怪奇のはらわたというタイトルだから、生きているはらわたの怪奇ホラーかと思ったけど違いました。
1話目は、頭の弱い息子が奇病になり、皆に嫌われる可哀想な話です。
2話目めは、記憶がなく、知らぬ間に孤島にいた男が、巨大な門の先に救いを求める話ですが、最後の展開もそうだし、何を言いたいのかよくわからない話でした。
3話目は、少年が買ってきたはつかねずみが家で暴れまわる話ですが、様々な動物に対する残虐行為が描かれているので、見るのが辛かったです。
4話目は、事故で手足がなくなり、顔も醜くなった少年とその母の話ですが、少年が可哀想だし、母の変化と描写が少し官能的な感じで、何とも言えない気分になります。
絵と言葉による描写は優れており、可哀想で悲しくなったり、残虐で苦しくなったり、官能的だったりと、色々な思いにさせられる話ばかりなので、ただのホラー漫画ではないです。
絵も丁寧だし、コマ割りも細かいし、つまらないわけではないけど、子供向けではないし、大人にもどうだろう、という内容です。
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日野日出志傑作選 怪奇のはらわた (講談社コミックスフレンド) コミック – 1996/2/1
日野 日出志
(著)
- 本の長さ190ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1996/2/1
- ISBN-104063310167
- ISBN-13978-4063310160
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (1996/2/1)
- 発売日 : 1996/2/1
- 言語 : 日本語
- コミック : 190ページ
- ISBN-10 : 4063310167
- ISBN-13 : 978-4063310160
- Amazon 売れ筋ランキング: - 496,600位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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上位レビュー、対象国: 日本
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2010年5月10日に日本でレビュー済み
「蔵六の奇病」「幻色の孤島」「水の中」「はつかねずみ」の、全4編を収録しています。ちょうど、昔ひばり書房から出ていた単行本『蔵六の奇病』から「百貫目」を省いて、代わりに「幻色の孤島」を加えた構成となっています。
「蔵六の奇病」と「幻色の孤島」はどちらも短編代表作で、特に「蔵六の奇病」は、他の数多くの単行本にも収録されている、先生の代名詞的作品です。謎の病に侵され異形と化し悪臭を放つ蔵六の肉体。そんな彼に向けられる、凄まじい憎悪と迫害。最後に、彼の姿に深く刻まれたのは絶対的な孤独だった…
「幻色の孤島」の異様な世界観を表現した絵のインパクトは、凄まじいものがあります。内容的にも素晴らしく、自分は日野短編で1、2を争うほど好きな作品です。
「水の中」は事故でふた目と見れないような姿になった少年と、次第に息子への愛情を失い変わっていく母親との関係を描いた、エロティックな香りも漂う幻想ホラーです。同じ年に発表された「蝶の家」とは、イメージ的に重なる部分がありますね。自分はどちらも大好きです。
<収録作品>
「蔵六の奇病」
「幻色の孤島」
「水の中」
「はつかねずみ」
「蔵六の奇病」と「幻色の孤島」はどちらも短編代表作で、特に「蔵六の奇病」は、他の数多くの単行本にも収録されている、先生の代名詞的作品です。謎の病に侵され異形と化し悪臭を放つ蔵六の肉体。そんな彼に向けられる、凄まじい憎悪と迫害。最後に、彼の姿に深く刻まれたのは絶対的な孤独だった…
「幻色の孤島」の異様な世界観を表現した絵のインパクトは、凄まじいものがあります。内容的にも素晴らしく、自分は日野短編で1、2を争うほど好きな作品です。
「水の中」は事故でふた目と見れないような姿になった少年と、次第に息子への愛情を失い変わっていく母親との関係を描いた、エロティックな香りも漂う幻想ホラーです。同じ年に発表された「蝶の家」とは、イメージ的に重なる部分がありますね。自分はどちらも大好きです。
<収録作品>
「蔵六の奇病」
「幻色の孤島」
「水の中」
「はつかねずみ」