊細な絵とともに平凡な日常を描くことで、生々しさが損なう可能性がある求心力が維持されている。
震災後に神戸に移り住んだ大学生を語り部に、伝聞の形ではあるが、繊細な絵とともに平凡な日常を描くことで、生々しさが損なう可能性がある求心力が維持されている。
2020年4月6日に日本でレビュー済み
なかなか珍しい雰囲気の漫画ですね。一見、淡々とおとなしく日常生活が描かれているだけに見えるので、表面だけ見ると、確かに引きは強くないと思われてしまうかな。しかし、その描かれる目線が優しく、柔らかく、温かく、一話一話読み進めるうちに、心のどこかがじんわり暖まってきます。季節の移り変わり、人との出会い、・・友人や家族に囲まれているのに、どこかしらちょっと寂しげな感じがするのもまた良くて、日々を生きていく、ってこういうことだなあと。まさに心で読む漫画です。
あと、登場人物の会話や存在感がなかなかリアルで、実話のようにも思えてきます。神戸弁がしっかり表現されているのもポイント高いですね。
一気に読むのではなく、毎日、寝る前に一話ずつ読み進めるのが僕は好きです。
あと、登場人物の会話や存在感がなかなかリアルで、実話のようにも思えてきます。神戸弁がしっかり表現されているのもポイント高いですね。
一気に読むのではなく、毎日、寝る前に一話ずつ読み進めるのが僕は好きです。
2004年3月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近はさまざまな漫画の表現方法が増えて、昔から考えると「リアル」な漫画が増えてきたと思います。たしかに感動するような表現の漫画も良いのですが、「神戸在住」は違います。
リアルな絵、擬態語が無くとも「ストーリー」で訴える漫画です。
神戸の町並み、阪神淡路大震災、恋愛・・・。
主人公の心の言葉で進む物語は、誇張した表現は無く、自然に訴えかける力を持っているのです。
最近の表現方法だけに力を入れた漫画を素直に読めない貴方。
この感動と出会ってみませんか?
リアルな絵、擬態語が無くとも「ストーリー」で訴える漫画です。
神戸の町並み、阪神淡路大震災、恋愛・・・。
主人公の心の言葉で進む物語は、誇張した表現は無く、自然に訴えかける力を持っているのです。
最近の表現方法だけに力を入れた漫画を素直に読めない貴方。
この感動と出会ってみませんか?
2023年5月4日に日本でレビュー済み
漫画好きの間で度々話題にあがり、かつ好評を得ているこちら、やっと全巻セットで入手出来た。
全く合わなかった。
キャラクターが嫌いだった。こんな人間いるかよと思わせる言動や態度。繊細さを表現したいのかもしれないが浅さだけが目に付き人の表面をなぞった様な群衆。人間性を表現したいのか心と心がぶつかるキメのエピソードでの透けて見える各々の幼稚さ。少女誌で連載されていたものなら許せたかもしれない。 漫画的なデフォルメされ割り当てられるキャラクター性なんかは、しっかり描かれてさえいれば、むしろ歓迎する要素だが、全く質を感じなかった。
絵柄やコマ割り、演出や醸し出す情緒は一定の水準があるのか?評価を得ている作品ではあるので暇と体力があればいつか見返すかもしれない。
アフタヌーンは個人的に手放しで信頼してしまう
傾向にあるが、こういった「隠れているが一定のコアなファンがいる名作」といった様な作品にも全く価値を見いだせない事がときにはあるとわかった体験だった。
全く合わなかった。
キャラクターが嫌いだった。こんな人間いるかよと思わせる言動や態度。繊細さを表現したいのかもしれないが浅さだけが目に付き人の表面をなぞった様な群衆。人間性を表現したいのか心と心がぶつかるキメのエピソードでの透けて見える各々の幼稚さ。少女誌で連載されていたものなら許せたかもしれない。 漫画的なデフォルメされ割り当てられるキャラクター性なんかは、しっかり描かれてさえいれば、むしろ歓迎する要素だが、全く質を感じなかった。
絵柄やコマ割り、演出や醸し出す情緒は一定の水準があるのか?評価を得ている作品ではあるので暇と体力があればいつか見返すかもしれない。
アフタヌーンは個人的に手放しで信頼してしまう
傾向にあるが、こういった「隠れているが一定のコアなファンがいる名作」といった様な作品にも全く価値を見いだせない事がときにはあるとわかった体験だった。
2020年6月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これは好みが別れる作品だと思います。
非常にユックリと本当に神戸の日常が描かれた漫画で絵のタッチが独特です。
非常に優しいタッチで時間がある時に読むと心が癒やされます。
忙しい時にせわしなく読むには不向きなので読む人の好みでだいぶ評価が別れますね。
ただストーリー、内容は万人受けするような日常コメディです。高校生くらいから大人まで読める内容ですね。
私の場合は土日の時間があるときに読んだり寝る前に少し読んだりして心を落ち着かせています。
非常にユックリと本当に神戸の日常が描かれた漫画で絵のタッチが独特です。
非常に優しいタッチで時間がある時に読むと心が癒やされます。
忙しい時にせわしなく読むには不向きなので読む人の好みでだいぶ評価が別れますね。
ただストーリー、内容は万人受けするような日常コメディです。高校生くらいから大人まで読める内容ですね。
私の場合は土日の時間があるときに読んだり寝る前に少し読んだりして心を落ち着かせています。
2000年12月11日に日本でレビュー済み
このマンガは、"たぶん"フィクションです。しかし、このマンガを読んだ人は、そうはなかなか思えないのではないでしょうか?それくらい、このマンガで描かれていることは、主人公・桂の日常そのものです。
大学生である彼女は、大学へ行き、友達とお喋りをします。買い物へ行ったり、行事に参加したりします。桂がそんな日常の中で感じたことが丁寧に描写されます。
私は最初に読んだ時、そのあまりにも当たり前の世界に、真新しさを感じませんでした。多くの人が同じように感じると思います。でも、読み進めていくうちに、だんだんこの世界に惹き込まれていきました。彼女の、日常を大事に生きているその姿勢を見ると、なんだか癒された気持ちになります。そんなマンガです。
大学生である彼女は、大学へ行き、友達とお喋りをします。買い物へ行ったり、行事に参加したりします。桂がそんな日常の中で感じたことが丁寧に描写されます。
私は最初に読んだ時、そのあまりにも当たり前の世界に、真新しさを感じませんでした。多くの人が同じように感じると思います。でも、読み進めていくうちに、だんだんこの世界に惹き込まれていきました。彼女の、日常を大事に生きているその姿勢を見ると、なんだか癒された気持ちになります。そんなマンガです。