ニューヨークに行きっぱなしの竜介。
エディと話した最後の言葉が突き刺さっています。
毎日、酒を飲み、周りからも見放されはじめました。
エディの墓参りに行った時、偶然、ダイイング・ブリードの映画を撮った、ジム・ウォルシュに出会います。そして彼から生前にエディが残した言葉を伝えられます。
竜介を欠いたBECK。さっぱり冴えません。
ダッチロールを続けるBECK。奇跡の出会いでできたバンドはまったく浮上しません。
弱気になるメンバー。
その時、BECKを選んで、メジャーデビューを絶った平くんが、こう告げました。
「おれは、BECKの音楽に絶対的に確信がある。当然いつまでも竜介を待つ」
バンドというのは、維持するのはとても難しいですね。特にロックバンドはそれぞれがキャラがたってますから。
奇跡の組み合わせしか、維持する方法はないのかもしれません。それを一度手放してしまったら・・・。
バンド経験の豊富な平くんにそのことがわかっていたのかも。
夜が明け始めたようです。
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BECK(19) (KCデラックス) コミック – 2004/6/17
ハロルド 作石
(著)
果てしなく続く、穏やかで退屈な中学生活。それは、いつまでも変わらないはずだった――あいつに出会うまでは……。
エディを失い、竜介もアメリカへ行ったままのBECKは、残された4人でこの非常事態を乗り切るしかない。絶望のどん底を潜水状態のまま夏が過ぎてゆき、コユキと真帆が共に過ごせるのも残りわずか‥‥。離れ離れになることに対して弱気になっていた真帆を見て、コユキは彼女を快く送り出すことを決意する。刻々と迫る別れの時を前に、二人が交わした約束とは!?
エディを失い、竜介もアメリカへ行ったままのBECKは、残された4人でこの非常事態を乗り切るしかない。絶望のどん底を潜水状態のまま夏が過ぎてゆき、コユキと真帆が共に過ごせるのも残りわずか‥‥。離れ離れになることに対して弱気になっていた真帆を見て、コユキは彼女を快く送り出すことを決意する。刻々と迫る別れの時を前に、二人が交わした約束とは!?
- 本の長さ202ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2004/6/17
- ISBN-104063348784
- ISBN-13978-4063348781
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2004/6/17)
- 発売日 : 2004/6/17
- 言語 : 日本語
- コミック : 202ページ
- ISBN-10 : 4063348784
- ISBN-13 : 978-4063348781
- Amazon 売れ筋ランキング: - 473,235位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2004年6月24日に日本でレビュー済み
この本を読むとコユキの様に自分でも何かが出来るのでわないかと行動を起こしたくなるような感情がわいてきます。
ぜひ、皆さんもこの本を読んで自分のフィーリングを信じて行動してみてください。
ぜひ、皆さんもこの本を読んで自分のフィーリングを信じて行動してみてください。
2004年7月31日に日本でレビュー済み
いまBECKが熱い。
人気漫画「BECK」は主人公の少年、コユキが、ふとしたことからロックに夢中になり、ボーカリストとしての才能を開花させていくサクセスストーリーを描いている。作者ハロルド作石の手による、全体を流れる迸り出るような音楽熱と、そして不思議な浮遊感のある現実描写が魅力だ。
でも、こんな少年の音楽成功談をテーマにしたコミックには既視感があった。そう、僕が中学生の頃に少年マガジンに連載されていた「DESPERADOデスペラード」という話だ。主人公椎名が転校生で凄腕のギタリスト黒須に出会い、未知のロックの世界に没頭し、その可能性を大きく広げる。ときに苦笑を誘うほどの熱血青春談だが、当時14歳の僕は主人公椎名と同じくロック狂で、バンドを組んでいたから共感は大きかった。何度も繰り返し読み、登場する人物の言動に一喜一憂していたと思う。
BECKとデスペラードはもちろん違う時代に書かれた漫画だけれど、この二つの物語に共通して躍動しているスピード感覚がたまらなく好きだ。ロックは突き抜けるような疾走感が肝心。元LUNA SEAのJが「Unstoppable Drive」 なんてソロアルバムを発表したけど、セーブできないようなスピード感に人はひき付けられる。もちろんこの種のスピード感は、現実という壁に否応なしに、失速を迫られて吸収されてしまうのかもしれない。いままで多くの無垢なロックキッズに宿命づけられてきた限界なのだ。でも、キッズの頃持っていたはずのイノセンスの喪失は、決して成熟や洗練を意味しないと思う。それどころか、それは生気のない殺伐とした精神世界の予兆だったりするのだ。
BECKを読んでいるときに僕は無性にBlankey Jet Cityの「小さな恋のメロディー」を聞きたくなった。彼らは僕の言うイノセンスやスピード感を文句のつけようがないくらいに体現してみせた。僕はこの名曲の冒頭のフレーズに思わずぐっと来てしまう。「小さな恋のメロディーっていう映画を見たことがないなら早く見たほうがいいぜ 俺の血はそいつでできてる」
Blankey やミッシェルの解散はロックの衰亡を見せつける象徴的な出来事だった。
たしかに僕たちの過ごした青春の日々はもう取り戻せない、きっと永遠に。だけどあの日僕のなかに宿った情熱とイノセンスは決して消えたりしないのだ。
そんなことをこのBECKは考えさせてくれた。
人気漫画「BECK」は主人公の少年、コユキが、ふとしたことからロックに夢中になり、ボーカリストとしての才能を開花させていくサクセスストーリーを描いている。作者ハロルド作石の手による、全体を流れる迸り出るような音楽熱と、そして不思議な浮遊感のある現実描写が魅力だ。
でも、こんな少年の音楽成功談をテーマにしたコミックには既視感があった。そう、僕が中学生の頃に少年マガジンに連載されていた「DESPERADOデスペラード」という話だ。主人公椎名が転校生で凄腕のギタリスト黒須に出会い、未知のロックの世界に没頭し、その可能性を大きく広げる。ときに苦笑を誘うほどの熱血青春談だが、当時14歳の僕は主人公椎名と同じくロック狂で、バンドを組んでいたから共感は大きかった。何度も繰り返し読み、登場する人物の言動に一喜一憂していたと思う。
BECKとデスペラードはもちろん違う時代に書かれた漫画だけれど、この二つの物語に共通して躍動しているスピード感覚がたまらなく好きだ。ロックは突き抜けるような疾走感が肝心。元LUNA SEAのJが「Unstoppable Drive」 なんてソロアルバムを発表したけど、セーブできないようなスピード感に人はひき付けられる。もちろんこの種のスピード感は、現実という壁に否応なしに、失速を迫られて吸収されてしまうのかもしれない。いままで多くの無垢なロックキッズに宿命づけられてきた限界なのだ。でも、キッズの頃持っていたはずのイノセンスの喪失は、決して成熟や洗練を意味しないと思う。それどころか、それは生気のない殺伐とした精神世界の予兆だったりするのだ。
BECKを読んでいるときに僕は無性にBlankey Jet Cityの「小さな恋のメロディー」を聞きたくなった。彼らは僕の言うイノセンスやスピード感を文句のつけようがないくらいに体現してみせた。僕はこの名曲の冒頭のフレーズに思わずぐっと来てしまう。「小さな恋のメロディーっていう映画を見たことがないなら早く見たほうがいいぜ 俺の血はそいつでできてる」
Blankey やミッシェルの解散はロックの衰亡を見せつける象徴的な出来事だった。
たしかに僕たちの過ごした青春の日々はもう取り戻せない、きっと永遠に。だけどあの日僕のなかに宿った情熱とイノセンスは決して消えたりしないのだ。
そんなことをこのBECKは考えさせてくれた。
2004年6月19日に日本でレビュー済み
絶望的となったグレイトフル・サウンド出演、真帆のイギリス留学、そしてエディの死…前巻で苦境に立たされた彼らに今回も畳み掛けるように試練が襲い掛かります。ルーム13のライブは観客にとっても、そしてBECKにとってもまさに“事件”でした。同じくケミストリーを持ったグループとしては初のBECKのライバルと言っていいこのバンドの出現が今後どのような影響を与えるのか?川久保の語る壮大な計画とは?そしてラスト数ページは次巻に向けての大きな伏線を残す展開になっています。相変わらずの斎藤さんの暴れっぷりもおもしろく、しっかり笑えます。
とにかくこの漫画は毎回続きを早く読みたいという気にさせてくれます。やっぱり面白い!文句ナシです!
とにかくこの漫画は毎回続きを早く読みたいという気にさせてくれます。やっぱり面白い!文句ナシです!
2004年6月17日に日本でレビュー済み
沈みかけたまま先の見えないBECK。それに真帆の留学。音楽も恋も何もかもが絶望的になってきたけど……。グレイトフル・サウンドでの驚異的な面白さから以降、長々とした雰囲気があり全体的な弛みを感じていた本書ですが、今回は全部の話が進むので大変好印象です。ライブなど見せ所も多く、ラストも20巻への期待をさせてくれます。