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雪の峠/剣の舞: 岩明均歴史作品集 (アフタヌーンKCデラックス) コミック – 2001/3/23
岩明 均
(著)
岩明均初の歴史作品「雪の峠」「剣の舞」を同時収録!
- 本の長さ304ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2001/3/23
- 寸法13 x 1.9 x 18.3 cm
- ISBN-104063343871
- ISBN-13978-4063343878
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商品の説明
著者について
岩明 均
1960年7月28日生まれ。東京都出身。1985年、ちばてつや賞入選作品『ゴミの海』が「モーニングオープン増刊」に掲載され、デビュー。『寄生獣』で第17回講談社漫画賞(1993年)、第27回星雲賞コミック部門(1996年)受賞。2003年より「アフタヌーン」にて『ヒストリエ』の連載中。
1960年7月28日生まれ。東京都出身。1985年、ちばてつや賞入選作品『ゴミの海』が「モーニングオープン増刊」に掲載され、デビュー。『寄生獣』で第17回講談社漫画賞(1993年)、第27回星雲賞コミック部門(1996年)受賞。2003年より「アフタヌーン」にて『ヒストリエ』の連載中。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2001/3/23)
- 発売日 : 2001/3/23
- 言語 : 日本語
- コミック : 304ページ
- ISBN-10 : 4063343871
- ISBN-13 : 978-4063343878
- 寸法 : 13 x 1.9 x 18.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 80,358位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年12月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
して下さい
2016年3月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
岩明均にハズレなし、人の心理描写がすごい、むかし読んだのですが、また購入しました
2023年11月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
YouTubeで紹介されており、興味があったので購入。
色々探したがこの古本しかなかった。読み応えがあって、歴史の奥深さを感じる。
とてもいい保存状態。これが無くなったらもう読めない。
大事にしたい。
色々探したがこの古本しかなかった。読み応えがあって、歴史の奥深さを感じる。
とてもいい保存状態。これが無くなったらもう読めない。
大事にしたい。
2017年6月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ある日中古本屋に入り棚を眺めていると、岩明均の「雪の峠・剣の舞」が目に入った。10年以上前に読み、非常に感銘を受けた記憶はあるものの、幸い内容は殆ど記憶に残っていなかったので、350円で購入した。一読し、溜息が漏れるほどの感動がよみがえった。これは「雪の峠」と「剣の舞」というそれぞれ150ページ前後の中編が収められている漫画なのだが、とりわけ「雪の峠」が素晴らしい。これを凌ぐ歴史漫画はあるのだろうか?
「常陸領(現在の茨城)から出羽国(現在の山形・秋田)まで転封(敗戦後領地を追いやられること)された佐竹藩が、どこに築城するか決める必要が生じ、家臣たちの思惑が入り乱れる」という一見地味な内容だ。
若き佐竹藩当主(先進的なリアリスト)は、築城にあたって、貿易も見据えて開かれた都市プランを推進しようとする。そのプランを実質的に制御し具体化したのが当主の懐刀、主人公の渋江内膳(農民出身、マイペースな策略家)である。内膳は「もう戦争は終わったのです!」と強調し、太平の世でいかに繁栄していくかを優先して考えるべきと主張する。それに対立するのが、旧態依然とした佐竹藩家老たち(武闘派)であり、彼らは領土掌握型の軍事論に徹した城塞の建築を行うべきと反発する。乱世でしか生きてこなかったから、そのようなやり方しか知らないのだ。その時点で死後四半世紀経過している天才的指揮官、上杉謙信の逸話も交えて語られ、両者のプレゼンテーションは白熱し、策謀が入り乱れるサマは非常にスリリングである。渋江内膳はついに、「今後太平の世となるにあたり、皆が繁栄する新時代の都市計画を進めるとしても、結局武闘派との戦いは避けて通れない」と決断する。「これは戦(いくさ)だ!」、と。しかし結局、プレゼンは武闘派が勝利し佐竹藩は城塞の建築をみすえた築城計画を徳川家康に提出する。ここからが更にすさまじいのだが、内膳の巧妙な策謀は家老たちや大殿(当主の父、先代の当主)をも欺いて徳川家康を動かし、当初からの内膳の目論見通り「開かれた都市計画」が実現される。それとともに、当主から絶大な信頼を得た内膳は若くして家老への昇格を約束された。当然古くからの武闘派家老たちは面白くなく、内膳の暗殺を企てるものの、露見し当主に返り討ちに合う。こうして、実質的には内膳が考案したプランは軌道に乗り、出羽国・窪田町は発展した後に現在の秋田市となる。内膳の作成した縄張り図案(城の設計図)は、刀での斬り合いではなく長距離間の銃器戦を想定した近代的な作りをしており、武闘派側として対立してきた人物も兜を脱いだ。内膳の施策は渋江田法(しぶえでんほう)と呼ばれ、他藩や江戸幕府も農業政策の参考にしたという。
かくして、若き知の巨人がこうして時代を作っていった・・・というところで話が終わるかにみせかけて、作者の岩明均は最後の一コマでとんでもないことをやってのける。この一コマが、この作品の奥行き、意義を否応なく深めている。僕は、以前読んだ時この一コマの意味に気付けなかった。また、今回気付かなければこうして日記に残そうとは思わなかっただろう。
最後の一コマは、内膳の墓の絵とともにこう記されている。「渋江内膳の墓―京都市・下京区」。なぜ関東の生まれで、新時代の到来を正確に読み取り、知略を駆使して秋田の発展に寄与した人物の墓が京都にあるのか?
自分で調べてみて、愕然とした。長い目でみて、結局何が正解か?なんて決してわかりはしないのだ。ほんとうに恐ろしい作家だ。
今から20年以上前「寄生獣」を読んだ時から現在まで、僕の最も好きな漫画家の一人であり続け、現在刊行中の「ヒストリエ」は(完結していないが)日本人の描く漫画世界の一つの完成形と思っている。初期短篇集の「骨の音」や「風子のいる店」、「七夕の国」、「ヘウレーカ」もふくめ、全くハズレがない作家だ。
「常陸領(現在の茨城)から出羽国(現在の山形・秋田)まで転封(敗戦後領地を追いやられること)された佐竹藩が、どこに築城するか決める必要が生じ、家臣たちの思惑が入り乱れる」という一見地味な内容だ。
若き佐竹藩当主(先進的なリアリスト)は、築城にあたって、貿易も見据えて開かれた都市プランを推進しようとする。そのプランを実質的に制御し具体化したのが当主の懐刀、主人公の渋江内膳(農民出身、マイペースな策略家)である。内膳は「もう戦争は終わったのです!」と強調し、太平の世でいかに繁栄していくかを優先して考えるべきと主張する。それに対立するのが、旧態依然とした佐竹藩家老たち(武闘派)であり、彼らは領土掌握型の軍事論に徹した城塞の建築を行うべきと反発する。乱世でしか生きてこなかったから、そのようなやり方しか知らないのだ。その時点で死後四半世紀経過している天才的指揮官、上杉謙信の逸話も交えて語られ、両者のプレゼンテーションは白熱し、策謀が入り乱れるサマは非常にスリリングである。渋江内膳はついに、「今後太平の世となるにあたり、皆が繁栄する新時代の都市計画を進めるとしても、結局武闘派との戦いは避けて通れない」と決断する。「これは戦(いくさ)だ!」、と。しかし結局、プレゼンは武闘派が勝利し佐竹藩は城塞の建築をみすえた築城計画を徳川家康に提出する。ここからが更にすさまじいのだが、内膳の巧妙な策謀は家老たちや大殿(当主の父、先代の当主)をも欺いて徳川家康を動かし、当初からの内膳の目論見通り「開かれた都市計画」が実現される。それとともに、当主から絶大な信頼を得た内膳は若くして家老への昇格を約束された。当然古くからの武闘派家老たちは面白くなく、内膳の暗殺を企てるものの、露見し当主に返り討ちに合う。こうして、実質的には内膳が考案したプランは軌道に乗り、出羽国・窪田町は発展した後に現在の秋田市となる。内膳の作成した縄張り図案(城の設計図)は、刀での斬り合いではなく長距離間の銃器戦を想定した近代的な作りをしており、武闘派側として対立してきた人物も兜を脱いだ。内膳の施策は渋江田法(しぶえでんほう)と呼ばれ、他藩や江戸幕府も農業政策の参考にしたという。
かくして、若き知の巨人がこうして時代を作っていった・・・というところで話が終わるかにみせかけて、作者の岩明均は最後の一コマでとんでもないことをやってのける。この一コマが、この作品の奥行き、意義を否応なく深めている。僕は、以前読んだ時この一コマの意味に気付けなかった。また、今回気付かなければこうして日記に残そうとは思わなかっただろう。
最後の一コマは、内膳の墓の絵とともにこう記されている。「渋江内膳の墓―京都市・下京区」。なぜ関東の生まれで、新時代の到来を正確に読み取り、知略を駆使して秋田の発展に寄与した人物の墓が京都にあるのか?
自分で調べてみて、愕然とした。長い目でみて、結局何が正解か?なんて決してわかりはしないのだ。ほんとうに恐ろしい作家だ。
今から20年以上前「寄生獣」を読んだ時から現在まで、僕の最も好きな漫画家の一人であり続け、現在刊行中の「ヒストリエ」は(完結していないが)日本人の描く漫画世界の一つの完成形と思っている。初期短篇集の「骨の音」や「風子のいる店」、「七夕の国」、「ヘウレーカ」もふくめ、全くハズレがない作家だ。
2014年4月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
関東出身の自分としては鬼義重と恐れられ、北条と伊達と互角に渡り合った佐竹氏が一番好きです。信長の野望シリーズでも迷わず佐竹氏でプレイしています。常陸時代のマンガも出版されたら最高なんですけどね。
2018年5月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
寄生獣、ヒストリエで有名な岩明均の作品。雪の峠では戦国時代を生き抜いた佐竹家とその家臣団を魅力的に描いています。傑作!剣の舞は、ちょっと切ない内容でした。