ヘタウマならぬヘタヘタなのだけれど、
そのヘタさが純粋で素朴なラブコメに妙にマッチしていると思う。
この作品を見いだした編集者にも拍手を送りたい。
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すべてに射矢ガール 1 (ヤングマガジンコミックス) コミック – 2001/2/1
ロクニシ コージ
(著)
ちょっと気になる女のコ。
「生きるってつらいこと……」そういうキミにボクは何ができるだろう。
ちょっとヤんでる女のコ。
同じクラス、となりの席に、ちょっと気になる女のコがいる。彼女の頭には1本の矢が……!?
「生きるってつらいこと……」そういうキミにボクは何ができるだろう。
ちょっとヤんでる女のコ。
同じクラス、となりの席に、ちょっと気になる女のコがいる。彼女の頭には1本の矢が……!?
- 本の長さ189ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2001/2/1
- ISBN-104063369307
- ISBN-13978-4063369304
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2001/2/1)
- 発売日 : 2001/2/1
- 言語 : 日本語
- コミック : 189ページ
- ISBN-10 : 4063369307
- ISBN-13 : 978-4063369304
- Amazon 売れ筋ランキング: - 513,333位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2001年2月10日に日本でレビュー済み
一言でラヴコメと片づけられないほど凄い奥深いテーマを抱えている作品です。それでいて凄く優しさにあふれていて、読んでいると忘れてしまった思春期のときめきや新鮮さも甦ってくるような気がします。そんな風に書くと恥ずかしいものを感じますが、すっかり失ってしまったものがもう一度こみ上げてくるような、底知れないマジックを与えてくれる稀少な作品です。
物語は今時の高校生の男の子、山田料詩くんが転校してくるところから始まります。まず彼が凄く思いやりのある性格で、行動力があって良い子なんです。とはいえ今時の子ですからHなところもありますし、いたずらっぽいところもあります。そんな彼が転校先のクラスで出逢ったのが、頭に矢が刺さった謎の女の子、鳥井あすみちゃん。彼女に何故矢が刺さっているかは今だ謎なのですが、矢のことで強いコンプレックスを抱えており、そもそも人間不信となっている暗い女の子なのでした。そんなあすみちゃんが気になった山田君は友達になろうと決意。初めは頑なだったあすみちゃんも、次第に山田君には心を開くようになり、あすみちゃんにとって山田君は唯一の友達となっていきます。でもまだお互いに恋人未満? ふたりの気持ちの行方が気になる今日この頃なんです。
彼女に刺さっている矢のおかげで、時に彼女は大切な山田君でさえ傷つけてしまうことしばしばです。それはまるでハリネズミの恋のように悲しい壁となってしまいます。ここが凄く深い。作品自体は毎回1話完結のショート・ストーリー仕立てで、積極的に矢の謎に迫るというよりは、ふたりの成長をメインにコミカルに話を運んでいく感じ。でも毎回何かしらの問題提起があるような感じがして、単なる娯楽マンガでは終わらない深さがあります。青年誌連載ということで多少Hな話題もでてきますが、決して下品な描写にすることはありません。そういうところも含めて、僕はロクニシコージさんの作風にシンパシーを感じます。
余談ですが、ロクニシさんはかなりの音楽ファンでもあるようです。よく見ると山田君の持っている筆箱がXTCだったりなど、音楽ネタが隠されていたりすることも多いんです。そういうところも好きで、細かいところまで何度も見返したりしてしまうんです。
あすみちゃんは山田君と出逢ったことで、徐々にごく普通の女の子の優しさや恥じらいを垣間見せていきます。ある意味では矢が彼女のピュアネスを守り続けてきたわけであり、その辺の矛盾も裏のテーマとして流れています。こうしたテーマ性のふくよかさが新感覚のラヴコ メ・コミックと支持されている所以なんでしょう。
とにかく僕は「すべてに射矢ガール」に首ったけです。ぜひともひとりでも多くのひとに読んでもらいたいなぁ。
物語は今時の高校生の男の子、山田料詩くんが転校してくるところから始まります。まず彼が凄く思いやりのある性格で、行動力があって良い子なんです。とはいえ今時の子ですからHなところもありますし、いたずらっぽいところもあります。そんな彼が転校先のクラスで出逢ったのが、頭に矢が刺さった謎の女の子、鳥井あすみちゃん。彼女に何故矢が刺さっているかは今だ謎なのですが、矢のことで強いコンプレックスを抱えており、そもそも人間不信となっている暗い女の子なのでした。そんなあすみちゃんが気になった山田君は友達になろうと決意。初めは頑なだったあすみちゃんも、次第に山田君には心を開くようになり、あすみちゃんにとって山田君は唯一の友達となっていきます。でもまだお互いに恋人未満? ふたりの気持ちの行方が気になる今日この頃なんです。
彼女に刺さっている矢のおかげで、時に彼女は大切な山田君でさえ傷つけてしまうことしばしばです。それはまるでハリネズミの恋のように悲しい壁となってしまいます。ここが凄く深い。作品自体は毎回1話完結のショート・ストーリー仕立てで、積極的に矢の謎に迫るというよりは、ふたりの成長をメインにコミカルに話を運んでいく感じ。でも毎回何かしらの問題提起があるような感じがして、単なる娯楽マンガでは終わらない深さがあります。青年誌連載ということで多少Hな話題もでてきますが、決して下品な描写にすることはありません。そういうところも含めて、僕はロクニシコージさんの作風にシンパシーを感じます。
余談ですが、ロクニシさんはかなりの音楽ファンでもあるようです。よく見ると山田君の持っている筆箱がXTCだったりなど、音楽ネタが隠されていたりすることも多いんです。そういうところも好きで、細かいところまで何度も見返したりしてしまうんです。
あすみちゃんは山田君と出逢ったことで、徐々にごく普通の女の子の優しさや恥じらいを垣間見せていきます。ある意味では矢が彼女のピュアネスを守り続けてきたわけであり、その辺の矛盾も裏のテーマとして流れています。こうしたテーマ性のふくよかさが新感覚のラヴコ メ・コミックと支持されている所以なんでしょう。
とにかく僕は「すべてに射矢ガール」に首ったけです。ぜひともひとりでも多くのひとに読んでもらいたいなぁ。